FUJI ROCK FESTIVALの生みの親、SMASHの日高正博氏がフェスへの想いなどを語った。
日高氏が登場したのは、J-WAVEで7月30日(日)に放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
日高:もうちょいだけど暑いので、本当に体に気を付けてすごしてください。家にたどりついて靴を脱いだらフジロックは終わりです。よろしくお願いします。
クリス:おうちに帰るまでフジロックは続いていますもんね。今年はすごい暑さですよね。
日高:3日間これって、とんでもないよね。初日だけ、ちょっと雨が降ったけど。本当にお客さんのことが心配でした。
クリス:フジロッカーたちは自分の身を守る術を知っています。完全武装していますからね。
日高:みんなすばらしい。
クリス:日高さん、今回パンデミックがやっと終わったかなという、またもとに戻った感じのフジロックです。今年3日目になりましたけどいかがですか?
日高:3日連続でこの暑さでね、それをみなさんが体のコントロールをしてすごしてもらっているというのは、本当にありがたくてうれしかった。
クリス:それだけ山のなかの自然はわからないですし、特に今年は猛暑ということでみなさんそういったケアというか、準備万端で来られていると思います。
クリス:これは僕も含めて、喜んでいるお客さんがたくさんいると思います。4年ぶりというのはひとしおですよね。
日高:いままではパンデミックで屋内はできなかったんだよね。「今年はやるぞ」という形でやって。機材が一番心配だったから、オランダとイギリスチームに早めに来てもらって全チェックをやりました。だから2週間前から入っていて。
クリス:パレス・オブ・ワンダーって木造ですよね。ぜひ行ってください、ビックリします。「なんでこんなところにこんなすごいものがあるんだ」と思うぐらい。苗場の山のなかにミニラスベガスみたいな、そういうすごい雰囲気で山のなかとは思えないようなナイトライフが展開します。パレス・オブ・ワンダーは全部木造でできているから、みんな取り壊してどこかの倉庫に保管して、また組み立てるんですよね。
日高:まるまる3年間ほったらかしだったから、非常に気になっていたのは機材だよね。来たことがない人は来てみたら。全然違う世界だから。昔のキャバレーだから。
クリス:往年のナイトライフエンターテイメントが満載です。今回は久しぶりにビッグ・ウィリーズ・バーレスクも登場することで、ビッグバンドですよね。日高さんのお友だちでもあるウィリーが。
日高:ロサンゼルスの友だちだよね。俺がアメリカ行ったときは運転手だけどね(笑)。ドラマー兼運転手です。
クリス:すごくいいバンドですよね。
日高:全部知っているからね、ジャズ、レゲエ、スカ、ロックンロール。すばらしい。
クリス:なので行かれてない方は今夜最後ですので、ぜひパレス・オブ・ワンダー、クリスタル・パレスもね。今回はさくらサーカスも。これは人力を使った曲芸と言いますか、すごいメンツが登場します。そちらのほうもチェックしてください。
日高:俺が楽しみにしたのはアラニス・モリセットだよね。それと昔からの仲であるフー・ファイターズ。会って話をしたけど。
クリス:昨日はビックリしました。フー・ファイターズのステージにアラニス・モリセットが飛び入りでという。
日高:俺のところはマネージャーのほうから耳には入っていたけど「本当かよ」って。観に行きました。
クリス:先日亡くなったシネイド・オコナーの追悼でアラニスとフーが彼女の曲を演奏しました。フーはすごい人がグリーンにあふれかえっていましたね。
日高:ますますうまくなっているよね。
クリス:そうですよね。あとは僕がすごくよかったなと思ったのは歓声。みんな大きな声を出せるようになったじゃないですか。パンデミックのあいだは「我慢のフジロック」だったのが、それがもう解き放たれたような感じでね。非常にみんなの歓声が聞こえたのがすばらしかったですよね。
日高:俺はステージの上から見ていたけど、すごくよかった。お客さんの歓声がどれだけミュージシャンの励みになったかね。俺は本当にお客さんに感謝だよ。上から見ているとお客さんの顔が全部見えるんだよね。
クリス:ライトがお客さんを照らしていますもんね。改めて日高さんの言葉でフジロックの魅力と言いますか、日高さんのなかではどんなフェスなんでしょうか。
日高:俺が勝手にあっちからこっちまで作っただけだから、フジロックの魅力はわからない。お客さんの顔を見るのが大好きで、お客さんの笑った顔、すごしている姿が俺たちにとっても、スタッフにとっても大きな励みになるのね。うちのスタッフもけっこうキツくて、何週間もこの暑さのなかにいて、雨に打たれ、ずっと太陽に照らされてさ。今年は珍しいんだよね、これだけ太陽にやられるというのは。
クリス:そうですよね。
日高:一番俺たち、うちのスタッフが見て喜ぶのはお客さんのうれしい顔。それが励みになるんだよ。それとミュージシャンも、あなた(観客)たちの応援がうれしくて、ステージ上で演奏していてすごく励みになる。ミュージシャンたちが俺のところにみんな来て「海外でこんな光景はない」って。だからお客さんたちはすばらしいよ。俺がお金をとって悪いと思っているぐらい。でもお金がないと俺たちもやっていけないから……もっと料金を上げようかな(笑)。
クリス:逆に上げるんですね(笑)。みなさん、フジロックフェスティバルを作ったこの方、日高正博さんに大きな拍手をお願いします。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
日高氏が登場したのは、J-WAVEで7月30日(日)に放送された『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
猛暑のフジロック、参加者は完全武装で
この日は『TOKIO HOT 100』特別バージョンとして、最終日となるFUJI ROCK FESTIVAL '23(以下、フジロック)の会場内特別ラジオブースから放送。日高氏は15時台に登場した。日高:もうちょいだけど暑いので、本当に体に気を付けてすごしてください。家にたどりついて靴を脱いだらフジロックは終わりです。よろしくお願いします。
クリス:おうちに帰るまでフジロックは続いていますもんね。今年はすごい暑さですよね。
日高:3日間これって、とんでもないよね。初日だけ、ちょっと雨が降ったけど。本当にお客さんのことが心配でした。
クリス:フジロッカーたちは自分の身を守る術を知っています。完全武装していますからね。
日高:みんなすばらしい。
クリス:日高さん、今回パンデミックがやっと終わったかなという、またもとに戻った感じのフジロックです。今年3日目になりましたけどいかがですか?
日高:3日連続でこの暑さでね、それをみなさんが体のコントロールをしてすごしてもらっているというのは、本当にありがたくてうれしかった。
クリス:それだけ山のなかの自然はわからないですし、特に今年は猛暑ということでみなさんそういったケアというか、準備万端で来られていると思います。
4年ぶりのパレス・オブ・ワンダー
今年はコロナ禍で長らく中止となっていたパレス・オブ・ワンダーが4年ぶりに復活。実現までには苦労もあったそう。クリス:これは僕も含めて、喜んでいるお客さんがたくさんいると思います。4年ぶりというのはひとしおですよね。
日高:いままではパンデミックで屋内はできなかったんだよね。「今年はやるぞ」という形でやって。機材が一番心配だったから、オランダとイギリスチームに早めに来てもらって全チェックをやりました。だから2週間前から入っていて。
クリス:パレス・オブ・ワンダーって木造ですよね。ぜひ行ってください、ビックリします。「なんでこんなところにこんなすごいものがあるんだ」と思うぐらい。苗場の山のなかにミニラスベガスみたいな、そういうすごい雰囲気で山のなかとは思えないようなナイトライフが展開します。パレス・オブ・ワンダーは全部木造でできているから、みんな取り壊してどこかの倉庫に保管して、また組み立てるんですよね。
日高:まるまる3年間ほったらかしだったから、非常に気になっていたのは機材だよね。来たことがない人は来てみたら。全然違う世界だから。昔のキャバレーだから。
クリス:往年のナイトライフエンターテイメントが満載です。今回は久しぶりにビッグ・ウィリーズ・バーレスクも登場することで、ビッグバンドですよね。日高さんのお友だちでもあるウィリーが。
日高:ロサンゼルスの友だちだよね。俺がアメリカ行ったときは運転手だけどね(笑)。ドラマー兼運転手です。
クリス:すごくいいバンドですよね。
日高:全部知っているからね、ジャズ、レゲエ、スカ、ロックンロール。すばらしい。
クリス:なので行かれてない方は今夜最後ですので、ぜひパレス・オブ・ワンダー、クリスタル・パレスもね。今回はさくらサーカスも。これは人力を使った曲芸と言いますか、すごいメンツが登場します。そちらのほうもチェックしてください。
「お客さんの笑った顔」が励みに
今回のフジロックでは久しぶりの海外アーティストの来日も注目。クリスは日高氏に気になった海外アーティストは誰かを尋ねた。日高:俺が楽しみにしたのはアラニス・モリセットだよね。それと昔からの仲であるフー・ファイターズ。会って話をしたけど。
クリス:昨日はビックリしました。フー・ファイターズのステージにアラニス・モリセットが飛び入りでという。
日高:俺のところはマネージャーのほうから耳には入っていたけど「本当かよ」って。観に行きました。
クリス:先日亡くなったシネイド・オコナーの追悼でアラニスとフーが彼女の曲を演奏しました。フーはすごい人がグリーンにあふれかえっていましたね。
日高:ますますうまくなっているよね。
クリス:そうですよね。あとは僕がすごくよかったなと思ったのは歓声。みんな大きな声を出せるようになったじゃないですか。パンデミックのあいだは「我慢のフジロック」だったのが、それがもう解き放たれたような感じでね。非常にみんなの歓声が聞こえたのがすばらしかったですよね。
日高:俺はステージの上から見ていたけど、すごくよかった。お客さんの歓声がどれだけミュージシャンの励みになったかね。俺は本当にお客さんに感謝だよ。上から見ているとお客さんの顔が全部見えるんだよね。
クリス:ライトがお客さんを照らしていますもんね。改めて日高さんの言葉でフジロックの魅力と言いますか、日高さんのなかではどんなフェスなんでしょうか。
日高:俺が勝手にあっちからこっちまで作っただけだから、フジロックの魅力はわからない。お客さんの顔を見るのが大好きで、お客さんの笑った顔、すごしている姿が俺たちにとっても、スタッフにとっても大きな励みになるのね。うちのスタッフもけっこうキツくて、何週間もこの暑さのなかにいて、雨に打たれ、ずっと太陽に照らされてさ。今年は珍しいんだよね、これだけ太陽にやられるというのは。
クリス:そうですよね。
日高:一番俺たち、うちのスタッフが見て喜ぶのはお客さんのうれしい顔。それが励みになるんだよ。それとミュージシャンも、あなた(観客)たちの応援がうれしくて、ステージ上で演奏していてすごく励みになる。ミュージシャンたちが俺のところにみんな来て「海外でこんな光景はない」って。だからお客さんたちはすばらしいよ。俺がお金をとって悪いと思っているぐらい。でもお金がないと俺たちもやっていけないから……もっと料金を上げようかな(笑)。
クリス:逆に上げるんですね(笑)。みなさん、フジロックフェスティバルを作ったこの方、日高正博さんに大きな拍手をお願いします。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
radikoで聴く
2023年8月6日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54