KID FRESINOが、自身の音楽のルーツや、楽曲『that place is burning feat. ハナレグミ』に込めた想いを明かした。
KID FRESINOが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月10日(月)、11日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
KID FRESINO - that place is burning feat. ハナレグミ (Official Music Video)
KID FRESINO:『that place is burning feat. ハナレグミ』は、70年代のソウルミュージック然とした曲をハナレグミさんとやりたいと思ったのがきっかけとなり、作り始めました。
ハナレグミさんのことはもちろん以前から存じ上げていたんですけど、アルバム『発光帯』の表題曲を聴いたときに明確にファンになりました。その後、過去曲の聴こえ方も変わったというか、どんどん好きになりました。
コラボの経緯は、今は無き東京・STUDIO COASTにて『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER』の小さい版みたいなイベントで同じステージで演奏するときがあって。そのときにハナレグミさんが自分の当時のアルバムについて、ライブ中に言及してくださったんです。聴いてくれているんだなと思って……思わず連絡してしまいました(笑)。
音に関しては、70年代風ソウルみたいなのを参考に作っています。歌詞は、ハナレグミさんが普遍的で皆さんの日常に当てはまるようなことを書いて、私はすごく個人的なことを細かく書いていくような対比となっています。そんなコンセプトを2人で話して、作りました。
こだわりは後半のBPMが早くなるところなんですけど、曲をみんなで作っているときに、石若 駿(Dr)くんがギャグっぽい感じで即興で叩き始めたのを、「そのままいきましょう」と採用したんです(笑)。それがけっこう、大きかったんですよ。そう思います。
KID FRESINOらしさは、音楽をやっていると、例えばBPMとか、ラップだったら韻とかrhyme(ライム)みたいなものの制約があって、その制約の中でどれだけ自由にやるかみたいなものがあると思うんですけど。私はけっこう制約の奴隷になるというか、意識的に奴隷となり、その中の偶然性に頼るみたいなものを拠り所にしています。そこは自分らしさかなと思いますね。
【関連記事】KID FRESINOがラップで「意味のないこと」を書く理由
KID FRESINO:ルーツとなる1曲に選んだのは、FREDA PAYNE(フリーダ・ペイン)の『This Girl Is A Woman Now』です。この曲とはたぶん、高校1~2年生の頃に出会いました。当時ソウルのレコードをたくさん集めていて、その中で出会った楽曲です。
正直、当時聴いていたソウルの曲だったら何でもよかったんですけど、今回この曲がなぜかパッと思い浮かんだという感じです。
今はあんまり感じないけれど、当時、いいソウルの曲に出会うときって特別なタイミングな気がしてましたね。この曲がいいって思うのって……気持ちがいいメロディって決まっているということなんですかね。トーク的に残念な着地をしてしまいましたが(笑)。たぶん、いいって思うものって決まっているんでしょうね。そういう旋律みたいなものはあるんでしょう。
この曲に受けた影響ですが、こういったソウルを中学〜高校生から聴いていた部分が、ハナレグミさんとの新曲に時を経て繋がったんじゃないでしょうか。そんな風に思っています。内側にないものは正しい形にならないと思っているので、ソウルミュージックというのは確実に私の内側にあるものじゃないかなと思っています。
ソウルミュージックを聴きあさっていた頃に出会ったFREDA PAYNEの『This Girl Is A Woman Now』。この楽曲から受けた影響は、KID FRESINOにとって大きそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【KID FRESINO 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
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前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
KID FRESINOが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月10日(月)、11日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
ハナレグミと共作した経緯を語る
埼玉出身、1993年生まれのラッパー / トラックメイカー / DJのKID FRESINO。ヒップホップユニット・Fla$hBackSのメンバーとして活動し、2013年にソロデビューを果たした。そんなKID FRESINOは、6月28日に『that place is burning feat. ハナレグミ』を配信リリース。今回は同曲で表現した自分らしさについて語ってもらった。ハナレグミさんのことはもちろん以前から存じ上げていたんですけど、アルバム『発光帯』の表題曲を聴いたときに明確にファンになりました。その後、過去曲の聴こえ方も変わったというか、どんどん好きになりました。
コラボの経緯は、今は無き東京・STUDIO COASTにて『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER』の小さい版みたいなイベントで同じステージで演奏するときがあって。そのときにハナレグミさんが自分の当時のアルバムについて、ライブ中に言及してくださったんです。聴いてくれているんだなと思って……思わず連絡してしまいました(笑)。
音に関しては、70年代風ソウルみたいなのを参考に作っています。歌詞は、ハナレグミさんが普遍的で皆さんの日常に当てはまるようなことを書いて、私はすごく個人的なことを細かく書いていくような対比となっています。そんなコンセプトを2人で話して、作りました。
こだわりは後半のBPMが早くなるところなんですけど、曲をみんなで作っているときに、石若 駿(Dr)くんがギャグっぽい感じで即興で叩き始めたのを、「そのままいきましょう」と採用したんです(笑)。それがけっこう、大きかったんですよ。そう思います。
KID FRESINOらしさは、音楽をやっていると、例えばBPMとか、ラップだったら韻とかrhyme(ライム)みたいなものの制約があって、その制約の中でどれだけ自由にやるかみたいなものがあると思うんですけど。私はけっこう制約の奴隷になるというか、意識的に奴隷となり、その中の偶然性に頼るみたいなものを拠り所にしています。そこは自分らしさかなと思いますね。
【関連記事】KID FRESINOがラップで「意味のないこと」を書く理由
ソウルミュージックを聴いた高校時代に出会った曲
ハナレグミとのコラボ曲で70年代ソウルを表現したKID FRESINO。そんな彼のルーツの1曲は?KID FRESINO:ルーツとなる1曲に選んだのは、FREDA PAYNE(フリーダ・ペイン)の『This Girl Is A Woman Now』です。この曲とはたぶん、高校1~2年生の頃に出会いました。当時ソウルのレコードをたくさん集めていて、その中で出会った楽曲です。
正直、当時聴いていたソウルの曲だったら何でもよかったんですけど、今回この曲がなぜかパッと思い浮かんだという感じです。
今はあんまり感じないけれど、当時、いいソウルの曲に出会うときって特別なタイミングな気がしてましたね。この曲がいいって思うのって……気持ちがいいメロディって決まっているということなんですかね。トーク的に残念な着地をしてしまいましたが(笑)。たぶん、いいって思うものって決まっているんでしょうね。そういう旋律みたいなものはあるんでしょう。
この曲に受けた影響ですが、こういったソウルを中学〜高校生から聴いていた部分が、ハナレグミさんとの新曲に時を経て繋がったんじゃないでしょうか。そんな風に思っています。内側にないものは正しい形にならないと思っているので、ソウルミュージックというのは確実に私の内側にあるものじゃないかなと思っています。
ソウルミュージックを聴きあさっていた頃に出会ったFREDA PAYNEの『This Girl Is A Woman Now』。この楽曲から受けた影響は、KID FRESINOにとって大きそうだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【KID FRESINO 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編/後編
・Spotifyで聞く
前編/後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
(構成=中山洋平)
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