J-WAVEが厳選! 2020年6月に必ず聴きたい楽曲10選(前編)【SONAR TRAX】

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)がセレクトするおすすめソング「J-WAVE SONAR TRAX」が発表された。2020年6月のイチオシ楽曲とは......?

J-WAVEが選ぶ「いま聴くべき」NEXT BREAKアーティストの楽曲をまとめた「J-WAVE SONAR TRAX」。番組『SONAR MUSIC』(月~木 21時-24時)では、その中から毎日1曲をピックアップして詳しく紹介。その他の各ワイド番組でも、おすすめの楽曲を毎日オンエアしている。

まずは5月後半のラインナップ(全7曲)を紹介。

1、SUKISHA「おうちであそぼう feat. Michael Kaneko」

シンガー、トラックメイカー、マルチインストゥルメンタリスト。2017年8月、活動開始と同時に公開された「4分半のマジック」のMVが話題に。クラウドファンディングにて当時最速記録で制作費を集め、初のアルバム『Segment of Cakes』を全国リリース。その後、「feat.ソニーオーディション」のファイナリストに選出。楽曲のクオリティと制作スピードは他の追随を許さずリスナーを始め各関係者からも高く評価されている。「おうちであそぼう feat. Michael Kaneko」は、5月8日に配信リリースされた新作EP『Just Chilling at Home』収録曲。origami PRODUCTIONS所属アーティストが、ライブ収益が見込めないアーティストに楽曲を無償提供する「origami Home Sessions」のMichael Kanekoの音源をアレンジして作成された。

2、THREE1989「Utopia」

1989年生まれの3人組アーバンポップバンドTHREE1989( 読み:スリー)。Shohey(Vo)の圧倒的な歌唱力と美声、Datch(DJ)が生み出す時にアッパーで時にディープなグルーヴ、Shimo(Key)の様々な楽器を使いこなす高いアビリティを駆使しパフォーマンスを行う。1970~80年代のR&B、ジャズ、ロックなどに感銘を受けており、現代的なサウンドの中に当時の懐かしさを感じる、ニューノスタルジックな楽曲が特徴だ。2019年のツアーに連動した連続リリース企画「Every Week is a Party」を2020年4月に再始動。「EWP in the Home」と銘を打ち、連続ドラマをテーマに、4 週連続新曲をリリースした。「Utopia」は、同企画のラストを飾るサマーソング。

3、三浦透子「おちつけ」

若手実力派女優としても活躍する三浦透子。2019年には、映画『天気の子』の主題歌にボーカリストとして参加し話題を呼んだ。そんな三浦透子の初のオリジナル作品『ASTERISK』が、5月27日に発売となる。アルバムタイトルは、古代ギリシア語で「小さな星」という意味。「*」という記述符号として表されることも。その形が7つの光を受けて光り輝く星のようでもあり、今作を冠するのにふさわしい言葉として、三浦本人が名付けた。SONAR TRAXに選出された「おちつけ」は、マルチプレイヤーとして独特の存在感を放つ、河原太朗のソロ・プロジェクト・TENDREが、作詞・作曲・編曲を務めた1曲。各音楽配信サイト、サブスクリプションサービスにて先行配信中だ。

4、Yaffle「Lost, Never Gone feat. Linnéa Lundgren」

Tokyo Recordings所属のプロデューサー=Yaffle(小島裕規)。「Lost, Never Gone feat. Linnéa Lundgren」では、2018年にリリースしたEP『Op.2-4』の収録曲「Never Look Back」でフィーチャーしたスウェーデンの女性シンガー・ソングライター、Linnéa Lundgrenと再びタッグ。語り掛けるようなリニアのヴォーカルで始まる同曲は、「失われたとしても ずっと生き続ける」というテーマを持つ。Yaffleのダイナミックなプロダクションでエモーショナルに幕を閉じるナンバーだ。

5、Maica_n「Unchain」

2000年生まれの徳島県出身シンガー・ソングライター。幼少期より父親の聴く音楽に触れてきたMaica_n(マイカ)。The Beatles、The Band、Donny Hathaway、Eric Claptonなどを聴きながら育つ。初めて買った洋楽アルバムはBen L'Oncle Soul『Ben L’ Oncle Soul』。中学に入ると、ギターを使って作曲をはじめるように。2019年6月、初の全国流通盤「秘密」をリリース後、多数のフェスに出演し2020年にはSpotify「Early Noise2020」にも選出。「Unchain」は、5月20日リリースのメジャーファーストEP『Unchained』からの先行配信曲。

6、AAAMYYY「HOME」

SSW/トラックメイカー。2017年からソロとしてAAAMYYY(エイミー)名義で活動をスタート。2018年6月からTempalayに正式加入。多種多様なアーティストとのコラボレーション、モデル、楽曲提供、CM歌唱提供等、幅広い活動で注目を集める。SONAR TRAXに選出された「HOME」は、2020年初シングル。SUUMOが新生活を応援する特別映像で話題となった書き下ろし曲で、CM公開時から多くの反響を得て、配信リリースが急遽決定した。

7、Ben & Ben「Doors」

Ben & Benは、フィリピン発のフォーク・ポップバンド。パオロ・ベンジャミン・グイコ&ミゲル・ベンジャミン・グイコの兄弟を中心に結成された9人組だ。パオロとミゲルは2015年よりバンド活動を開始。当初の名前は「Ben, Ben & Ben」だったが、のちに「The Benjamins」に変更。翌2016年にデビューEPをリリースし、バンドも現在の9人体制に。2019年にはデビューアルバム『Limasawa Street』をリリースした。SONAR TRAXに選ばれた「Doors」は、Ben & Benにとって初となるインターナショナルシングル。新型コロナウイルスの影響による自粛生活の中で人々が抱いている感情を表現した1曲となっている。

そして、新たに発表された2020年6月前半のラインナップは下記の10曲。

1、BBHF「かけあがって」

2016年の武道館公演を最後に活動終了したGalileo Galilei。そのメンバーを軸に新たに結成されたバンドが、Bird Bear Hare and Fishだ。鳥と熊と野うさぎと魚という4匹の動物たちは、メンバーそれぞれのモチーフとして当てはめられている。昨年7月1日にバンド名の正式呼称をBBHF( ビービーエイチエフ) へと変更。同日に配信限定EP『Mirror Mirror』をゲリラリリース。各所で話題になり、iTunesのオルタナティブチャートで1位を獲得した。2020年5月27日には2nd Full ALBUM『BBHF1- 南下する青年』をリリース予定だったが延期に。アルバムに代わり、配信シングル「かけあがって」が同日に急遽リリースされた。アルバムを楽しみにしているファンに向けて書き上げた楽曲だ。

2、I Saw You Yesterday「Still New」

2015年に結成された4人組バンド。90年代のオルタナティヴ・サウンドから影響を受けた哀愁漂うミニマルなリフレインから徐々に高揚していく二層のギター、タイトなリズムとダイナミックなヴォーカルが重なる世界観に、海外でも熱心なファンを獲得している。昨年11月の2ndフルアルバム『Calm Days』に続き、5月から新曲3曲を連続でデジタルリリース中。第一弾は、孤独、寂しさ、疎外感をテーマに作られた「Wander」。「Still New」はその第二弾で、メロディの輪郭がはっきりとしたバンド史上屈指にポップな楽曲となっている。

3、YONA YONA WEEKENDERS「SUNRISE」

「ツマミになるグッドミュージック」を奏でる4人組バンド。ノーマークの新人から注目のニューカマーへと変貌を遂げた彼ら。表現力豊かな歌声と骨のあるバンドサウンド、長きにわたってアンダーグラウンドなシーンの最前線で活躍した彼らが作りだすステージは必見。2019年11月に初の全国流通盤1st EP『夜とアルバム』。そして、6月3日には2nd EP『待ちを泳いで』がリリースされる。「ある日の休日」がコンセプトの今作。SONAR TRAXに選ばれた「SUNRISE」は、リフレッシュして仕事へ向かう月曜日に捧げる楽曲だ。

4、KID FRESINO「Cats & Dogs feat. カネコアヤノ」

1993年生まれ、埼玉出身のラッパー/トラックメイカー/DJ。ヒップホップ・ユニット“FlashBackS”として活動し、2013年に『Horseman's Scheme』でソロデビュー。 NYでの活動期間を経て、現在は日本を拠点に活動中だ。C.O.S.A.とのWネームアルバムのリリース、バンド編成での楽曲制作/ライブ、パーティー『Off-Cent』を始動させるなど、フリーフォームかつジャンルにとらわれない柔軟な活動に注目が集まっている。「Cats & Dogs」は、5月29日にリリースされたばかりの新曲。シンガーソングライターのカネコアヤノがギターと歌唱で参加している。KID FRESINOが敬愛する彼女に楽曲制作を依頼し、1年の歳月をかけて完成した1曲だ。

5、VivaOla「Tokyo Syndrome」

東京出身、米・ボストンを拠点に活動するR&Bシンガーソングライター/プロデューサー。英語詞と日本詩を織り交ぜつつ、50~60年代のモダンジャズ、70~80年代のR&Bから、2000年代のネオソウルに影響を受けたサウンドを奏でる。2019年5月に初セルフプロデュースEP『Bloom』をリリース。2020年6月17日に初セルフプロデュースアルバム『STRANDED』をリリースする。Wez Atlasを迎えた「Tokyo Syndrome」は、今作収録曲。

6、aimi「Sorry」

海外にも通用する本格的なR&Bを東京から発信するアーティスト。幼少期にソウルやディスコミュージックを聴き始め、90's、00's R&Bに影響を受ける。学生時代に留学先のイギリス・マンチェスターでライブオーディションに出場し、アジア人として初優勝。歌手の道に進むことを決意する。長年のライブ活動と自主制作を経て、2020年 「aimi」として新たなプロジェクトを始動。5月29日には1st EP『Water Me』がデジタルリリースされた。同作収録曲の「Sorry」は、大切な友人に向けた謝罪ソング。

7、ヤユヨ「さよなら前夜」

2019年1月、高校の同級生で結成された大阪の3人組ガールズバンド。どこか切なく耳に残りやすいクセになる歌声と、飽きのこない多彩な音楽が強み。現役女子大学生が日常のなかで感じること、考えること、見ること、聴くこと全てを音楽で表現する。2019年12月にはバンドとして初となる「さよなら前夜」のMVを公開し、約4ヶ月で 80万回再生を記録した。「さよなら前夜」は、8月5日にリリースされるデビューミニアルバムからの1曲。

8、Jack Garratt「Better」

1991年生まれ。イギリス・バッキンガムシャー出身。12才の頃から曲を作り始め、ピアノ、ギター、ドラム、ハーモニカ、マンドリン、ウクレレといったさまざまな楽器のスキルを身に着ける。2014年にファーストEP『Remnix』をリリースし、翌年もEP『Synesthesiac』をリリース。11月には、今後活躍が期待される新人に贈られるブリット・アワード批評家賞を受賞した。そして2016年、UKにおけるもう一つの大きな新人登竜門である「BBC SOUND OF 2016」(BBCが発表する期待の新人リスト)でNo.1に輝いた。「Better」は、最新アルバム『Love, Death & Dancing』収録曲。

9、KOTA The Friend「Long Beach feat. Hello O'shay & Alex Banin」

米ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するラッパー。幼少期からヒップホップ、R&B、ジャズ、ソウルミュージックに触れ、8歳より学校の音楽プログラムでトランペットを演奏し始める。高校に入ってからは、キーボードやギター、ベースなども演奏し、のちに自ら楽曲制作も行うように。大学では、ラップグループを結成した。2018年2月に1stアルバム『Anything』を発表。2020年5月には最新アルバム『EVERYTHING』をリリースした。「Long Beach」は同作収録曲。

10、Fiji Blue「Butterflies」

アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動する、バレンティン・フリッツとトレヴァー・ダーリンによる2人組バンド。バークリー音楽大学在学中に意気投合したふたりは、ロサンゼルスに拠点を移しバンドとして活動をスタート。2018年11月に1stシングル「Indigo」をリリースした。その後も精力的にシングルをリリースし続けている。SONAR TRAXに選ばれた「Butterflies」は最新曲。

YouTube Music上での【SONAR TRAX】のJ-WAVE公式プレイリストができました! YouTube MusicでJ-WAVE CHANNELを検索してください。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

関連記事