音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
NUMBER GIRLへの“好き”が強くなりすぎて…サイダーガールが衝撃を受けたポイントは?

NUMBER GIRLへの“好き”が強くなりすぎて…サイダーガールが衝撃を受けたポイントは?

サイダーガールが、自身の音楽のルーツや、楽曲『Bluebell』に込めた想いを明かした。

サイダーガールが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月3日(月)、4日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

新曲『Bluebell』は「今までのサイダーガール感を残しつつ、進化したものを届けられたら」

Yurin(Vo, Gt)、フジムラ(Ba)、現在長期夏休み中の知(Gt)による3人組バンド・サイダーガール。シュワシュワと弾ける炭酸の泡は爽快感。その泡はあっという間に消えてしまう儚さ、そしてどんな色にも自在に変化していく。そんな炭酸系サウンドを目指し、活動している。以前、『クローバー』という楽曲がJ-WAVE「SONAR TRAX」に選出された。

そんなサイダーガールは、6月21日に新作EP『Bluebell』をリリースした。今回はタイトル曲『Bluebell』で表現した自分たちらしさについて語ってもらった。

Yurin:タイトル曲『Bluebell』ですが、そもそも『Bluebell』は花の名前で、ちょっと俯いている感じの花なんですけど。その花言葉が「謙遜」や「変わらぬ心」だったりするのですが、そういうのが素敵で、歌詞を書いたあとに探して合う単語がこれでした。すごく曲にピッタリなタイトルだと思っています。

僕らはメジャーデビュー5周年を迎えたんですけど、そのときに今後こういうことをしたいっていうアイデアをふわっと考えて。そのときに過去曲のオマージュだったり、昔のサイダーガールを感じられるものを作れたらいいなと思ったんですけど、それを反映したものがこのタイミングでできたって感じですね。

フジムラ:昔のサイダーガールから進化した感じというのは、聴いてもらいたいポイントなのかなって。Yurinは今回、ピアノを弾いたりしているじゃないですか。昔じゃありえなかったことだったけど、今までのサイダーガール感を残しつつ、進化したものを届けられたらとは思っていますね。

Yurin:そうですね。この楽曲に込めた自分たちらしさはどこだと思いますか?

フジムラ:サイダーガールって爽やかなイメージが強いと思うんですけど、でも僕らの中には爽やかなままで終わらせるのはもったいないっていう気持ちがどこかにあって。それはたぶん歌詞のポジティブすぎないアンニュイな部分だったり、コードの部分に反映されていると思うんだけど。そういうのがふんだんに詰め込まれているのが『Bluebell』じゃないかなと。

Yurin:過去曲『エバーグリーン』がデビュー曲なんですけど、その曲のオマージュというか、歌詞やフレーズも引用しているからね。ということで、『Bluebell』にはさまざまなギミックを詰め込んでいるので、ぜひそこに注目して聴いてほしいと思います。

ここにサイダーガール BluebellMusic Video

バンド名の由来にもなったNUMBER GIRL

炭酸系ギターロックを奏でるサイダーガール。そんな彼らのルーツの1曲は、NUMBER GIRL『IGGY POP FAN CLUB』だ。

フジムラ: NUMBER GIRLはそもそも僕らのバンド名の由来となっている部分がありまして。

Yurin:そうですね。今ちょっと休止しているんですけど、元々サイダーガールはギターの知さんが作ったバンドで、名前も知さんが考えているんですよね。NUMBER GIRLから拝借しているんです。

フジムラ:『IGGY POP FAN CLUB』は僕がNUMBER GIRLで初めて知った曲で。ネルシャツっぽい服を着て、メガネをかけてる向井秀徳さんの見た目と、バンドサウンドのギャップに衝撃を受けて。そこからずっと聴いていて好きが強くなり過ぎて、僕ら初めてツアー回ったときに、ファイナルでカバーしたよね。

Yurin:そうだね。僕らは結成前、インターネットをベースに個人で活動していたんですけど、フジムラとか自分の曲にNUMBER GIRLの歌詞を入れてたりしていたもんね。

フジムラ:入れてたね。サイダーガール的にもギターのコード感とかはすごく影響を受けているバンドだなって今でも思っている。これからも一生聴き続けるバンドになるんじゃないかなと個人的に思っています。

Yurin:NUMBER GIRLは最近活動を復活したけど、また止まってしまったんだよね。みんなで最後観に行けたらよかったって思っていたけれど、なかなかタイミングが合わずだった。

フジムラ:そうだね。また復活する日を楽しみにしていたいと思っています。

NUMBER GIRLに影響を受けたであろうバンドは数知れず。サイダーガールのメンバーにも鋭く尖った音楽性が突き刺さっているようだ。



アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【サイダーガール 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00