ストレイテナーのホリエアツシ(Vo/Gt/Key)が「下積みの街 吉祥寺」をテーマに曲をセレクトした。
ホリエが登場したのは、6月13日(火)にJ-WAVEで放送された『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。
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ホリエ:人気の街として言わずと知れた吉祥寺ですが、僕が吉祥寺近辺に住み始めたのは20代の前半。きっかけは大学時代を過ごした八王子から引っ越すことになったときで、より都心に近くでバンド活動がやりやすくで、経済的、家賃相場的にも現実的な場所を探しました。それまでゆかりはなかったんですが、吉祥寺がちょうどよかったというのが正直な理由でした。それがすっかり根を下ろして、かれこれ20年以上も住み続けています。それではまず、吉祥寺で出会ったバンドの曲を。
ホリエはOCEANLANEの『Everlasting Scene』をセレクトした。
ホリエ:僕が吉祥寺に住み始めたころは、インディーズ時代でまだ音楽で食べていけるかどうかわからないころでした。当時はいまほどオシャレな街という印象もなくて、ショッピングしたり、ご飯を食べに行ったりする余裕もなかったんです。バイトをしながら曲作りとかライブ練習のために吉祥寺のスタジオに通う日々を送りながら、もんもんとすごしていました。そうするうちに、いつか音楽人生をともにするバンドや仲間に出会います。バンドがメジャーデビューした2003年ごろからはそういう仲間たちと安居酒屋とか井の頭公園とかで酒を飲み交わして野望を語り合った思い出が増え始めます。そんな吉祥寺で出会った仲のいいバンドの曲をかけたいと思います。同じ九州出身の先輩バンドマンとして影響を受けたMO'SOME TONEBENDER。ギターボーカルの百々(和宏)さんとは、吉祥寺近辺のご近所仲間になって、たまに吉祥寺のライブハウスで弾き語りなども一緒にやっています。
ホリエはMO'SOME TONEBENDERの『DAWN ROCK』とART-SCHOOLの『シャーロット』をセレクトした。
ホリエ:ART-SCHOOLはインディーズ時代後期に一番仲よくなったバンドで、スプリットツアーを回ったり、プライベートでも焼き鳥屋の「いせや」に行ったり、一番一緒に飲みに行ったバンドだと思います。
ホリエ:吉祥寺はバンド活動とは別角度から音楽的なインスピレーションをくれた場所でもあります。個性的なレコード屋さんが多くて「ディスクユニオン」とか、いまはもうなくなってしまったんですけれども「バナナレコード」、「アトモスフィア」、なかでも井の頭公園口の雑居ビルのなかにあった「ワルシャワレコード」という、海外のインディーレーベルの輸入盤を専門に扱うお店に足しげく通うようになって。ひたすらマニアックな音楽を掘るという趣味を覚えました。のちに僕のソロプロジェクトent(エント)とか、STRAIGHTENERの楽曲の音作りにも影響をおよぼしたアーティスト、バンドがたくさんいます。そこで出会ったアーティストの楽曲を聴いてもらいたいと思います。
ホリエはアメリカのヒップホップデュオThemselvesとドイツのロックバンドThe Notwistによるコラボレーションバンド13 & Godの『Men Of Station』をセレクトした。
ホリエ:吉祥寺に20年も住んでいると、おそらくこの街もかなり変貌を遂げていると思うんですけど、そのスピードがそんなに早くないというかガツガツしていないというか。暮らしている人と街の変化にあまり温度差がないような気がして、そこが吉祥寺の大好きなところです。いまでは僕にとっても衣食住がバランスよく共存する街になりました。買い物をしたりご飯を食べたり公園を散歩したり、目的がなくても歩きたくなる街。そしてここでたくさんの音楽に触れて、自分の音楽を生み出してきました。これからもこの街から生まれた音楽を届けていきたいと思います。最後はそんな吉祥寺の雰囲気にピッタリな曲です。
ホリエは最後にPredawnの『Tunnel Light』をセレクトした。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
ホリエが登場したのは、6月13日(火)にJ-WAVEで放送された『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。
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20年以上住み続けている場所
ホリエは今回のテーマに吉祥寺を選んだ理由について語った。ホリエ:人気の街として言わずと知れた吉祥寺ですが、僕が吉祥寺近辺に住み始めたのは20代の前半。きっかけは大学時代を過ごした八王子から引っ越すことになったときで、より都心に近くでバンド活動がやりやすくで、経済的、家賃相場的にも現実的な場所を探しました。それまでゆかりはなかったんですが、吉祥寺がちょうどよかったというのが正直な理由でした。それがすっかり根を下ろして、かれこれ20年以上も住み続けています。それではまず、吉祥寺で出会ったバンドの曲を。
ホリエはOCEANLANEの『Everlasting Scene』をセレクトした。
ホリエ:僕が吉祥寺に住み始めたころは、インディーズ時代でまだ音楽で食べていけるかどうかわからないころでした。当時はいまほどオシャレな街という印象もなくて、ショッピングしたり、ご飯を食べに行ったりする余裕もなかったんです。バイトをしながら曲作りとかライブ練習のために吉祥寺のスタジオに通う日々を送りながら、もんもんとすごしていました。そうするうちに、いつか音楽人生をともにするバンドや仲間に出会います。バンドがメジャーデビューした2003年ごろからはそういう仲間たちと安居酒屋とか井の頭公園とかで酒を飲み交わして野望を語り合った思い出が増え始めます。そんな吉祥寺で出会った仲のいいバンドの曲をかけたいと思います。同じ九州出身の先輩バンドマンとして影響を受けたMO'SOME TONEBENDER。ギターボーカルの百々(和宏)さんとは、吉祥寺近辺のご近所仲間になって、たまに吉祥寺のライブハウスで弾き語りなども一緒にやっています。
ホリエはMO'SOME TONEBENDERの『DAWN ROCK』とART-SCHOOLの『シャーロット』をセレクトした。
ホリエ:ART-SCHOOLはインディーズ時代後期に一番仲よくなったバンドで、スプリットツアーを回ったり、プライベートでも焼き鳥屋の「いせや」に行ったり、一番一緒に飲みに行ったバンドだと思います。
吉祥寺とレコードショップ
ホリエによると、吉祥寺にあった数々のレコードショップが自身に影響を与えてくれたのだとか。ホリエ:吉祥寺はバンド活動とは別角度から音楽的なインスピレーションをくれた場所でもあります。個性的なレコード屋さんが多くて「ディスクユニオン」とか、いまはもうなくなってしまったんですけれども「バナナレコード」、「アトモスフィア」、なかでも井の頭公園口の雑居ビルのなかにあった「ワルシャワレコード」という、海外のインディーレーベルの輸入盤を専門に扱うお店に足しげく通うようになって。ひたすらマニアックな音楽を掘るという趣味を覚えました。のちに僕のソロプロジェクトent(エント)とか、STRAIGHTENERの楽曲の音作りにも影響をおよぼしたアーティスト、バンドがたくさんいます。そこで出会ったアーティストの楽曲を聴いてもらいたいと思います。
ホリエはアメリカのヒップホップデュオThemselvesとドイツのロックバンドThe Notwistによるコラボレーションバンド13 & Godの『Men Of Station』をセレクトした。
街と人に温度差がない街
ホリエは20年間吉祥寺に住み続けることで、街と自身がマッチしていったと総括した。ホリエ:吉祥寺に20年も住んでいると、おそらくこの街もかなり変貌を遂げていると思うんですけど、そのスピードがそんなに早くないというかガツガツしていないというか。暮らしている人と街の変化にあまり温度差がないような気がして、そこが吉祥寺の大好きなところです。いまでは僕にとっても衣食住がバランスよく共存する街になりました。買い物をしたりご飯を食べたり公園を散歩したり、目的がなくても歩きたくなる街。そしてここでたくさんの音楽に触れて、自分の音楽を生み出してきました。これからもこの街から生まれた音楽を届けていきたいと思います。最後はそんな吉祥寺の雰囲気にピッタリな曲です。
ホリエは最後にPredawnの『Tunnel Light』をセレクトした。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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2023年6月20日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
-
月・火・水・木曜16:00-19:00