JeepとJ-WAVEがタッグを組み、声と音楽を通して自然と共生する未来を考えるプロジェクトが始動。その一環として今回、ポッドキャスト番組『THINK.BLUE with Jeep & J-WAVE』を配信した。TENDREがナビゲーターを務める。
番組では、“Save The BEACH Save The OCEAN”をコンセプトに掲げるミュージックとアートのカルチャーフェス「GREENROOM FESTIVAL'23」に出演するアーティストのSIRUPとUAが、地球環境への想いや実践しているアクション、そして同フェスへの意気込みなどを語った。
ここでは、SIRUPのトークの一部をテキスト形式にて紹介。トークのすべてはポッドキャストで楽しめる。
【UAのトーク】UA、ガチョウなど動物とも暮らす日々。自然と共生する生活の“学び”を明かす
SIRUPの関心は環境問題に留まらない。ありとあらゆる社会問題へと及び、時にはSNSで自分の主張やスタンスを明確に示すことも珍しくない。「社会問題」と聞くと難しいことのように感じ、中には拒否反応を示してしまう人もいるだろう。
けれどもSIRUPは「日常の自分を意識して、今できることをできるだけ頑張る方向へもっていかないと」と訴え、「未来の不安と直結すると今さえも不安になったりする。だから(社会問題との)距離を自分の中でマインドセットしていくことが大事だと思います」と持論を展開する。また、社会問題について「考えなくてはいけない」という意識ではなく、「みんなのことだからみんなでやったほうがいいし、それぞれのバランスでできることをやっていけるようになればいい」と、可能な範囲で向き合えばいいのではないかと説いた。
かねてよりSIRUPは、環境問題の情報を得るためにSNSでグリーンピースのアカウントをフォローし、発信内容を度々シェアしていたという。いつしかDMで同団体の担当者とやり取りを交わすようになり、ついには楽曲制作のオファーをもらったそうだ。
楽曲配信の売上を全額グリーンピース・ジャパンに寄付しているという同曲だが、いったいどんな思いで作られたのだろうか。
「(音楽プロデューサーの)Shin Sakiuraと一緒に長野に行って、自然の音をいっぱい採取しました。たとえば、古民家の戸の音や古いタンスの音とか。それらをハウスのダンスミュージックにした楽曲です。自然の音で楽曲を作ると、聴こえ方が違うんですね。耳に優しいというか。聴いてても耳がしんどくならない。波形などで見ると、自然の音は情報量がすごく多いんですけど、“優しい音”という点においておもしろい楽曲になったと思います。(自然の音を)日常的に聴く人って、少ないじゃないですか。だからこそ、もっと日常的でポップなものにしたいという思いもあって。そんなわけで、自然の音を使いながらも、いつどこで聴いてもテンションが上がって、クラブでかかっても踊れるような楽曲を目指して作りました」
そんなSIRUPにとって「GREENROOM FESTIVAL」は、デビューしたばかりの頃から出演を続けるフェスで、「自分にとってホームの感じがする」という。ビーチのライフスタイルカルチャーを守り、伝えることを目指すイベントコンセプトが「自分の普段の活動とフィットしている」と親和性を感じていると明かし、「今回もめちゃくちゃ楽しみにしています」と胸を高鳴らせた。
ポッドキャストではこのほか、UAのトークをお届け。また、Jeepブランドマネージャーの新海宏樹氏が登場し、同カーブランドだからこそできる自然環境への取り組みについて語った。音楽としては、TENDRE、SIRUP、UAが“「GREENROOM FESTIVAL'23」で披露するかもしれない曲”を配信している。
(構成=小島浩平)
番組では、“Save The BEACH Save The OCEAN”をコンセプトに掲げるミュージックとアートのカルチャーフェス「GREENROOM FESTIVAL'23」に出演するアーティストのSIRUPとUAが、地球環境への想いや実践しているアクション、そして同フェスへの意気込みなどを語った。
ここでは、SIRUPのトークの一部をテキスト形式にて紹介。トークのすべてはポッドキャストで楽しめる。
【UAのトーク】UA、ガチョウなど動物とも暮らす日々。自然と共生する生活の“学び”を明かす
社会問題について大事なマインドセットとは─SIRUPが語る
もともと環境問題に興味はあったものの、なかなか具体的な行動を起こせずにいたというSIRUP。しかし、100%リサイクルの素材で靴を製作するプロジェクトのローンチに参加したことをきっかけに、「自分にできることはないか」と考えるようになり、今では、リサイクル素材を取り入れた自身のアーティストグッズを展開するなどしているとのことだ。SIRUPの関心は環境問題に留まらない。ありとあらゆる社会問題へと及び、時にはSNSで自分の主張やスタンスを明確に示すことも珍しくない。「社会問題」と聞くと難しいことのように感じ、中には拒否反応を示してしまう人もいるだろう。
けれどもSIRUPは「日常の自分を意識して、今できることをできるだけ頑張る方向へもっていかないと」と訴え、「未来の不安と直結すると今さえも不安になったりする。だから(社会問題との)距離を自分の中でマインドセットしていくことが大事だと思います」と持論を展開する。また、社会問題について「考えなくてはいけない」という意識ではなく、「みんなのことだからみんなでやったほうがいいし、それぞれのバランスでできることをやっていけるようになればいい」と、可能な範囲で向き合えばいいのではないかと説いた。
<SIRUPのトークを配信するポッドキャスト番組『THINK.BLUE with Jeep & J-WAVE』。サムネイルはグラフィックデザイナーの三平 悠太描きおろしのオリジナルデザイン>
「自然の音」を採取して楽曲制作。気づきは?
SIRUPは2022年4月、国際環境NGO「グリーンピース」とコラボレーションした楽曲『FOREVER』をリリースしている。かねてよりSIRUPは、環境問題の情報を得るためにSNSでグリーンピースのアカウントをフォローし、発信内容を度々シェアしていたという。いつしかDMで同団体の担当者とやり取りを交わすようになり、ついには楽曲制作のオファーをもらったそうだ。
楽曲配信の売上を全額グリーンピース・ジャパンに寄付しているという同曲だが、いったいどんな思いで作られたのだろうか。
「(音楽プロデューサーの)Shin Sakiuraと一緒に長野に行って、自然の音をいっぱい採取しました。たとえば、古民家の戸の音や古いタンスの音とか。それらをハウスのダンスミュージックにした楽曲です。自然の音で楽曲を作ると、聴こえ方が違うんですね。耳に優しいというか。聴いてても耳がしんどくならない。波形などで見ると、自然の音は情報量がすごく多いんですけど、“優しい音”という点においておもしろい楽曲になったと思います。(自然の音を)日常的に聴く人って、少ないじゃないですか。だからこそ、もっと日常的でポップなものにしたいという思いもあって。そんなわけで、自然の音を使いながらも、いつどこで聴いてもテンションが上がって、クラブでかかっても踊れるような楽曲を目指して作りました」
そんなSIRUPにとって「GREENROOM FESTIVAL」は、デビューしたばかりの頃から出演を続けるフェスで、「自分にとってホームの感じがする」という。ビーチのライフスタイルカルチャーを守り、伝えることを目指すイベントコンセプトが「自分の普段の活動とフィットしている」と親和性を感じていると明かし、「今回もめちゃくちゃ楽しみにしています」と胸を高鳴らせた。
ポッドキャストではこのほか、UAのトークをお届け。また、Jeepブランドマネージャーの新海宏樹氏が登場し、同カーブランドだからこそできる自然環境への取り組みについて語った。音楽としては、TENDRE、SIRUP、UAが“「GREENROOM FESTIVAL'23」で披露するかもしれない曲”を配信している。
(構成=小島浩平)