提供:Stellantisジャパン株式会社
「Jeep」というカーブランドの印象を一言で表すなら? ――そんな質問をしたら、おそらく「タフ」「堅牢」といった答えが返ってくるに違いない。1941年にアメリカ陸軍が使用する軍用車両として生産が開始されたことから歴史をスタートしたJeep。そのルーツゆえに、角ばった車体を揺らしながら道なき道を行く、オフロード特化型の車としてのイメージが先行しがちだ。
しかし、2010年代前後より、コンパクトSUV、ミッドサイズSUVのラインアップも充実。週末のレジャーはもちろん、都市でのドライブにも合うモデルが増えている。そんな中、また新たに、街乗りにも適した一台がJeepの販売元であるステランティス社から発売されるとの情報を聞きつけ、10月24日、J-WAVEナビゲーターのタカノシンヤが発表会の会場へと向かった。
発表会の会場となったのは、東京・上野「国立科学博物館」の地下一階フロア。大型恐竜の骨格標本が、こちらに向かって迫りくるように飾られた一角に記者席が設けていた。「なぜここで会見をすることにしたのか気になりますね」。音楽ユニット「Frasco」のコンポーザーであると同時に、面白法人カヤックで広告の企画・コピーライティングを担うタカノは、広告プロモーションの観点からその意図に思いを巡らす。もともと車の運転が好きだというタカノ。パラレルワーカーとして多忙を極める一方、たまの休日には仲間数人と一緒にレンタカーを借りて、お目当てのサウナを目的地とし、東京都心から関東近郊までドライブを楽しんでいるという。なお、「みんなに喜んでもらえるから」との理由で、ハンドルは行きも帰りも誰にも渡さないとのことだ。
さて、なぜ新車発表会を恐竜の骨格標本前で行うのか……だが、この疑問は、発表会開始直後のStellantisジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏によるスピーチですぐに氷解する。
ヘグストロム氏は「ここに展示されている生き物に親近感を感じる」とし、恐竜が長い年月をかけて進化し全ての動物の頂点に立ったのと同様に、Jeepブランドも長い時間を経て「市場で最も高性能なSUVへと進化した」と説く。さらに、他の追随を許さない能力で大陸を自由に歩き回ることができた恐竜と、「Go Anywhere. Do Anything」をモットーに掲げるJeepを重ね合わせつつ、「今日はJeepというブランドの進化をご提案する」としたのだ。
新型コマンダーは、市街地での運転に配慮した全長4770×全幅1860×全高1730mmというボディサイズで、多人数の乗車を想定した7人乗りの3列シートを搭載。あらゆる路面状況に対応するセレクテレインシステムにより、卓越したオフロード性能を実現する。エクステリアは、フラグシップモデル「グランドチェロキー」の系統を引き継ぐデザインを採用。ヘッドライトと一体化したフロントの7スロットグリルや台形のホイールアーチなど、随所に散りばめられた“Jeepらしさ”も、外観の仕様として目を引く。
内装には、運転席に10.25インチのフルデジタルクラスターを配備し、シートはリクライニング式。インテリアカラーには、品格あるエンペラドールブラウンが用いられ、全体的にシックな雰囲気を漂わす。
このほか、前走車と一定の車間距離を保ちながら追従するアダプティブクルーズコントロール、ドアミラーの死角にある車両の存在を知らせるブラインドスポットモニター、駐車場から出庫の際に側方からの車両接近を警告するリアクロスパスディテクション、高速道路でドライバーの運転負荷を軽減するハイウェイアシストシステム、車線からの逸脱の予防や車線変更時の安全確保に寄与するアクティブレーンマネジメント、駐車時の安全性を高めるサウンドビューカメラシステム、衝突被害軽減ブレーキなど、最新の運転支援機能も装備する。なお発表会では、「グランドチェロキー」に、2列シート・5名乗車の標準ボディ仕様が追加されることも発表された。
発表会では、プレス向けに質疑応答の時間も設けられた。タカノが新型コマンダーをデザインする上で工夫したことを問うと、Jeepのインテリアデザインを統括するクリス・ベンジャミン氏は「どの製品に対してもそうですが、お客様に愛されるような美しさとオフロードの機能を両方兼ね備え、良いバランスを取ることをこだわりました」と答えた。また、街乗りメインのユーザーに向けたおすすめポイントを尋ねたところ、Jeepのプロダクトマネージャー・渡邊由紀氏は「安全装備がほぼフルで付いていることに加え、やはりJeepですので、四駆としての機能が他のSUVと比べて優れています。仮に大雨や大雪が降ったとしても、安心してご乗車いただけます」と太鼓判を押していた。
発表会を終えてタカノは、新型コマンダーの印象をこう振り返る。実際に、運転席に座る機会もあり「ハンドルやギアなどの“皮”がプレミアムな感じ」とその感触について述べ、「今までJeepには“軍用車”“男”というラングラーのイメージしか持っていませんでしたが、今日を機にラグジュアリーで都会的なイメージが加わりました。家族で乗れると素敵ですね」と話していた。
車を目にして責任者から性能を伺い、運転席に腰かければ、走ったときのイメージが自然と湧いてくるものだ。東京生まれで東京育ち、さらに、今秋より東京カルチャーの今を伝える平日夕方のワイド番組『GRAND MARQUEE』のナビゲーターを務めるタカノは、「東京の東、都心のほうを走りたいです。特に、夜のレインボーブリッジとか走ったら気持ちよさそうですね」と、馴染の街でドライブした自分の姿を想像する。Jeepが自信をもって提供する、美しさとオフロード性能を兼備した新型コマンダー。そのラグジュアリーな内装から見る東京の夜景は、より一層華やいだ印象となるに違いない。
(取材・文=小島浩平、写真=烏頭尾拓磨)
「Jeep」というカーブランドの印象を一言で表すなら? ――そんな質問をしたら、おそらく「タフ」「堅牢」といった答えが返ってくるに違いない。1941年にアメリカ陸軍が使用する軍用車両として生産が開始されたことから歴史をスタートしたJeep。そのルーツゆえに、角ばった車体を揺らしながら道なき道を行く、オフロード特化型の車としてのイメージが先行しがちだ。
しかし、2010年代前後より、コンパクトSUV、ミッドサイズSUVのラインアップも充実。週末のレジャーはもちろん、都市でのドライブにも合うモデルが増えている。そんな中、また新たに、街乗りにも適した一台がJeepの販売元であるステランティス社から発売されるとの情報を聞きつけ、10月24日、J-WAVEナビゲーターのタカノシンヤが発表会の会場へと向かった。
発表会は、大型恐竜の骨格標本が並ぶ異空間で
発表会は国立科学博物館で開催。Jeepの81年にわたるヒストリーも、博物館の形式で展示されていた
Stellantisジャパン株式会社 代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏
新型コマンダーの特徴を紹介
そんな進化を続けるJeepの最先端モデルの一つといえるミドルサイズSUVが、この度発表された、新型「Jeep® Commander」(以下、新型コマンダー)だ。新型「Jeep® Commander」
新型コマンダーは、市街地での運転に配慮した全長4770×全幅1860×全高1730mmというボディサイズで、多人数の乗車を想定した7人乗りの3列シートを搭載。あらゆる路面状況に対応するセレクテレインシステムにより、卓越したオフロード性能を実現する。エクステリアは、フラグシップモデル「グランドチェロキー」の系統を引き継ぐデザインを採用。ヘッドライトと一体化したフロントの7スロットグリルや台形のホイールアーチなど、随所に散りばめられた“Jeepらしさ”も、外観の仕様として目を引く。
(発表会では、インテリアデザインから安全性などの機能面まで、各セクションの責任者が解説。Jeepオーナーたちが繰り広げるコミュニティの豊かさにも触れられた。こちらはStellantisジャパン株式会社 マーケティングダイレクター トマ・ビルコ氏)
Stellantisジャパン株式会社 プロダクトマネージャー 渡邊由紀氏
(Stellantisジャパン株式会社 Jeepブランドマネージャー 新海宏樹氏)
左がグランドチェロキー、右が新型コマンダー
美しさとオフロードの機能を兼ね備え、安全性も高い
(Jeepのインテリアデザインについて解説する、Stellantis Vice President of Interior Design クリス・ベンジャミン氏)
「ラグジュアリーで都会的」Jeepのイメージが変化
「いわゆる昔ながらのJeepの堅牢な印象とは一線を画す、スタイリッシュさがありましたね」発表会を終えてタカノは、新型コマンダーの印象をこう振り返る。実際に、運転席に座る機会もあり「ハンドルやギアなどの“皮”がプレミアムな感じ」とその感触について述べ、「今までJeepには“軍用車”“男”というラングラーのイメージしか持っていませんでしたが、今日を機にラグジュアリーで都会的なイメージが加わりました。家族で乗れると素敵ですね」と話していた。