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SIRUPは香水が好き「いつか自分の香りも出せたら」

SIRUPは香水が好き「いつか自分の香りも出せたら」

SIRUPが、新作EPや1日の過ごし方について語った。

SIRUPが登場したのは、5月13日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐、山田玲奈)のワンコーナー「DESIGN YOUR LIFE」。

SIRUPは4月26日にEP『BLUE BLUR』をリリースした。

SIRUP - BLUE BLUR (Offcial Trailer)

「朝ごはんに命かけてるところはあります」

まずはSIRUPの朝の過ごし方について話を聞いた。SIRUPは朝9時から10時くらいの間に起きるという。

SIRUP:そんな忙しくないときはゆっくりストレッチして、ごはん食べて準備して、2時間くらいして出かけるか、家で作業だったらもうちょっとゆっくりする感じですね。

渡辺:外出するまで2時間くらいかける感じですかね。

SIRUP:それくらいが一番具合がいいです。

山田:朝ごはんは何を召し上がりますか?

SIRUP:支度に余裕があって冷蔵庫に食材があれば、トーストを焼いて目玉焼きとかアボカドとか、いろんなものを乗せに乗せて食べます(笑)。

山田:アボカドの他には何を乗せますか?

SIRUP:生ハムとか、あればスモークサーモンとか。

渡辺:ホテルの朝食みたいな、オープンサンドというやつですね。

SIRUP:家に何もないときは、卵かけごはんだけのときもありますよ。

渡辺:でも一応朝ごはんは召し上がるんですね。

SIRUP:けっこう朝ごはんに命かけてるところはあります。寝る前くらいから。

渡辺:朝ごはん食べるために寝るぞー、みたいな。

山田:朝ごはんの夢を見そうですね(笑)。

EP『BLUE BLUR』のタイトルに込めた意味

続いて昼の時間、ワークについて訊く。話は最近リリースしたEP『BLUE BLUR』のことになった。

渡辺:タイトルの『BLUE BLUR』って「青くぼんやりしている」という意味?

SIRUP:そうですね。「BLUE BLUR」っていう単語だけが1年くらい前から自分の中にあって。それで髪も青に染めたのかは分からないんですけど(笑)。

渡辺:なぜ青にしたか分からないんだ。青い髪の毛がきれいですね。

SIRUP:青にすごく囚われてた時期があって。「BLUR」は「ぼかし」みたいな意味もあるんです。「BLUE」っていうとネガティブな感情を表す色のイメージだと思うんですけど、その中でもいろんな青を表現した6曲を収録していて、いろんな青のレイヤーを「BLUR」っていうふうに表現したというか。

渡辺:いただいた資料によると「コロナ禍を経て歌う“ポジティブな絶望”」って書いてあるんですよ。「過去・今・未来を紡ぐ青色の断片集」。かっこいいコピーですね。

SIRUP:僕が考えたんじゃないんですけど、いいなあと思って。

渡辺:クールな表情をしつつ、歌っていることはすごくポジティブな部分も出ていて、冷静と情熱の間っていう印象でしたね。

SIRUP:今、世界中がカオスの海に飲まれてて、日常生活を送れているだけでも偉いなって思うんです。大変な世の中で生きていると、ある種の元気な気持ちとか、ポジティブな気持ちだけでは生きていけないなと思うし、現実逃避で生きていくことにも限界があるので、ある程度、絶望やネガティブな気持ちにもちゃんと向き合うことで前に進んでいけるということをコロナ禍で自分は学んだので。ネガティブと向き合いながらそれをどうやってエネルギーにするかを考える、そういうEPになっています。

山田:ジャケットのアートワークもいろんな青が混じっていて素敵ですね。

SIRUP:自分が曲を作っている部屋を想像しながら、実際に自分が持っている青い色の物を集めて微妙にレイヤーにしていって全体に青にしたみたいな感じです。私物がいっぱい入ってます。

渡辺:ファンはそれを見るのも楽しみですね。

「歓声が上がるだけで泣きそうに…」

今回は曲ごとにプロデューサーも参加している。具体的な曲作りを訊くと、サウンドが先だったという。

SIRUP:プロデューサーさんにもよるんですけど、今回はこういうサウンドで作ってみよう、こういう曲を作ってみようっていうのをその日に会ってその場で擦り合わせて音を作っていって、その音を聞いて、出てきた言葉をサウンドにのせるみたいな感じでした。

渡辺:じゃあ、ちょっとだけサウンドのほうが先なんだ。

SIRUP:そうですね、歌詞はそこから連想されるものです。

渡辺:声を出してもOKのライブが戻ってきていますけども、今年のライブは今までとちょっと違いますか。

SIRUP:いやもう全然違いますね。出だしでわーっと歓声が上がるだけで泣きそうになります。自分はやっぱりライブミュージシャンだと思っているので、今回のツアーもアルバムを通して自分がやりたいことを表現するライブで、現実と向き合って生きるためのエネルギーをシェアし合うようなツアーとかライブになればと思ってます。

渡辺:お仕事を重ねてきて、コロナ禍を除けば、割とやりたいサウンド、やりたい表現ができていると思うんですけど、その中で見つけてきた自分らしさってなんでしょうか?

SIRUP:一番は自分がリアルでいたいっていうことです。お客さんとも一緒に学んでいきたいし、ファンのみんなに「自分はこう思うけどみんなはどう思う?」って。リアルでいたいです。

山田:それはファンとしても嬉しいことだと思います。

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夜のルーティンは、お腹をあたためること

さらに夜の過ごし方やルーティンについて訊くと、「お腹をあたためる」という回答があった。

SIRUP:腰痛持ちで、その原因がライブとかの横隔膜からの腹圧らしいということで、予防しようがなくて。整体に行ってグーっと押してもらうと治るんですけど。だからお腹をあたためたりとか、腰をひねる運動やストレッチをやらないと、リハ後とかライブ後に痛くなっちゃうんですよ。

山田:どんな方法でお腹をあたためてるんですか?

SIRUP:市販の「あずきのチカラ」ってやつあるじゃないですか。あれをお腹に使ってます。整体でもそういうものであたためてくれるので、その市販版として買ってます。

渡辺:繰り返し使えるし、経済的ですね。

山田:夜は早く寝るんですか?

SIRUP:いや、12時までに寝たいと思ってるんですけど、忙しくなると気が張っちゃって寝れなくて、最近は1時とか2時になっちゃってます。

渡辺:でも起床の9時までは8時間くらいは眠れるわけですし、大丈夫ですね。

SIRUP:さっき言った「9時から10時くらいに起きる」はちょっとカッコつけて早めに言ってます。本当はもうちょっと遅くまで寝てます(笑)。眠りが浅いので何回か起きちゃうんですよね。だから12時くらいまで寝ていることも……。

匂いフェチで香水が好き

最後に、SIRUPの生活を彩るお気に入りのものを訊くと、「香水」だという。

山田:今日、お会いしたときからめっちゃいい匂いしていました!

SIRUP:もともと匂いフェチで。気分でつけたい香水が変わるので、今どんどん増えていってます。

山田:どれくらいお持ちですか。

SIRUP:今年くらいから始めたので、今は8個から9個くらい。季節で変えたりします。

渡辺:香水にハマった理由ってなんでしょうか。

SIRUP:大阪でやってるバンド(Soulflex)の音響をやってくれてる、めっちゃ仲のいい友だちがめちゃめちゃ香水が好きで。その子は好きすぎて調香師になれないって言って趣味で香水を集めてるんですけど、その子の香水の表現がめっちゃおもしろいんです。最近、一番気に入っている「bogue profumo(ボーグ・プロフーモ)」の香水「マーイ」の香りを(言葉で)どう表現するのか、その子に訊いてみたら「花束を持ってやってきた野獣」だって。

山田:そういう表現ができる人、めっちゃいいですよね。そういうふうに言われると「わかる!」ってなるんですけど、自分からは全然出てこない。

渡辺:これからも香水は増えていくんですよね。

SIRUP:夏物が少ないので、これからは夏物が増えていくと思いますね。ちょっと爽やかな、パッションフルーツみたいな。

渡辺:ぜひ今度オリジナル香水を販売してください。

SIRUP:ちょっとずつ香り系のグッズも作っているんで、いつか自分の香りを出せたらいいなと思います。

山田:“SIRUP”って香水みたいな名前ですよね。

SIRUPの最新情報は、公式サイトまで。

ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンや、生活に欠かせない「お気に入りのモノ」を深掘りするコーナー「DESIGN YOUR LIFE」の放送は、毎週土曜日の9時10分ごろから。

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