ちゃんみなが、J-WAVEでSKY-HIと対談。アーティストとして抱える悩みや老後、先日ちゃんみながライブ中にメイクを落とした真相などを語った。
ちゃんみなが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは5月6日(土)。
ちゃんみなは4月に4thアルバム『Naked』をリリースした。
SKY-HI:17、18歳くらいかな。
ちゃんみな:私も同じくらいなのよ。17、18歳くらいからこの業界にいて。私は10代のときに母親にずっと「音楽では売れる可能性が低いから他のこともやっておいて」って言われたの。私の場合、適職が母いわく弁護士とパン職人だったのよ。
SKY-HI:あはは(笑)。使う場所全然ちがうじゃん。
ちゃんみな:それも同時並行でやっておきなさいよってずっと言われてたの。あと通訳士とか。ほら、多言語しゃべれるじゃん。
SKY-HI:確かに。
ちゃんみな:だから、一応高校を卒業しとけとか、一応大学は出とけとか、そういうことは言われてはいたの。でもそのときから私には音楽しかなかったから、そこからいろいろやっていって。でも頭の片隅にはそのことがあるわけ。ちょっと危ういなとか、もう売れないのかなとか思ったらすぐにでもパン職人とか考えてたわけ。ありがたいことに17歳、18歳でデビューさせてもらって、今のとこ音楽1本でやっていけてるわけよ。
今年25歳を迎えるちゃんみな。周りを見渡すと「私はただの学のない音楽しかできないヘンな人になっていた」と話す。
ちゃんみな:社会経験をしてないってこんな風に出てくるんだっていうか。たとえば、周りの子が何を言ってるのかわからないわけよ。
SKY-HI:「普通」がズレるもんね。
ちゃんみな:そう、それに気付かなかったんだよ。むしろ10代のときとかは普通がズレちゃってるアーティストとか芸能人の人とか見てて、「やっぱりズレちゃうよね」とかちょっと人ごとで見てたんだけど、「待って、私ってヘンな人なのかも」ってなってくるのよ。
SKY-HI:社会経験、それこそ会社に就職するとかになると組織のなかで働くから、自分で合う人を選ばないじゃん。
ちゃんみな:みっくんもヘンな人じゃん(笑)。自分がヘンな人だなって気付いたことある?
SKY-HI:めっちゃある。
ちゃんみな:どんなとき?
SKY-HI:ナチュラルがそれかも。ヘンって意味だと、ずっとヘンだと思ってるし、諦めてるところは諦めてるから、まともな人を周りに増やすのをちょっと頑張ってる。まともな人でいて自分に魅力を感じてくれる人が集まることができたら、結局足して2で割ったらまともみたいな状況が作り続けられるから、そういう人に愛想を尽かされたら、本当にいくとこまでいってる人になる可能性が出てくるよね(笑)。
ちゃんみな:怖い話ですよ。気をつけないといけないし。本当に申し訳ない気持ちで言うけど、ガス料金とか電気料金の払い方とか、そういうのをヘンな話、やらなくてもいいとか、そういう風になってくるじゃん。
SKY-HI:免罪符っていうのがあって。社長やってからなおさら思うんだけど、「まあ、アーティストだからね」って許される免罪符が、ある程度のバリューになると生まれてしまって、それがよくないんですよ。普通の社会人だと許されないけど、アーティストが許されてることがあるわっていうのが思い浮かぶ。
ちゃんみな:それなんとかなんないのかな。
SKY-HI:それをよくないと自覚するだけでもいい気がする。それをゼロにして無理を起こすのであれば、そういうことをしてしまう可能性があるっていうことを認識しておいて、今そうかもって思ったら、ごめんね、ありがとう、大丈夫っていうのを聞くようにしたら、たぶん(いいんだと思う)。
SKY-HI:実は50歳まではこういうことをこうでっていうのはすごくあるんだけど、50歳より先は想像がポンって飛ぶのよ。
ちゃんみな:遠すぎてってこと?
SKY-HI:たぶん。遠すぎるのもあるけど、やりたいことがそこで1回止まってて。もしくは俺の人生がそこでエンド設計されてるのかもしれない(笑)。わりと10代の頃から、30代はこうで40代はこうでってあったんだけど。
ちゃんみな:一緒、一緒。
SKY-HI:50代より先が思い浮かんでなくて。
ちゃんみな:SKY-HIとしてはみっちりいろいろ考えてるだろうけど、日高光啓と向き合っていけてる? 曲書くときとかは? SKY-HIとして受け取ったものをアウトプットしてるんだ。
SKY-HI:完全にそう。
ちゃんみな:じゃあ私と逆なんだね。
SKY-HI:そう。アーティストをやっているうえで感じてることがそのままなっていってる。だからぶっちゃけ、BE:FIRSTとかAile The Shotaとかそれ以外も含めて、自分とこのアーティストのことが頭にある状態で曲を書くことが多い。
ちゃんみな:なるほどね。だから50歳で止まってるのかも。
SKY-HI:そうかもしれない。
「日高光啓としての50代を1回考えてみたら?」とちゃんみなが提案する。
ちゃんみな:だって日高光啓って子はだいたい15、16歳で止まってるってことでしょ?
SKY-HI:そう。
ちゃんみな:だからその子を育ててあげないとさ。私が『ハレンチ』書いたときってちょうど、“みなちゃん”が置き去りになってるときだったの。私の曲ってみなちゃんと対話をすることによって生まれるから。プライベートから生まれるからさ。自分自身と対話ができてなくて曲が書けてないと思って、久しぶりに向き合ってみたら、その子が私が思ってるより大人になってたのよ。
SKY-HI:へえ。
ちゃんみな:好きな色とか好みも趣味も食べ物も変わってたの。それに気付いたのよ。
SKY-HI:なるほどね。それちょっと楽しいかも。たぶん普段俺が向き合ってる俺がもうSKY-HIなのよ。
ちゃんみな:だからBMSGの子たちと同じ感じで、みっくんと向き合ってるんでしょ?
SKY-HI:たぶんそう、ずっと。だから楽しいもんね。
ちゃんみな:かわいそうだよ。
SKY-HI:ってことは、俺のみっくん、完全に子ども部屋おじさんだから(笑)。
ちゃんみな:あはは(笑)。
SKY-HI:確かにそれはお話ししてあげないとかわいそうかも。
ちゃんみな「久しぶりに対話しようと思ってノートを開いて書いた曲」として自身の楽曲『Good』を紹介、オンエアした。
SKY-HI:あのパフォーマンスはどのように思いついたの?
ちゃんみな:みっくんに『美人』ができた経緯って言ったっけ?
SKY-HI:なんとなく聞いたって感じ。『美人』って完成するまでにけっこうかかったんだよね。
ちゃんみな:けっこうかかった。
SKY-HI:それの初期の段階の『美人』を聴かせてもらって。「なんか違うんだよな」って言いながら。
ちゃんみな:その時期からずっと言ってたんだ。そういうのに悩んでたときがあって、そのときに思いついたんだよね。いつかメイクを落とそうって。『美人』をリリースしたらみんなの前でメイクを落としたいなって。自分の影響力をどう使うかが大事っていうのが私の中にもあって、横アリがソールドアウトしたときに、いっぱいの人が来てくれるのは約束されているから、その上で何をこの人たちに見せて、何をこの人たちに、私の意志みたいなものを伝えるのかっていうなかでいちばん妥当だったのかなって。
SKY-HI:バックヤードのモニターとスピーカーがあったから、みんなで観てたんだけど、最終的にメイクを落としきったところで「肌のケアも成功してる」って(笑)。
ちゃんみな:目線が違うでしょ(笑)。でも私、あのとき肌荒れのピークで。前日とか前々日とかでニキビがすごい増えて。
SKY-HI:体がそれに対して「いけるんすか?」って。
ちゃんみな:そうだと思う。でもそれが逆によかったなと思って。きれい過ぎるよりも。
SKY-HI:確かにメッセージとしては。じゃあ、体からの演出だ(笑)。
ちゃんみな:ありがとうって感じ。楽しかった。
ちゃんみなの最新情報は、公式サイトまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
ちゃんみなが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは5月6日(土)。
ちゃんみなは4月に4thアルバム『Naked』をリリースした。
音楽しかできないヘンな人になっていた
大親友だという、ちゃんみなとSKY-HI。近況など語り合いながら、ちゃんみなが「みっくん(SKY-HI)がこの業界に入ったのって何歳のとき?」と質問を投げかける。SKY-HI:17、18歳くらいかな。
ちゃんみな:私も同じくらいなのよ。17、18歳くらいからこの業界にいて。私は10代のときに母親にずっと「音楽では売れる可能性が低いから他のこともやっておいて」って言われたの。私の場合、適職が母いわく弁護士とパン職人だったのよ。
SKY-HI:あはは(笑)。使う場所全然ちがうじゃん。
ちゃんみな:それも同時並行でやっておきなさいよってずっと言われてたの。あと通訳士とか。ほら、多言語しゃべれるじゃん。
SKY-HI:確かに。
ちゃんみな:だから、一応高校を卒業しとけとか、一応大学は出とけとか、そういうことは言われてはいたの。でもそのときから私には音楽しかなかったから、そこからいろいろやっていって。でも頭の片隅にはそのことがあるわけ。ちょっと危ういなとか、もう売れないのかなとか思ったらすぐにでもパン職人とか考えてたわけ。ありがたいことに17歳、18歳でデビューさせてもらって、今のとこ音楽1本でやっていけてるわけよ。
今年25歳を迎えるちゃんみな。周りを見渡すと「私はただの学のない音楽しかできないヘンな人になっていた」と話す。
ちゃんみな:社会経験をしてないってこんな風に出てくるんだっていうか。たとえば、周りの子が何を言ってるのかわからないわけよ。
SKY-HI:「普通」がズレるもんね。
ちゃんみな:そう、それに気付かなかったんだよ。むしろ10代のときとかは普通がズレちゃってるアーティストとか芸能人の人とか見てて、「やっぱりズレちゃうよね」とかちょっと人ごとで見てたんだけど、「待って、私ってヘンな人なのかも」ってなってくるのよ。
SKY-HI:社会経験、それこそ会社に就職するとかになると組織のなかで働くから、自分で合う人を選ばないじゃん。
ちゃんみな:みっくんもヘンな人じゃん(笑)。自分がヘンな人だなって気付いたことある?
SKY-HI:めっちゃある。
ちゃんみな:どんなとき?
SKY-HI:ナチュラルがそれかも。ヘンって意味だと、ずっとヘンだと思ってるし、諦めてるところは諦めてるから、まともな人を周りに増やすのをちょっと頑張ってる。まともな人でいて自分に魅力を感じてくれる人が集まることができたら、結局足して2で割ったらまともみたいな状況が作り続けられるから、そういう人に愛想を尽かされたら、本当にいくとこまでいってる人になる可能性が出てくるよね(笑)。
ちゃんみな:怖い話ですよ。気をつけないといけないし。本当に申し訳ない気持ちで言うけど、ガス料金とか電気料金の払い方とか、そういうのをヘンな話、やらなくてもいいとか、そういう風になってくるじゃん。
SKY-HI:免罪符っていうのがあって。社長やってからなおさら思うんだけど、「まあ、アーティストだからね」って許される免罪符が、ある程度のバリューになると生まれてしまって、それがよくないんですよ。普通の社会人だと許されないけど、アーティストが許されてることがあるわっていうのが思い浮かぶ。
ちゃんみな:それなんとかなんないのかな。
SKY-HI:それをよくないと自覚するだけでもいい気がする。それをゼロにして無理を起こすのであれば、そういうことをしてしまう可能性があるっていうことを認識しておいて、今そうかもって思ったら、ごめんね、ありがとう、大丈夫っていうのを聞くようにしたら、たぶん(いいんだと思う)。
50代より先って思い浮かんでなくて…
続いて話題は未来について。ちゃんみなは「老後ってどう考えてるの?」とSKY-HIに投げかける。SKY-HI:実は50歳まではこういうことをこうでっていうのはすごくあるんだけど、50歳より先は想像がポンって飛ぶのよ。
ちゃんみな:遠すぎてってこと?
SKY-HI:たぶん。遠すぎるのもあるけど、やりたいことがそこで1回止まってて。もしくは俺の人生がそこでエンド設計されてるのかもしれない(笑)。わりと10代の頃から、30代はこうで40代はこうでってあったんだけど。
ちゃんみな:一緒、一緒。
SKY-HI:50代より先が思い浮かんでなくて。
ちゃんみな:SKY-HIとしてはみっちりいろいろ考えてるだろうけど、日高光啓と向き合っていけてる? 曲書くときとかは? SKY-HIとして受け取ったものをアウトプットしてるんだ。
SKY-HI:完全にそう。
ちゃんみな:じゃあ私と逆なんだね。
SKY-HI:そう。アーティストをやっているうえで感じてることがそのままなっていってる。だからぶっちゃけ、BE:FIRSTとかAile The Shotaとかそれ以外も含めて、自分とこのアーティストのことが頭にある状態で曲を書くことが多い。
ちゃんみな:なるほどね。だから50歳で止まってるのかも。
SKY-HI:そうかもしれない。
「日高光啓としての50代を1回考えてみたら?」とちゃんみなが提案する。
ちゃんみな:だって日高光啓って子はだいたい15、16歳で止まってるってことでしょ?
SKY-HI:そう。
ちゃんみな:だからその子を育ててあげないとさ。私が『ハレンチ』書いたときってちょうど、“みなちゃん”が置き去りになってるときだったの。私の曲ってみなちゃんと対話をすることによって生まれるから。プライベートから生まれるからさ。自分自身と対話ができてなくて曲が書けてないと思って、久しぶりに向き合ってみたら、その子が私が思ってるより大人になってたのよ。
SKY-HI:へえ。
ちゃんみな:好きな色とか好みも趣味も食べ物も変わってたの。それに気付いたのよ。
SKY-HI:なるほどね。それちょっと楽しいかも。たぶん普段俺が向き合ってる俺がもうSKY-HIなのよ。
ちゃんみな:だからBMSGの子たちと同じ感じで、みっくんと向き合ってるんでしょ?
SKY-HI:たぶんそう、ずっと。だから楽しいもんね。
ちゃんみな:かわいそうだよ。
SKY-HI:ってことは、俺のみっくん、完全に子ども部屋おじさんだから(笑)。
ちゃんみな:あはは(笑)。
SKY-HI:確かにそれはお話ししてあげないとかわいそうかも。
ちゃんみな「久しぶりに対話しようと思ってノートを開いて書いた曲」として自身の楽曲『Good』を紹介、オンエアした。
自分の影響力をどう使うか
ちゃんみなは、3月21日に神奈川・横浜アリーナでワンマンライブ「AREA OF DIAMOND」を開催。SKY-HIもサプライズ出演したこのライブで、ちゃんみなは『美人』のパフォーマンス中にメイクを落とし始め、自身の素顔をさらけ出したことが話題となった。ちゃんみな - 美人(AREA OF DIAMOND @ 横浜アリーナ)-
ちゃんみな:みっくんに『美人』ができた経緯って言ったっけ?
SKY-HI:なんとなく聞いたって感じ。『美人』って完成するまでにけっこうかかったんだよね。
ちゃんみな:けっこうかかった。
SKY-HI:それの初期の段階の『美人』を聴かせてもらって。「なんか違うんだよな」って言いながら。
ちゃんみな:その時期からずっと言ってたんだ。そういうのに悩んでたときがあって、そのときに思いついたんだよね。いつかメイクを落とそうって。『美人』をリリースしたらみんなの前でメイクを落としたいなって。自分の影響力をどう使うかが大事っていうのが私の中にもあって、横アリがソールドアウトしたときに、いっぱいの人が来てくれるのは約束されているから、その上で何をこの人たちに見せて、何をこの人たちに、私の意志みたいなものを伝えるのかっていうなかでいちばん妥当だったのかなって。
SKY-HI:バックヤードのモニターとスピーカーがあったから、みんなで観てたんだけど、最終的にメイクを落としきったところで「肌のケアも成功してる」って(笑)。
ちゃんみな:目線が違うでしょ(笑)。でも私、あのとき肌荒れのピークで。前日とか前々日とかでニキビがすごい増えて。
SKY-HI:体がそれに対して「いけるんすか?」って。
ちゃんみな:そうだと思う。でもそれが逆によかったなと思って。きれい過ぎるよりも。
SKY-HI:確かにメッセージとしては。じゃあ、体からの演出だ(笑)。
ちゃんみな:ありがとうって感じ。楽しかった。
ちゃんみなの最新情報は、公式サイトまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
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