俳優・青木崇高が、友人の俳優・加瀬亮に会うためだけにウズベキスタンに飛んだエピソードを語った。青木が登場したのは、ゲストに様々な国での旅の思い出を聞く、J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。オンエアは3月18日(土)。
青木:僕の友人の加瀬亮さんと「ご飯でもどうですか」と連絡を取ってたときに、「ウズベキスタンでもう撮影なんだよ」ってなって、「え、そうなんですか。ウズベキスタンいいな」って(返事をして)、「遊びにおいでよ」みたいな。僕は(現地の)撮影のキャスティングにも呼ばれてないんですけど、ただ会うためだけに行きました。
葉加瀬:フットワークの軽さというのは、旅人にとってはすごく大切だよね。
青木:そうだと思いますね。四の五の考えても、考えれば考えるほど遠のいちゃうので。
葉加瀬:すぐ行動に移すってことだよね。
青木:そうですね。
葉加瀬:それは会いに行くだけだから、長旅ではなかったわけ?
青木:会って、(映画のクルーの)みなさんは撮影があるので、僕はそこからほかの街、サマルカンドとかブハラを回って、それからまた首都タシケントに戻ってみなさんと合流してご飯を食べて帰りました。
葉加瀬:ウズベキスタンはどうでした?
青木:いやぁ、本当最高でしたね。建物がとにかく、アジアでもなし、ヨーロッパでもなしという、何か特徴的なんですよ。でも僕、ガイドブックではあまり(事前には)見たくなかったんですね。
葉加瀬:情報を入れたくない。
青木:薄めで、輪郭がぼやけるぐらいの(程度で見て)。でも(ガイドブックで見た段階でも)サマルカンドブルーと言われる本当に綺麗なブルーの建物の色だけは感じ取れていたんですけどね。やっぱり実際に見ないとわからない。スケール、大きさだったり、五感で匂いとか風とか湿度も含めたものも感じていると思うんですけど、その場に行かないと感じられない圧倒的なものを、言葉にして説明できないという自分の語彙力のなさにショックを受けながらですけど、本当「すげぇ」「すげぇな」と言っていましたね。
青木:その映画のスタッフさんにも「なぜか青木が来た」と知れ渡っていて、(映画には)「出てないよな」みたいな感じで。それをプロデューサーさんが面白いと思って(ウズベキスタンで撮影していた映画の)試写状をいただいたんです。その映画は黒沢清監督の『旅のおわり世界のはじまり』(※2019年公開)というタイトルだったんですけど、試写を観終わったあとに「どうでした?」って感想をいろいろ話しているときに……実は僕、加瀬さんに会う道中を当時持っていたiPhone 7 Plusでなんとなくリポートしながら撮っていたんですよ。それを素人ながらに編集していたんですけど「(映画の)公開時のイベントとかで使ったりってどうですかね?」みたいなことを言ったら、「面白いですね」って。「あ、じゃあ頑張って編集しよう」と思って30分弱のものにしたんですけども、結局編集したものが劇場に流れて、そのあと加瀬さんとのトークショーをやらせていただきました。
葉加瀬:今だったら例えばYouTubeでそういうことをやっている人もいっぱいいるじゃないですか。自分の旅自体が記録として残るのもあるけど、やっぱり何かに表現していくっていうことの作業だよね。
青木:そうですね。そこですごく気づいたのが、見る人が何を見たいのかとか、必要な情報とは何なのかということを(考えて)やっぱり断腸の思いで「ここの部分は切らないと」と。ドラマだったり映画だったりの役者という一つのパートの立場でしたけど、編集をするということは、全体を知る上でとても大きな勉強になりましたね。
葉加瀬:それが発展していって今度はアメリカへ?
青木:アメリカ西部まで(行きました)。これはライフワークにしてみようかなと思って。ウズベキスタンのほうは許可を得てYouTubeで流させていただいて、それ以降のものはまたいろんな方がプライベートで出ていただいているのでYouTubeで流すことはできなくて、日本のいろんな映画祭に出させていただいたときに、僕のトークショーとともにイベントとして(上映を)やらせていただいてます。
葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜の19:00-19:54オンエア。
ウズベキスタンで感じた「圧倒的なもの」
WOWOW『連続ドラマW フェンス』や、韓国映画『犯罪都市』シリーズの続編への出演も控える青木は、今回は旅をテーマにトーク。青木が「昔から行きたかった」というウズベキスタンへ行った過程を振り返った。青木:僕の友人の加瀬亮さんと「ご飯でもどうですか」と連絡を取ってたときに、「ウズベキスタンでもう撮影なんだよ」ってなって、「え、そうなんですか。ウズベキスタンいいな」って(返事をして)、「遊びにおいでよ」みたいな。僕は(現地の)撮影のキャスティングにも呼ばれてないんですけど、ただ会うためだけに行きました。
葉加瀬:フットワークの軽さというのは、旅人にとってはすごく大切だよね。
青木:そうだと思いますね。四の五の考えても、考えれば考えるほど遠のいちゃうので。
葉加瀬:すぐ行動に移すってことだよね。
青木:そうですね。
葉加瀬:それは会いに行くだけだから、長旅ではなかったわけ?
青木:会って、(映画のクルーの)みなさんは撮影があるので、僕はそこからほかの街、サマルカンドとかブハラを回って、それからまた首都タシケントに戻ってみなさんと合流してご飯を食べて帰りました。
葉加瀬:ウズベキスタンはどうでした?
青木:いやぁ、本当最高でしたね。建物がとにかく、アジアでもなし、ヨーロッパでもなしという、何か特徴的なんですよ。でも僕、ガイドブックではあまり(事前には)見たくなかったんですね。
葉加瀬:情報を入れたくない。
青木:薄めで、輪郭がぼやけるぐらいの(程度で見て)。でも(ガイドブックで見た段階でも)サマルカンドブルーと言われる本当に綺麗なブルーの建物の色だけは感じ取れていたんですけどね。やっぱり実際に見ないとわからない。スケール、大きさだったり、五感で匂いとか風とか湿度も含めたものも感じていると思うんですけど、その場に行かないと感じられない圧倒的なものを、言葉にして説明できないという自分の語彙力のなさにショックを受けながらですけど、本当「すげぇ」「すげぇな」と言っていましたね。
動画の編集を自身で行い気づいたこと
この「会いに行く」経験は思わぬ形でアウトプットにつながったようだ。青木:その映画のスタッフさんにも「なぜか青木が来た」と知れ渡っていて、(映画には)「出てないよな」みたいな感じで。それをプロデューサーさんが面白いと思って(ウズベキスタンで撮影していた映画の)試写状をいただいたんです。その映画は黒沢清監督の『旅のおわり世界のはじまり』(※2019年公開)というタイトルだったんですけど、試写を観終わったあとに「どうでした?」って感想をいろいろ話しているときに……実は僕、加瀬さんに会う道中を当時持っていたiPhone 7 Plusでなんとなくリポートしながら撮っていたんですよ。それを素人ながらに編集していたんですけど「(映画の)公開時のイベントとかで使ったりってどうですかね?」みたいなことを言ったら、「面白いですね」って。「あ、じゃあ頑張って編集しよう」と思って30分弱のものにしたんですけども、結局編集したものが劇場に流れて、そのあと加瀬さんとのトークショーをやらせていただきました。
葉加瀬:今だったら例えばYouTubeでそういうことをやっている人もいっぱいいるじゃないですか。自分の旅自体が記録として残るのもあるけど、やっぱり何かに表現していくっていうことの作業だよね。
青木:そうですね。そこですごく気づいたのが、見る人が何を見たいのかとか、必要な情報とは何なのかということを(考えて)やっぱり断腸の思いで「ここの部分は切らないと」と。ドラマだったり映画だったりの役者という一つのパートの立場でしたけど、編集をするということは、全体を知る上でとても大きな勉強になりましたね。
葉加瀬:それが発展していって今度はアメリカへ?
青木:アメリカ西部まで(行きました)。これはライフワークにしてみようかなと思って。ウズベキスタンのほうは許可を得てYouTubeで流させていただいて、それ以降のものはまたいろんな方がプライベートで出ていただいているのでYouTubeで流すことはできなくて、日本のいろんな映画祭に出させていただいたときに、僕のトークショーとともにイベントとして(上映を)やらせていただいてます。
葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜の19:00-19:54オンエア。
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2023年3月25日28時59分まで
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番組情報
- ANA WORLD AIR CURRENT
-
毎週土曜19:00-20:00