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BE:FIRST・RYUHEIと漫画『ワンダンス』主人公は似てる? SKY-HIが魅力を熱弁

BE:FIRST・RYUHEIと漫画『ワンダンス』主人公は似てる? SKY-HIが魅力を熱弁

漫画『ワンダンス』(アフタヌーンコミックス)の作者・珈琲が、SKY-HIと対談。ダンス漫画の難しさや『ワンダンス』の魅力を語り合った。

珈琲が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。ここでは2月11日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。

漫画『ワンダンス』10巻は2月21日(火)に発売する。

最初「ダンス漫画は売れない」と反対された

ダンスをテーマにした漫画『ワンダンス』をこよなく愛すSKY-HI。「タイトルに『ダンス』とついてるので読もうと思って」とその出会いを語る。
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<『月刊アフタヌーン』で連載中の漫画『ワンダンス』>

『ワンダンス』あらすじ
自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む!
アフタヌーン公式サイトより
【外部リンク】第一話を読む(コミックDAYS)

SKY-HI:出会った頃にもう1巻、2巻くらいまでは出てたから読んで、これは面白いって。そこからめくるめく『ワンダンス』の世界に。

珈琲:ダンサーの人でも、ダンスの漫画があるって知っても「どうせうまくいかないだろう」とみんな読まないんですよね。

SKY-HI:ダンスの描き方とかダンスシーンの切り取り方とか、必ずしも現実に即してる必要はないけど、そこはあるよねってマナーを踏むはずされがちだったりすると思っていて。特にストリートダンスって、描き方とかシーンのあり方とかって特殊じゃないですか。社交ダンスの漫画でいくつか名作が生まれている一方で、ストリートダンスの漫画って難しいよなっていうのは、マナーもそうだし画力もそうだし、アスリート漫画になってもしょうがないわけじゃないですか。それで青春漫画の面白さもってなるとめちゃくちゃハードルが高いことをされてるなって思います。

珈琲:最初、担当編集にも「ダンスは売れないだろう」と反対されましたね。

SKY-HI:それでもやりたかったのはご自身のダンス愛ですか。

珈琲:ダンス愛はあるっちゃあるんですけど、それ以外に実は僕のストックってないんじゃないかなって思って。

SKY-HI:あはは(笑)。

珈琲:けっこう危うい時期で、そろそろ自分の中に溜めているものを出さないといけないなって状況だったので、かぼくん(『ワンダンス』主人公・小谷花木)の疾患(吃音)とダンスを経験してて、かつ漫画を描ける人ってそんなにいないじゃないですか。だからそれを武器にして頑張ろうかなって。

SKY-HIは「巻を読むごとに、かぼくんが吃音症っていうのを忘れてくるのが素敵」と話す。

SKY-HI:普通にコミュニケーションを取るので、寡黙であったり伝えるときにたまに感情が高ぶっちゃってっていうのがあるくらいで、性格というか特性の1つに過ぎないから、そこが過剰にドラマチックに描かれすぎても違うような気がするので。そのあまりのリアルさに、読んでいて登場人物に対する愛情がどんどん大きくなっていく気がしています。

珈琲:うれしいですね。

小谷花木とBE:FIRST・RYUHEIの共通点

SKY-HIは『ワンダンス』の主人公・小谷花木が、BE:FIRSTのRYUHEIと重なる部分があり、読み進めるうちに「だんだんと、かぼくんへの愛情が特殊になってきた」と話す。

SKY-HI:かぼくんが、ちょっとがたいのいいRYUHEIに見えてくるっていう(笑)。

珈琲:RYUHEIくんは身長何センチですか。

SKY-HI:183.5センチですね。

珈琲:確かにもうちょいがたいよくしたらかぼくんですね。

SKY-HI:RYUHEIもヒップホップをめっちゃ踊るんで、そのときとか大きく見えるので。

珈琲:僕は画面越しにBE:FIRSTを見てたら、めっちゃかぼくんみたいだなって思ってました。

SKY-HI:ですよね。僕がRYUHEIと最初に出会った頃って、すごく寡黙で小声でしゃべるんだけど、テンション上がったり興味のあることになると饒舌になるっていうタイプだったので。

珈琲:へえ!

SKY-HI:出会ったばっかりの頃のRYUHEIをちょっと思い出すところがありますね。

珈琲:だってめっちゃ若かったですもんね。

SKY-HI:最初に出会ったときは中学2年で。

珈琲:14歳。

SKY-HI:それで中学3年でデビューして、今高校1年ですね。

珈琲:すごい人生ですね。

SKY-HI:変な責任もありますね。一般的な中学、高校、一般的な青春とは違う人生を作ってしまった責任はあるなって、ちょっと考えるとプレッシャーが……。そういう意味では、かぼくんの人生は僕には責任がないので、楽しく読ませてもらっています(笑)。

漫画家にはなれるだろうと思っていた

番組ではSKY-HIが珈琲に「ダンスとの出会いは?」と質問する場面もあった。

珈琲:先にヒップホップの音楽が好きで、そこから何かでウィンドミルを見て、やってみたいなって思ってダンスを始めたのがきっかけかな。今の若い子たちってダンスが身近じゃないですか。TikTokとかもあるし。漫画で頑張って描いてるけど、もしかしたら「全然自分のダンス部と違う」って読者もいるんだろうなって思います。

SKY-HI:そうか。ダンスと音楽の距離感だったり、ダンスシーンの空気感ってことでは見れるけど、高校のダンス部は知らないから、そう考えるとその可能性もあるのか。

珈琲:最初のほうはそれをわりとテーマにしてたんですけど、ストリートダンスよりもみんなで1つの作品を作るっていうダンスのジャンルにいってる人たちもいて、それが対立している構造が僕の中で最初はありましたね。

SKY-HI:俺、あのシーン最高だなって思いました。コンテストを描かれたときに、なぜかコンテストの入賞はロックダンスが多いっていう。それはマジで思う(笑)。

珈琲:そうそう。ダンサーさんに聞いたあるあるを全部使ってるので。

SKY-HI:そこでコンテストもちゃんと描くし、でもコンテストを目標にするのも違うのがすごく丁寧で感動しましたね。ストリートダンスって難しいのが、社交ダンスみたいにワールドカップがないっていうか。この大会で優勝することがみんなの目標みたいなのってダンスではちょっと違う気がするので。

珈琲:けっこうコンテストが乱立していますよね。

SKY-HI:世界一っていう人もたくさんいますし。

珈琲:世界一を名乗っているダンサーさんはたくさんいますからね。

SKY-HI:だから最終、自分との戦いなんじゃないかってところがある気がします。

一方、珈琲は漫画との出会いについてこう語る。

珈琲:僕は19歳までダンスをやっていたんですけど、僕がいちばんリスペクトしていたダンスの先生に「おまえがやってるのはダンスじゃない」って言われてダンスを辞めて。

SKY-HI:それ何だったんだろう。めちゃくちゃ気になる。

珈琲:絵は授業中に落書きとかしてたので自信があって。ダンス辞めたし漫画のほうにいくかって。

SKY-HI:じゃあすごい才能があるんですね。

珈琲:そう言われると恥ずかしいですけど(笑)。自分でも生意気な言い方になるんだろうなと思うんですけど、漫画家にはたぶんなれるだろうなって思ったんですよね。そこだけは自信がありましたね。

実は新キャラの名前を…

SKY-HIは『ワンダンス』4巻の帯にコメントを寄せている。珈琲は「僕がずっと言ってほしかったことを全部言ってくれた」とそのコメントを絶賛した。
珈琲:だからこの人はモテるんだろうなって思いました。

SKY-HI:いやいや、俺はこの漫画をなんて表そうかなと思ったら文字数ギリギリですよ。

珈琲:マックスに書いてくれましたよね。

SKY-HI:「高い高い」じゃないとダメだったっていう。「高い」だとダメで「高い高い」でやっと伝わるみたいなこだわりがありました。『ワンダンス』カッコいいんだよな。

珈琲:恥ずかしいですね。僕は自分の漫画を全く読み返さないんで。

SKY-HI:本当ですか。いいのでぜひ読んでみてください(笑)。

珈琲は、最近『ワンダンス』でイケメンキャラを登場させたのだが、その人物の名前は当初、SKY-HIの本名である「日高」だったと明かす。

珈琲:でも展開上そのキャラがけっこう嫌なやつなんですよ。

SKY-HI:あはは(笑)。

珈琲:だからこれはちょっとSKY-HIさんが気を悪くするかなって思って変えました(笑)。

SKY-HI:全然よかったのに。どのくらい嫌なやつかにもよりますけどね(笑)。

珈琲:でも髪型は襟足があって、金髪の頃のSKY-HIさんっぽい感じかなって。

SKY-HI:お、うれしいですね。楽しみにしています。

珈琲の最新情報は、オフィシャルTwitterまで。

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毎週土曜
23:00-23:54