ORIGINAL LOVEの田島貴男と、ギタリストの長岡亮介がJ-WAVEで対談。田島が、趣味の車や自身の作風などについて語った。
田島が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『CITROËN FOURGONNETTE』(ナビゲーター:長岡亮介)の2月4日(土)放送回。
長岡:CDは2018年1月に発売されています。もうそんなに前なんですね。
田島:5年も経つ? いやあ、いろいろあったなあ。
長岡:いろいろなところに行きましたね。
田島:メチャ面白かった。盛り上がりました、熱かった。また一緒にやろうよ、いつでも。あれは面白いし、すぐにできるし。長岡くんとギターを弾いて歌うとノるんだよね。
長岡:マジですか?
田島:だからもうラク。
長岡:とは言いつつ、ステージでは収拾がつかなくなったりして、「いつ終わるんだ」みたいなときもありましたね(笑)。
田島:それもあるけどね(笑)。でもなんか形になるじゃない。
長岡:そうなんですよね。
田島:ノリというかグルーヴみたいなのが作りやすいというか、すごくやりやすいです。
長岡:あのアルバムも、会うとすごく褒めてくれる人がいます。
田島:いますね。
長岡:去年も、福井県でSOIL&"PIMP"SESSIONSの社長がやっているフェスがあって、そこで東京スカパラダイスオーケストラのGAMOさんに褒めていただいて。
田島:GAMOちゃん? ちょっとGAMOちゃんは近すぎる人脈だね(笑)。
長岡:いいじゃないですか、近い人が「いい」って。
田島:GAMOちゃんあれ聴いてるんだ、ビックリ。
長岡:(田島は)レコードをよく聴かれますよね。
田島:レコードは買ってます。最近買ったのが去年のいつだったかな? 暮れに買いに行ったな。俺なに買ったんだっけ? 忘れちゃった。でもけっこうよかった。4、5枚ぐらいしか買わなかったけど、ソウルで。掘っても掘っても知らないのがあるんだよね。
長岡:きっとそうですよね。
田島:1970年からの約4年間のソウルとかサイケですね。
長岡:なんでそこなんですか?
田島:リズムが好きなんだよね。その4、5年間が一番すごいですよ。もちろん有名なアーティストさんのレコードもいいけれども、何年もかけて買っているのに知らない、いいレコードがどんどん出てくるんだよね。
長岡:今度聴かせてもらいに行こ。
田島:来てよ。全部いいんだよなあ。
田島:本格的にハマったのがサーキットに行くようになった去年ぐらいですかね。その前からマニュアル車に乗るようになって。3年ぐらい前からかな?
長岡:そんなに前から四駆に乗っているんですか?
田島:そうそう。それでどんどんサーキットに行くような車に乗りたくなってきちゃって。周りにそういう人がいて、それで興味を持って「どういうものなんだろう」といううちに、56歳にしてそういうことになっちゃって。月に2、3回行ったりするときがある。
長岡:サーキットにね、すごい。
田島:これがね、最初はドヘタでさ。自分ではすごいスピードで走っているつもりなんだよ。「ものすごいヤバい運転してるな」とか思ってるんだけど、すごくタイムが遅いの。周りからiPhoneとかで撮ってもらって観たらめっちゃ遅いんだよ(笑)。通常の街走りの感覚とくらべるとサーキットでの走りがまったく違う速度域で。そんなにデカいサーキットじゃないから、ある種ミニサーキット的なところに行っているんですけど、コーナーとかも普通の速度域でやるようなものじゃないので、挙動も全然違うし、最初は目とかいろいろな器官が慣れなくて、ただビックリしていたんだけど、ようやく最近ちょっとずつね。いまは中級者の下ぐらい……まだ中級者にいってないかな? 基本アクセルは全部ベタに踏むので、最初は怖くて。
長岡:踏めないですよね。
田島:でもそれがようやく、常にこう(踏んでいる)考えに変わって、目も慣れたので、コーナーとかやるときはいろいろ操作をするんだけど、ブレーキとかそういうのはだいたい慣れてきて。
長岡:ヒール&トゥとかするんですか?
田島:もちろんしますよ。でもヒール&トゥはそんなに重要なあれでもないんだよね。むしろブレーキとアクセル、いわゆる荷重とステアリング、荷重移動というかさ、あれがFR車ほとんどだから。でもあんなに簡単にスリップするとは思わなくて。外から見ていると普通にグリップ走行、ドリフトがありますけど……こんな専門的な話しちゃっていい?
長岡:すごく面白いです。ORIGINAL LOVEの田島さんを呼んで話す内容ではないですけど(笑)。
田島:そうでしょ(笑)。
長岡:こうなるなと思ってはいたんです。
田島:そういうのにいまどんどんハマっちゃって。当然周りの人はこの道何十年みたいな人ばかりだから。
長岡:サーキット仲間がいるんですね。
田島:いい人に恵まれて。
長岡:なんでそういう人と出会うんですか。
田島:サーキットに行ったら話すようになったりするんです。まさかサーキットに行くとは思っていなかったんだけど。でもどうせ死ぬ前に、50半ばを過ぎてきてから体が動かなくなり「サーキットってどんなものなの? 行ってみたいな」という感じになってきて。それで行ってみたら周りもおじさんばかりだったんです。そういうおじさんもいれば、この道何十年みたいな人も同じレッスンに通っていたりして。最初はどんどんうまくなるから、遅いタイムからすごいスピードで上がっていくわけですよ。それで「俺まだやれるかも」みたいになるわけ(笑)。
長岡:いいですね。
田島:いままで何十年も運転してきたけど、急に楽しくなってきちゃって。
長岡:普段の運転も含めてね。
田島:そうそう、面白いなみたいな感じで。まだ全然一体化してないですけど、いままでよりは車と一体化してきたみたいな、そういう面白さもあって。
長岡:それは楽しそうだな。カレーもそうだし。
田島:カレーはトータス松本から教わった。
長岡:あんこもハマったみたいですね。
田島:今年は作らなかったですね。去年までは毎年作ってたんだけど。
長岡:探求心がすごいですよね。
田島:今年はキャンプに行っちゃったから作らなかったんだ。
長岡:お正月ですか?
田島:そう。
長岡:毎年お正月はあんこを作っていたんですか。
田島:毎年作っていたんだけど「キャンプのほうが楽しいや」と思って。
長岡:けっこう世の中って(田島さんに対して)ソウルの人みたいな印象があると思うんです。
田島:でもそこも「なんだかな」と思って。
長岡:なんだかなって(笑)。
田島:(笑)。パブリックイメージも自分の好きな音楽のイメージになりたいよね。『接吻』が知られるようになったのもあるけど。まあソウルもやっぱり大好き。
長岡:全部好きですよね。
田島:全部大好き。
長岡:でもORIGINAL LOVEは作風が毎回ちゃんと違うというか。
田島:最近は安定してきたよ(笑)。『ラヴァーマン』ぐらいから「だいたいこんな感じだな」みたいな。
長岡:(笑)。
田島:40後半ぐらいかな、「もうこれでいっか」みたいな(笑)。いわゆるソウルのグルーヴがあって。いま一緒にやっているメンバーの佐野康夫さんとか小松秀行くんとか、いま河合代介さんというオルガンのうまい人が入っているんだけど、彼らとやるのが一番自分の強みを出せる部分もあるので、ライブもレコーディングも、そういう感じでやっていますね。
長岡:30周年を超えているんですよね。
田島:ペトロールズはアルバムをいつ出すの?
長岡:ちょっとわからないです(笑)。
田島:(笑)。
長岡:スケッチとかはあるんですけど。
田島:ライブで新曲やってる?
長岡:やってます、少しずつ。
田島:いろいろ変えていったりして。
長岡:変えているのもあります。
田島:集まったら「作るか」みたいな?
長岡:いやいや、1人でiPhoneでボイスメモを録って、みたいな感じです。
田島:新曲がライブで10曲ぐらい集まったら作っちゃえばいいし。
長岡:今年は出せたらなとは思ってます。
田島:締め切りがあって絞られないと、できあがらないね(笑)。
長岡:締め切り大事ですよね(笑)。ペトロールズはいつも締め切りがないんだよなあ。締め切りのせいにはしないですけど。
田島:やっぱり創作は放っておいたらできないね。
長岡:ああ、確かにね。
田島:なんかやったほうがいいよ。
長岡:すみません(笑)。
田島:スタッフに締め切りを決めてもらって(笑)。
長岡:そうですよね。そうやって新陳代謝じゃないですけど、していくことが大事ですもんね。
田島:なにかしらね、ときどきは。常にだともっと遊びたいと思っちゃうけど。
長岡:作って、走って。
田島:遊んだりして、車乗って。
ORIGINAL LOVEの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
長岡亮介がお届けする『CITROËN FOURGONNETTE』の放送は、毎週土曜日の22時から。
田島が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『CITROËN FOURGONNETTE』(ナビゲーター:長岡亮介)の2月4日(土)放送回。
2人のステージがアナログ盤に
田島と長岡による2人だけのステージ「ふたりソウルショウ」を収録したライブアルバム『SESSIONS』。CD盤は2018年1月に発売されている同作が、4月12日(水)にアナログ盤としてリリースされる。長岡:CDは2018年1月に発売されています。もうそんなに前なんですね。
田島:5年も経つ? いやあ、いろいろあったなあ。
長岡:いろいろなところに行きましたね。
田島:メチャ面白かった。盛り上がりました、熱かった。また一緒にやろうよ、いつでも。あれは面白いし、すぐにできるし。長岡くんとギターを弾いて歌うとノるんだよね。
長岡:マジですか?
田島:だからもうラク。
長岡:とは言いつつ、ステージでは収拾がつかなくなったりして、「いつ終わるんだ」みたいなときもありましたね(笑)。
田島:それもあるけどね(笑)。でもなんか形になるじゃない。
長岡:そうなんですよね。
田島:ノリというかグルーヴみたいなのが作りやすいというか、すごくやりやすいです。
長岡:あのアルバムも、会うとすごく褒めてくれる人がいます。
田島:いますね。
長岡:去年も、福井県でSOIL&"PIMP"SESSIONSの社長がやっているフェスがあって、そこで東京スカパラダイスオーケストラのGAMOさんに褒めていただいて。
田島:GAMOちゃん? ちょっとGAMOちゃんは近すぎる人脈だね(笑)。
長岡:いいじゃないですか、近い人が「いい」って。
田島:GAMOちゃんあれ聴いてるんだ、ビックリ。
長岡:(田島は)レコードをよく聴かれますよね。
田島:レコードは買ってます。最近買ったのが去年のいつだったかな? 暮れに買いに行ったな。俺なに買ったんだっけ? 忘れちゃった。でもけっこうよかった。4、5枚ぐらいしか買わなかったけど、ソウルで。掘っても掘っても知らないのがあるんだよね。
長岡:きっとそうですよね。
田島:1970年からの約4年間のソウルとかサイケですね。
長岡:なんでそこなんですか?
田島:リズムが好きなんだよね。その4、5年間が一番すごいですよ。もちろん有名なアーティストさんのレコードもいいけれども、何年もかけて買っているのに知らない、いいレコードがどんどん出てくるんだよね。
長岡:今度聴かせてもらいに行こ。
田島:来てよ。全部いいんだよなあ。
月に数回はサーキットへ
田島はここ数年サーキットに行くほど自動車にハマっているそうで、車への熱い愛を語る。田島:本格的にハマったのがサーキットに行くようになった去年ぐらいですかね。その前からマニュアル車に乗るようになって。3年ぐらい前からかな?
長岡:そんなに前から四駆に乗っているんですか?
田島:そうそう。それでどんどんサーキットに行くような車に乗りたくなってきちゃって。周りにそういう人がいて、それで興味を持って「どういうものなんだろう」といううちに、56歳にしてそういうことになっちゃって。月に2、3回行ったりするときがある。
長岡:サーキットにね、すごい。
田島:これがね、最初はドヘタでさ。自分ではすごいスピードで走っているつもりなんだよ。「ものすごいヤバい運転してるな」とか思ってるんだけど、すごくタイムが遅いの。周りからiPhoneとかで撮ってもらって観たらめっちゃ遅いんだよ(笑)。通常の街走りの感覚とくらべるとサーキットでの走りがまったく違う速度域で。そんなにデカいサーキットじゃないから、ある種ミニサーキット的なところに行っているんですけど、コーナーとかも普通の速度域でやるようなものじゃないので、挙動も全然違うし、最初は目とかいろいろな器官が慣れなくて、ただビックリしていたんだけど、ようやく最近ちょっとずつね。いまは中級者の下ぐらい……まだ中級者にいってないかな? 基本アクセルは全部ベタに踏むので、最初は怖くて。
長岡:踏めないですよね。
田島:でもそれがようやく、常にこう(踏んでいる)考えに変わって、目も慣れたので、コーナーとかやるときはいろいろ操作をするんだけど、ブレーキとかそういうのはだいたい慣れてきて。
長岡:ヒール&トゥとかするんですか?
田島:もちろんしますよ。でもヒール&トゥはそんなに重要なあれでもないんだよね。むしろブレーキとアクセル、いわゆる荷重とステアリング、荷重移動というかさ、あれがFR車ほとんどだから。でもあんなに簡単にスリップするとは思わなくて。外から見ていると普通にグリップ走行、ドリフトがありますけど……こんな専門的な話しちゃっていい?
田島:そうでしょ(笑)。
長岡:こうなるなと思ってはいたんです。
田島:そういうのにいまどんどんハマっちゃって。当然周りの人はこの道何十年みたいな人ばかりだから。
長岡:サーキット仲間がいるんですね。
田島:いい人に恵まれて。
長岡:なんでそういう人と出会うんですか。
田島:サーキットに行ったら話すようになったりするんです。まさかサーキットに行くとは思っていなかったんだけど。でもどうせ死ぬ前に、50半ばを過ぎてきてから体が動かなくなり「サーキットってどんなものなの? 行ってみたいな」という感じになってきて。それで行ってみたら周りもおじさんばかりだったんです。そういうおじさんもいれば、この道何十年みたいな人も同じレッスンに通っていたりして。最初はどんどんうまくなるから、遅いタイムからすごいスピードで上がっていくわけですよ。それで「俺まだやれるかも」みたいになるわけ(笑)。
長岡:いいですね。
田島:いままで何十年も運転してきたけど、急に楽しくなってきちゃって。
長岡:普段の運転も含めてね。
田島:そうそう、面白いなみたいな感じで。まだ全然一体化してないですけど、いままでよりは車と一体化してきたみたいな、そういう面白さもあって。
長岡:それは楽しそうだな。カレーもそうだし。
田島:カレーはトータス松本から教わった。
長岡:あんこもハマったみたいですね。
田島:今年は作らなかったですね。去年までは毎年作ってたんだけど。
長岡:探求心がすごいですよね。
田島:今年はキャンプに行っちゃったから作らなかったんだ。
長岡:お正月ですか?
田島:そう。
長岡:毎年お正月はあんこを作っていたんですか。
田島:毎年作っていたんだけど「キャンプのほうが楽しいや」と思って。
安定してきた作風
長岡は、以前に「ルーツはなんですか?」と尋ねたときに田島が「俺はニューウェーブだね」と答えたことが印象に残っていると話す。長岡:けっこう世の中って(田島さんに対して)ソウルの人みたいな印象があると思うんです。
田島:でもそこも「なんだかな」と思って。
長岡:なんだかなって(笑)。
田島:(笑)。パブリックイメージも自分の好きな音楽のイメージになりたいよね。『接吻』が知られるようになったのもあるけど。まあソウルもやっぱり大好き。
長岡:全部好きですよね。
田島:全部大好き。
長岡:でもORIGINAL LOVEは作風が毎回ちゃんと違うというか。
田島:最近は安定してきたよ(笑)。『ラヴァーマン』ぐらいから「だいたいこんな感じだな」みたいな。
長岡:(笑)。
田島:40後半ぐらいかな、「もうこれでいっか」みたいな(笑)。いわゆるソウルのグルーヴがあって。いま一緒にやっているメンバーの佐野康夫さんとか小松秀行くんとか、いま河合代介さんというオルガンのうまい人が入っているんだけど、彼らとやるのが一番自分の強みを出せる部分もあるので、ライブもレコーディングも、そういう感じでやっていますね。
長岡:30周年を超えているんですよね。
田島:ペトロールズはアルバムをいつ出すの?
長岡:ちょっとわからないです(笑)。
田島:(笑)。
長岡:スケッチとかはあるんですけど。
田島:ライブで新曲やってる?
長岡:やってます、少しずつ。
田島:いろいろ変えていったりして。
長岡:変えているのもあります。
田島:集まったら「作るか」みたいな?
長岡:いやいや、1人でiPhoneでボイスメモを録って、みたいな感じです。
田島:新曲がライブで10曲ぐらい集まったら作っちゃえばいいし。
長岡:今年は出せたらなとは思ってます。
田島:締め切りがあって絞られないと、できあがらないね(笑)。
長岡:締め切り大事ですよね(笑)。ペトロールズはいつも締め切りがないんだよなあ。締め切りのせいにはしないですけど。
田島:やっぱり創作は放っておいたらできないね。
長岡:ああ、確かにね。
田島:なんかやったほうがいいよ。
長岡:すみません(笑)。
田島:スタッフに締め切りを決めてもらって(笑)。
長岡:そうですよね。そうやって新陳代謝じゃないですけど、していくことが大事ですもんね。
田島:なにかしらね、ときどきは。常にだともっと遊びたいと思っちゃうけど。
長岡:作って、走って。
田島:遊んだりして、車乗って。
長岡亮介がお届けする『CITROËN FOURGONNETTE』の放送は、毎週土曜日の22時から。
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ペトロールズ・長岡亮介