20歳を迎えたミュージシャンの崎山蒼志、みゆな、さなりが影響を受けたアーティストや、今後挑戦してみたいことを語った。
3人が登場したのは、人生の大きな節目でもある「20歳」をテーマにお送りした特別番組『J-WAVE SPECIAL SAPPORO BEER AT AGE 20, THE BEGINNING』(ナビゲーター:シシドカフカ)。ここでは1月9日(月・祝)にオンエアされた内容の一部をテキストで紹介する。
【同番組のその他の記事】
・金子ノブアキ、20代に伝えたいことは…「好きなこと」「好きな友だち」を大切に
・King Gnu・勢喜 遊が振り返る、20歳のころ。ドラムのプレイスタイルはどう変わった?
崎山:特にまだ始めてないんですけど、高校出てから運動する機会がめっちゃ減ったなって思って。
さなり:マジで。同じだな。
崎山:走るとか、運動はいいなって。健康にもいい。ボルダリングとかやってみたいですね。
みゆな:ボルダリングって意外ですね。
崎山:小さい頃に好きで。
みゆな:さなりさんはどうですか?
さなり:最近は英語とか語学面でいろんな国の言葉を覚えたいなとか。
みゆな:わかる。日本語だけじゃどうしても似通ってきたりするから。英会話とか私やってたんですけどやっぱりダメですよ、一回現地にひとっ飛びしないと。
さなり:俺もやってたんですけど、いつの間にか行かなくなってました(笑)。
続けて、みゆなは「休みの時間の使い方を大切にしたい」と言う。
みゆな:休んではいるんだけどインスピレーションはちゃんと持ってたほうがいいなと思うので、映画を観るとか小説を読むとかしていきたいなと思っていて。あとDTMやりたいなとも思っています。ボーカロイドたちの声ってすごく精密というか、例えば「し」って「shi」で「し」って言うけど、もう少し自然な「し」にしたいなって思ったときに「si」に変換するとまた違った「し」が出てくるんです。
崎山:へえ。
みゆな:その一個一個の細かさってすごく奥深いと思って。そういうのを、みゆな名義はさておき趣味とかでできたらいいなって。趣味の延長線って大事だなと思っていて、そこにつながっていくかなって思ってるから、趣味を増やすことを大事にしてるかもしれないですね。
さなり:小学4年生のときに初めてYouTubeでSKY-HIさんのミュージックビデオを観て、そこでラップを知って「ヤバい、かっこいい」って感じで、そこからラップにどハマりして、ずっとSKY-HIさんの曲を聴いて小学校、中学校を過ごしてましたね。それくらい影響を受けたというか、憧れを持ったというか。今でも曲をやってもらったり、そういう感じでいろいろお世話になっているアーティストさんですね。
みゆな:すごい。崎山さんは? 事前のアンケートで崎山さんだけ5名あげられてましたが。
崎山:クリープハイプの尾崎世界観さん、向井秀徳さん、トム・ヨークさん、七尾旅人さん、折坂悠太さんがめちゃくちゃ尊敬している憧れのアーティストですね。
みゆな:素晴らしいメンツですね。
崎山:尾崎さんは、僕が小学5年生くらいのときにテレビ番組でクリープハイプを観て衝撃を受けて、すごいと思ってそこからめちゃくちゃ大ファンです。向井さんもインターネットで見つけて同じくものすごく衝撃を受けて、存在、語り方とか、音楽も向井さんにしかないものというか、グルーヴもそうだし、そういう意味でも尊敬しています。トム・ヨークさんは音楽の捉え方とか考え方をものすごく尊敬してて、めちゃくちゃクリエイティブな人だし。七尾旅人さんと折坂悠太さんは共演もさせていただいて、実際に会った中でもものすごく優しい方で心を打たれすぎてしまったというか。元々大好きなお二人なんですけど、こういう方々みたいになれたらいいなという憧れがありますね。
みゆなは影響を受けたアーティストに、玉置浩二をあげた。
みゆな:中学3年の頃に私は不登校になってしまって、自分の部屋に引きこもってたときに、たまたまYouTubeの関連動画に玉置浩二さんの『あの頃へ』って楽曲のライブ映像が流れてきて。私、映画だったり小説だったりで涙を流さなかったんですね。それまで怒ったときか悔しいときに泣いたことしかなくて。でもこのときに初めて人の歌を聴いて涙が勝手に出ちゃって。声が出るほど泣いちゃって。その瞬間ってなかなかないじゃないですか。
さなり:ないですよね。
みゆな:人生でそんなにないと思ってて、すごく私にとって元気をもらったというか、単純にこうなりたいなって思わせてくださった存在なので、玉置浩二さんが私の中では憧れの方だと思います。
さなり:この曲は応援歌というか、聴いていて歌詞がよくてすごく励まされるというか。サウンドも自分の好みで、ヒップホップ・トラップみたいな曲なんですけど、高校1、2年生くらいの頃に友だちと一緒に聴いて、歌っていた思い出深い曲ですね。
崎山:僕は先ほど憧れのアーティストにもあげた向井秀徳さんがやられていたNUMBER GIRLの『透明少女』は青春ソングでした。
崎山:中学1年のときに知って、めちゃめちゃ鋭利なサウンドと清涼感みたいなところに衝撃を受けて、自分の学生時代の感情ともマッチして毎日聴いてたなって。あとBoy Pabloの『Sick Feeling』って曲があるんですけど、すごく切ない曲で、高校の通学中に自転車のカゴに携帯を入れてよく流して通学してました。
崎山:あんまり人がいない通りを走ってるときに、地元の広い空や夕焼けにマッチしてて気持ちいいなと思って聴いてました。
みゆな:私は先ほどあげた玉置浩二さんの『あの頃へ』もそうなんですけど、フジファブリックの『陽炎』は崎山さんと同じような感じで、高校生の頃とか憂鬱な気持ちで学校に向かっていて、私も自転車通学だったので坂を上らないといけないとき、自転車のペダルを思い切り踏ませてくれる曲だったんです。
みゆな:すごく疾走感があって、やけに自転車に乗りたくなっちゃうような曲で、そのときに行きたくない学校のことを考えながら聴くとすごくモチベーションがあがるというか、背中を押してくれるというか。そういう楽曲ですね。 あとはビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』ですね。
みゆな:これは初めて購入したレコードで、この曲に一目ぼれをしたんですよね。レコードを買おうと思って、実際に買って手にしたときに「恋なんじゃないか」っていうくらい心でレコードを抱きしめたほど好きでした。
さなり:誰でもいいので世界のみんなに届けばいいなということで、ずっと音楽を作り続けていきたいなって思います。
崎山:これから自分の作っていく音楽とか世界観が、誰かの青春になったらいいなと思います。
みゆな:そうですよね。自分が音楽からすごく影響を受けているからこそ、自分が発信したものがどこかで誰かの影響になっていたらと思いますし、さらに自分たちが大人になって若い世代が出てきたときに、私たちの曲が好きでって言ってくれる方が出てきたらいいなって。そんな人に出会ってしまったら抱きしめちゃうかもしれないですね(笑)。
崎山:愛が強い。
みゆな:私はとにかく歌い続けていくことかなって。楽しいと思えることをまず増やすこと。そこで継続できたらいいなと。最初、私たちは趣味で音楽を始めて、そこから本格的に音楽でご飯を食べていくほうにまわると、どうしてもしんどくなってしまうことがあるというか。やっぱり(音楽を)仕事でしか見れなくなってしまう瞬間があって、そういうときは苦しくて自分のことしか見れなくなってしまうんですけど、最終的に音楽が好きだと思えることが何より大事だなって。だから楽しいことを増やして、それを継続すればいずれ誰かに伝わるし、それを通してフェスとかいろんなライブに出演させていただけたらなと思います。
崎山蒼志の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
みゆなの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
さなりの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
3人が登場したのは、人生の大きな節目でもある「20歳」をテーマにお送りした特別番組『J-WAVE SPECIAL SAPPORO BEER AT AGE 20, THE BEGINNING』(ナビゲーター:シシドカフカ)。ここでは1月9日(月・祝)にオンエアされた内容の一部をテキストで紹介する。
【同番組のその他の記事】
・金子ノブアキ、20代に伝えたいことは…「好きなこと」「好きな友だち」を大切に
・King Gnu・勢喜 遊が振り返る、20歳のころ。ドラムのプレイスタイルはどう変わった?
みゆな「趣味の延長線って大事だなって」
まずは20歳を迎えた3人が「今、挑戦してみたいこと」をそれぞれ語った。崎山:特にまだ始めてないんですけど、高校出てから運動する機会がめっちゃ減ったなって思って。
さなり:マジで。同じだな。
崎山:走るとか、運動はいいなって。健康にもいい。ボルダリングとかやってみたいですね。
みゆな:ボルダリングって意外ですね。
崎山:小さい頃に好きで。
みゆな:さなりさんはどうですか?
さなり:最近は英語とか語学面でいろんな国の言葉を覚えたいなとか。
みゆな:わかる。日本語だけじゃどうしても似通ってきたりするから。英会話とか私やってたんですけどやっぱりダメですよ、一回現地にひとっ飛びしないと。
さなり:俺もやってたんですけど、いつの間にか行かなくなってました(笑)。
続けて、みゆなは「休みの時間の使い方を大切にしたい」と言う。
みゆな:休んではいるんだけどインスピレーションはちゃんと持ってたほうがいいなと思うので、映画を観るとか小説を読むとかしていきたいなと思っていて。あとDTMやりたいなとも思っています。ボーカロイドたちの声ってすごく精密というか、例えば「し」って「shi」で「し」って言うけど、もう少し自然な「し」にしたいなって思ったときに「si」に変換するとまた違った「し」が出てくるんです。
崎山:へえ。
みゆな:その一個一個の細かさってすごく奥深いと思って。そういうのを、みゆな名義はさておき趣味とかでできたらいいなって。趣味の延長線って大事だなと思っていて、そこにつながっていくかなって思ってるから、趣味を増やすことを大事にしてるかもしれないですね。
さなり「ミュージックビデオを観て衝撃を受けた」
そんな3人は、どんなアーティストに憧れを抱き、影響を受けてきたのか。まずは、さなりがSKY-HIの名をあげた。さなり:小学4年生のときに初めてYouTubeでSKY-HIさんのミュージックビデオを観て、そこでラップを知って「ヤバい、かっこいい」って感じで、そこからラップにどハマりして、ずっとSKY-HIさんの曲を聴いて小学校、中学校を過ごしてましたね。それくらい影響を受けたというか、憧れを持ったというか。今でも曲をやってもらったり、そういう感じでいろいろお世話になっているアーティストさんですね。
みゆな:すごい。崎山さんは? 事前のアンケートで崎山さんだけ5名あげられてましたが。
崎山:クリープハイプの尾崎世界観さん、向井秀徳さん、トム・ヨークさん、七尾旅人さん、折坂悠太さんがめちゃくちゃ尊敬している憧れのアーティストですね。
みゆな:素晴らしいメンツですね。
崎山:尾崎さんは、僕が小学5年生くらいのときにテレビ番組でクリープハイプを観て衝撃を受けて、すごいと思ってそこからめちゃくちゃ大ファンです。向井さんもインターネットで見つけて同じくものすごく衝撃を受けて、存在、語り方とか、音楽も向井さんにしかないものというか、グルーヴもそうだし、そういう意味でも尊敬しています。トム・ヨークさんは音楽の捉え方とか考え方をものすごく尊敬してて、めちゃくちゃクリエイティブな人だし。七尾旅人さんと折坂悠太さんは共演もさせていただいて、実際に会った中でもものすごく優しい方で心を打たれすぎてしまったというか。元々大好きなお二人なんですけど、こういう方々みたいになれたらいいなという憧れがありますね。
みゆなは影響を受けたアーティストに、玉置浩二をあげた。
みゆな:中学3年の頃に私は不登校になってしまって、自分の部屋に引きこもってたときに、たまたまYouTubeの関連動画に玉置浩二さんの『あの頃へ』って楽曲のライブ映像が流れてきて。私、映画だったり小説だったりで涙を流さなかったんですね。それまで怒ったときか悔しいときに泣いたことしかなくて。でもこのときに初めて人の歌を聴いて涙が勝手に出ちゃって。声が出るほど泣いちゃって。その瞬間ってなかなかないじゃないですか。
さなり:ないですよね。
みゆな:人生でそんなにないと思ってて、すごく私にとって元気をもらったというか、単純にこうなりたいなって思わせてくださった存在なので、玉置浩二さんが私の中では憧れの方だと思います。
3人が青春ソングを紹介
ここで3人はそれぞれ自身の「青春ソング」を紹介。まず、さなりはSKY-HIの『New Verse -Remix- feat. eill』をセレクトした。さなり:この曲は応援歌というか、聴いていて歌詞がよくてすごく励まされるというか。サウンドも自分の好みで、ヒップホップ・トラップみたいな曲なんですけど、高校1、2年生くらいの頃に友だちと一緒に聴いて、歌っていた思い出深い曲ですね。
崎山:僕は先ほど憧れのアーティストにもあげた向井秀徳さんがやられていたNUMBER GIRLの『透明少女』は青春ソングでした。
崎山:中学1年のときに知って、めちゃめちゃ鋭利なサウンドと清涼感みたいなところに衝撃を受けて、自分の学生時代の感情ともマッチして毎日聴いてたなって。あとBoy Pabloの『Sick Feeling』って曲があるんですけど、すごく切ない曲で、高校の通学中に自転車のカゴに携帯を入れてよく流して通学してました。
崎山:あんまり人がいない通りを走ってるときに、地元の広い空や夕焼けにマッチしてて気持ちいいなと思って聴いてました。
みゆな:私は先ほどあげた玉置浩二さんの『あの頃へ』もそうなんですけど、フジファブリックの『陽炎』は崎山さんと同じような感じで、高校生の頃とか憂鬱な気持ちで学校に向かっていて、私も自転車通学だったので坂を上らないといけないとき、自転車のペダルを思い切り踏ませてくれる曲だったんです。
みゆな:すごく疾走感があって、やけに自転車に乗りたくなっちゃうような曲で、そのときに行きたくない学校のことを考えながら聴くとすごくモチベーションがあがるというか、背中を押してくれるというか。そういう楽曲ですね。 あとはビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』ですね。
みゆな:これは初めて購入したレコードで、この曲に一目ぼれをしたんですよね。レコードを買おうと思って、実際に買って手にしたときに「恋なんじゃないか」っていうくらい心でレコードを抱きしめたほど好きでした。
みゆな「とにかく歌い続けていきたい」
最後に3人は「これからどんな音楽を届けていきたいか?」という質問にそれぞれ答えた。さなり:誰でもいいので世界のみんなに届けばいいなということで、ずっと音楽を作り続けていきたいなって思います。
崎山:これから自分の作っていく音楽とか世界観が、誰かの青春になったらいいなと思います。
みゆな:そうですよね。自分が音楽からすごく影響を受けているからこそ、自分が発信したものがどこかで誰かの影響になっていたらと思いますし、さらに自分たちが大人になって若い世代が出てきたときに、私たちの曲が好きでって言ってくれる方が出てきたらいいなって。そんな人に出会ってしまったら抱きしめちゃうかもしれないですね(笑)。
崎山:愛が強い。
みゆな:私はとにかく歌い続けていくことかなって。楽しいと思えることをまず増やすこと。そこで継続できたらいいなと。最初、私たちは趣味で音楽を始めて、そこから本格的に音楽でご飯を食べていくほうにまわると、どうしてもしんどくなってしまうことがあるというか。やっぱり(音楽を)仕事でしか見れなくなってしまう瞬間があって、そういうときは苦しくて自分のことしか見れなくなってしまうんですけど、最終的に音楽が好きだと思えることが何より大事だなって。だから楽しいことを増やして、それを継続すればいずれ誰かに伝わるし、それを通してフェスとかいろんなライブに出演させていただけたらなと思います。
崎山蒼志の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
みゆなの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
さなりの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
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