押尾コータロー、ツアー中に印象的だった「沖縄のよさ」を語る

ギタリスト・押尾コータローが、アジアツアーで印象に残ったエピソード、国内で好きな場所、ニューアルバムへの思いなどを語った。

押尾が登場したのは、ゲストに様々な国での旅の思い出を聞く、J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。オンエアは10月29日(土)。

押尾は今年でメジャーデビュー20周年。近年ではアジア各地での活動も広げ、韓国や中国でのソロライブを開催。まずは、コロナ禍前によく回っていたアジアでの思い出についてトーク。

葉加瀬:アジアツアー結構長くやってるんだ。

押尾:アジアでは最初、韓国のファンの人が結構熱くて、いつか韓国でやってほしいということで。(アジアでの観客は)大体男子が多いんですよ。韓国は割と同年代の男性がいたりするんだけども、中国は同年代がいなくて25、26歳の男子ばかり。

葉加瀬:男子は基本、ギターを弾くギター小僧なの?

押尾:全員ギター小僧。コンサートにギター持ってきてるから、コンサート会場にギターを預かってもらってその(コンサート)後にみんなで弾くんですよ。指揮者がいるわけじゃなくて、ワンツーのカウントもなく一斉に始まって、ピタッと合ってるんです。その動画が送られてきて(それを見ると)アイコンタクトもなしで、全部男の子です。

沖縄に教えられる「まぁええか、そんな急ぐなよと」

国内での印象に残った場所についてもトーク。

葉加瀬:今まで行ったところで、ここは特別というのはありますか?

押尾:僕はやっぱり沖縄が好きですね。やっぱりあの音階ですかね(ギターで沖縄民謡風の音色を実演)。人も、ゆるい感じがたまらない。

葉加瀬:時間の感覚とか確実に違うでしょう。

押尾:確実に違うから、こっちもまぁいいかなって思えるんですよ。沖縄に教えられる。まぁええかと、そんな急ぐなよと。自分はそんなに急いでる性格じゃないけど、「あれ、何か急いでる?」と思わされるんです。沖縄の大衆食堂みたいなところに行ったら、そこのおばちゃんがまた良くてね。本当に控えめなおばちゃんなんですけどね、「おかわりあるよ」と言って出してくれたり。そもそも沖縄に行こうと思ったのはレコーディングのプリプロ、レコーディングするまでにちょっと形にするような、それで曲を作ろうと思ったんですけど全くできないですね(笑)。もう良すぎて、曲作る気にならないみたいな。

葉加瀬:ただインプットは大切で、だから沖縄に楽器持って行かない方がいいわけよ。

押尾:なるほど!

葉加瀬:思い切り遊んで、その何か気持ち良さを(踏まえて)、帰ってきて家で作ればいいんじゃないの。

押尾:そうやって(曲を)作ってるの?

葉加瀬:僕は大体、レジャーやバケーションとか行くときは楽器を持たないですよ。レジャーは絶対その方がいいよ。

20周年を飾るアルバム「葉加瀬太郎とやりたいと思って作った曲」も

押尾は9月28日にメジャーデビュー20周年を飾るニューアルバム「My Guitar, My Life」をリリースした。2枚組で、Disc 2はハラミちゃん、キム・ヒョンジュン、DEPAPEPE、中川晃教、上野耕平といったアーティストとコラボレーションした楽曲が並ぶ。そして、番組をナビゲートする葉加瀬とのコラボレーション曲「アイオライト with 葉加瀬太郎」も。

押尾:せっかく20年、皆さんに祝っていただけるのでその感謝の気持ちを込めて、アルバムを作って、という気持ちですよね。

葉加瀬:アニバーサリー、周年ものっていうのはさ、ちょっと小恥ずかしくないですか?

押尾:同じ!なんですけど、せっかくだから20周年の始まりなので、改めてスタッフとかいろんな人に教えられて、ファンの人に教えられて、20年経ったから今回のアルバムは「よし、新曲作ろう」と。大変じゃないですか、全曲新曲(を作るのは)。でも20年経ったからってそれに甘んじず、新曲作りましたということをまず見てほしいという思いで新曲を作って、そしてコラボレーションのDisc2を入れたらもっと豪華になって、もっと20周年っぽくなるぞと思って、なんとここに葉加瀬太郎さん。

葉加瀬:参加させていただきました。

押尾:「アイオライト」という曲で、僕は太郎ちゃんがアイリッシュの(曲を)何か楽屋で練習していて、「そんなの弾くのとかかっこええな」「いつかそんな曲を作りたいな」「アイルランドっぽい曲を作りたい」と思って、葉加瀬太郎とやりたいと思って作った曲です。

葉加瀬太郎がお届けする『ANA WORLD AIR CURRENT』は、J-WAVEで毎週土曜の19:00-19:54オンエア。
radikoで聴く
2022年11月05日18時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
ANA WORLD AIR CURRENT
毎週土曜
19:00-20:00

関連記事