山下達郎『RIDE ON TIME』の“美しい矛盾” SpendyMily・松永瀀が惹かれたポイントを語る

SpendyMilyの松永瀀(Vo)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『Iris』に込めた想いを明かした。

松永が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは10月17日(月)、18日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

シリアスな中に、美しさと儚さを混ぜたい

2020年に松永瀀(Vo)がyukirie(Gt)、平井文(Dr)とオンラインで出会い、セッション活動をきっかけに結成した3人組バンドのSpendyMily。MBS「ドラマ特区」の連続ドラマ『少年のアビス』エンディング曲『Iris』は、「J-WAVE SONAR TRAX」にも選出されている。今回は松永が『Iris』にどんな想いを込めたのか語ってくれた。
松永:『Iris』は閉ざされた心に一筋の光が差すような希望の気持ちを表現した曲になっています。ドラマ『少年のアビス』のエンディング曲になっているんですが、原作を読んだときに、絶望の中でも、もがいていればいつかは希望の光が見つかるということを感じ、曲に落とし込みました。

僕たちの楽曲は基本的にシリアスな要素がたくさんあるんですけど、その中に美しさや儚さを感じてもらえるようにと制作しています。希望的なものをより一層、感じてほしいので、あえて曲の始まりはシリアスに作っています。歌詞は全体的に悲観的ですが、「諦めるな」という心情をみなさんに感じていただければと思っています。

メロディに関しては、R&BやHIPHOPの要素をぜひ感じてほしいですね。ちなみに僕たちは楽曲制作をするにあたり、メロディから作るときもありますし、ギターのyukirieくんがオケを作ってきて、そこに僕がメロディを乗せるパターンもあります。基本的にその2種類の作り方ですね。

オケ(の音源)が届いたときに、雰囲気で“こういう世界観か”と自分なりに想像を膨らませて、いつもメロディを乗せています。そんな中『Iris』を制作したときは、原作を読んでそのときに感じたシリアスさ、美しさ、儚さを、歌詞はもちろんメロディやオケに要素として取り込めないかというので、悩んだことを覚えています。

まだまだ新参者の僕たちですが、ライブや楽曲も幅広く取り組んでいきたいと思います。これまでライブは6回程度しかできていないんですが、もっとパフォーマンスできるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。たくさんの人に楽曲が届けられるように、バンドとして進んでいきます。

山下達郎『RIDE ON TIME』に感じた美しさ

“自分たちの曲は基本的にシリアス。その中にある美しさや儚さを感じてもらえたら”と語るSpendyMilyの松永。そんな彼のルーツとなる1曲は?

松永:僕たちのルーツとなる1曲は山下達郎さんの『RIDE ON TIME』です。すごく有名な楽曲ですが、僕もよく聴いています。山下達郎さんの楽曲から感じられる、R&B、シティポップの要素を僕らもどこかで取り入れられないかといつも意識しています。

この曲に出会ったときは、なんて壮大で切ない曲なんだと。シンプルな切なさではなく、明るいものの中にある切なさがあって、“美しい矛盾を表現する”部分に影響を受けました。

今後も僕たちは夜の寂しい時間や苦しいときに、寄り添える人間でありたいし、そんな楽曲を作っていきたいと思います。たくさんの人に僕たちの楽曲が届くように、頑張っていきます。

“美しい矛盾を表現する”ことを目指すSpendyMilyの松永。そんな彼は、今でも山下達郎の背中を追っているようだ。

アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【SpendyMily・松永瀀 出演回のトークを聞く】

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前編 後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)
番組情報
SONAR MUSIC
月・火・水・木曜
22:00-24:00

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