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eill、リスナーの背中を押す楽曲制作プロジェクトを始動「みなさんのキモチをたくさん聞かせてください」

eill、リスナーの背中を押す楽曲制作プロジェクトを始動「みなさんのキモチをたくさん聞かせてください」

シンガーソングライターのeillが、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」にて、新企画に際しての想いを明かした。

eillは11月21日(月)、22日(火)のオンエアに登場。同コーナーでは普段、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けしている。

みんなが抱えているモヤモヤが誰かを救うきっかけになるかも

東京都出身のシンガーソングライターのeill。15歳の頃から歌い始め、同時にPCで作曲も開始する。2018年6月にシングル『MAKUAKE』でCDデビューを果たした。

そんな中、J-WAVEでは先日「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」のスペシャル企画が始動。新たな音楽を生み出す企画「まだ、ここにない、出会い。ここにない、音楽。」は、リスナーからメッセージを募集して、その想いをもとにアーティストが楽曲を制作するというもの。

この企画に賛同し、楽曲を制作することとなったのがeillだ。今回はそんなeillがこの企画に携わる上での想い、そして募集したいメッセージのテーマについて語った。
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eill:RECRUITさんとの企画で、一緒に曲を作ることとなりました。今回はひとつテーマを設けて、楽曲を作ろうと思います。そのテーマは皆さんが「人生うまくいかないなぁ」と思っていること。

生きていると、ハッピーもアンハッピーもありますけど、皆さんの心の中にあるまだ答えの出ていない気持ちだったり、悩んでいることだったりを聞かせてください。それを私がひとつのかっこいい音楽にしていきたいと思います。

なぜ、このテーマで募集したかというと、いろんなテーマ候補があったんですけど、いわゆる“Z世代”と言われる子たちは今、どんなことで悩んでいるのかなと思って。10代の子たちが悩んでいることを聞いて、自分の中に抱えているマイナスの感情を「そうだね」と共感し、わかってあげることから始めなくちゃならないと思って。

ただ「頑張れ」というメッセージを送っても簡単には頑張れないだろうって思うんです。でも頑張れないことを「そうだね」と共感し、そういうところから共鳴していって、そこからみんなが頑張っていくことに繋がっていけたらいいんじゃないかなって思ったんです。「頑張ってますか?」と聞くのではなくて、「うまくいってないことは何ですか?」と尋ねることで、みんなとの心の距離を縮めていけたらなって。

何でも大丈夫です。例えば私だったら、友だちの悩みだと「こうした方がいいんじゃない?」とアドバイスを送れるのに、自分が悩んでいることは、なかなか答えが出なくて。でもだからこそ人って生きてるんじゃないかなと思ってみたり。

最近、あんまりお腹が空かないなとか、逆にいっぱい食べ過ぎちゃうなとか(笑)、日常で悩んでいる些細なことから、モヤモヤしていることまで、何でも大丈夫なので、みなさんの気持ちをたくさん聞かせてください。そんなみんなが抱えている、モヤモヤが音楽になることで、誰かを救うきっかけになるかもしれません。ぜひ、みんなの気持ちをたくさん聞かせてください。私はそこからかっこいい音楽を作れるように頑張ります!

友だちとの会話が楽曲作りのアイデアに

15歳の頃から歌い始め、同時にPCで作曲も開始したeillが、楽曲制作についての近況を語ってくれた。
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eill:最近の私の曲作りについてお話ししたいと思います。今は、来年に向けて、曲作りをちょくちょくしているところなんですけれど、曲の作り方によっても違うんですけど、友達と話している中で楽曲のアイデアみたいなものをもらうことがあるんです。女友だちが今の恋人に対して「こういうのが無理」みたいなものを話している中で、はっとメモしたり。そういうメモが私の携帯にはたくさんストックされていて、それが実際に楽曲になっていったりしています。

私はずっと「SONAR'S ROOM」(※『SONAR MUSIC』内の、アーティストが語るワンコーナー。eillが出演していた)で、歌詞を書くのが苦手だって話をしていたと思うんですけど、相変わらず歌詞を書くのは苦手です。レコーディングの前日まで悩んでしまうタイプで、なんならレコーディングしながら書き変えてしまうこともあります。歌詞作りは結構大変な作業ですね。

一方、好きな作業はトラックダウンです。曲を仕上がるにあたり、「ピアノの音をこれくらい大きくしよう」とか、「ギターはもう少し下げよう」など、ミックスという作業をするんですけど、それをエンジニアさんと一緒に作業する時間が本当に好きで。実際、その時間はアレンジの一部ですし、本当にひとつひとつのバランスを意識するだけで全然違って聴こえます。例えばボーカルを左からだけ出そうとするだけで、聴こえ方は異なる。いつも作品を作る上で楽しみにしている時間です。

友だちとの会話が楽曲作りのアイデアになると語るeill。そんな彼女がリスナーの悩みを受け、どんな楽曲を作るのか。「ここにない、音楽」との出会いを楽しみにしていたい。

アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

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・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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番組情報
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