J-WAVEの番組『JUST A LITTLE LOVIN'』（ナビゲーター：長井優希乃）が、2022年10月3日（月）からスタート。朝のスタートアップを豊かに軽やかに、そしてちょっとした「愛」で包んでいくことをコンセプトに、月曜～木曜にお届け。ナビゲーターの長井は大学や大学院で文化人類学を学び、ヘナ・アーティスト、エッセイスト、生命大好きニスト、社会科教員という肩書を持つ。
初日のオンエアでは、番組と長井が日替わりテーマで気になっていることに注目するワンコーナー「PANG’ONO PANG’ONO」に、アフリカ・マラウイ共和国出身のフィリップさんが登場。現在マラウイで話題となっていることなどを語った。ここではテキストでお届けする。
――最近のマラウイで話題になっていることは？
フィリップ：最近話題に挙がるのは、どこかの誰かの結婚式がキャンセルされたってことなんだ。特別有名人ではないんだけど、新婦側が浮気したとか、新郎側が浮気したとか、強制的な結婚だったとか、とにかくTwitterやSNSなどでバズって、みんなジョークを飛ばしていたり噂をしていたりしたんだ。
――最近楽しかったこと
フィリップ：楽しかったことは、日本に来られたこと。特に興奮したのは、電車やエスカレーターかな。でも電車に乗っていたらいきなり停車しちゃって、そのときは本当に怖かった！
――マラウイの音楽事情
フィリップ：音楽は、ローカルのゴスペルミュージシャンを聴いているよ。
長井：3つの質問に答えていただきました。チェワ語というのを初めて聞いた方も多いんじゃないでしょうか。チェワ語は、マラウイの中央部で話されている言葉なんです。私も、日常会話レベルで喋ることができます。マラウイではすごく田舎の村に住んでいたので、チェワ語しかしゃべれない人も多くて、生き抜くためにチェワ語を習得しました。
電車に乗るのが夢だったフィリップさん。実はマラウイには線路が1本しかなく、その線路も貨物専用で、人が移動のために使うことはできない。そのため現地に住む人々は電車に慣れておらず、線路に放牧してしまったり、線路の上で遊んでしまったりすることがあるのだそう。マラウイの交通局は布に「線路で放牧してはいけない、遊んではいけない」などと書かれたものを配布しており、人々はそれを腰に巻いて生活や仕事をしているという。
長井：みんなは注意書きが書かれた布をもらったら、それを腰に巻いて農作業とかをするんですよ。そうすると、それが「動く広告」になるという。あとは、フィリップさんはゴスペルが好きって教えてくれましたが、私が住んでいたマラウイの村では、常に電気があるのは床屋さんとパン屋さんなんです。だから、なぜか入り口にDJブースが設置されていて、そこで最新のマラウイミュージックをノリノリで流すんです。なので、村のいちばんイケてる子は床屋さんとパン屋さんに集うんですよね。
――最近気になっていること
フィリップ：写真撮影にハマっているかな。アメリカのフォトグラファーで、マニー・オルティスっていう人がいて、最近は彼を追ってる。カメラマンって機材とかがとっても重装備だけど、彼はシンプルでそこがいい。
――フィリップさんがハマっていることは？
フィリップ：YouTubeやSNSで知見を広めることも好きなんだ。好きなYouTubeチャンネルは、やっぱりさっき紹介したマニー・オルティス！
――友人や周りと話すホットトピック
フィリップ：チャットで話すのは、ガソリンの高騰とか。いまどこもガソリンが空っぽで困っているんだよね。あとは、マラウイの通貨が弱くて大変だっていう、経済の話もしているよ。もう1つ挙げると、最近「ミス・マラウイ」が決まったんだけど、結果に賛否両論あって、彼女がふさわしいかどうかがけっこう話題になってるよ。僕はコメントする立場にないので、僕にどう思うかは聞かないで。
長井：YouTubeとかSNSとか、実はマラウイでも若者はみんなスマホに夢中なんですよね。今、特にTikTokがすごく人気で、TikTokから音楽が流行りはじめたりもするんです。私がいた村でも、家には電気が通っていないのにみんなスマホを持っていました。なぜか電波は村にも普通に通っているので、さっきいった床屋に充電しにスマホを持って行って、そこでお金を払って充電してもらう。水道はないのにYouTubeは見ている、みたいな私たちから見たら、ちぐはぐな発展の仕方をしているんですけど、それもまた面白いなと思いながら暮らしていました。フィリップさん、ありがとうございました。
『JUST A LITTLE LOVIN'』のワンコーナー「PANG’ONO PANG’ONO」では、番組＆長井が日替わりで気になる内容を日替わりテーマでお伝えする。放送は毎週月～木曜の5時40分頃から。
初日のオンエアでは、番組と長井が日替わりテーマで気になっていることに注目するワンコーナー「PANG’ONO PANG’ONO」に、アフリカ・マラウイ共和国出身のフィリップさんが登場。現在マラウイで話題となっていることなどを語った。ここではテキストでお届けする。
人が「動く広告」に…
同コーナーの月曜日は、いま世界が注目していることやローカルな話題を、海外の声を交えながら紹介。この日は南東部アフリカにあるマラウイ共和国のローカルニュースを、来日しているフィリップさんに伺った。ちなみにマラウイはとても平和で人が温かなことから、「アフリカの温かい心」という別名も持っている。――最近のマラウイで話題になっていることは？
フィリップ：最近話題に挙がるのは、どこかの誰かの結婚式がキャンセルされたってことなんだ。特別有名人ではないんだけど、新婦側が浮気したとか、新郎側が浮気したとか、強制的な結婚だったとか、とにかくTwitterやSNSなどでバズって、みんなジョークを飛ばしていたり噂をしていたりしたんだ。
――最近楽しかったこと
フィリップ：楽しかったことは、日本に来られたこと。特に興奮したのは、電車やエスカレーターかな。でも電車に乗っていたらいきなり停車しちゃって、そのときは本当に怖かった！
――マラウイの音楽事情
フィリップ：音楽は、ローカルのゴスペルミュージシャンを聴いているよ。
長井：3つの質問に答えていただきました。チェワ語というのを初めて聞いた方も多いんじゃないでしょうか。チェワ語は、マラウイの中央部で話されている言葉なんです。私も、日常会話レベルで喋ることができます。マラウイではすごく田舎の村に住んでいたので、チェワ語しかしゃべれない人も多くて、生き抜くためにチェワ語を習得しました。
電車に乗るのが夢だったフィリップさん。実はマラウイには線路が1本しかなく、その線路も貨物専用で、人が移動のために使うことはできない。そのため現地に住む人々は電車に慣れておらず、線路に放牧してしまったり、線路の上で遊んでしまったりすることがあるのだそう。マラウイの交通局は布に「線路で放牧してはいけない、遊んではいけない」などと書かれたものを配布しており、人々はそれを腰に巻いて生活や仕事をしているという。
長井：みんなは注意書きが書かれた布をもらったら、それを腰に巻いて農作業とかをするんですよ。そうすると、それが「動く広告」になるという。あとは、フィリップさんはゴスペルが好きって教えてくれましたが、私が住んでいたマラウイの村では、常に電気があるのは床屋さんとパン屋さんなんです。だから、なぜか入り口にDJブースが設置されていて、そこで最新のマラウイミュージックをノリノリで流すんです。なので、村のいちばんイケてる子は床屋さんとパン屋さんに集うんですよね。
電気・水道はないのにSNSはある
後半もフィリップさんは、マラウイや自身に関する3つの質問に回答してくれた。――最近気になっていること
フィリップ：写真撮影にハマっているかな。アメリカのフォトグラファーで、マニー・オルティスっていう人がいて、最近は彼を追ってる。カメラマンって機材とかがとっても重装備だけど、彼はシンプルでそこがいい。
――フィリップさんがハマっていることは？
フィリップ：YouTubeやSNSで知見を広めることも好きなんだ。好きなYouTubeチャンネルは、やっぱりさっき紹介したマニー・オルティス！
――友人や周りと話すホットトピック
フィリップ：チャットで話すのは、ガソリンの高騰とか。いまどこもガソリンが空っぽで困っているんだよね。あとは、マラウイの通貨が弱くて大変だっていう、経済の話もしているよ。もう1つ挙げると、最近「ミス・マラウイ」が決まったんだけど、結果に賛否両論あって、彼女がふさわしいかどうかがけっこう話題になってるよ。僕はコメントする立場にないので、僕にどう思うかは聞かないで。
長井：YouTubeとかSNSとか、実はマラウイでも若者はみんなスマホに夢中なんですよね。今、特にTikTokがすごく人気で、TikTokから音楽が流行りはじめたりもするんです。私がいた村でも、家には電気が通っていないのにみんなスマホを持っていました。なぜか電波は村にも普通に通っているので、さっきいった床屋に充電しにスマホを持って行って、そこでお金を払って充電してもらう。水道はないのにYouTubeは見ている、みたいな私たちから見たら、ちぐはぐな発展の仕方をしているんですけど、それもまた面白いなと思いながら暮らしていました。フィリップさん、ありがとうございました。
『JUST A LITTLE LOVIN'』のワンコーナー「PANG’ONO PANG’ONO」では、番組＆長井が日替わりで気になる内容を日替わりテーマでお伝えする。放送は毎週月～木曜の5時40分頃から。
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2022年10月10日28時59分まで
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番組情報
- JUST A LITTLE LOVIN'
-
月・火・水・木曜5:00-6:00
