ゆず、出会ってから40年。仲良く続けてこられた秘訣は？

ゆずの北川悠仁と岩沢厚治がピストン西沢と軽快なトークを展開。番組に関する思い出や、ふたりの関係性を語った。

2人がリモートで登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」（ナビゲーター：ピストン西沢）。オンエアは9月20日（火）。

アンケートが活きなかった思い出

9月29日（木）に幕を下ろすことになった『GROOVE LINE』。ゆずはデビュー当時から同番組に出演している。北川は「本当にお疲れ様でした」とねぎらう。

西沢：ありがとうございます。長年やってきたんだけど、ゆずに最初に会ったときに「西沢さんTVKの洋楽番組観てましたよ」って言ってたのを覚えていて。

北川：何年か経って出していただいたときに、番組のスタッフの方が久しぶりだったからアンケートをメチャ書いたんです。そうしたらいざ本番が始まったら、まったくアンケートが活きなかったんです（笑）。

岩沢：（笑）。

西沢：ごめんね（笑）。そういうのが多くて。

北川：今日この放送があるときに、スタッフの方から言われたのは「特になにもないので、3人にお任せします」ってついに言われました（笑）。

西沢：同じ番組なのにね。でもアンケートはあとからクイズに使ったりしていたんですよ。

岩沢：さすがです。

西沢：クイズでいったら「『夏色』の（MV撮影の）ときに海で寒い思いした」とかさ、いろいろネタがあるじゃないですか。

北川・岩沢：（笑）。

出会って40年、うまく続いた理由は

この日のトークテーマは「お任せ」となった3人。西沢は“らしさ”全開で2人を質問攻めした。

西沢：いままで聞いたことなかったんだけど、俺はギターが好きなんだけど、2人はギターへのこだわりは大きいんですか？

岩沢：大きくもないですけど、小さくもないです。考えたことがないですね。

西沢：ムチャクチャ高いギターとか使わないの？

岩沢：そういう意味では僕はこだわってないかもしれないです。北川さんは種類いっぱい持ってます。

北川：岩沢は、いいギターは家に隠して、ゆずには持ってこないんです。

岩沢：（笑）。

西沢：なるほど。ツアーとかって楽器傷むよね。

北川：傷むんですよ。

岩沢：傷みまくりですね。

北川：だからいいギターを全然本番で使わないんです。

西沢：それでも正しいんだけど、ちょっとがっかりだなあ。

岩沢：いや、いま使っているギターもいいギターだけどね。

西沢：50何年のギブソンとかさ、マーチンの1948年だとかさ。

北川：（奥田）民生さんとか（斉藤）和義さんが持っているようなギターは、ゆずは持ってないですね。このあいだギブソンでオリジナルの160Eの新しいやつ作ったんですけど、それはメチャクチャいいですね。

西沢：シグネチャーモデルみたいなのがちゃんとあるからね。

北川：販売とかはしていなくてツアーで使っただけだったんですけど、すごくいいギターになりました。

ここで西沢は、ゆずのライブの衣装について言及。気取らない格好をしているように見えるとコメントした西沢だが、北川によると「実はそんなことない」のだとか。

北川：そういう風に見えないのに、実はゆずの衣装はちゃんとしているんですよ。

西沢：ゆずは本気出せば、2人だけで武道館とか東京ドームとかできちゃう、メチャクチャパフォーマンスが高い、コスパが高いじゃないですか。

北川・岩沢：ありがとうございます。

西沢：ありとうございますと言われるのもあれなんだけど（笑）。でもそれってすごいことですよね。

北川：それは特に、今回もコロナとかがあって活動とかがかなり自粛されたなかでも、やっぱり2人組は稼働がいいですよね。

西沢：4人5人になってくると回線もつながらなくなってね。Zoomで会議やっても1人いないとかね。2人はいまだに仲いいんでしょ？

岩沢：もちろんですよ！

北川：早いな（笑）。

岩沢：いやいいんだよ、仲いいって言っときゃいいんだよ。

西沢：仲たがいが原因で解散はしばらくないよね？

岩沢：ないと思いますよ。

北川：つかず離れずという一番いい距離を保っているので。

西沢：なるほど。これ2人は何年の仲になるんですか？

北川：グループとしては25年で、知り合ったのは小学校１年生からなので。40年ですね。

西沢：それはキツいね。

北川・岩沢：（笑）。

西沢：すごい、同じメンバーで40年でここまでずっとやれてこれている、この秘密はなんですか？

北川：なんでしょうかね。難しいですけど、全然タイプが違うので、それがやっぱりいいんじゃないですかね。

西沢：でもハーモニーの相性とかすごくいいじゃない。

岩沢：ありがとうございます。

西沢：これも神のお導きというか。

北川：近年驚いたことは、高いレンジと低いレンジがあって。全然普段声が違うんですけど、あるレンジだけ異常に似ている声の瞬間があって。レコーディングしたあとに「あれ、これどっちの声？」ってわからなくなるようなところがあるんです。これは不思議だなと、最近気づきました。

西沢：いまだに気づくことがあるんですね。それがすごいのか、いままで気づいてなかったことがダメなのか。

北川：そっちです（笑）。

西沢：そっちですか（笑）。ごめんね、らしく言おうと思って。

岩沢：いやいや、らしいのが好きですよ。

スタジオで流れていた『GROOVE LINE』

番組終了に関しては、ゆずの2人にも感慨深い想いがあるそうで、ラジオに関する思い出についても語った。

西沢：これでインタビュー最後かもしれないと思うとね。

岩沢：なにをおっしゃいます。

北川：俺たちスタジオでリハーサルとかすることあるじゃないですか。スタジオの休憩時間になると、この番組が絶対流れているんです。

西沢：それはヤバいね。

北川：休憩時間にこのラジオを聴きながらリミックスとか、ちょうどそのぐらいの時間だったからなんか、けっこう寂しいです（笑）。

西沢：『虹』とか、さんざんやらせてもらいました。

岩沢：やってましたね。

西沢：どうして『虹』かというと、俺『虹』のCDしか持ってなかったからです。

北川・岩沢：（笑）。

西沢：もっとくれなきゃさ。でも、いろいろな形で僕も活動をもちろんするので、ゆずの前座でDJやりますから。

岩沢：あら！　前座と言わずなにかやりましょうよ。

西沢：メンバーに入れてくれるならいつでもやります。

北川・岩沢：（笑）。

西沢：ゆずのパフォーマンスもやりますよ。

北川：ここにきてゆず、メンバー追加ですか。

西沢：メンバーとしてじゃなくてもいいです。なんでもやりますので。

岩沢：言いましたね？

西沢：言いましたよ！　この2人についていきたいと。

トークの終盤では、西沢は軽快なトークを繰り広げながらもゆずの2人に感謝の言葉を送った。

西沢：とにかくこれからもなにかの機会で会うことがあるかもしれません。交流を持ちながら、俺もいろいろやるのでひとつ、どこかで絡みたいと思います。長年ありがとうございます。

北川・岩沢：こちらこそ！

西沢：頑張ってください、ゆずの2人でした。ゆず最高でした！

ゆずの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。