成田 凌も「最高」と楽しんだ、“曲の中で声だけになる瞬間”とは? ベスト楽曲も発表

俳優の成田 凌と映画監督の松居大悟が、「ブレイクっ!」のコーナーに登場した100曲からベストオブベストブレイクを決定した。ブレイクとは、曲の中で一瞬演奏が止み、声だけになる瞬間のこと。

成田が登場したのは、劇団ゴジゲンの主宰である松居がナビゲートする、J-WAVEで放送中の『JUMP OVER』。オンエアは8月17日(水)。同番組ではラジオ、映画、演劇、音楽などの枠を越えた企画を発信し続けている。成田は2週続けてゲスト出演した。

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【前回の放送の記事】成田 凌、前田敦子との共演で感じた「懐の深さ」 ロケバスで練習したことは?

ベストブレイク19曲を紹介

今回は『ブレイクっ!』のコーナーで紹介した100曲から、ベストオブベストブレイクを決定した。

『ブレイクっ!』は、リスナーから届いた、曲の中で一瞬演奏が止み、声だけになる瞬間=ブレイクを楽しむコーナーで、もともと『成田凌のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で放送されていた企画だったが、成田がこの番組にゲストで出演した際に公認をもらい、『JUMP OVER』でやることに。

松居:1年4カ月で歴代ベストブレイクが19曲あるんですよ。その中のベストオブベストブレイク、通称「成田ブレイク」を選んでいただくということで。

成田:ヤバいっすね。ちょっとドキドキします。楽しみでしょうがないです。

まずは2021年のベストブレイクを紹介した。

(1)sumika『イコール』
(2)Broken my toybox『Hello Halo -ReLight-』
(3)阿部真央『ふりぃ』
(4)あいみょん『愛を知るまでは』
(5)吉澤嘉代子『ものがたりは今日はじまるの feat.サンボマスター』
(6)パスピエ『YES/NO』
(7)UNISON SQUARE GARDEN『101回目のプロローグ』
(8)ずっと真夜中でいいのに。『あいつら全員同窓会』
(9)女王蜂『燃える海』
(10)BiSH『My landscape』
(11)MISSION『シニガミ』


11曲のブレイクを聴き終えた成田は“おかわり”として、吉澤嘉代子『ものがたりは今日はじまるの feat.サンボマスター』と、ずっと真夜中でいいのに。『あいつら全員同窓会』を選び、再度聴くことに。
成田:めちゃくちゃいい。

松居:あはは(笑)。

成田:全部いいよ。この中から選べっていうの、ムズいよ。

松居:これまで番組でブレイクを100曲紹介してきたけど、意外と裏でスネアが鳴ってたりして、これは審議だねってのも結構あったのよ。本当に声だけとはい言いつつ、厳密に言うとブレイクなのかっていうのもあって。あとサビ前でブレイクになるときもあれば、サビ頭でブレイクに入るときもあるし、サビ終わりでブレイクになるのもあって。

成田:ブレイクのかたちっていろいろあるんですよね。自分の中で頭ブレイクはズルいと思ってるんですよ。

松居:頭サビで声だけで歌うとかね。

成田:そうそう。それはいいよって。

松居:あはは(笑)。

成田:俺たちは全部の中のその穴を探していくというか。

松居は「ヒップホップのブレイクよりも、ギターロックのブレイクのほうがグッとくる」と持論を展開する。

松居:ヒップホップはトラックを止めるだけだけど、バンドだとみんなでギュッと演奏を止めてる感じ。

成田:圧倒的静寂になるんですよね。

松居:努力してみんなで止めてる感じとかがバンドサウンドのほうがバッとくるのかな。

成田:それはありますね。

松居:ブレイクって意識して聴くとすごくいいよね。

成田:生みの親ではありますけど、日本でいちばんブレイクに触れてるのは松居さんですからね。

松居:あはは、そうかね(笑)。

成田:これも好みじゃないですか。

松居:だからわりと短いブレイクがいいなって思ってたら長いブレイクを求めだして、長いブレイクをずっと聴いてると短いブレイクがよくなって。

成田:わかります。同じことずっと考えてました。

松居:長ければいいわけでもなかったりね。

成田:長いのもすごいんですけど。吐息バージョンとかもいいですよね。

素晴らしすぎて選べない

続いて、2022年のベストブレイクを紹介した。

(12)miwa『神無-KANNA-』
(13)財津和夫・原みどり『償いの日々』
(14)Passenger『Let Her Go』
(15)THE BOYS&GIRLS『冬の中で』
(16)Vaundy『裸の勇者』
(17)PEOPLE 1『紫陽花』
(18)yonige『さよならアイデンティティー』
(19)坂口有望『おはなし』


松居:2022年の8曲聴いていただきましたが、どうですか?

成田:最高。

松居:あはは(笑)。今回は終わりブレイクだったり、歌謡曲系ブレイクとかいろいろありましたけど、おかわりしますか?

成田:THE BOYS&GIRLSの『冬の中で』ですね。
成田:いいっすね。気持ちが乗ってるブレイクって、ある種の新しいブレイクですよね。

松居:ちょっとパンクに強いからよりグッとくるのかもね。

成田:これはムズいぞ。miwaの『神無-KANNA-』ももう一回聴いていいですか。これヤバかったっすね。

松居:弱ブレイクからブレイクにいくのよね。
成田:yonigeの『さよならアイデンティティー』もいいですか?
成田:いいですね。このかたちもあるか。

松居:100曲の中から全19曲のベストブレイクを聴いてもらって、成田 凌が選ぶベストオブベストは決まりましたか?

成田:いや……これかなっていう。素晴らしすぎました。

成田が選んだベストブレイクは?

成田は今回のベストブレイク企画を振り返り、こうコメントした。

成田:自分の中でサビの始まりの、例えば自分が過去に出したブレイクはスピッツの『春の歌』とかあったけど、今回いろんな世界を見せてもらって、また音楽が楽しくなっちゃいそうです。

松居:うれしいですね。ではベストオブベストブレイクを発表してもらっていいですか。

成田:わかりました。

松居:お願いします。

成田:miwaの『神無-KANNA-』です! これと迷ってたのが、ずっと真夜中でいいのに。の『あいつら全員同窓会』でした。

松居:『神無-KANNA-』はコーラスだけのブレイクが1回あって、そこから純粋なブレイクにいくっていう構成は聴いたことがない。

成田:ちょっと聴いたことがないですよね。miwaさんの魅力が出てますね。これはちょっとよすぎました。逃げも隠れもしないブレイク。

松居:僕も100曲のブレイクの中でのベストブレイクと言っても過言ではないと思います。

松居は「この企画は続けていきたい」と成田に伝えると「250曲くらいブレイクがたまったらまた来ます」とコメント。

成田:次はもっとたまってから来ますね。リスナーに向けて、これがブレイクだよっていう曲を最後に流したいなと思って。

松居:リスナーはこれを教科書に。

成田:でも、これがブレイクだって狭めない方がみなさんも楽しいし、自分も楽しいかも。じゃないとこっちも楽しめないから。

成田はNovelbrightの『seeker』を選曲し、番組でオンエアした。
最後に成田が、主演を務める現在公開中の映画『コンビニエンス・ストーリー』の見どころを語った。

成田:仕掛けがあるので。ここがパラレルワールドでここが現代っていう仕掛けもあったりするし。細かい芝居をしてるので。あと三木 聡監督が書くせりふ、照明、演出と完璧、素晴らしすぎるので。自分の憧れの三木 聡監督の映画『コンビニエンス・ストーリー』をぜひ劇場で楽しんでほしいです。

松居大悟がナビゲートするJ-WAVE『JUMP OVER』の放送は水曜の26時から。
radikoで聴く
2022年8月24日28時59分まで

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番組情報
JUMP OVER
毎週水曜
26:00-27:00

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