NON STYLE・井上が今も大切にする、麒麟・田村にかけてもらった言葉とは？

お笑いコンビNON STYLEの井上裕介が、言葉からの学びについて相方の石田 明と語った。

2人が登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」（ナビゲーター：サッシャ、ノイハウス萌菜）。月曜～木曜にわたって、ゲストが「人生で得た学びや、気づき」を語るコーナーだ。ここでは8月8日（月）のオンエア内容をテキストで紹介する。

【radikoで聴く】
8日（月）OA分： https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220808093639
9日（火）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220809093609
10日（水）OA分：https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220810093532
※それぞれ再生期限はオンエアの一週間後まで。

「前向きに倒れれば…」

漫才のナンバーワンを決める「M-1グランプリ」では2008年を制した実力派のNON STYLE。2人の学び、それを与えてくれた人について語る初日は、井上が麒麟・田村 裕にもらった言葉について教えてくれた。

井上は田村とデビュー当時から仲が良く、正月休みには毎年一緒に旅行をしていたくらいの関係性だという。デビューしたての頃に一緒に立ったお笑いライブでかけられた、田村からの言葉が忘れられないと語った。

井上：僕らは養成所も行っていないからギャグとかの文化もピンと来ないというか、どういう風にしたらいいかわからないというときに、田村さんが若手のイベントライブでモノボケとかギャグでガンガン前に出ていたんですよ。

どう笑いを取ればいいのかもわからず、スベるのも嫌で前に出られなかったという井上。ライブ終わりに田村から「もっと前に出なアカンやろ」と言われたと振り返る。

井上：イジり半分で言える関係性だったから、逆に「めちゃくちゃ滑ってましたやんか～」って言ったら、田村さんに「確かに滑ってたよ、人でいうと倒れている状態や。ただ、俺は前向きに倒れてるから、起き上がったときに一歩、ひょっとしたら半歩かもしらんけど前には進んでるからな。何もしていないお前は、前にすら進めてないねんで。もちろん後退してはないかもしらんけど、その場に居続けてるだけやねん。井上、どっちがええ？　失敗しても前に倒れ続けるほうが、進んでる気、せえへんか」っていわれたことが、今でも大事にしていることです。

石田：素敵なことですよね。

井上：そこから滑ることを恐れずに、舞台もテレビもラジオも、喋りたいって思ったことはなるべくしゃべろうとするようにしたね。これを田村さんに「こんなことを言っていただいたんです」っていっても、あの人1ミリも覚えてない。「そんなこと言ったっけ？　俺、今はもう後ろ向き倒れてるけどな」って逆のこと言い出しました。

「M-1」の出番前に聴いていた曲

この日は井上が、おすすめの楽曲もチョイス。紹介したのは真心ブラザーズの『どか～ん』だ。



井上：この歌はデビュー当時から好きですし、この歌を聴くと前向きな気持ちになれます。M-1グランプリも、出番前までずーっとこれをループして聴いて、自分の気持ちを鼓舞していました。暑い夏を吹き飛ばすような曲、お聴きください。

NON STYLE は8月19日（金）～21日（日）、幕張メッセ国際展示場9～11ホールで開催される日本最大級のお笑いフェス、「LIVE STAND 22-23 - Laughにいこうぜ!」に出演する。豪華メンバーたちによるネタステージはもちろん、人気テレビ番組とのコラボレーション、劇場で人気の公演、ライブスタンド特別ステージ、スペシャル企画ステージなど、盛りだくさんだ。チケットは各種プレイガイドにて販売中。詳しくはイベント特設サイトもチェックしてほしい。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「LISTEN AND LEARN」では、さまざまな業界のトップランナーが、これまでの経験から得た学びをシェアする。放送は月曜～木曜の9時35分ごろから。