chelmicoのRachelとMamikoが音楽性やRIP SLYMEとの出会いになどについて語った。
ふたりが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは7月9日(土)。
SKY-HI:でもなんか世界的にもラップミュージック自体の広がりが本当に、年々加速しているタイミングだったと思うし、いまも加速していると思うんです。時代と相性のいい方々だなとは思ってました。
SKY-HIは日本の音楽シーンとラップミュージックの嚙み合わせが悪い時期が続いていた時期があったが、2010年代後半から風向きが変わったと話し、その「顔」がchelmicoだと話した。
SKY-HI:(chelmicoが)象徴みたいなふうに思ってます。象徴ってザックリ言えば自由の女神とかね。
Rachel・Mamiko:うれしい(笑)。
SKY-HI:RIP SLYMEの話が出てきたりとかすることもあって、ちょうどchelmicoさんが登場する1月前、先月のゲストにRYO-Zさんが来てくれていて、chelmicoさんの話になったりして。「まだちゃんとお話したことないんですよね」みたいな話をしていての今日なんです。だから番組リスナー的にはすごく胸の熱くなる展開が来てます。
SKY-HI:小文字で『gokigen』はかわいい。そういうのってどこからなんでしょうね? こればかりはRIP SLYMEの話は序盤で出ていたけど、そういうところのセンスとはまた違うものの気がするんです。いろいろなカルチャーの匂いがするし、それはすごく日本的なものの気がすれば、もっと違うどこかのなにかのものの気もするし。「(笑)感」というか(笑)。
「ちょっとニヤニヤしながら作っているところはある」と笑うふたり。「chelmicoは内弁慶」と冗談を言ってみせる。仕事をしていても、ふたりの間でしか通じない共通の笑いのツボに入ってしまうことも多々あるのだとか。「友だち」と「仕事」の関係がコロコロと入れ替わりながら仕事をしているというchelmicoのふたりは、アーティスト活動について「部活感が強いかもしれない」とコメントした。
Rachel:小学3年生とかのときに「憧れの近所のお姉ちゃん」みたいな存在がいて。「あんた歯磨きなよ」みたいに世話を焼いてくれるギャルのお姉ちゃんがいて。
SKY-HI:(笑)。
Rachel:その子がCDコンポで曲を流していたんです。「これなに?」って訊いたら「RIP SLYMEだよ、歌詞書いてあげるからノート貸してみな」とかって、カカカカって書いてくれて(笑)。「イルマリセイ」ってなんだろう? みたいな(笑)。
SKY-HI:「PSYってなんだろう?」とかね(笑)。あったあった。
Rachel:「なんですかそれ?」みたいに思いながら、それを練習してみたいな。
Mamiko:Mamikoは小学校2年生ぐらいのときに海辺に住んでいて。
SKY-HI:いいな、海辺に住んでいる時点でちょっといい話。
Mamiko:海で遊んで自分の家に帰ろうと思って自転車に乗っていたら、その家の近くの海辺でフェスをやっててRIP SLYMEが出てて。それで音もれで『楽園ベイベー』が流れてきて「メチャクチャいいな」って自転車こぎながら思って、一粒の涙を流して。
Rachel:一粒の涙(笑)。
Mamiko:キラリって夕日に反射して(笑)。
SKY-HI:(笑)。
Rachel:RIP SLYMEは知らなかった?
Mamiko:知らなくて。私は歳の離れた兄がいて「なんか、いまメッチャいい曲やってるんだけど」みたいに言ったら「ああRIP SLYMEだよ、俺CD持ってるけど」みたいな感じで貸してもらって。
Rachel:かっこいい。持ってるのに、そんなあんまり興味ない感じなんだ(笑)。クールだね。
Mamiko:そうそう(笑)。それから知っていきました。
SKY-HI:ふたりともしっかりエピソードが完璧でいいですね。一粒の涙まで聞けるとは思わなかったです。
【関連記事】chelmicoの“なんか楽しそう”な存在感─RIP SLYMEとの出会いに影響を受けて
最後にchelmicoのふたりは今後やりたいこと、方向性についても語った。「ブーン・バップのように、ループもののビートで普通にラップをするのをやりたい」という意見が出ると、ふたりは「いつも反動なんだよね」と、前回のアルバムやEPでやったこととは違った音楽性のものに取り掛かりたくなると話す。
SKY-HI:本当にそこらへんをフラットに話せているところが美しいなと思います。気づかないうちに本当にしちゃうからね、逆の打算とかをしちゃうから。逆にそれがまったくない感じ、この純度の感じはなかなか出せない気がしました。
chelmicoの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。週土曜23時から。
ふたりが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは7月9日(土)。
ラップミュージックへの風向きの変化の象徴
SKY-HIが「精神性のヒップホップと音楽としてのラップミュージックをそれはそれで切り分けるのは、個人的にはいいことだと思う」とコメントすると、chelmicoのふたりも結成当初から「ヒップホップクルー」といった言い方をせずに「ラップデュオ」だと強調していたことを明かした。SKY-HI:でもなんか世界的にもラップミュージック自体の広がりが本当に、年々加速しているタイミングだったと思うし、いまも加速していると思うんです。時代と相性のいい方々だなとは思ってました。
SKY-HIは日本の音楽シーンとラップミュージックの嚙み合わせが悪い時期が続いていた時期があったが、2010年代後半から風向きが変わったと話し、その「顔」がchelmicoだと話した。
SKY-HI:(chelmicoが)象徴みたいなふうに思ってます。象徴ってザックリ言えば自由の女神とかね。
Rachel・Mamiko:うれしい(笑)。
SKY-HI:RIP SLYMEの話が出てきたりとかすることもあって、ちょうどchelmicoさんが登場する1月前、先月のゲストにRYO-Zさんが来てくれていて、chelmicoさんの話になったりして。「まだちゃんとお話したことないんですよね」みたいな話をしていての今日なんです。だから番組リスナー的にはすごく胸の熱くなる展開が来てます。
chelmicoは内弁慶?
SKY-HIは6月1日にリリースされたchelmicoのアルバム『gokigen』のタイトルが最高だと絶賛した。SKY-HI:小文字で『gokigen』はかわいい。そういうのってどこからなんでしょうね? こればかりはRIP SLYMEの話は序盤で出ていたけど、そういうところのセンスとはまた違うものの気がするんです。いろいろなカルチャーの匂いがするし、それはすごく日本的なものの気がすれば、もっと違うどこかのなにかのものの気もするし。「(笑)感」というか(笑)。
「ちょっとニヤニヤしながら作っているところはある」と笑うふたり。「chelmicoは内弁慶」と冗談を言ってみせる。仕事をしていても、ふたりの間でしか通じない共通の笑いのツボに入ってしまうことも多々あるのだとか。「友だち」と「仕事」の関係がコロコロと入れ替わりながら仕事をしているというchelmicoのふたりは、アーティスト活動について「部活感が強いかもしれない」とコメントした。
RIP SLYMEとの出会い
Rachel とMamikoはそれぞれ、RIP SLYMEとの出会いについて語った。Rachel:小学3年生とかのときに「憧れの近所のお姉ちゃん」みたいな存在がいて。「あんた歯磨きなよ」みたいに世話を焼いてくれるギャルのお姉ちゃんがいて。
SKY-HI:(笑)。
Rachel:その子がCDコンポで曲を流していたんです。「これなに?」って訊いたら「RIP SLYMEだよ、歌詞書いてあげるからノート貸してみな」とかって、カカカカって書いてくれて(笑)。「イルマリセイ」ってなんだろう? みたいな(笑)。
SKY-HI:「PSYってなんだろう?」とかね(笑)。あったあった。
Rachel:「なんですかそれ?」みたいに思いながら、それを練習してみたいな。
Mamiko:Mamikoは小学校2年生ぐらいのときに海辺に住んでいて。
SKY-HI:いいな、海辺に住んでいる時点でちょっといい話。
Mamiko:海で遊んで自分の家に帰ろうと思って自転車に乗っていたら、その家の近くの海辺でフェスをやっててRIP SLYMEが出てて。それで音もれで『楽園ベイベー』が流れてきて「メチャクチャいいな」って自転車こぎながら思って、一粒の涙を流して。
Rachel:一粒の涙(笑)。
Mamiko:キラリって夕日に反射して(笑)。
SKY-HI:(笑)。
Rachel:RIP SLYMEは知らなかった?
Mamiko:知らなくて。私は歳の離れた兄がいて「なんか、いまメッチャいい曲やってるんだけど」みたいに言ったら「ああRIP SLYMEだよ、俺CD持ってるけど」みたいな感じで貸してもらって。
Rachel:かっこいい。持ってるのに、そんなあんまり興味ない感じなんだ(笑)。クールだね。
Mamiko:そうそう(笑)。それから知っていきました。
SKY-HI:ふたりともしっかりエピソードが完璧でいいですね。一粒の涙まで聞けるとは思わなかったです。
【関連記事】chelmicoの“なんか楽しそう”な存在感─RIP SLYMEとの出会いに影響を受けて
最後にchelmicoのふたりは今後やりたいこと、方向性についても語った。「ブーン・バップのように、ループもののビートで普通にラップをするのをやりたい」という意見が出ると、ふたりは「いつも反動なんだよね」と、前回のアルバムやEPでやったこととは違った音楽性のものに取り掛かりたくなると話す。
SKY-HI:本当にそこらへんをフラットに話せているところが美しいなと思います。気づかないうちに本当にしちゃうからね、逆の打算とかをしちゃうから。逆にそれがまったくない感じ、この純度の感じはなかなか出せない気がしました。
chelmicoの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。週土曜23時から。
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番組情報
- DIVE TO THE NEW WORLD
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毎週土曜23:00-23:54
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SKY-HI