レキシの池田貴史とAwesome City Clubのatagiが音楽のルーツや楽曲制作について語り合った。
2人が対談を繰り広げたのはJ-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい”音楽をつくるクリエイターが“WOW”と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる番組だ。
5月のマンスリープレゼンターは池田が務める。5月21日(土)のオンエアでは、atagiがゲストとして登場した。
atagi:僕の生まれが和歌山のちょっと田舎のほうで、テレビはいわゆる東京の人が見るような深夜番組って全く映らないから夜10時以降の刺激的な娯楽ってラジオになるんですよ。
池田:ラジオが聴けるとは言え、CDショップとかもないわけだよね。
atagi:ないですね。
池田:専ら情報源はラジオだったと。
atagi:ヘビメタを流す番組とかチャート番組とかを聴いていました。
池田:それはいつくらいから?
atagi:ラジオを聴き始めたのは中学生以降ですね。
池田:じゃあ、音楽にグッと興味を持ったのは中学くらいなんだね。その前は?
atagi:音楽が「楽しいな」と思い始めたのは、小学校3、4年くらいですね。親が毎週トップ10的なミックスカセットを作っていて、車に乗る度にかけてくれて。
池田:へえ。毎週それをマメに作るって音楽好きじゃないとやらないよね。
atagi:そのときは違和感なかったけど、確かにどうやって取り込んでたんだろうなと謎ですね(笑)。
池田:とはいえ、一般的な人よりは音楽好きな両親だよね。その頃は1990年くらいだと思うけど、何が流れてたの?
atagi:織田哲郎さん系とか小室哲哉さん系の楽曲が席巻してるときだったと思います。あとは両親共にビートルズが好きだったので、ビートルズのカセットはめっちゃ聴いてましたね。
音楽好きな両親のもとで育ったatagiは、小学6年のときにあるアーティストと出会い、衝撃を受けたという。
atagi:それは宇多田ヒカルさん。僕にとっては知らない音楽テイストを吹き込まれたっていうか。いわゆる歌謡曲からの派生のものというか、「J-POPってこんなものなんだな」って思ってたところに現れて、むちゃくちゃ衝撃的でした。最初は『Automatic』から入るんですけど、母親がアルバムを借りてきて聴いたら、全部新鮮で。中でも『甘いワナ~Paint It,Black』って曲が、とにかくむちゃくちゃ衝撃的でした。その頃にギターを触りだしたりして。
池田:宇多田さんを聴く前から楽器は触り始めてたってこと?
atagi:そうですね。同時期くらいですね。僕の父親がアコースティックギターを持っていて、「絶対に触るなよ」って言われてたんですけど、両親が共働きだったので、いない間にこっそりギターケースを空けて触って。何も知らないからペグとかいじり回して。でも触ってなかった風に証拠隠滅してました。
池田:バレなかったの?
atagi:たぶんバレてたと思います(笑)。
池田:弦を一本の指で抑える「セーハ」が難しいもんね。そこでみんな挫折するからね。
atagi:僕は挫折した記憶がないですね。でも独学なんでコードの押さえ方もぐちゃぐちゃで。コード表ってどの指で弦を押さえろって書いてないから。
池田:今みたいに映像もないしね。
atagi:それと後から苦労するんですけど、本当に独学だったので、弾き語りのスタイルと、バンドになったときとのアレンジが違うって気付くのにすごく時間がかかりましたね。
池田:アコースティックとエレキも違うしね。本当に全部独学なんだね。
atagi:若いときは、ほぼほぼ独学でやってきましたね。
池田:俺もそうだもんね。
atagi:鍵盤なんかなおさら独学は難しいですよね。
池田:俺は鍵盤と同時にギターもやり始めたから、スコア見て、セーハで指が痛くてさ。でもめげずにやったおかげで弾けるようになったから。
高校2年で曲を作るようになったatagi。最初は作曲と言っていいかわからないレベルだったと当時を振り返る。
池田:詞と曲を作ってたの?
atagi:僕はボーカリスト志望じゃなかったので、ギターだけ弾きたいなって思ってて。だから詞は全く。
池田:じゃあ、メロディーだけ?
atagi:そうです。だから僕は作詞とか無理だなって思ってたタイプの人ですね。
池田:例えばバンドでとか人前でやろうと思わなかったの?
atagi:それはなかったですね。
池田:じゃあ音楽は何の衝動でやってたの?
atagi:本当にメロディーを作ることが楽しくて。
池田:メンバーのPORINちゃんも作詞してるけど、曲は?
atagi:基本僕が作っていますね。
池田:作詞は共作もあるよね。あと歌いわけも含めて。それはどうやってるの?
atagi:作詞の振り分けは、ふたりで歌おうってなった曲は「自分が歌うところは自分が作るね、PORINが歌うところはお任せしようかな」って感じです。曲のテーマだけ決めて、その人の持ってる言葉とかニュアンスで組み立てていきます。
池田:面白い。じゃあ、先にメロディーがあったりするの?
atagi:そうです。僕らは基本的にメロ先ですね。
池田:メロ先なの?
atagi:そんなイメージないですか?
池田:言葉ののっけ方がうまいから、無理してないって意味で詞が先のこともあるのかなと思ってたの。詞がある程度ないとどうしても強引になっちゃうけど、自然だから。
atagi:でもメロ先であとからそれに似合う歌詞をストーリーと組み立てるって難しいですよね。
池田:俺できないから。ましても歌いわけが決まって、そこで歌詞書くなんて無茶もいいとこじゃん。
atagi:時間は多少かかりますけど、男女ツインボーカルのいいところは、お互いのお手紙のやり取りみたいなこともできるわけですよね。男の心情を歌って、女性の心情を歌ってみたいな。だから自分の言葉を使っても別に変じゃないし、同じことを違う言い回しで歌っても変じゃないし。
池田:自分からは出てこない言葉が出てくる感じもあるよね。
atagi:だから得してる部分もたくさんあるかなって思いますね。でもいまだに詞は難しくて苦手ですけどね。
池田が「(詞の)テーマはどうやってためてるの?」と訊くと、atagiが意外な回答をする。
atagi:僕は煮え切らないものがめっちゃ好きなんですよ。
池田:あはは(笑)。
atagi:なんでだろうなってこと。
池田:そういうところ好きよ(笑)。
atagi:例えば、高尾山方面の電車に乗ったとするじゃないですか。明らかにこれから高尾山に登るんだろうなっていう格好をした人が我先にイスに座ってるのとか見ると「立ってればいいじゃん」って。
池田:お前らこれから山に登るんだろって(笑)。
atagi:「運動したいんだったら立ってりゃいいのに」とか。この煮え切らない、モヤッとした感情って一言で表せられないから面白いんだと思うんですけど。例えば恋愛でも、ありがちですけど別れると切り出す、切り出さないって大事な話じゃなくて、切り出す頃にお互いに気持ちが決まってたりとか。きれい事だけじゃない部分は大好きなんで、そういうことをテーマにすることが多いですね。
池田:もやもやするし、逆にそれがまた人間のいい部分でもあるもんね。
atagi:これは名曲ですよ。すごくいい曲。
池田:れんたろう(atagi)が歌って名曲になったの。最初、サビが思いついたときはキャッチーと思ったのね。でも作っていくと凝り固まっていくから、そんなつもりはないのにどんどん難しくなっていって。悪く言うとそうだけど、いい意味では整頓されて行ってるってことなんだけどね。それで、整頓され始めた頃に、誰に歌ってもらおうかっていろいろ考えてて、れんたろうがいいなって。
atagi:へえ。
池田:そこでちょっとオーサム(Awesome City Club)の曲を聴かせてもらって、もう1回自分の曲に戻ると客観的に聴けたりして。
atagi:れんたろうフィルターが入ったんですね(笑)。
池田:そうそう。サビの最後のところはれんたろうがOKになってきてから(できて)。漠然としてたのが形になったところがあるから、本当に一緒に作ってもらったって感覚があるんですよ。
atagi:この曲を最初に聴かせてもらったときに、サビ前の「たぶん」でめちゃくちゃいい曲だなって一瞬でわかりました。人によってポイントは違うと思いますけど。サビへの入りのリズムとか言葉の心地よさがすごく効いて、ギュッとつかまれた感じです。
atagiは先ほど話題にあがった「煮え切らない思い」がこの楽曲のメッセージに見え隠れしていると言う。
atagi:心がキュッとなるような、さみしい気持ちを心に抱きながら葛藤もあったりとか。そういう人間らしさみたいなものとかもあって。
池田:煮え切らなさを詞のテーマにするって言ってたけど、自分も一緒で煮え切らない=そのもやもやが何年かして自分の糧になったりするわけだから、決して悪いものじゃないよという思いが心のどこかにあって。もちろん別れちゃうんだけどその次があるよ、それで君の大事な1ページになったみたいなのがテーマにあるから。
atagi:レキシの曲がほんのり泣けるのは、そこなんでしょうね。どこかがキュンとするみたいな。
池田:人生って泣けるじゃん(笑)。高野山に行くのに座ってしまうあなたも泣けるじゃん、考え方によっては。
atagi:確かに(笑)。
池田:それを曲で共感できたってことは大きかったと思う。
Awesome City Clubの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『WOW MUSIC』はJ-WAVEで土曜24時-25時。また、『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
2人が対談を繰り広げたのはJ-WAVE(81.3FM)×「MUSIC FUN !」連動企画である、深夜の音楽座談プログラム『WOW MUSIC』。“すごい”音楽をつくるクリエイターが“WOW”と思ういい音楽とは? 毎月1人のクリエイターがマンスリープレゼンターとして登場し、ゲストとトークを繰り広げる番組だ。
5月のマンスリープレゼンターは池田が務める。5月21日(土)のオンエアでは、atagiがゲストとして登場した。
むちゃくちゃ衝撃的だったアーティストは…
まずは音楽のルーツの話題に。atagi は1986年生まれ。子どもの頃はよくラジオ聴いていたという。atagi:僕の生まれが和歌山のちょっと田舎のほうで、テレビはいわゆる東京の人が見るような深夜番組って全く映らないから夜10時以降の刺激的な娯楽ってラジオになるんですよ。
池田:ラジオが聴けるとは言え、CDショップとかもないわけだよね。
atagi:ないですね。
池田:専ら情報源はラジオだったと。
atagi:ヘビメタを流す番組とかチャート番組とかを聴いていました。
池田:それはいつくらいから?
atagi:ラジオを聴き始めたのは中学生以降ですね。
池田:じゃあ、音楽にグッと興味を持ったのは中学くらいなんだね。その前は?
atagi:音楽が「楽しいな」と思い始めたのは、小学校3、4年くらいですね。親が毎週トップ10的なミックスカセットを作っていて、車に乗る度にかけてくれて。
池田:へえ。毎週それをマメに作るって音楽好きじゃないとやらないよね。
atagi:そのときは違和感なかったけど、確かにどうやって取り込んでたんだろうなと謎ですね(笑)。
池田:とはいえ、一般的な人よりは音楽好きな両親だよね。その頃は1990年くらいだと思うけど、何が流れてたの?
atagi:織田哲郎さん系とか小室哲哉さん系の楽曲が席巻してるときだったと思います。あとは両親共にビートルズが好きだったので、ビートルズのカセットはめっちゃ聴いてましたね。
音楽好きな両親のもとで育ったatagiは、小学6年のときにあるアーティストと出会い、衝撃を受けたという。
atagi:それは宇多田ヒカルさん。僕にとっては知らない音楽テイストを吹き込まれたっていうか。いわゆる歌謡曲からの派生のものというか、「J-POPってこんなものなんだな」って思ってたところに現れて、むちゃくちゃ衝撃的でした。最初は『Automatic』から入るんですけど、母親がアルバムを借りてきて聴いたら、全部新鮮で。中でも『甘いワナ~Paint It,Black』って曲が、とにかくむちゃくちゃ衝撃的でした。その頃にギターを触りだしたりして。
池田:宇多田さんを聴く前から楽器は触り始めてたってこと?
atagi:そうですね。同時期くらいですね。僕の父親がアコースティックギターを持っていて、「絶対に触るなよ」って言われてたんですけど、両親が共働きだったので、いない間にこっそりギターケースを空けて触って。何も知らないからペグとかいじり回して。でも触ってなかった風に証拠隠滅してました。
池田:バレなかったの?
atagi:たぶんバレてたと思います(笑)。
ボーカリスト志望じゃなかった
その後、独学でギターを始めたatagi。歌本を用意して、ヒット曲のコードを練習したという。池田:弦を一本の指で抑える「セーハ」が難しいもんね。そこでみんな挫折するからね。
atagi:僕は挫折した記憶がないですね。でも独学なんでコードの押さえ方もぐちゃぐちゃで。コード表ってどの指で弦を押さえろって書いてないから。
池田:今みたいに映像もないしね。
atagi:それと後から苦労するんですけど、本当に独学だったので、弾き語りのスタイルと、バンドになったときとのアレンジが違うって気付くのにすごく時間がかかりましたね。
池田:アコースティックとエレキも違うしね。本当に全部独学なんだね。
atagi:若いときは、ほぼほぼ独学でやってきましたね。
池田:俺もそうだもんね。
atagi:鍵盤なんかなおさら独学は難しいですよね。
池田:俺は鍵盤と同時にギターもやり始めたから、スコア見て、セーハで指が痛くてさ。でもめげずにやったおかげで弾けるようになったから。
高校2年で曲を作るようになったatagi。最初は作曲と言っていいかわからないレベルだったと当時を振り返る。
池田:詞と曲を作ってたの?
atagi:僕はボーカリスト志望じゃなかったので、ギターだけ弾きたいなって思ってて。だから詞は全く。
池田:じゃあ、メロディーだけ?
atagi:そうです。だから僕は作詞とか無理だなって思ってたタイプの人ですね。
池田:例えばバンドでとか人前でやろうと思わなかったの?
atagi:それはなかったですね。
池田:じゃあ音楽は何の衝動でやってたの?
atagi:本当にメロディーを作ることが楽しくて。
煮え切らないものがめっちゃ好き
続いて、池田はAwesome City Clubの楽曲制作の裏側に迫った。池田:メンバーのPORINちゃんも作詞してるけど、曲は?
atagi:基本僕が作っていますね。
池田:作詞は共作もあるよね。あと歌いわけも含めて。それはどうやってるの?
atagi:作詞の振り分けは、ふたりで歌おうってなった曲は「自分が歌うところは自分が作るね、PORINが歌うところはお任せしようかな」って感じです。曲のテーマだけ決めて、その人の持ってる言葉とかニュアンスで組み立てていきます。
池田:面白い。じゃあ、先にメロディーがあったりするの?
atagi:そうです。僕らは基本的にメロ先ですね。
池田:メロ先なの?
atagi:そんなイメージないですか?
池田:言葉ののっけ方がうまいから、無理してないって意味で詞が先のこともあるのかなと思ってたの。詞がある程度ないとどうしても強引になっちゃうけど、自然だから。
atagi:でもメロ先であとからそれに似合う歌詞をストーリーと組み立てるって難しいですよね。
池田:俺できないから。ましても歌いわけが決まって、そこで歌詞書くなんて無茶もいいとこじゃん。
atagi:時間は多少かかりますけど、男女ツインボーカルのいいところは、お互いのお手紙のやり取りみたいなこともできるわけですよね。男の心情を歌って、女性の心情を歌ってみたいな。だから自分の言葉を使っても別に変じゃないし、同じことを違う言い回しで歌っても変じゃないし。
池田:自分からは出てこない言葉が出てくる感じもあるよね。
atagi:だから得してる部分もたくさんあるかなって思いますね。でもいまだに詞は難しくて苦手ですけどね。
池田が「(詞の)テーマはどうやってためてるの?」と訊くと、atagiが意外な回答をする。
atagi:僕は煮え切らないものがめっちゃ好きなんですよ。
池田:あはは(笑)。
atagi:なんでだろうなってこと。
池田:そういうところ好きよ(笑)。
atagi:例えば、高尾山方面の電車に乗ったとするじゃないですか。明らかにこれから高尾山に登るんだろうなっていう格好をした人が我先にイスに座ってるのとか見ると「立ってればいいじゃん」って。
池田:お前らこれから山に登るんだろって(笑)。
atagi:「運動したいんだったら立ってりゃいいのに」とか。この煮え切らない、モヤッとした感情って一言で表せられないから面白いんだと思うんですけど。例えば恋愛でも、ありがちですけど別れると切り出す、切り出さないって大事な話じゃなくて、切り出す頃にお互いに気持ちが決まってたりとか。きれい事だけじゃない部分は大好きなんで、そういうことをテーマにすることが多いですね。
池田:もやもやするし、逆にそれがまた人間のいい部分でもあるもんね。
めちゃくちゃいい曲だって一瞬でわかった
レキシは4月に7枚目のアルバム『レキシチ』をリリース。リード楽曲『たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう』では、atagiが「あ、たぎれんたろう」名義で参加している。池田:れんたろう(atagi)が歌って名曲になったの。最初、サビが思いついたときはキャッチーと思ったのね。でも作っていくと凝り固まっていくから、そんなつもりはないのにどんどん難しくなっていって。悪く言うとそうだけど、いい意味では整頓されて行ってるってことなんだけどね。それで、整頓され始めた頃に、誰に歌ってもらおうかっていろいろ考えてて、れんたろうがいいなって。
atagi:へえ。
池田:そこでちょっとオーサム(Awesome City Club)の曲を聴かせてもらって、もう1回自分の曲に戻ると客観的に聴けたりして。
atagi:れんたろうフィルターが入ったんですね(笑)。
池田:そうそう。サビの最後のところはれんたろうがOKになってきてから(できて)。漠然としてたのが形になったところがあるから、本当に一緒に作ってもらったって感覚があるんですよ。
atagi:この曲を最初に聴かせてもらったときに、サビ前の「たぶん」でめちゃくちゃいい曲だなって一瞬でわかりました。人によってポイントは違うと思いますけど。サビへの入りのリズムとか言葉の心地よさがすごく効いて、ギュッとつかまれた感じです。
atagiは先ほど話題にあがった「煮え切らない思い」がこの楽曲のメッセージに見え隠れしていると言う。
atagi:心がキュッとなるような、さみしい気持ちを心に抱きながら葛藤もあったりとか。そういう人間らしさみたいなものとかもあって。
池田:煮え切らなさを詞のテーマにするって言ってたけど、自分も一緒で煮え切らない=そのもやもやが何年かして自分の糧になったりするわけだから、決して悪いものじゃないよという思いが心のどこかにあって。もちろん別れちゃうんだけどその次があるよ、それで君の大事な1ページになったみたいなのがテーマにあるから。
atagi:レキシの曲がほんのり泣けるのは、そこなんでしょうね。どこかがキュンとするみたいな。
池田:人生って泣けるじゃん(笑)。高野山に行くのに座ってしまうあなたも泣けるじゃん、考え方によっては。
atagi:確かに(笑)。
池田:それを曲で共感できたってことは大きかったと思う。
Awesome City Clubの最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『WOW MUSIC』はJ-WAVEで土曜24時-25時。また、『MUSIC FUN !』のYouTubeページには、同番組のトーク動画のほか、ミュージシャンやプロデューサーによる音楽の話が数多く配信されている。
・『MUSIC FUN !』のYouTubeページ
https://www.youtube.com/c/musicfun_jp
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2022年5月28日28時59分まで
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