スガ シカオ、会社員時代のホラー体験を明かす。「誰か入ってくるのかな?」と思ったら…

スガ シカオがJ-WAVEで5月22日(日)、「ご当地あやしいスポットめぐりドライブ」と題して、リスナーとともに全国の一風変わったスポットを紹介。また、自身のホラー体験を明かした。

番組は、J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。

リスナーから情報が続々

まずリスナーからは、熊本県にある「おっぱい岩」が紹介された。

「名前から想像するよりもとてもとてもリアルなおっぱいですよ。海岸の岩場にゴロンと転がっていて、干潮のときにしか見られません。でも地元ではあまり知られていないのが残念です。ぜひ見てもらいたいです」

スガ:おっぱい岩を見てみたんだけど……けっこう有名らしくて写真もいっぱい出ているんだけど、おっぱいが半分地中に埋まっているみたいな感じなんだろうね。しかも人が写っているのもあるんだけど、巨大っすね! かなり巨大なおっぱい岩でございますね。

続いて山梨在住のリスナーは『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)でも紹介されたことがあるという山梨の小淵沢にある麺とカレーのお店「かるみれんげ」を紹介。

「もともとラブホテルだった建物をそのまま使用していて面白いです。でもカレーがすごくおいしそうですよ。国道20号沿いにあるのですぐにわかると思います。山梨と長野の県境ぐらいです、行ってみてはいかがですか」

スガ:これは外観が中世のヨーロッパの教会みたいなイメージのラブホテルだったんだろうね。でもすごくオシャレでいい感じです。ちょっとしたドライブインの軽食とかがとれそうな感じの外観で、あまりラブホ感はないですね。とてもオシャレだと思います。

続いては愛知県犬山市にある「パブレスト100万ドル」を紹介。外観の怪しさからリスナーは入店を躊躇してしまったのだとか。

「先日、知人が行ったところ、500円で飲み物を頼むと、パン、サンドイッチ、フルーツ、シュークリーム、みたらし団子などなど、頼んでもいないのに、これでもかといろいろなものが出てきました。マスターも超個性的で面白いらしいです」

スガ:いろいろな看板に文字が書いてあって入口に貼ってあるんだけど、なんだろうなこれ? 入口に「初音ミク」って書いてあるのかな? 喫茶店と関係ないんじゃないかな(笑)。いろいろな看板が貼ってあってギラギラな感じですね。でもこれは入れるな、俺は全然。入って500円で飲み物を頼むと、パン、サンドイッチ、フルーツ、シュークリーム、みたらし団子などなど、どんどん出てくるという。これは行ってみたいですね、名古屋かな? 犬山市って名古屋から遠いのかな? ちょっと隣ぐらいかもしれないですね。今度、名古屋に行ったときに行ってみたいですね。

「いま最も熱い廃墟といえば、栃木県の鬼怒川温泉じゃないでしょうか」という声も。

「もちろん元気に営業なさっているホテルも多いのですが、廃業したものの取り壊すのに何億円もかかることから放置されている大型ホテルがいくつも残っていて、今は廃墟マニアには聖地とまで言われているそうです。鬼怒川の水面まで数メートルの落差がある川べりに張り付くように建っている、朽ち果てたホテル、圧巻です」

スガ:廃墟はちょっとしたロマンみたいなものがありますよね。そこに住んでいた人たちの生活の感じだとか、そのころの文化や空気がそこかしこに残ってたりしていて。いま日本のいろいろなところを探しても、もうこれってないよね。みたいなものが残っていたりとか。昔の日本の空気に触れられる、みたいなところもあったりして。ただの怖い場所じゃないという感じもします。

「花やしき」のローラーコースターがすごい

スガは自身のオススメスポットとして、東京浅草にある遊園地「浅草花やしき」を紹介。下町出身のスガは子どものころからよく花やしきに足を運んでいたのだとか。

スガ:ここのローラーコースターが非常に、当時はスリリングですごかったんです。僕らが子どものころは花やしきは入場無料で入れて、乗り物にのるときだけちょっとお金を払うみたいな感じで、かなりカジュアルでお気軽な遊園地で、よく友だちや家族とかと行っていたんですよ。そのローラーコースターは昭和28年、1953年にできた、日本に現存する最古のコースターという風に言われていて。いま60年目だというんですよね。

スガは「僕らが中学生ぐらいのときは、民家と民家のスレスレのところをジェットコースターが走っていくんです」と振り返る。

スガ:それでカタカタカタって登っていくじゃないですか、その途中でおじさんがメンテナンスをしていたりするんです。けっこうそれがリアルに怖かったりとかして「大丈夫なの?」って、子ども心に思いました。いまはその民家スレスレを滑走するというのを逆手にとって、民家のハリボテを作って、そのなかにローラーコースターが突っこんでいくんです。なかにちゃぶ台に座っている人がいたりとかして、その人がビックリしたりとかする。何回もメンテナンスを経て、そんなアトラクションに変わっていったので、ぜひ乗ってもらいたいですね。

世界7大心霊スポット、一つはメキシコの「人形島」

続いて海外のスポットを紹介。アメリカのテレビ局CNNで発表した、世界7大心霊スポットのひとつに挙げられているのが、メキシコの「人形島」。島のあるソチミルコはかつてアステカ民族が暮らしていた湖の上の都市だった。島には無数の人形が木に吊り下げられていて、そのほとんどが焼けただれていたり、首がなかったり、釘を打たれていたりとても不気味な雰囲気。かつてこの島の周辺では不可解な事故が多く、サンタナという男が供養のために人形を飾り付けたのが始まりと言われ、その後も家族をなくした人たちなどが形見の人形を飾り付けに訪れるようになったそう。

スガ:これはちょっと強烈ですね。なんでこんなことになっちゃったの? という感じの島ですよね。CNNが選んだ世界7大心霊スポットというのもけっこうパンチがあるよね(笑)。

続いてリスナーから寄せられた“崖っぷちの喫茶店”『ランプ城』」を紹介。「本当に崖っぷちで絶景なんです。室蘭にあります」と、写真付きでの情報が寄せられた。

スガ:あっぶな! これ崖じゃん。これメチャクチャ崖っぷちだね。でも崖っぷちにある理由はわかる。景色が360度すごくよく見えるし、反対が全部海なんでものすごいきれいな景色が見えるんじゃないかと。でもちょっと怖いなこれ、たたずまいが怖いな。

会社員時代の不思議な体験

プロミュージシャンになる前は会社員だったスガ。長崎の造船所で、泊まり込みで働いていたときの不思議な体験を告白した。

スガ:長崎造船所という、長崎港の西側一帯にある大きな造船所で働いていたんです。なにをしていたかと簡単に言うと、豪華客船のなかを一部、僕は作っていたんです。もちろんそのあと船にクルーとして乗ったりとかもしたんですけど。

造船所に入ってすぐのところには、「本館」と呼ばれる12階建ての建物があったそう。横に長く巨大な本館は、働く人々が荷物を置いたり食事をしたりと活用していた。本館の歴史をスガは知らなかったものの、見た目に特徴があったのだとか。

スガ:どう見ても、元病院なんだよね。僕らが借りている部屋はけっこう上の階で、長い廊下の端っこにあった一室でした。そこで作業着に着替えて船のところまで行くんだけど、その部屋もどう見ても元病室なんだよね。その病室の窓から下をのぞくと、霊安室みたいなのがあったりとかして「これって病院だよね」って。でも「病院なんですか?」って聞いても「いや、違うんじゃないの?」みたいにはぐらかされたりするんです。

仕事が終わるのは、普段は夜の7時ごろ。しかし、作業が大詰めになると、夜の12時近くまで仕事をするように。あるときスガは先輩から「ちょっと控室行って俺のタバコとってきて」と頼まれ、深夜に1人で本館の部屋に戻ることになったという。

スガ:誰もいない本館に行って10階ぐらいまで行ってタバコを取って帰ってきて、エレベーターで下まで降りようとすると、誰もいないのに、俺は1階を押しているのに3階で止まるんですよ。3階はたぶん、元手術室みたいな施設だったと思うんですけどあまり使われてなくて。エレベーターが開いたときのちょっと様子が違うんです。開いて「え?」って思って「誰か入ってくるのかな?」と思ったら、やっぱり誰も入ってこないわけ。スーッと閉まるわけよ……本当に俺そこに行くのが怖くて。もう嫌だから1階のトイレみたいなところに自分の洋服隠しておいて、もう控室に行かなくていいようにしてね、しばらく残りの日にちを作業していたんです。いま今日この話をしようと思ってネットで調べたりしたんだけど、やっぱり元病院だったという記述と歴史は出てこないんですよね。

スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
radikoで聴く
2022年5月29日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
毎週日曜
21:00-21:54

関連記事