【恋する女性が光って視える男】と【3人の女子大生】が【恋の定義】を巡って大論争を繰り広げる文科系哲学恋愛映画『恋は光』(6月17日公開)の完成披露試写会が5月16日都内で行われ、主演の神尾楓珠と西野七瀬、そして小林啓一監督が参加した。
恋する女性が光って視えるという特異な体質ゆえ、恋を遠ざけている主人公・西条役の神尾。劇中を彷彿とさせる眼鏡姿で登場するも、丸眼鏡ゆえに「みんなにハリーポッターみたいだと言われました。しかも劇中のビジュアルと今とが違い過ぎてビックリするかもしれません」と笑わせながら「この映画は会話劇が面白くて、テンポもいいし聞きやすい。それが魅力的です」と完成に胸を張った。
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西条の幼なじみでずっと想いを寄せながらも、打ち明けられない北代役の西野。「西条と北代は男女なのにめちゃめちゃいい友だちで、その関係性が新鮮。二人で色々なところに行って撮影するのも楽しかった」と笑顔を浮かべた。
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神尾と西野は本作で初共演。神尾が「七瀬ちゃんは年上だけれど空気感が自分と近いような感じがして、こっちも気を遣わずに撮影現場にいることができました」と親近感を口にすると、西野も「それは私も一緒です。(神尾は)年下なのでどうやって接すればいいのかと最初は不安だったけれど、年齢を感じさせないくらいの感じで接してきてくれて楽でした」と相思相愛だった。
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その親密感が生まれたのは、小林監督が提唱するメソッドによるものが大きいという。撮影に入るにあたり、2人は3分間見つめ合ってお互いの架空の過去を作り上げるというエチュードに挑戦した。小林監督が「ラブシーンでやるような演技メソッドを幼馴染という設定に応用したトレーニングです」と説明すると、西野は「(神尾とは)それまで敬語で接していたけれど、メソッドが終わったときに(神尾に)“タメ口でいい?”と聞いたら“そうしよう!”と言ってもらって。そこから楽でした」と効力抜群だったようだ。
また本作の内容にちなんで「恋の定義」を聞かれると「それは取材で聞かれ過ぎて見失った」(神尾)、「私も取材で何十回と聞かれました」(西野)と苦笑い。それでも神尾は「好意の延長線上にあるものが恋だと思う。それは人でもモノでも何でもいい」と回答。西野は「好きな人がいたとして、会っていなくても考える時間があることが恋だと思う。おいしいものを食べたり、綺麗な景色を見たときにそれをシェアしたいと思う人に恋をしているんじゃないかな?」と恋の持論を述べた。
すると小林監督は「恋の定義とは……この映画を見ていただければわかるはずです!」とちゃっかりアピールして笑わせた。
(取材=石井隼人)
恋する女性が光って視えるという特異な体質ゆえ、恋を遠ざけている主人公・西条役の神尾。劇中を彷彿とさせる眼鏡姿で登場するも、丸眼鏡ゆえに「みんなにハリーポッターみたいだと言われました。しかも劇中のビジュアルと今とが違い過ぎてビックリするかもしれません」と笑わせながら「この映画は会話劇が面白くて、テンポもいいし聞きやすい。それが魅力的です」と完成に胸を張った。
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その親密感が生まれたのは、小林監督が提唱するメソッドによるものが大きいという。撮影に入るにあたり、2人は3分間見つめ合ってお互いの架空の過去を作り上げるというエチュードに挑戦した。小林監督が「ラブシーンでやるような演技メソッドを幼馴染という設定に応用したトレーニングです」と説明すると、西野は「(神尾とは)それまで敬語で接していたけれど、メソッドが終わったときに(神尾に)“タメ口でいい?”と聞いたら“そうしよう!”と言ってもらって。そこから楽でした」と効力抜群だったようだ。
また本作の内容にちなんで「恋の定義」を聞かれると「それは取材で聞かれ過ぎて見失った」(神尾)、「私も取材で何十回と聞かれました」(西野)と苦笑い。それでも神尾は「好意の延長線上にあるものが恋だと思う。それは人でもモノでも何でもいい」と回答。西野は「好きな人がいたとして、会っていなくても考える時間があることが恋だと思う。おいしいものを食べたり、綺麗な景色を見たときにそれをシェアしたいと思う人に恋をしているんじゃないかな?」と恋の持論を述べた。
すると小林監督は「恋の定義とは……この映画を見ていただければわかるはずです!」とちゃっかりアピールして笑わせた。
(取材=石井隼人)
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