ペトロールズ・長岡亮介(Vo/Gt)が、ひとり時間の過ごし方やペトロールズについて語った。
長岡が登場したのは、自身がナビゲーターを務めるJ-WAVEの新番組『CITROËN FOURGONNETTE』。初回放送となった4月2日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
長岡:週末の夜はみなさんどうおすごしですか? 友だちや家族とワイワイやっている方もいるでしょうし、ひとりで趣味にふけっている方もいるかもしれません。大好きな音楽を聴き漁るのも、いいもんですよね。自分らしいことをして自分らしい時間をすごす場所は、みなさんそれぞれあると思います。どうでしょうか? ……ということで土曜の22時、この時間は僕にとっての特別な場所、都内某所にある「FOURGONNETTE」(フルゴネット)と名付けられた場所からお届けしたいと思います。
フルゴネットはJ-WAVEのスタジオではないため、車の走る音など窓の外の音も聞こえてくる。長岡はここでの普段のすごし方を明かす。
長岡:曲を作ることもあるし、できあがったものを聴いて確認したり、ギターを弾いたり。あとは、いろいろな人がここに来るので、そういう方と「ああでもない、こうでもない」とお話したり、打ち合わせや制作をしていることが多いですね。ここにはいろいろなものがあります。撮影で使ったりもするので立派な照明器具があったり、音のチェックもするのでとてもいいモニタースピーカーがあったり、自転車がゴロンとあったり、電子レンジがあったり(笑)、ウイスキーが置いてあったり、という感じです。あと大きな窓があるんです。この窓が大きいので外の音が入ってくるんですけど。まあまあ太い道の横にあるので、こうやって車の走る音が入ります。たまにうるさいこともあるかもしれませんが、それはそれで味だと思って楽しんでもらえればと思います。
長岡:番組の名前「フルゴネット」は、みなさんそんなに聞き慣れないんじゃないかと思います。フランス語で「ライトバン」というような意味です。ライトバンは日本で言うと、街の電気屋さんとかが機材を積んで走るようなもので、ワゴン車とはちょっと違うんです。前にボンネットがあって、前半分は乗用車のような形なんですが、うしろが貨物仕様になっていて、ステーションワゴンと言ったりもします。なんでも積み込んで好きな場所にいけるみたいな、そんな雰囲気があっていいなと思ってこのタイトルにしました。
長岡いわく、海外に行くと「その国でこき使われているライトバン」に非常に趣を感じるのだとか。
長岡:たとえばシトロエンの2CVと呼ばれている車のフルゴネットだとグレーが多いんです。このうえなく地味で。日本だとそういうのってあんまりない。日本だと白いのが多いと思うんですけど。車の色もお国柄が出てまして、独特の色があるんですよね。あと色の名前も面白くて。たとえばシトロエンだと「フンコロガシ色」もあったりして、なかなか面白いんです。僕のすごく好きな色があって、自分が乗っている車はその色じゃないんですけど、その色が好きすぎて自分のギターをその色に塗ってもらったことがあります。ライトグリーンのメタリックです。ベールアルジェンタみたいな名前でした。
長岡:いろいろな構造のギターがあるので、足りなくならないように弦は長めになっているんです。それをちょうどいい長さに切ってからギターに巻いていきます。大体ニッパーやペンチでみんな切るんですけど、そうじゃなくて飲みながら、弦を指でポキポキ金属疲労させて折るわけです。すごく時間がかかるんですけど(笑)。それでゆっくり丁寧に張り替えるのが好きですね。いま計画していることがあって、うちにある小さめのギターアンプにフェイクファーを貼りこみたくて、生地のサイトを見ながら「この色にしようかな?」とか考えたり、ほしいギターを調べたり。もちろん曲のことも考えますけどね、曲のことを考えるとつらくなっちゃうこともあるので(笑)。でも曲や歌詞をボーッと考えたり、そういうことが多いかもしれないですね。
長岡:ペトロールズは2005年に結成しました。3人組のバンドをやりたくて仲間に声をかけて、のんべんだらりとやってもう17年ぐらいになります。ドラムの河村俊秀は高校の同級生、ベースの三浦淳悟は対バンで20代前半のころに出会って声をかけて、いまにいたっています。「バンドは3人組が一番かっこいい」という考えがありまして。今はちょっと違うんですけど、ギターとベースとドラムの3人組というと、やはりロック寄りなものが多いと思います。でももっと違うものをやってみたくて。いろいろな音を同時に鳴らしながら、それに合わせて演奏する人たちももちろんいますが、ペトロールズはそれをやっていなくて。とにかく3人の音しか鳴っていないんです。そうすると限界があって、それがかえってキャラクターになると思っていて。「ここはこんなに弾かないんだ」とか「ここ無音なんだ」とかも音楽の一部だと思うんです。そういうのを楽しみながらやっています。
J-WAVEの番組『CITROËN FOURGONNETTE』は、東京都内のどこかにある“特別な場所”=「新しいカルチャーが生まれる場所」から、ペトロールズ・長岡が時にはモノローグで、時にはゲストを迎えて、大人のライフスタイルを提案する。放送は毎週土曜の22時から。番組Instagramでは、写真も掲載中。
長岡が登場したのは、自身がナビゲーターを務めるJ-WAVEの新番組『CITROËN FOURGONNETTE』。初回放送となった4月2日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
特別な場所「FOURGONNETTE」からお届けする番組
この日から始まった同番組。長岡は「初めまして。土曜の夜ですね」と挨拶し、ソロトークと選曲で番組を進めていった。長岡:週末の夜はみなさんどうおすごしですか? 友だちや家族とワイワイやっている方もいるでしょうし、ひとりで趣味にふけっている方もいるかもしれません。大好きな音楽を聴き漁るのも、いいもんですよね。自分らしいことをして自分らしい時間をすごす場所は、みなさんそれぞれあると思います。どうでしょうか? ……ということで土曜の22時、この時間は僕にとっての特別な場所、都内某所にある「FOURGONNETTE」(フルゴネット)と名付けられた場所からお届けしたいと思います。
フルゴネットはJ-WAVEのスタジオではないため、車の走る音など窓の外の音も聞こえてくる。長岡はここでの普段のすごし方を明かす。
長岡:曲を作ることもあるし、できあがったものを聴いて確認したり、ギターを弾いたり。あとは、いろいろな人がここに来るので、そういう方と「ああでもない、こうでもない」とお話したり、打ち合わせや制作をしていることが多いですね。ここにはいろいろなものがあります。撮影で使ったりもするので立派な照明器具があったり、音のチェックもするのでとてもいいモニタースピーカーがあったり、自転車がゴロンとあったり、電子レンジがあったり(笑)、ウイスキーが置いてあったり、という感じです。あと大きな窓があるんです。この窓が大きいので外の音が入ってくるんですけど。まあまあ太い道の横にあるので、こうやって車の走る音が入ります。たまにうるさいこともあるかもしれませんが、それはそれで味だと思って楽しんでもらえればと思います。
「フルゴネット」はどういう意味?
長岡は、フランスの大手自動車メーカーであるシトロエン好きとして知られている。現在は車を3台所持しており、番組名も車にちなんだものだと説明した。長岡:番組の名前「フルゴネット」は、みなさんそんなに聞き慣れないんじゃないかと思います。フランス語で「ライトバン」というような意味です。ライトバンは日本で言うと、街の電気屋さんとかが機材を積んで走るようなもので、ワゴン車とはちょっと違うんです。前にボンネットがあって、前半分は乗用車のような形なんですが、うしろが貨物仕様になっていて、ステーションワゴンと言ったりもします。なんでも積み込んで好きな場所にいけるみたいな、そんな雰囲気があっていいなと思ってこのタイトルにしました。
長岡いわく、海外に行くと「その国でこき使われているライトバン」に非常に趣を感じるのだとか。
長岡:たとえばシトロエンの2CVと呼ばれている車のフルゴネットだとグレーが多いんです。このうえなく地味で。日本だとそういうのってあんまりない。日本だと白いのが多いと思うんですけど。車の色もお国柄が出てまして、独特の色があるんですよね。あと色の名前も面白くて。たとえばシトロエンだと「フンコロガシ色」もあったりして、なかなか面白いんです。僕のすごく好きな色があって、自分が乗っている車はその色じゃないんですけど、その色が好きすぎて自分のギターをその色に塗ってもらったことがあります。ライトグリーンのメタリックです。ベールアルジェンタみたいな名前でした。
ひとり時間は、ゆっくりギターの弦を張り替える
長岡はプライベートのひとり時間のすごし方を語る。お茶やお酒を飲みながら考え事をすることもあるが、テレビを観ているときに一風変わったギターの弦の張り替え方をしているのだとか。長岡:いろいろな構造のギターがあるので、足りなくならないように弦は長めになっているんです。それをちょうどいい長さに切ってからギターに巻いていきます。大体ニッパーやペンチでみんな切るんですけど、そうじゃなくて飲みながら、弦を指でポキポキ金属疲労させて折るわけです。すごく時間がかかるんですけど(笑)。それでゆっくり丁寧に張り替えるのが好きですね。いま計画していることがあって、うちにある小さめのギターアンプにフェイクファーを貼りこみたくて、生地のサイトを見ながら「この色にしようかな?」とか考えたり、ほしいギターを調べたり。もちろん曲のことも考えますけどね、曲のことを考えるとつらくなっちゃうこともあるので(笑)。でも曲や歌詞をボーッと考えたり、そういうことが多いかもしれないですね。
ペトロールズの活動
初回ということで、ペトロールズについても紹介した。長岡:ペトロールズは2005年に結成しました。3人組のバンドをやりたくて仲間に声をかけて、のんべんだらりとやってもう17年ぐらいになります。ドラムの河村俊秀は高校の同級生、ベースの三浦淳悟は対バンで20代前半のころに出会って声をかけて、いまにいたっています。「バンドは3人組が一番かっこいい」という考えがありまして。今はちょっと違うんですけど、ギターとベースとドラムの3人組というと、やはりロック寄りなものが多いと思います。でももっと違うものをやってみたくて。いろいろな音を同時に鳴らしながら、それに合わせて演奏する人たちももちろんいますが、ペトロールズはそれをやっていなくて。とにかく3人の音しか鳴っていないんです。そうすると限界があって、それがかえってキャラクターになると思っていて。「ここはこんなに弾かないんだ」とか「ここ無音なんだ」とかも音楽の一部だと思うんです。そういうのを楽しみながらやっています。
J-WAVEの番組『CITROËN FOURGONNETTE』は、東京都内のどこかにある“特別な場所”=「新しいカルチャーが生まれる場所」から、ペトロールズ・長岡が時にはモノローグで、時にはゲストを迎えて、大人のライフスタイルを提案する。放送は毎週土曜の22時から。番組Instagramでは、写真も掲載中。
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2022年4月9日28時59分まで
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番組情報
- CITROËN FOURGONNETTE
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毎週土曜22:00-22:54
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ペトロールズ・長岡亮介