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ペトロールズ・長岡亮介、シトロエンを語る。魅力は“機能美”と“合理性”

ペトロールズ・長岡亮介、シトロエンを語る。魅力は“機能美”と“合理性”

ペトロールズ・長岡亮介が、リスナーから寄せられた質問に答え、自身の愛車にまつわるエピソードを語った。

トークを展開したのは、J-WAVEで放送中の番組『CITROËN FOURGONNETTE』(ナビゲーター:長岡亮介)。オンエアは4月16日(土)。

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多種多様なメッセージに長岡が答える

まずはリスナーから寄せられたメッセージに長岡が答えた。

「長岡さんとペトロールズとシトロエンが大好きです。夫とは車好き同士で意気投合しました。長岡さんの車に対する好みやこだわりの部分と夫の趣向が似ていて嬉しいです。番組で選ばれる曲や長岡さんの音楽ルーツを知ることをとても楽しみにしています。番組が末永く続きますように」

長岡:ありがとうございます。好きなものが近いと会話を飛び越えるじゃないですか。相性のいいエビデンスになりますよね。旦那さんも好きなことをやれるっていいですね。なかには趣味を認められない夫婦関係もあるでしょうから。曲は全部自分で選んでいます、今のところ(笑)。ずっと選んでいきたいという思いはありますけどね。こちらこそ末永くよろしくお願いします。

「長岡さんの声を聴くのを楽しみにしていました。何年ものかわからないラジカセから聴こえる声を、カセットテープで録音しました。90分テープしかなくて、B面にうまくできるかドキドキしました(笑)。テープを再生してまた聴くのも素敵です」

長岡:いいですねえ。長岡亮介もカセットテープ世代なんですよ。カセットテープにも、ハイポジやメタル、いろんな種類があったんですよ。なぜカセットテープで録音するのか非常に興味深いですね。でもカセットテープって音がいいし、いいと思います。B面でドキドキするのもわかるなあ。

CD音源をカセットテープで録音したときも苦労した、と長岡は語る。

長岡:曲のいいところで切れるから、曲の頭をB面にしたら今度は入らなくて最後が途切れるっていうね。そういうのもいいじゃないですか。そこに生まれる心の波。これがいいですね。ぜひ120分テープを手に入れていただいて安心して録音してください(笑)。

「私は車を作る仕事をしていました。そのときの同僚と『選ぶ車を見るとその人が見えるよね』という話をよくしていました。長岡さんもそんなふうに感じることはありますか? 車の話をたくさん聞けるのを楽しみにしています」

長岡:車を見ると人がわかるっていうのは、なきにしもあらずですよね。特にシトロエンは極端かもしれないです。

長岡が車にまつわるお気に入りのエピソードを語った。

長岡:伊賀 航さんというベーシストはライトバンをずっと乗っていて、ツヤもなくなってボロボロなんですけど、ずっと大事にしてるんですよ。僕はそれがとてもおしゃれに見えていましたね。このあいだ、ついに買い替えちゃいましたけども。その人なりのこだわりが出ていると、やっぱり嬉しくなりますね。車の話もこれからたくさんしていきたいです。あまりマニアックにならないようにしないといけないですけども(笑)。

来週から高校生になるリスナーから「ギターをやっているので軽音楽部に入ろうと思っています。長岡さんは高校生のときどのように音楽と関わっていましたか?」と質問が届いた。

長岡:私の高校時代は地味です。音楽だけが拠り所だったかもしれないな。音楽の友だちしかいなかったなあ。めちゃくちゃギターを弾いていました。ギター雑誌を学校に持っていって読んでいたら、数学の先生に取り上げられて、ニヤニヤしながら「俺はリッチー・ブラックモアが好きなんだよね」って言われました。リッチー・ブラックモアはディープ・パープルの伝説的なギタリストなんですけども、「そんなことを言うなら取り上げないで一緒に楽しくやろうぜ」って思いましたね(笑)。

学生時代はさまざまなジャンルの音楽に触れていたそうだ。

長岡:洋楽もたくさん聴いていましたよ。邦楽も洋楽も、いっぱい聴いてください。そうするといいギターが弾けるかもしれません。なんつって、偉そうにすみません。

「私はペトロールズのライブに欠かさず行っています。セットリストはどのように決めているのでしょうか?」

長岡:ペトロールズは基本的にしがらみとは無縁のバンドなので、「やりたい曲をやりたいときにやればいい」というふうになっていますよ。3人で相談しながら好きな曲をどんどん羅列していく感じですかね。

ドラムの河村俊秀はライブの尺を見て、何曲やれるのかがすぐにわかるそうだ。

長岡:そうやってワイワイと、素直な感じで決めていますよ。

番組では、ペトロールズの楽曲『Reverb』をオンエア。

長岡:ドイツのアロヴェインという、エレクトロニカをやっているアーティストにミックスしてもらった楽曲です。なかなか印象的になっています。

愛車「アミ6」のお気に入りのポイントは?

長岡は、自身の乗っている車がシトロエンの「アミ6」であることを明かした。

長岡:「アミ8」とか「アミ・スーパー」とかもあるんですけども、僕のは「アミ6」のセダンです。なぜこの車を手に入れたかというと、ビビビと来たんですよ。調べていただいたらわかるんですけど、ありえない形をしているんですね。うしろが鋭角で、突き刺さるような感じ。「クリフカット」と呼ばれるデザインなんですけど、「アミ6」はそこが鋭いんですよ。

長岡は水色の「アミ6」に乗っており、乗車歴は10年以上だという。

長岡:「古い車に乗るのは生意気かな?」と思ったんですけども、乗れるうちに乗って、無理なら手放せばいいやという思いで買いました。「乗りたかったなあ」と、あとで後悔しないようにしようと思ったんです。僕は古い車が好きなので、その入門編かなと思って。

「アミ6」の構造は「シトロエン 2CV」と基本的に同じだそうだ。

長岡:とてもシンプルなので、ある程度は自分で直せるのもあって購入に踏み切りました。買ったときは嬉しかったなあ。雨に濡れたらすぐに拭いたりしてね。今も大事にしていますけどね。

長岡はギターと車に対して「変なものが好きなのは否めないけれど、ただ変であればいいわけではない」と語る。

長岡:やっぱり機能が形になっていないと嫌ではあるんですよ。シトロエンの車はただ奇をてらったわけじゃなくて、合理的なんですよね。合理的なものはカッコいいと思います。ゴテゴテなものも好きなんですけどね。機能美というか、「機能を突き詰めたらこんな面白い形になっちゃった」みたいなのが好きなのかもしれないですね。

長岡流の“気分転換の方法”は?

普段悩みがちで沈みがちなリスナーから、「亮介さんはどうやって気持ちを切り替えていますか? 気分が落ち込んでいるときに聴く曲があれば教えてほしいです」と相談が寄せられた。

長岡:それは、なるようにしかならないんだからさ、いいんですよ。リスナーさんはまだ23歳ですって。気持ちはわかる。いろいろ悩んだり沈んだりしますよね。40歳を過ぎるとね、だんだんとどうでもいいことはどうでもいいと思えてくるんで、大丈夫ですよ。あんまり考え過ぎないでください。

長岡はおすすめの気分転換の方法を紹介した。

長岡:ぜひ風にあたってください。強風に。原付でわーっと走るのもいいかもしれません。寒かったりするといいんですけどね。気持ちが切り替わると思いますよ。風が嫌なものをこしとって流してくれるんですね。ぜひ試してみてください。

メッセージに真摯に向き合っていきたい

長岡が今回の放送を振り返り、感想を述べた。

長岡:あっという間のひとり時間でしたね。幅広い世代からおたよりが来て面白かったし、嬉しかったです。「メッセージを読まれるってどんな気分なんだろう?」って思っていました。

長岡はおたよりを読む際に意識しているポイントがあるという。

長岡:送っていただくからには、いい言葉をお返ししたいんですよね。それは追々慣れていくので、よろしくお願いします。みなさんの身の回りのことや最近感じていること、質問、リクエストなどメッセージを送ってくれると嬉しいです。

J-WAVEの番組『CITROËN FOURGONNETTE』は、東京都内のどこかにある“特別な場所”=「新しいカルチャーが生まれる場所」から、ペトロールズ・長岡が時にはモノローグで、時にはゲストを迎えて、大人のライフスタイルを提案する。放送は毎週土曜の22時から。

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番組情報
CITROËN FOURGONNETTE
毎週土曜
22:00-22:54