森山直太朗がオススメの休日のすごし方について語った。
森山が登場したのは、2月21日(月)にJ-WAVEで放送された『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。森山は20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』を3月16日(水)にリリースする。
【関連記事】森山直太朗、曲は「潮が引いたとき」に生まれる─その表現にトータス松本も感心
サッシャ:ギタージャンボリーではお世話になります。力ばっかり借りちゃってすみません。
森山:そんなこと言わないでくださいよ。
サッシャ:(笑)。
ノイハウス:だって新曲の『愛してるって言ってみな』もこの番組で初オンエアさせていただきましたから、本当にいろいろお世話になっています。
サッシャ:そうですよ! もう、愛してる。
森山:早速、「愛してる」って言ってみてる(笑)。
サッシャ:いいタイトルですね。
森山:ありがとうございます。
サッシャ:どんな想いでできた曲なんですか?
森山:いろいろなことがあって短い時間にまとめられないんだけど、言葉にしてみたり可視化してみたくて。答えがないじゃないですか「愛」とか「心」って。でも「愛している」という言葉を他者に向かってでもいいし、自分の内側に向かってでもいいし、言葉にしてみることから「なんなんだろう?」という好奇心だったり、いい意味での執着しているものを手放す作業に入っていけるのかな? っていう。頭のなかでぐるぐる考えているよりは外にアウトプットしていくことが大事なんじゃないかなっていうような。言葉にするとそんな感じです。
サッシャ:ステキですね。
ノイハウス:言ってみるとそこからまた、なにかが始まるかも。
森山:そうですね。
サッシャ:言わないとわからないこと、いっぱいあるからね。
ノイハウス:あれはどういう流れで? どうしてこういうコンセプトになったんですか?
森山:さっきサッシャさんが『愛してるって言ってみな』がいいですよねって。僕も本当にメロディに誘われるように『愛してるって言ってみな』という言葉が浮かんできたので、メッセージがあるのかないのかはふんわりしていたんです。でも作っていくうちに、それもただの茶飲み話で、クリエイティブディレクターの瀧澤(慎一)くんとかと、いろいろと関わってくれるスタッフと話しているなかで「この『愛してるって言ってみな』という、言葉のすわりとか響きって、お寺とかにある掲示板に書いてある」って。あるじゃないですか、そのお寺の個性がすごく出るというか。
サッシャ:わからないけど訓示みたいなものがありますよね。
森山:「あの感じに似てる、共通するものあるよね」みたいな話から「じゃあMVはもしかして、そういう方向性でいってみます?」みたいな。そこがなんの他愛のない話から。そうしたら「丸刈りにしてみます?」みたいな。
サッシャ:え? あれ本当に丸刈り!?
森山:じゃあいまの僕の髪型はなんなんですか(笑)。
サッシャ:いや、伸び早いなと思って(笑)。
森山:あれは純然たる特殊メイクでした。
ノイハウス:リアルですよね。
森山:あれはよい経験でした。スタイリングしていただいたスタッフさんが僕よりも全然大変なんだけど、朝一に現場に入って2時間半ぐらいかけて。でもみるみる私が丸刈りになっていく姿は爽快だったし、特殊メイクとはいえ背筋がフッと伸びるような。清らかな気持ちになりました。
森山:とある山の裾野に山小屋があって、そこでぼんやりする、というのが僕の休日のもっぱらです。ちょっとでも半日でも休みができたらフワッ!と行って。
サッシャ:そうなんですか?
ノイハウス:すごい。
サッシャ:日帰りでも行くということですか?
森山:ギリギリ行けるような場所なんです。そこに行ってストンって、自分のフラットな“ゼロポイント”を探るというか。
ノイハウス:じゃあなにも持って行かないんですか?
森山:ことさらなにかを持って行ったりとかは(ないです)。むこうにギターとかはあるけど「なにも持って行かない」というのは物理的にもそうだし、邪念じゃないけど持ち込まないというか。ただぼんやりして自然の一部になるみたいな。「オフィシャルに独りぼっち」みたいな、そんな時間をすごします。
サッシャ:ミュージシャンを代表する休日のすごし方研究家でございますから。
森山:別に僕、それを職業欄に書いてるわけでもないんですけれども(笑)。
サッシャ:違うんですか?
森山:たぶんレーベルの方がつけられたんだと思いますけど、でも全然やぶさかじゃないというか。
サッシャ:『愛してるって言ってみな』ぐらいの、休日のすごし方の訓示をいただけるのかと。
森山:いやいや(笑)。でも本当に、もちろんいまの時代はいろいろ価値観が変換していくなかで、本当に余白って大事ですよね。余白にこそクリエイティブとか自由な発想があると思うんです。だからそういう余白をどう工夫して作っていくのか、というのが、たぶんこれからの人生を豊かにしていくポイントになるんじゃないかなと、研究家……(笑)、としては思うんですけどね。
ノイハウス:さすが。
森山:いち研究家としてね。
サッシャ:直太朗さんの歌とか詞のなかにも余白がありますからね。考えさせてくれる余白とか。
森山:そういう風に言っていただけるとありがたい。「含み」とか「行間」みたいなものは、作品作りにしてもすごく大事だなと思います。
森山の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
森山が登場したのは、2月21日(月)にJ-WAVEで放送された『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。森山は20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』を3月16日(水)にリリースする。
新曲に込めた想い
森山は3月5日(土)、3月6日(日)に開催となる「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2022 supported by 奥村組」の2日目に出演。同イベントに触れながら、新曲に関する話題となった。【関連記事】森山直太朗、曲は「潮が引いたとき」に生まれる─その表現にトータス松本も感心
サッシャ:ギタージャンボリーではお世話になります。力ばっかり借りちゃってすみません。
森山:そんなこと言わないでくださいよ。
サッシャ:(笑)。
ノイハウス:だって新曲の『愛してるって言ってみな』もこの番組で初オンエアさせていただきましたから、本当にいろいろお世話になっています。
サッシャ:そうですよ! もう、愛してる。
森山:早速、「愛してる」って言ってみてる(笑)。
サッシャ:いいタイトルですね。
森山:ありがとうございます。
サッシャ:どんな想いでできた曲なんですか?
森山:いろいろなことがあって短い時間にまとめられないんだけど、言葉にしてみたり可視化してみたくて。答えがないじゃないですか「愛」とか「心」って。でも「愛している」という言葉を他者に向かってでもいいし、自分の内側に向かってでもいいし、言葉にしてみることから「なんなんだろう?」という好奇心だったり、いい意味での執着しているものを手放す作業に入っていけるのかな? っていう。頭のなかでぐるぐる考えているよりは外にアウトプットしていくことが大事なんじゃないかなっていうような。言葉にするとそんな感じです。
サッシャ:ステキですね。
ノイハウス:言ってみるとそこからまた、なにかが始まるかも。
森山:そうですね。
サッシャ:言わないとわからないこと、いっぱいあるからね。
MVの舞台がお寺になった理由
『愛してるって言ってみな』のミュージックビデオでは、森山がお坊さんの姿で登場しており、サッシャは「ミュージックビデオも最高、和尚!」と、話題を切り出した。森山:さっきサッシャさんが『愛してるって言ってみな』がいいですよねって。僕も本当にメロディに誘われるように『愛してるって言ってみな』という言葉が浮かんできたので、メッセージがあるのかないのかはふんわりしていたんです。でも作っていくうちに、それもただの茶飲み話で、クリエイティブディレクターの瀧澤(慎一)くんとかと、いろいろと関わってくれるスタッフと話しているなかで「この『愛してるって言ってみな』という、言葉のすわりとか響きって、お寺とかにある掲示板に書いてある」って。あるじゃないですか、そのお寺の個性がすごく出るというか。
サッシャ:わからないけど訓示みたいなものがありますよね。
森山:「あの感じに似てる、共通するものあるよね」みたいな話から「じゃあMVはもしかして、そういう方向性でいってみます?」みたいな。そこがなんの他愛のない話から。そうしたら「丸刈りにしてみます?」みたいな。
サッシャ:え? あれ本当に丸刈り!?
森山:じゃあいまの僕の髪型はなんなんですか(笑)。
サッシャ:いや、伸び早いなと思って(笑)。
森山:あれは純然たる特殊メイクでした。
ノイハウス:リアルですよね。
森山:あれはよい経験でした。スタイリングしていただいたスタッフさんが僕よりも全然大変なんだけど、朝一に現場に入って2時間半ぐらいかけて。でもみるみる私が丸刈りになっていく姿は爽快だったし、特殊メイクとはいえ背筋がフッと伸びるような。清らかな気持ちになりました。
森山流休日のすごし方
この日の「MUSIC+1」はミュージシャンを代表する休日のすごし方研究家だという森山に、「この春オススメの休日のすごし方」を尋ねた。森山:とある山の裾野に山小屋があって、そこでぼんやりする、というのが僕の休日のもっぱらです。ちょっとでも半日でも休みができたらフワッ!と行って。
サッシャ:そうなんですか?
ノイハウス:すごい。
サッシャ:日帰りでも行くということですか?
森山:ギリギリ行けるような場所なんです。そこに行ってストンって、自分のフラットな“ゼロポイント”を探るというか。
ノイハウス:じゃあなにも持って行かないんですか?
森山:ことさらなにかを持って行ったりとかは(ないです)。むこうにギターとかはあるけど「なにも持って行かない」というのは物理的にもそうだし、邪念じゃないけど持ち込まないというか。ただぼんやりして自然の一部になるみたいな。「オフィシャルに独りぼっち」みたいな、そんな時間をすごします。
サッシャ:ミュージシャンを代表する休日のすごし方研究家でございますから。
森山:別に僕、それを職業欄に書いてるわけでもないんですけれども(笑)。
サッシャ:違うんですか?
森山:たぶんレーベルの方がつけられたんだと思いますけど、でも全然やぶさかじゃないというか。
サッシャ:『愛してるって言ってみな』ぐらいの、休日のすごし方の訓示をいただけるのかと。
森山:いやいや(笑)。でも本当に、もちろんいまの時代はいろいろ価値観が変換していくなかで、本当に余白って大事ですよね。余白にこそクリエイティブとか自由な発想があると思うんです。だからそういう余白をどう工夫して作っていくのか、というのが、たぶんこれからの人生を豊かにしていくポイントになるんじゃないかなと、研究家……(笑)、としては思うんですけどね。
ノイハウス:さすが。
森山:いち研究家としてね。
サッシャ:直太朗さんの歌とか詞のなかにも余白がありますからね。考えさせてくれる余白とか。
森山:そういう風に言っていただけるとありがたい。「含み」とか「行間」みたいなものは、作品作りにしてもすごく大事だなと思います。
森山の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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2022年2月28日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00