「若者のラジオ離れ」と言われて久しい今も、熱心な若いリスナーはいる。音楽、映画などエンターテインメントのアクセスが容易になったこの時代に、彼らはなぜラジオを愛するのだろうか?
J-WAVE の大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」がラジオの思い出を語る連載「わたしとラジオ」。家族と車のなかで、災害時の情報源として、深夜にこっそり夜更かしして……それぞれのラジオとの思い出から、世代を問わないラジオの普遍的な価値を探る。
今回担当するのは、大学3年生のいたみー。自分が気になる情報だけで生活することが容易な時代だからこそ感じる、ラジオでランダムに情報を得ることの面白さを語る。(J-WAVE NEWS 編集部)
【前回記事】
ラジオを「集中して聴く」ことで得られたものは? 大学生が綴る
https://news.j-wave.co.jp/2022/01/post-9028.html
そう考えると真っ先に出てくるフレーズは、「カルチャーの教科書」でした。この言葉を紐解くために、ひとまず少し昔にタイムスリップしたいと思います。
私が初めてラジオを聴いたのは、小学4年生ごろ。無音だと寂しいからと、親が買い与えてくれたラジカセで周波数のツマミをいじっていたら、偶然他局のラジオドラマに出会いました。音だけで情景を想像することの楽しさを知った私は、気まぐれにラジオを聴くようになりました。
そんな私がJ-WAVEを知ったきっかけは中学2年生の時。星野源さんのファンになったことがきっかけでした。今でいう「推し」が人生で始めてできたのです。しかし当時、星野さんはくも膜下出血で2度目の療養をしている最中でした。そして復帰後、今まで出演していたラジオ番組に月末だけ登場するという情報を聞きつけた私は、ワクワクしながらラジカセの周波数を81.3MHzに合わせます。 そして聴き始めた番組が『RADIPEDIA』。最初は星野さん目当てで聴き始めたものの、次第に「お洒落なのにクスッとできて、いろんなことを知れる」そんな番組の雰囲気に引き込まれていきました。
すっかり番組の虜になった私は、その勢いに乗ってさまざまな“人生初”を体験することになります。初めてラジオを聴くために夜更かしをしました。初めて番組にメッセージを送って、読まれるかどうかドキドキしながら放送を聴きました。そして、初めて番組終了を見届けて、ちょっと泣きながら布団に入りました。
その後、J-WAVEのほかの番組も聴くようになり、いつの間にか生活の一部としてラジオが日常に融け込んでいきました。
情報が溢れて、時には溺れそうになるほどのいまの時代には、自分の好きな話題だけに囲まれて生活することはとても簡単です。そんな中、ラジオからはランダムに情報がやってきます。自分が気になることかもしれないし、そうでないこともあります。しかし、無作為に耳に入ってくることで起こる発見には、それにしかない良さがあると私は思います。
音だけで、私の興味を無限に広げてくれる。そんなJ-WAVEは、いつからか私にとって、学校で教わらない世の中の多様な情報を知ることができる「カルチャーの教科書」になっていました。「今日は、どんな世界に触れられるだろう?」そんなことを思いながら、今日も教科書をめくるように、ラジオを付けて、日常を送っています。
ラジカセのアンテナを調整するのが大の苦手で、最近はradikoやアレクサに頼りっきりになっています。こういうプロフィール欄に良い感じのことが書けないのが最近の悩みです。
ホームページ:https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
Twitter:https://twitter.com/jwavewacodes
Instagram:https://www.instagram.com/jwavewacodes/
J-WAVE の大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」がラジオの思い出を語る連載「わたしとラジオ」。家族と車のなかで、災害時の情報源として、深夜にこっそり夜更かしして……それぞれのラジオとの思い出から、世代を問わないラジオの普遍的な価値を探る。
今回担当するのは、大学3年生のいたみー。自分が気になる情報だけで生活することが容易な時代だからこそ感じる、ラジオでランダムに情報を得ることの面白さを語る。(J-WAVE NEWS 編集部)
【前回記事】
ラジオを「集中して聴く」ことで得られたものは? 大学生が綴る
https://news.j-wave.co.jp/2022/01/post-9028.html
「いつのまにかラジオが生活の一部に……」そのきっかけは?
私にとってラジオとは、J-WAVEとは、どのようなものか?そう考えると真っ先に出てくるフレーズは、「カルチャーの教科書」でした。この言葉を紐解くために、ひとまず少し昔にタイムスリップしたいと思います。
私が初めてラジオを聴いたのは、小学4年生ごろ。無音だと寂しいからと、親が買い与えてくれたラジカセで周波数のツマミをいじっていたら、偶然他局のラジオドラマに出会いました。音だけで情景を想像することの楽しさを知った私は、気まぐれにラジオを聴くようになりました。
そんな私がJ-WAVEを知ったきっかけは中学2年生の時。星野源さんのファンになったことがきっかけでした。今でいう「推し」が人生で始めてできたのです。しかし当時、星野さんはくも膜下出血で2度目の療養をしている最中でした。そして復帰後、今まで出演していたラジオ番組に月末だけ登場するという情報を聞きつけた私は、ワクワクしながらラジカセの周波数を81.3MHzに合わせます。 そして聴き始めた番組が『RADIPEDIA』。最初は星野さん目当てで聴き始めたものの、次第に「お洒落なのにクスッとできて、いろんなことを知れる」そんな番組の雰囲気に引き込まれていきました。
すっかり番組の虜になった私は、その勢いに乗ってさまざまな“人生初”を体験することになります。初めてラジオを聴くために夜更かしをしました。初めて番組にメッセージを送って、読まれるかどうかドキドキしながら放送を聴きました。そして、初めて番組終了を見届けて、ちょっと泣きながら布団に入りました。
その後、J-WAVEのほかの番組も聴くようになり、いつの間にか生活の一部としてラジオが日常に融け込んでいきました。
ラジオだからこそ体験できる「偶然の出会い」
毎日のようにラジオを聴くようになってからは、偶然の出会いの面白さに気づきました。 国内外問わず、全く知らなかった素敵なアーティストや楽曲をたくさん知ることができました。言葉の意味すら分からなかった社会問題について知識を得ることもありました。ほかにも、詩やデザインといった、自分が今まで興味を持ってこなかった分野に関して関心を持つようにもなりました。情報が溢れて、時には溺れそうになるほどのいまの時代には、自分の好きな話題だけに囲まれて生活することはとても簡単です。そんな中、ラジオからはランダムに情報がやってきます。自分が気になることかもしれないし、そうでないこともあります。しかし、無作為に耳に入ってくることで起こる発見には、それにしかない良さがあると私は思います。
音だけで、私の興味を無限に広げてくれる。そんなJ-WAVEは、いつからか私にとって、学校で教わらない世の中の多様な情報を知ることができる「カルチャーの教科書」になっていました。「今日は、どんな世界に触れられるだろう?」そんなことを思いながら、今日も教科書をめくるように、ラジオを付けて、日常を送っています。
いたみー プロフィール
メディアについて色々勉強している大学3年生。ラジカセのアンテナを調整するのが大の苦手で、最近はradikoやアレクサに頼りっきりになっています。こういうプロフィール欄に良い感じのことが書けないのが最近の悩みです。
J-WAVE WACODES
大学生・専門学生コミュニティ「J-WAVE WACODES」は、J-WAVEの主催する各種イベントに参加、特別番組の企画、番組と連動したアンケート調査など、さまざまな活動を行っています。詳しい活動は下記からチェック!ホームページ:https://www.j-wave.co.jp/special/wacodes/
Twitter:https://twitter.com/jwavewacodes
Instagram:https://www.instagram.com/jwavewacodes/
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