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安達祐実、共演したKAT-TUN・上田竜也のすごさを語る 「頭が真っ白になってるのに…」

安達祐実、共演したKAT-TUN・上田竜也のすごさを語る 「頭が真っ白になってるのに…」

安達祐実が、J-WAVEに出演。出演した舞台『birdland』の演出や演技について、またプライベートの過ごし方を語った。

安達が登場したのは、劇団ゴジゲンの主宰で映画監督の松居大悟がナビゲートする、J-WAVEで放送中の『JUMP OVER』。松居がラジオ、映画、演劇、音楽などの枠を超えた企画を発信し続けている番組だ。ここでは10月27日(水)放送回の内容をお届け。

【前回の記事】安達祐実、芝居をしていたよかったと思うのは「感情の真実に近づいたとき」

初マリトッツォ、そのお味は?

番組冒頭、松居は「食べてほしいものがある」と最近ハマっているマリトッツォを安達にすすめた。

安達:稽古場で大ちゃん(松居)がマリトッツォにハマってるって話題になってるから(笑)。
松居:食べたことない?
安達:初めて食べる……めちゃくちゃおいしい。生クリーム大好きだから、今後も食べていくわ(笑)。
松居:ぜひ食べていって。ちなみに好きな食べ物は?
安達:辛いものも好きだから韓国料理とかも好きだし、タイ料理とかも好きだし。
松居:キムチ鍋みたいなものとか?
安達:そう。タッカルビとかも好きだし、すごく辛いイイダコの炒めものも(笑)。
松居:本場のやつだ。今は一緒にご飯は食べに行けないから残念だね。
安達:いつかは行けるといいけど。
松居:そんな日が早く来てほしいな。

松居の演出方法は自由度が高い

松居が演出を担当し、安達が出演する舞台『Birdland』が9月9日~10月31日まで行われた。本作は、日本でも2014年に上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でオリヴィエ賞・トニー賞を受賞した英国を代表する作家、サイモン・スティーヴンスによる戯曲で、2014年にキャリー・クラックネルの演出により、イギリス・ロイヤルコート劇場で世界初演された作品だ。

『Birdland』あらすじ

生きること、死ぬこと。覚えること、忘れられること。
消費すること、消費されること。
目の前の人、目に見えない沢山の人。
ロックスターとして頂点に立った男・ポールのワールドツアー最後の1週間。

ロックスターのポールの世界ツアー最終週。彼は名声の頂点にいる。誰もが彼の名前を知っている。望むものは何でも持っている。何でもやりたいことができる。何でも買うことができる。何でも食べることができる。何でも飲むことが。何でも吸うことが。どこにだって行ける…。世界ツアーの終わりが近づき、帰国が現実になると、ポールの中の音楽は騒ぎ始める。

舞台『Birdland』公式サイトより)


安達をはじめ、上田竜也、玉置玲央、佐津川愛美、目次立樹、池津祥子、岡田義徳が出演。稽古を振り返り、安達は出演者みんなで役や物語についてじっくり話し合う松居の演出方法がとても印象的だったと語る。

安達:動きとかも含めて、ここはこういう気持ちでとか決めてやることが多かったから、すごく新鮮で。大ちゃんの演出方法は自由度が高いというか、それが楽しくて。どうとでもいけるけどその分で危険性も高いと思うの。間違う可能性も高くなるけど、だから舞台なのかなって。映像のときって本番含め3回くらいしかシーンを演じないから正解を出していかないといけない世界だけど、舞台ってそうじゃなくてあっち行ったりこっち行ったりして試しながら正解を見つけていくような作業だから、(松居の演出は)それがマッチしてるというか。

安達は松居が監督を務めた映画『#ハンド全力』にも出演。映像と舞台における演出はどのような違いがあるのだろうか。

安達:『#ハンド全力』のときは、ちゃんとこうしてほしいって言う人だなって思ったんだけど、今回は「これが正解って決め込まないでみんなで探っていこう」って感じだった。
松居:映画だとまず答えを早めに出していってその精度を高くしていくべきものだと思うから矢印を強くするけど、舞台は矢印の方向を決めずに全部に示してるかもしれない。

松居は「決め過ぎると進化できないけど、ちょっと決めずにいるからまわりがよくなったときに一緒に連れて行ってもらえる」と表現すると、安達も同調する。

安達:相手による部分も大きくて、今日はどういう感じでくるかなってドキドキもありつつ。
松居:ポールとか日々違うじゃん。
安達:本当に違う。優しい日もあればすごく冷たい日もあって、すごく冷たくされたりすると新たな感情が生まれるというか。それがすごく面白い。
松居:それは何十ステージもやってるし、このチームだからだと思う。

松居は『Birdland』に出演する上田竜也の裏話を明かす。上田は本番中にセリフを間違えたときは、そのおわびにうなぎを差し入れすると約束したそうで……。

安達:でも全然うなぎは出てこないよね。
松居:あいつ間違ったりしてるでしょ。
安達:してるし、ものすごく頭が真っ白になったときもあったから。(玉置)玲央くんが助けてくれたんだよね(笑)。でもすごいなって思った。たあ坊(上田)もあんなに真っ白になっているのに、何ごともなかったように、玲央くんにね。
松居:「俺が次に何言うかわかるか」みたいなことを舞台上で言ったんだよね(笑)。
安達:そうそう(笑)。すごかった。あのときたあ坊が「俺、あんなことになったからうなぎ出すわ」って言ってたのに全然出てこない。
松居:おかしいな(笑)。

オンとオフのスイッチはどうする?

後半はプライベートの話題に。松居は仕事が重なるときの気持ちの切り替え方法を安達に質問する。

松居:俺は、舞台の本番中に次の仕事の準備が始まったときの切り替えがいちばんストレスで。
安達:私はたぶん切り替えてない気がする。お酒も飲めないし、ストレス発散もよくわからないから。
松居:音楽聴いて切り替えるとかもない?
安達:ない(笑)。もしかしたら次の現場の衣装を着て、メイクをしたら気分が変わるかも。逆に言うと、オンとオフのスイッチをあんまり入れてないかも知れない。
松居:むしろ子どものころから自分が思う以上にまわりから安達祐実だって思われるじゃない。そういうのもあるのかな。
安達:そうかもしれない。
松居:じゃあ、完全に休みだってなったらどうするの?
安達:休みのときは基本的に家事と子育てをしてるけど、時間があったら植物園に行ったりして、自然のなかにいる時間がけっこう好き。
松居:草の匂いとか木の匂いとか感じて。
安達:そう、この葉っぱヘンな柄だなとか思ってるとすごく楽しい(笑)。

芝居以外のときはなるべく穏やかに過ごしたい

続いて音楽の話題に。安達は基本的に静かな曲を聴くそう。

安達:優しい曲が好きだし暗い曲も好き。チャカチャカ鳴ってる曲は脳がビヨンビヨンってなっちゃうっていうか、ちょっと響き過ぎちゃって。
松居:ギターロックとか?
安達:そう。頭がガンガンしてきちゃうから落ち着かせたい(笑)。感情をプライベートで高ぶらせたくないの。一定にしておきたい。お芝居するときだけ高ぶってればそれでいいから、それ以外はなるべく穏やかに過ごしたい。
松居:音楽はいつ聴くの?
安達:子どもが寝静まったあとにイヤホンして聴いたりとか。
松居:でもお酒は飲まないんでしょ? そのとき何飲んでるの?
安達:温かい緑茶(笑)。

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安達はドキュメンタリー番組を観るのも好きだと言う。

安達:Netflixとかで犯罪ものの裁判劇とかを見てる。
松居:それは激しそうだけどいいの?
安達:いい。事実だけ伝えてくれるから、「なるほど、そういう動機だったのか」とか考えて(笑)。
松居:優しいドラマを見たりはしないのね。
安達:本当は観ないといけないと思いつつ、日本の作品ってあんまり純粋に観られないから。
松居:芝居とかだと特にね。
安達:そう、だからあんまり観ないかも。
松居:ちなみに苦手なジャンルの映画は?
安達:ファンタジーがあんまり観るのが得意じゃないかも。現実にないものってあんまり共感できない。
松居:観るときにはちょっと没入したりしたい?
安達:そうそう。たとえばニュースとかを見ててもそうなんだけど、感情移入が過ぎるときがあるんだよね。でも作品を観るときって揺さぶられたい気持ちもあるじゃん。だから共感したり深く刺さるみたいな、感動とかじゃなくてもいいんだけど感じたいかな。

安達祐実の最新情報は、公式サイトまたは、オフィシャルInstagramまで。

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