ディズニー映画の「最高傑作」長濱ねる×ハリー杉山も絶賛！ ときめくポイントは

長濱ねるが、気になるニュースや映画『クルエラ』の魅力について、ハリー杉山と語った。

トークが繰り広げられたのは、2人がナビゲーターを務める、J-WAVEで放送中の番組『POP OF THE WORLD』のワンコーナー「DOGA FOR YA!」。ここでは10月23日（土）のオンエアをテキストで紹介する。

暴露！ マーベル映画のネタバレ防止策

まずは長濱が気になるニュースをピックアップ。ネタバレ厳禁・秘密主義で有名なマーベルスタジオのニュースだ。
11月5日（金）公開のマーベル新作映画『エターナルズ』に出演しているローレン・リドロフが、ネタバレの防止策について雑誌『ELLE』のインタビューで「23時にトレンチコートを着た男性が、最新版の脚本を持って自宅にやってきたんです。古いバージョンの脚本と交換をしなければいけなくて、交換が終わると彼は闇の中へ消え去っていきました。スパイの潜入捜査みたいでした」と答えた。

他のキャストも同じだったそうで、共演するサルマ・ハエックも「脚本はずっと持たせてくれませんでした。メモを書き込んでも新しいものと引き換えに古いものを回収されてしまうんです。衝撃でしたし、少しイラっとしたときもありました」と証言している。

長濱：徹底していますね。
ハリー：すごくない？　だって、役作りを考えていろいろノートに書いているのに回収しちゃいますって。
長濱：それで、トレンチコートを着た男性が闇に消えていくんですよね。
ハリー：このトレンチコートの男性とコミュニケーションはとれるのかな。『イカゲーム』のあいつらみたいにずっと無言な感じなのかな？
長濱：ちなみにマーベルは『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』や『マイティ・ソー／ラブ＆サンダー』、『ブラックパンサー：ワカンダ・フォーエバー』などの公開延期を次々に発表。みなさんも楽しみにしていたのですが、制作の遅れによるものということです。

東京国際映画祭、まもなく開幕！

10月30日（土）から11月8日（月）に開催となる「第34回東京国際映画祭」。オープニング作品はクリント・イーストウッド監督・主演・製作を務める『クライ・マッチョ』。クロージング作品はブロードウェイで初めてSNSを題材にし、アメリカで社会現象となったミュージカルを映画化した『ディア・エヴァン・ハンセン』だ。

さらに、2020年に続く第2弾「トークシリーズ＠アジア交流ラウンジ」では、『パラサイト 半地下の家族』や『スノーピアサー』、『殺人の追憶』などで知られる韓国のポン・ジュノ監督と、『バケモノの子』や『サマーウォーズ』、『竜とそばかすの姫』などで知られる細田 守監督による超豪華な対談が実現する。

ハリー：最近でいうと『竜とそばかすの姫』はめちゃくちゃよかったです。ザ・映像美で感動しました。そんな細田監督とポン・ジュノ監督のトークショーもあって、オープニングが『クライ・マッチョ』。
長濱：ちなみに東京国際映画祭は、これまで六本木をメイン会場にしてきましたが、2021年から数多くの映画館やホールが集まる伝統的な映画地区の日比谷・有楽町・銀座エリアに移転します。一般チケットについては、東京国際映画祭の公式サイトをチェックしてみてください。

かっこよく、ファンタジー感も溢れる傑作

最後に、Disney+で配信中の映画『クルエラ』を紹介した。デザイナーを夢見る少女・エステラ（エマ・ストーン）が、なぜディズニーアニメ『101匹わんちゃん』に登場する邪悪なヴィランのクルエラに変貌したのか、クルエラの誕生秘話を実写映画化した作品だ。 長濱：『101匹わんちゃん』のちょっと前のお話で、舞台は70年代のロンドン。デザイナーを目指すエステラがやってきます。情熱と野心に燃える彼女は、裁縫やデザイン画の制作に打ち込み、デザイナーへの道を進んでいくと思われたのですが、カリスマ的ファッションデザイナーのバロネス（エマ・トンプソン）と出会い、運命が大きく変わります。

リスナーからは「エマ・ストーンや衣装などが美しく、かつファンタジー感が満載で、130分があっという間に感じました」や「エマ・ストーンの演技力に目を見張りました。かっこいいしドレスの着こなしがきれい。非の打ちどころがありませんでした」、「ストーリーはもちろんですが、クルエラの髪型、衣装、そして登場の仕方に目を奪われた2時間でした。おふたりは好きな衣装はありますか？」などのメッセージが寄せられた。

長濱は、エステラの憧れのデザイナーであるバロネスの衣装が好きだという。

長濱：1時間11分50秒のところで、（バロネスが）タクシーのなかで着ていた服が好きでした。やっぱりデザイナーとかファッションの映画なので、出てくる洋服に全部ときめく。
ハリー：パリコレやミラノコレ、ロンドンコレクションを見ているような感じ。
長濱：あと31分40秒から、バロネスのアトリエというか、制作している裁縫チームがたくさんいて、それぞれが新しいコレクションのために洋服を作ってバロネスが見ていくシーンがあって、あそこに住みたいと思いました。
ハリー：それはひとりで？　それともバロネスと住みたいの？　
長濱：ひとりです（笑）。
ハリー：バロネスってまあまあパンチがあるからさ、いろんなデザインを一人ひとり提案するんだけど、「こんなのクソみたいだ」って破いたりしちゃいますからね。
長濱：他には34分53秒に古着屋さんが出てきて、その古着屋さんの店主がけっこう重要人物になってくるんです。私も古着屋さんの人としゃべるのが好きです。やっぱりすごく詳しいので。
ハリー：最高だよね、あの会話とか。ねるちゃん、ああいう古着屋さんはロンドンにたくさんあるのよ。みんなキャラが濃くて、それこそ昔バリバリのデザイナーだったおばあちゃんがやっていたり、超パンクファッションの10代の女の子がいたり。ロンドンという街は、ファッションの先端スポットのひとつでもあるので。
長濱：クルエラもすごくかっこいいパンクな女性で、ファッション、音楽どれも最高なんです。物語自体もテンポが良くて面白くて、『101匹わんちゃん』を知らない方でもすごく楽しめると思うので、ぜひチェックしてみてください。
ハリー：トントントンってドラマみたいなテンポ感があるから観やすいし、音楽もめちゃくちゃかっこいいし、ロンドンに行っているような気もするし、ディズニーのファンタジーも加わって最高傑作ですよ。あとわんちゃんがね。かわいいわんちゃんかと思いきや、けっこうロックンロールなわんちゃんになったりもします。
長濱：楽しみに観てください。

『POP OF THE WORLD』の「DOGA FOR YA!」では、話題の洋画や海外ドラマから毎週1作品をピックアップして紹介。その作品の魅力や、文化的背景について語る。放送は毎週土曜日7時5分頃から。