藤巻亮太がスガ シカオと、“空想ドライブ”で語り合った。ヒマラヤ登山の思い出とは?
ふたりがトークしたのは、J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。放送は8月22日(日)。
藤巻は9月11日(土)に新曲『まほろば』を配信リリースする。また、自身が主催する野外フェス「Mt.FUJIMAKI」が10月2日(土)開催予定。
藤巻:最初って、もしかしたら大阪のフェスだと思うんです。そのあとの打ち上げでご一緒になって。打ち上げの場所がライブハウスだったので一人ひとりが歌いましたよね。
スガ:歌ったねえ。
藤巻:僕はそこで『黄金の月』を聴いて、本当に感動したのを覚えてます。
スガ:俺が歌ったの?
藤巻:弾き語りで弾いてくださってすごい贅沢でした。僕は(スガとの出会いは)たぶんそれじゃないかなと。
スガ:それはすごい前だよね。
藤巻:2003、4年とかそのぐらいじゃないですか?
スガ:そのぐらいか。確かにやった記憶がスッゲー昔に……(笑)。
藤巻:そろそろ20年前(笑)。記憶が遠くなっちゃいますね。
スガ:そっか……藤巻くんてデビュー何年目?
藤巻:2003年なので19年目です。
スガ:もうそんなになるのか。
藤巻:そうなんですよ(笑)。
スガ:XTCが好きなのスッゴイわかる! メチャクチャわかるよ。
藤巻:ありがとうございます。すごい好きなんですよ(笑)。
スガ:ものすごくわかる。
藤巻:なんかちょっとひねくれ……。
スガ:ひねくれポップ感というか。
藤巻:そうなんですよね(笑)。
スガ:「えー! そっちいくんだ」みたいな。
藤巻:特にこのアルバムはメチャクチャ聴いたので。
スガ:もう大学生のころにこれをガッツリ聴いてたら、スッゲー影響受けるよね。
藤巻:曲作りも始めたころなので。
スガが選んだドライブミュージックは、オフィスオーガスタ所属のアーティストによるスペシャルユニット、福耳による『星のかけらを探しに行こう Again』。スガは曲にまつわるエピソードを語った。
スガ:ちょうど先週ぐらいに焼き肉屋でランチを食ってたんです。そうしたらこの曲が流れてきて「あれ? これ、ずいぶん懐かしいけど、事務所やめてからもう10年ぐらい歌ってないなあ」と思いながら聴いてたのね。俺はコーラスパートを歌っていたんだけど、バッチリハモれるんだよね(笑)。
藤巻:なんかすごくステキな話ですね。
スガ:完璧にハモれたんだよね。
番組では『星のかけらを探しに行こう Again』をオンエアした。
スガ:これはなにかあるごとに歌うからさ。
藤巻:そうですよね、みんなで集まったら。
スガ:集まったら必ずこれを歌っていたから……。
藤巻:ハモりパートはバッチリですね(笑)。
スガ:もう10年ぐらい聴いてもいなかったけどバッチリだった。
藤巻:さすが(笑)。ミュージシャンとしての性(さが)ですね。
スガ:性と刷り込み(笑)。
【関連記事】藤巻亮太、ヒマラヤで『3月9日』歌うも途中でやめる
スガ:あれはヒマラヤ?
藤巻:そうです。ちょうどレミオロメンを休止してソロになったタイミングでヒマラヤに行ったんです。登山家の野口 健さんと仲よくさせてもらっているんですが、野口さんに連れて行っていただいたのがヒマラヤで(笑)。僕メチャクチャ素人だったんですけど。
スガ:ちょっと待って(笑)。そんなところに素人連れて行っていいの?
藤巻:「行けるんだろうか?」と思ったんですけど。ショップに行って「じゃ、これとこれとこれとこれ」っていう感じで全部揃えられて「買ってこれ」と言われて。「寝袋はこれじゃないとダメだね、寒いから。これでマイナス15度までいけるから」とか言って(笑)。「そんな寒いんですか!」みたいな感じで全部揃えて。
ネパールまでセスナ機で行き登山がスタートするらしいが、スタートの時点で標高2500メートルほどあるため、すでに息苦しさを感じるという。エベレスト街道というエベレストに向かうための道に沿って進み、ベースキャンプまでたどり着くと極寒の世界が待ち受けている。
藤巻:当時は乾季だったんですけど、マイナス15度は普通にいきますし、風が吹くと体感マイナス20度みたいな世界で。
スガ:風がすごいんだよね。
藤巻:本当に寒くて。素人だったのでそんなに危ないようなところはさすがに連れていかれなかったんですけど、でもやはり高山病だけは危ないので高地順応しながら行くという。
スガ:何日かかけてだ。
藤巻:いきなりガンと上げちゃうと本当に低酸素が(危険)。脳に血が行かなくなっちゃうので、幻覚が見えたりするんです。
スガ:だって俺、なったことあるもん。ハワイ島かなんかで一気に富士山より高いところにガーッて車で連れていかれて。降りて来る途中でもう意識がなくなっちゃった。
藤巻:怖い!
スガ:遠のく意識を取り戻せなくなってた。
藤巻:僕も一度だけ、5000メートルを超えたタイミングで高山病になりました。頭痛がひどくて。
藤巻は、30代は音楽を深く突き詰めるのに疲れていたと語り、「(音楽を縦に深く突き詰めるのではなく)横へ横へ行きたかった」とコメントする。
藤巻:カメラ、登山、フットサルとか。
スガ:フットサルはあんまりよくわからないけど(笑)。
藤巻:(笑)。そういう感じで横へ横へ行きましたね。
スガ:でもあの写真がすごかったよねえ。
藤巻:そう言っていただけるとうれしい。
スガ:そのすごさが口では言えないんだよね。
藤巻:やっぱり、本当に地球って広いんだなと思いましたね。
スガ:地球って星だったんだな、みたいなさ。
藤巻:ヒマラヤのほかには、ケニア、タンザニア、ウガンダとか、アフリカも行きました。いろいろな山に登って。
スガ:行くねえ。
藤巻:音楽の山に登れって話なんですけど。
スガ:ハハハハ! ぜひみなさんも機会があったら手に取ってご覧になっていただきたいと思う写真集です。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
ふたりがトークしたのは、J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガ シカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。放送は8月22日(日)。
藤巻は9月11日(土)に新曲『まほろば』を配信リリースする。また、自身が主催する野外フェス「Mt.FUJIMAKI」が10月2日(土)開催予定。
2人の出会い
まずは出会いについてトークをした2人。スガは記憶があいまいだったものの、藤巻には心当たりがあるという。藤巻:最初って、もしかしたら大阪のフェスだと思うんです。そのあとの打ち上げでご一緒になって。打ち上げの場所がライブハウスだったので一人ひとりが歌いましたよね。
スガ:歌ったねえ。
藤巻:僕はそこで『黄金の月』を聴いて、本当に感動したのを覚えてます。
スガ:俺が歌ったの?
藤巻:弾き語りで弾いてくださってすごい贅沢でした。僕は(スガとの出会いは)たぶんそれじゃないかなと。
スガ:それはすごい前だよね。
藤巻:2003、4年とかそのぐらいじゃないですか?
スガ:そのぐらいか。確かにやった記憶がスッゲー昔に……(笑)。
藤巻:そろそろ20年前(笑)。記憶が遠くなっちゃいますね。
スガ:そっか……藤巻くんてデビュー何年目?
藤巻:2003年なので19年目です。
スガ:もうそんなになるのか。
藤巻:そうなんですよ(笑)。
XTCから受けた影響
藤巻が1曲目に選んだのは、免許をとって初めての1人旅をしたときに聴いていたというXTCの『I'd Like That』だった。スガ:XTCが好きなのスッゴイわかる! メチャクチャわかるよ。
藤巻:ありがとうございます。すごい好きなんですよ(笑)。
スガ:ものすごくわかる。
藤巻:なんかちょっとひねくれ……。
スガ:ひねくれポップ感というか。
藤巻:そうなんですよね(笑)。
スガ:「えー! そっちいくんだ」みたいな。
藤巻:特にこのアルバムはメチャクチャ聴いたので。
スガ:もう大学生のころにこれをガッツリ聴いてたら、スッゲー影響受けるよね。
藤巻:曲作りも始めたころなので。
スガが選んだドライブミュージックは、オフィスオーガスタ所属のアーティストによるスペシャルユニット、福耳による『星のかけらを探しに行こう Again』。スガは曲にまつわるエピソードを語った。
スガ:ちょうど先週ぐらいに焼き肉屋でランチを食ってたんです。そうしたらこの曲が流れてきて「あれ? これ、ずいぶん懐かしいけど、事務所やめてからもう10年ぐらい歌ってないなあ」と思いながら聴いてたのね。俺はコーラスパートを歌っていたんだけど、バッチリハモれるんだよね(笑)。
藤巻:なんかすごくステキな話ですね。
スガ:完璧にハモれたんだよね。
番組では『星のかけらを探しに行こう Again』をオンエアした。
スガ:これはなにかあるごとに歌うからさ。
藤巻:そうですよね、みんなで集まったら。
スガ:集まったら必ずこれを歌っていたから……。
藤巻:ハモりパートはバッチリですね(笑)。
スガ:もう10年ぐらい聴いてもいなかったけどバッチリだった。
藤巻:さすが(笑)。ミュージシャンとしての性(さが)ですね。
スガ:性と刷り込み(笑)。
突然ヒマラヤに登ることに
スガはオープニングトークで、食事会で藤巻に彼自身が撮った写真集を見せてもらい、その出来栄えに驚いたことを告白。写真集にまつわるエピソードを語った。【関連記事】藤巻亮太、ヒマラヤで『3月9日』歌うも途中でやめる
スガ:あれはヒマラヤ?
藤巻:そうです。ちょうどレミオロメンを休止してソロになったタイミングでヒマラヤに行ったんです。登山家の野口 健さんと仲よくさせてもらっているんですが、野口さんに連れて行っていただいたのがヒマラヤで(笑)。僕メチャクチャ素人だったんですけど。
スガ:ちょっと待って(笑)。そんなところに素人連れて行っていいの?
藤巻:「行けるんだろうか?」と思ったんですけど。ショップに行って「じゃ、これとこれとこれとこれ」っていう感じで全部揃えられて「買ってこれ」と言われて。「寝袋はこれじゃないとダメだね、寒いから。これでマイナス15度までいけるから」とか言って(笑)。「そんな寒いんですか!」みたいな感じで全部揃えて。
ネパールまでセスナ機で行き登山がスタートするらしいが、スタートの時点で標高2500メートルほどあるため、すでに息苦しさを感じるという。エベレスト街道というエベレストに向かうための道に沿って進み、ベースキャンプまでたどり着くと極寒の世界が待ち受けている。
藤巻:当時は乾季だったんですけど、マイナス15度は普通にいきますし、風が吹くと体感マイナス20度みたいな世界で。
スガ:風がすごいんだよね。
藤巻:本当に寒くて。素人だったのでそんなに危ないようなところはさすがに連れていかれなかったんですけど、でもやはり高山病だけは危ないので高地順応しながら行くという。
スガ:何日かかけてだ。
藤巻:いきなりガンと上げちゃうと本当に低酸素が(危険)。脳に血が行かなくなっちゃうので、幻覚が見えたりするんです。
スガ:だって俺、なったことあるもん。ハワイ島かなんかで一気に富士山より高いところにガーッて車で連れていかれて。降りて来る途中でもう意識がなくなっちゃった。
藤巻:怖い!
スガ:遠のく意識を取り戻せなくなってた。
藤巻:僕も一度だけ、5000メートルを超えたタイミングで高山病になりました。頭痛がひどくて。
藤巻は、30代は音楽を深く突き詰めるのに疲れていたと語り、「(音楽を縦に深く突き詰めるのではなく)横へ横へ行きたかった」とコメントする。
藤巻:カメラ、登山、フットサルとか。
スガ:フットサルはあんまりよくわからないけど(笑)。
藤巻:(笑)。そういう感じで横へ横へ行きましたね。
スガ:でもあの写真がすごかったよねえ。
藤巻:そう言っていただけるとうれしい。
スガ:そのすごさが口では言えないんだよね。
藤巻:やっぱり、本当に地球って広いんだなと思いましたね。
スガ:地球って星だったんだな、みたいなさ。
藤巻:ヒマラヤのほかには、ケニア、タンザニア、ウガンダとか、アフリカも行きました。いろいろな山に登って。
スガ:行くねえ。
藤巻:音楽の山に登れって話なんですけど。
スガ:ハハハハ! ぜひみなさんも機会があったら手に取ってご覧になっていただきたいと思う写真集です。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
番組情報
- Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
-
毎週日曜21:00-21:54