「Talking Rock! FES. 2021」で熱狂! 大学生が2年ぶりのフェス参加で感じた、スポーツのような楽しさ

アーティストとリアルな空間が共有できるライブの機会が限定されるようになってから、一年以上が経った。なにものにもかえがたいあの熱量をラジオでシェアすべく、J-WAVEでは夏のキャンペーン「HOT SUMMER BEAT ~熱狂をふたたび~」を実施中だ。

珠玉のライブ音源を100曲目指してオンエアする「BEST SINGIN’ LOUD ANTHEM 100」など、熱狂するほど楽しめる多様な企画をお届けしている。

このキャンペーンと連動し、次世代のJ-WAVEをつくる大学生・専門学生のコミュニティサークル「WACODES(ワコーズ)」のメンバーが「熱狂した思い出のライブ」を紹介する連載をスタート。

第3回目を担当するのは、大学4年生の“ひなふる”。 今年7月に横浜アリーナで開催された「Talking Rock! FES.2021」の二日目を振り返る。
(J-WAVE NEWS編集部)

気づいたら汗まみれに。フェスが持つ楽しさ

2021年、7月11日。梅雨明けはまだしていないけど、気温はそれなりに高く、じめじめとしたこの日、私は横浜アリーナの前に立っていた。「Talking Rock! FES. 2021」。私の中で実に2年ぶりの音楽フェスが始まろうとしていた。

検温、アルコール消毒をして、会場内に入ると、2年ぶりにあの光景を見た。

好きなバンドはひとそれぞれだけど、音楽が好き、ロックが好きという点で共通している人たちが集まっているこの空間。こんなご時世だし、室内だしで今までとは少し違うところもあったけれど、フェス前に湧き上がる気持ちは少しも変わらなかった。(空調が効いていたので個人的には今までより過ごしやすかった。「暑さを感じてこそのフェスだ!」と隣にいた友だちは言っていたけれど。)

えげつない物販の行列に並び、席に座るといよいよフェス本番だ。

まず衝撃を受けたのはSaucy Dog。今まではスマホで彼らの音楽を嗜む程度であったが、今回初めて生声を聴いて、ライブが始まったばかりなのに「このバンドのライブに行きたい!」と思った。ハイトーンボイスの中にスマホでは表現しきれないざらつきがあり、このざらつきがあってこそ、このバンドの曲は映えるのだと思った。本当にこのライブに来てよかったなぁ。あまり知らなかったアーティストの魅力に気づけるのもフェスのよさである。

そして次は私のお目当てのBLUE ENCOUNT。『バッドパラドックス』から始まり、『Survivor』『DAY×DAY』など実直でかっこいい曲たちで盛り上がらないわけがない。私は飛び跳ね、腕を回し、気づいたら汗まみれになっていた。ただ曲を聴くだけでなく、自分たちでも体を動かして一緒に汗をかく。これこそライブである。そろそろライブはスポーツとしてカウントしてもいいのではないか。ライブに行くことを参戦とはよく言ったものだ。

そんなこんなで時間は進み、ついに大トリのSUPER BEAVERが登場した。「誰もSUPER BEAVERをフェスに呼んでくれなかった頃から呼んでくれた」というこのフェスでの大トリ。『27』から始まり、『突破口』『予感』と続いた。最後の『さよなら絶望』は、この大変な状況下でも進み続けるために背中を押してくれるようだった。歌詞がすっと入ってくるバンドだからこそ最後のこの曲の意味は大きかった。

この状況での音楽フェスはスタッフ側も観客側もいろいろなことを考え、悩み、決断したと思う。その中でこのフェスを開催してくれた『Talking Rock!』の吉川尚宏編集長をはじめとしたスタッフの皆さん、アーティストの皆さん、本当にありがとうございました。



■ひなふる プロフィール
電気通信大学4年。最近、図書館で小中学生時代に読んでいた本を借りまくっている21歳。
当時好きだった本BEST3は
1位 ハリーポッターシリーズ
2位 怪盗クイーンシリーズ
3位 No.6

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