オンタイムのパフォーマンスアップにつながるヒントを処方する、J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」(ナビゲーター:サッシャ・ノイハウス萌菜)。4月の水曜日は、「日本アンガーマネジメント協会」代表理事の安藤俊介さんがマンスリーコンサルタントとして登場。
4月14日(水)のオンエアでは、安藤さんが仕事の効率がアップする怒りのコントロール術を解説した。
仕事をしていると、正義感で物事を判断する場面に迫られることがある。
安藤:仕事上、正しくないことをしている人を見たら「正さないといけない」と思ったり、自分の正義を押し付けてトラブルになったりするケースがあります。正義感は、もちろん持っていていいものです。ただ、最近は正義感に振り回されて怒ってしまう人が増えているんですよ。あるいは、自分の「怒り」に都合よく正義感を利用して上から目線で怒る人もいます。
安藤さんは、正義を活用するのは「自分や周りの人にとってプラスに働くとき」だとアドバイスを送った。
安藤:たとえば、「環境や人権に配慮することは正義」ということで意見が衝突する場合は、結果的にプラスになると思うんです。一方で、「自分は正しいと思う」といったひとりよがりな正義の場合は、一度立ち止まって考えてみることが大切です。
サッシャ:なるほど。(ノイハウス)萌菜はどう感じましたか?
ノイハウス:自分が正しいと思っていたことが実際は違っていた、といったことは経験しています。なので、チームで動く場合は自分の正義を押し付けず、議論の余地を設けたほうがいいんじゃないかなと思いました。
サッシャ:そうね。今回の話ってすごく難しいテーマだと思うんですよ。人のためを思ってアドバイスしている場合もあるじゃない? だけど、いろんな価値観や常識を持った人たちがいるわけだから、「自分の思っていることは正しいのか?」と一旦考える癖をつけたほうがいい気がする。
サッシャ:たとえば「リンゴとオレンジどっちが好き?」と子どもたちに訊いてグループ分けするじゃないですか。そのときにリンゴを選んだ子は、先生から「ではオレンジが好きな人の立場になってください」と言われて、逆の立場からディベートをするんです。そうすることで、逆の立場の人の気持ちを考える癖がつく気がします。それは大人になっても応用できるかなって。
ノイハウス:そうですね。
サッシャ:自分が反対意見の立場に立ち、「肯定できる部分はどこか」を考えれば、正義感の押し付けにならない気がする。
ノイハウス:もしかしたら両者の意見の真ん中に位置する「新しい正義」が生まれる可能性もありますよね。
サッシャ:そうそう。「100パーセント正しいこと」ってなかなか存在しないからね。
安藤さん情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」の放送は、月曜~木曜の10時54分頃から。
4月14日(水)のオンエアでは、安藤さんが仕事の効率がアップする怒りのコントロール術を解説した。
「ひとりよがりな正義」に注意
安藤さんは、書籍『私は正しい その正義感が怒りにつながる』(産業編集センター)の著者である“怒りの専門家”。そんな安藤さんに、仕事の効率がアップする怒りのコントロール術を訊く。今回は「仕事の効率アップにつながる“必要な正義と不要な正義”」について解説した。仕事をしていると、正義感で物事を判断する場面に迫られることがある。
安藤:仕事上、正しくないことをしている人を見たら「正さないといけない」と思ったり、自分の正義を押し付けてトラブルになったりするケースがあります。正義感は、もちろん持っていていいものです。ただ、最近は正義感に振り回されて怒ってしまう人が増えているんですよ。あるいは、自分の「怒り」に都合よく正義感を利用して上から目線で怒る人もいます。
安藤さんは、正義を活用するのは「自分や周りの人にとってプラスに働くとき」だとアドバイスを送った。
安藤:たとえば、「環境や人権に配慮することは正義」ということで意見が衝突する場合は、結果的にプラスになると思うんです。一方で、「自分は正しいと思う」といったひとりよがりな正義の場合は、一度立ち止まって考えてみることが大切です。
サッシャ:なるほど。(ノイハウス)萌菜はどう感じましたか?
ノイハウス:自分が正しいと思っていたことが実際は違っていた、といったことは経験しています。なので、チームで動く場合は自分の正義を押し付けず、議論の余地を設けたほうがいいんじゃないかなと思いました。
サッシャ:そうね。今回の話ってすごく難しいテーマだと思うんですよ。人のためを思ってアドバイスしている場合もあるじゃない? だけど、いろんな価値観や常識を持った人たちがいるわけだから、「自分の思っていることは正しいのか?」と一旦考える癖をつけたほうがいい気がする。
反対意見で「肯定できる部分はどこか」考えてみよう
サッシャは自身のドイツでの学生時代を振り返り、ディベートの授業にまつわるエピソードを語った。サッシャ:たとえば「リンゴとオレンジどっちが好き?」と子どもたちに訊いてグループ分けするじゃないですか。そのときにリンゴを選んだ子は、先生から「ではオレンジが好きな人の立場になってください」と言われて、逆の立場からディベートをするんです。そうすることで、逆の立場の人の気持ちを考える癖がつく気がします。それは大人になっても応用できるかなって。
ノイハウス:そうですね。
サッシャ:自分が反対意見の立場に立ち、「肯定できる部分はどこか」を考えれば、正義感の押し付けにならない気がする。
ノイハウス:もしかしたら両者の意見の真ん中に位置する「新しい正義」が生まれる可能性もありますよね。
サッシャ:そうそう。「100パーセント正しいこと」ってなかなか存在しないからね。
安藤さん情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU SOUND CLINIC」の放送は、月曜~木曜の10時54分頃から。
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サッシャ、ノイハウス萌菜