J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」。3月27(土)のオンエアでは、シンガーソングライター・斉藤和義がリモート出演。このコーナーでは、日々のルーティンやお気に入りのモノについて話を聞く。斉藤の暮らしのルーティンや人生を変えた買い物とは?
渡辺:35歳のときに『35 STONES』、45歳のときに『45 STONES』とくれば、今回のアルバムを出したときの年齢は……?
斉藤:もうすぐ55歳になりますね。2020年はコロナ禍でツアーが全部延期になってしまい、一応家にはスタジオみたいなのがあって機材もあったんですけど、機械に弱いもので使い方がもうひとつわかってなかったので使えるようになろうと。それでポツポツと制作を進めていたら曲ができてきて、「これはアルバムになりそうだな」と思ったんです。「リリースが2021年になりそうってことは、55歳になるな」と気付いたので途中からタイトルを『55 STONES』にしました。
渡辺:おひとりで多重録音をされたそうですね。具体的にはどんな楽器を使われたのでしょうか。
斉藤:ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションとかですかね。
渡辺:なるほど。それはコロナ禍が影響して、多重録音せざるを得ない状況だったということでしょうか。
斉藤:そうですね。STAY HOMEだったので家にある楽器で収録した感じで。多重録音自体はこれまでスタジオではやっていたんですけど、宅録では初めてでした。
斉藤:寝るのは朝5時とか6時で、起きるのはお昼ぐらいですね。明るくなってから寝ることが多いです。
山田:寝起きはいいほうですか?
斉藤:最近は、あまり長い時間寝られなくなってきているんですよ。歳のせいもあって(笑)。頻尿だからトイレで目が覚めちゃうこともあります。
山田:リアルな話をありがとうございます(笑)。
外出自粛せざるを得ない状況下で、夜はギターづくりに没頭していたそうだ。
斉藤:ギターのデザインを描いて、同じ形のテンプレートを作るんですね。そのテンプレートに合わせて木をノコギリで切ると、ギターになるんですよ。
渡辺:そこにネックを付けるんですよね?
斉藤:そうです。ネックに関しては、売っているものや家に余っているものを使いました。最近は雑誌『ギター・マガジン』(リットーミュージック)の企画で、ギターづくりの先生の指導のもとネックを含めた1本のギターを完成させました。
渡辺:すごいなあ。
山田:作ったギターは弾かれるんですか?
斉藤:そうですね。弾いてみたり、レコーディングで使ってみたりしました。
渡辺:『55 STONES』ではひとりでいろんな楽器も演奏されていましたし、もともとそういった作業がお好きなんですかね?
斉藤:そうみたいですね。思い返せば、小さい頃は魚屋さんから新巻鮭が入っていたような木箱をもらってきて、船みたいなものを作っていました。そういう作業は昔から好きでしたね。
山田:器用なんですね。
斉藤:最近まで鉄を切るハサミがあるって知らなくて。ギターのピックガードをアルミで作っていたんですけど、アルミをひたすらヤスリで削っていたんですよ。でも金切りばさみがあれば、そこそこ厚みがあるアルミでも簡単に切れます。「なんだ、こんなのがあったのか」と思って、それから重宝しています。
渡辺:そうだったんですね。DIYを長くやっているので、工具は一通りそろっているんじゃないですか?
斉藤:そうですね。トリマーやら電動ドリルやら。工具のデザインもかわいいんですよね。
渡辺:わかります。
斉藤:ホームセンターに行くと、いつまでもいられますね。
山田:何種類か同じものがあると、デザインが好きなものを選ぶ感じですか?
斉藤:メーカーの違いもありますし、海外独特のデザインもあったりして、同じ工具でもいろんなものがあるんですよ。
渡辺:金切りばさみの存在を知れてよかったですね。作業がだいぶラクになったでしょう。
斉藤:「もっとはやく教えて」って思いました。
渡辺:ツールワールドってけっこう沼ですよね。
山田:工具入れを使用しているんですか?
斉藤:ガレージに棚を置いて工具を並べています。
渡辺:工具を入れるカッコいいツールボックスはお持ちではないですか?
斉藤:憧れますけど、まだ持っていないですね。ちょっと置き場がなくて。
渡辺:最初は何のギターでしたか?
斉藤:グレコのレスポールです。当時は栃木に住んでいたんですけど、毎週宇都宮へ電車で行って、楽器屋さんでどれがいいかなと探していて、お金が貯まったタイミングで「よし!」と決めて買ったやつです。
ギターを手にした斉藤は「ギターを弾くプロになりたい」という気持ちがわいてきたそうだ。
渡辺:当時まだ中学生ですよ。毎週ギターを買うために宇都宮まで電車で通っている。その話だけで泣けちゃいますよ。その楽器屋さんがあってよかった。今の斉藤さんを作ってくれた入口ですからね。
山田:今もお持ちなんですか?
斉藤:持っています。
渡辺:最初のギターから歴代のギターもたくさんあるなか、自作のギターも増えちゃって(笑)。愛でるものがいっぱいですね。
斉藤:困ったもんですよね。
山田:誰かからギターの制作を依頼されたりしませんか?
斉藤:言われたりしますけど、自分で納得しているだけで、細かいところを見たら人にさしあげられる感じではないんでね。
渡辺:グレコのレスポールモデルからはじまり、最新の手作りギターまで、斉藤和義が歩んできた道がギターに象徴されているわけですね。
斉藤:そうかもしれないですね。
斉藤は4月27日(火)と28日(水)の2日間限定で特別ライブ「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2020 “202020” 幻のセットリストで2日間開催!~ 万事休すも起死回生 ~」を実施予定。場所は中野サンプラザホール。そのほかの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深堀りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
自宅で多重録音収録に初挑戦
斉藤は、3月24日(水)に通算21枚目となるアルバム『55 STONES』をリリースした。渡辺:35歳のときに『35 STONES』、45歳のときに『45 STONES』とくれば、今回のアルバムを出したときの年齢は……?
斉藤:もうすぐ55歳になりますね。2020年はコロナ禍でツアーが全部延期になってしまい、一応家にはスタジオみたいなのがあって機材もあったんですけど、機械に弱いもので使い方がもうひとつわかってなかったので使えるようになろうと。それでポツポツと制作を進めていたら曲ができてきて、「これはアルバムになりそうだな」と思ったんです。「リリースが2021年になりそうってことは、55歳になるな」と気付いたので途中からタイトルを『55 STONES』にしました。
渡辺:おひとりで多重録音をされたそうですね。具体的にはどんな楽器を使われたのでしょうか。
斉藤:ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションとかですかね。
渡辺:なるほど。それはコロナ禍が影響して、多重録音せざるを得ない状況だったということでしょうか。
斉藤:そうですね。STAY HOMEだったので家にある楽器で収録した感じで。多重録音自体はこれまでスタジオではやっていたんですけど、宅録では初めてでした。
ギターづくりに没頭!「思い返せば小さい頃は…」
斉藤に朝の過ごし方を訊く。斉藤の生活は夜型になっており、朝に寝て昼に起きる睡眠サイクルだという。斉藤:寝るのは朝5時とか6時で、起きるのはお昼ぐらいですね。明るくなってから寝ることが多いです。
山田:寝起きはいいほうですか?
斉藤:最近は、あまり長い時間寝られなくなってきているんですよ。歳のせいもあって(笑)。頻尿だからトイレで目が覚めちゃうこともあります。
山田:リアルな話をありがとうございます(笑)。
外出自粛せざるを得ない状況下で、夜はギターづくりに没頭していたそうだ。
斉藤:ギターのデザインを描いて、同じ形のテンプレートを作るんですね。そのテンプレートに合わせて木をノコギリで切ると、ギターになるんですよ。
渡辺:そこにネックを付けるんですよね?
斉藤:そうです。ネックに関しては、売っているものや家に余っているものを使いました。最近は雑誌『ギター・マガジン』(リットーミュージック)の企画で、ギターづくりの先生の指導のもとネックを含めた1本のギターを完成させました。
渡辺:すごいなあ。
山田:作ったギターは弾かれるんですか?
斉藤:そうですね。弾いてみたり、レコーディングで使ってみたりしました。
渡辺:『55 STONES』ではひとりでいろんな楽器も演奏されていましたし、もともとそういった作業がお好きなんですかね?
斉藤:そうみたいですね。思い返せば、小さい頃は魚屋さんから新巻鮭が入っていたような木箱をもらってきて、船みたいなものを作っていました。そういう作業は昔から好きでしたね。
山田:器用なんですね。
最近のお気に入りアイテムは「金切りばさみ」
斉藤の生活を彩るお気に入りのアイテムを訊くと、DIYに使用する「鉄切りばさみ/金切りばさみ」を挙げた。斉藤:最近まで鉄を切るハサミがあるって知らなくて。ギターのピックガードをアルミで作っていたんですけど、アルミをひたすらヤスリで削っていたんですよ。でも金切りばさみがあれば、そこそこ厚みがあるアルミでも簡単に切れます。「なんだ、こんなのがあったのか」と思って、それから重宝しています。
渡辺:そうだったんですね。DIYを長くやっているので、工具は一通りそろっているんじゃないですか?
斉藤:そうですね。トリマーやら電動ドリルやら。工具のデザインもかわいいんですよね。
渡辺:わかります。
斉藤:ホームセンターに行くと、いつまでもいられますね。
山田:何種類か同じものがあると、デザインが好きなものを選ぶ感じですか?
斉藤:メーカーの違いもありますし、海外独特のデザインもあったりして、同じ工具でもいろんなものがあるんですよ。
渡辺:金切りばさみの存在を知れてよかったですね。作業がだいぶラクになったでしょう。
斉藤:「もっとはやく教えて」って思いました。
渡辺:ツールワールドってけっこう沼ですよね。
山田:工具入れを使用しているんですか?
斉藤:ガレージに棚を置いて工具を並べています。
渡辺:工具を入れるカッコいいツールボックスはお持ちではないですか?
斉藤:憧れますけど、まだ持っていないですね。ちょっと置き場がなくて。
人生を変えたモノは?
斉藤にとって「人生を変えたモノ」は、中学生時代に購入したエレキギターだという。渡辺:最初は何のギターでしたか?
斉藤:グレコのレスポールです。当時は栃木に住んでいたんですけど、毎週宇都宮へ電車で行って、楽器屋さんでどれがいいかなと探していて、お金が貯まったタイミングで「よし!」と決めて買ったやつです。
ギターを手にした斉藤は「ギターを弾くプロになりたい」という気持ちがわいてきたそうだ。
渡辺:当時まだ中学生ですよ。毎週ギターを買うために宇都宮まで電車で通っている。その話だけで泣けちゃいますよ。その楽器屋さんがあってよかった。今の斉藤さんを作ってくれた入口ですからね。
山田:今もお持ちなんですか?
斉藤:持っています。
渡辺:最初のギターから歴代のギターもたくさんあるなか、自作のギターも増えちゃって(笑)。愛でるものがいっぱいですね。
斉藤:困ったもんですよね。
山田:誰かからギターの制作を依頼されたりしませんか?
斉藤:言われたりしますけど、自分で納得しているだけで、細かいところを見たら人にさしあげられる感じではないんでね。
渡辺:グレコのレスポールモデルからはじまり、最新の手作りギターまで、斉藤和義が歩んできた道がギターに象徴されているわけですね。
斉藤:そうかもしれないですね。
斉藤は4月27日(火)と28日(水)の2日間限定で特別ライブ「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2020 “202020” 幻のセットリストで2日間開催!~ 万事休すも起死回生 ~」を実施予定。場所は中野サンプラザホール。そのほかの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深堀りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
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2021年4月3日28時59分まで
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番組情報
- RADIO DONUTS
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毎週土曜8:00-12:00
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渡辺 祐・山田玲奈