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音楽家・鈴木慶一、50年の音楽活動の中で一番大切にしていることは“好奇心”

音楽家・鈴木慶一、50年の音楽活動の中で一番大切にしていることは“好奇心”

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

2020年11月26日(木)のオンエアでは、ミュージシャンでMETAFIVEのメンバーでもあるゴンドウトモヒコと、スカートの澤部渡がゲストに登場。「音楽家・鈴木慶一」をテーマにお届けした。

常に日本の音楽シーンの最前線を歩み続けている

鈴木慶一は1970年頃より様々なセッションに参加し、1972年に「はちみつぱい」を結成。はちみつぱい解散後、1975年、弟の鈴木博文らと一緒に「ムーンライダーズ」を結成。1976年アルバム『火の玉ボーイ』でデビュー。ムーンライダーズの活動と並行して、70年代半ばよりアイドルから演歌まで多数の楽曲を提供すると共に、膨大なCM音楽を作曲。任天堂より発売されたゲーム『MOTHER』『MOTHER2』の音楽を手がけ、今でも世界中に多数の熱狂的なファンを持つなど、国内外の音楽界とリスナーに多大な影響を与えている。

また、映画音楽では北野武監督『座頭市』で第27回日本アカデミー賞最優秀音楽賞、第36回/シッチェス/国際カタルニヤ映画祭オリジナル楽曲賞を受賞。『アウトレイジ 最終章』でも、第41回日本アカデミー賞を受賞している。はちみつぱい、ムーンライダーズ、ビートニクス、Controversial Spark、No Lie-Senseなど、様々なバンドやユニットでの活動を通して、常に日本の音楽シーンの最前線を歩み続けている。

あっこゴリラ:おふたりは、鈴木慶一さんとはどんな関係なんですか?
ゴンドウ:僕は幸宏さんの事務所に入って、THE BEATNIKSというバンドもやっているので、2000年くらいからまずサポートに参加したのがきっかけです。
あっこゴリラ:澤部さんは?
澤部:僕は、ただのファンです(笑)。かなり早い段階で慶一さんが気にかけてくれてて。
あっこゴリラ:えー! めちゃめちゃうれしいですね。
澤部:下北沢のライブハウスですれ違ったときに、「あっ、スカートだ」って言われたときのことがいまだに忘れられないです。
ゴンドウ:すごいね。

ムーンライダーズに影響を受けたというゴンドウ。学生時代に観に行ったそうだ。

あっこゴリラ:ちなみに好きな曲は何ですか?
ゴンドウ:いっぱいあるんですけど、『いとこ同士』とか。でもどれも好きですね。
あっこゴリラ:澤部さんは、鈴木さんから入っていった感じなんですか?
澤部:僕は「はちみつぱい」っていうバンドを初めて聴いて、そこからムーンライダーズに……みたいな流れだったと思います。高校生のときに、はっぴいえんどからの流れではちみつぱい行って、みたいな。
ゴンドウ:僕は高校生のときは、はちみつぱいとかはっぴいえんどとか理解できなくて、80年代で音が変わるんですよね。そこでムーンライダーズかっこいいなと思って、それで掘り下げていくみたいな感じでした。
あっこゴリラ:なるほど~。私も、はっぴいえんどとか高校生のときに聴いたときわからなかったタイプだったんですよね。
澤部:僕は子どもの頃にはっぴいえんどの曲がCMソングに使われていたりして、それで「こんなかっこいい曲あるんだ~」って聴いてましたね。
あっこゴリラ:そうなんだ~。私は、最近はっぴいえんどのヤバさみたいなものに気付きました。ちなみに、澤部さんが好きなムーンライダーズの曲は何ですか?
澤部:難しいんですけど『アニマル・インデックス』っていうアルバムに入っている『悲しいしらせ』かな。
あっこゴリラ:「日本語のロック」を切り開いたとも言われてますが、このあたりはどう思いますか?
澤部:難しいところだよね。あはははは。はっぴいえんどが先にいて、世の中的には通例なんですけど、その後も日本語とロックの関係性をより突き詰めていったのは、もしかしたら慶一さんだったりするのかもしれないですね。

鈴木慶一が最も影響を受けたミュージシャン

オンエアでは、鈴木慶一本人からのコメントを紹介する場面も。最も影響を受けたミュージシャンについて語った。

鈴木:私の音楽に一番影響を与えたといえば、今日のところはジョン・サイモンです。ジョン・サイモンは、ザ・バンドのプロデューサーでもあり、それ以前、60年代に『My Name Is Jack』という曲を書いたり、その曲は10年以上経った後、ムーンライダーズが日本語でカバーしました。さらには1999年、博多でイベントあって、ハース・マルティネスとジョン・サイモンが来日しました。イベントにはとにかくいろんなバンドが出て、いろんなミュージシャンが出ていましたが、それを必ず舞台の袖で見ていて、終わったら必ず一言声を掛けていたんです。それを見て、こういうあり方っていいな、これがやはり音楽家の、もしくはプロデューサーのあり方なんじゃないかなと思いました。それ以降、私も舞台袖で必ず見るようにしています。大変学習致しました。

ゲーム音楽、映画音楽、CM楽曲……数々のサウンドロゴを担当

鈴木慶一といえば、任天堂より発売されたゲーム『MOTHER』『MOTHER2』の音楽を担当したことでも有名だ。同作は世界的に大ヒットを記録した。

あっこゴリラ:お二人は、これについてはどうですか?
ゴンドウ:僕はゲームをしないんで、『MOTHER』は全然知らなくて。
あっこゴリラ:澤部さんは?
澤部:僕も世代的にはドンピシャなんですけど、ゲームはプレイしていないんです。ただサントラとか買って聴いてました。
あっこゴリラ:なるほど~。あと映画音楽でも、北野武監督『座頭市』で音楽を担当、『アウトレイジ 最終章』でも、第41回日本アカデミー賞を受賞しています。さらにCMソングも数多く手掛けられているんですよね。サウンドロゴとか担当するのいいですよね。
澤部:かっこいいですよね~。
あっこゴリラ:ちなみにお二人も、CMソングのお仕事されてますよね。ゴンドウさん、めちゃめちゃやられてますよね。
ゴンドウ:やりますね。でも最近は、やっぱりね、ケンカしちゃうんですよね。あはははは。だから最近は全然やってないです。
あっこゴリラ:音楽家同士のセッションとはまた違いますしね。
ゴンドウ:クライアントさんを喜ばせないといけないからね。

50年の音楽活動の中で一番大切にしていること

鈴木慶一の音楽家としての魅力とは何なのか。ゲストのふたりと共に掘り下げた。

あっこゴリラ:鈴木慶一さんの音楽家としての最大の魅力はどこだと思いますか?
澤部:難しいですね。すごく軽やかな人だなって、いつ見ても思うんですよね。やっぱりそれが音楽にも出るというか、もういろんな要素があって、しかもそれがうまい具合にしっかり自分のカラーとして反映されている感じがします。
あっこゴリラ:ゴンドウさんはどうですか?
ゴンドウ:好きなものは何でも吸収するし、それを歓迎してるというか、ちゃんと表現できていますよね。
あっこゴリラ:音楽業界において、鈴木慶一さんってどんな存在だと思います?
ゴンドウ:多分一般的な音楽業界の常識を知り尽くした上での間違ったことを自分でやってくみたいな。
澤部:あはははは。そうですね。常に新しい方向に向かってますよね。

最後に、50年の音楽活動の中で一番大切にしていることを鈴木慶一本人に伺った。

鈴木:難しい質問ですね。好奇心かな。とにかく何にでも興味を持つこと、それが一番ですね。あと、同じことを二度しない。そして、常に作った音楽に対して満足しない。満足したら次が作れなくなってしまうということですね。そうして今に至ってるんじゃないかと思っています。

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