【J-WAVE『SONAR MUSIC』から最新音楽情報をお届け】
J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。10月12日(月)のオンエアでは、デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミと、ちゃんみなをゲストに迎え、音楽サブスクサービスのプレイリストに着目した。
ジェイ:海外だと2012年頃には、もうプレイリスト文化がありました。日本だと特にこの1~2年で盛り上がっている印象で、プレイリストで曲を聴こうっていうのが根付いてきた感じがします。音楽業界の人も、プレイリスト意識する人が増えた気がしますね。
ちゃんみな:確かに私も「プレイリスト提出してください」ってよく言われます。
あっこゴリラ:やっぱりメインで聴かれているのは、SpotifyやApple Musicなんですか?
ジェイ:Spotifyの方が多いと思います。Spotifyにあるプレイリストの数は、個人も公式も合わせて40億以上らしいです。
あっこゴリラ:すごい! ちなみに今、Spotifyで人気のプレイリストは?
ジェイ:やっぱり、ジャンルの中で今一番ヒットみたいな、ヒット系のプレイリストは人気ですね。あとはHIP HOP、最近だとラテンミュージックも人気です。コロナ禍で、家でのワークアウト、リラックスとかも強いですね。
あっこゴリラ:Apple Musicで人気のプレイリストはどうですか?
ジェイ:R&BやHIP HOP、ラテンポップスなどが人気です。どちらのサービスも独自のプレイリストがあるので、使い分けている人も多いと思います。
実際「プレイリスト」に入ることで、曲の聴かれ方にどれほど影響するのだろうか。
ジェイ:アーティストさんにもよりますし、プレイリストに入るだけがすべてではないのが大前提ですが、新曲が出たときにプレイリストに入ると、その再生数やリスナーの数が一気に広がります。例えば、今まで日本でしか聴かれなかったけれど、アジアでも聴かれるようになった、ということもあります。世界のもっと違う地域で聴かれるようになって、どんどんリスナーが増えていったのは、プレイリストの影響力の一つだと思います。一方で、外されると再生数が一気に落ちるという現象もありますね。
新人アーティストが新譜をリリースした際、プレイリスト入りすることでどのくらいの効果があるのか。
ジェイ:かなりの影響力があると思います。メジャーのアーティストが入るようなプレイリストにも新人が入ったり、インディーズアーティストも入る可能性もあります。その分のリスナーへの露出やリーチを考えると、インディーズアーティストや新人にとっては、今までのマスメディアへの露出よりもはるかに影響力や可能性が広がっていると思います。
あっこゴリラ:始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
一ノ宮:音楽の流行を作り出すような10代、20代の女性に対して新しい音楽の流行を作れないかと考えていたときに、自分の聴いてる音楽のスクショをインスタのストーリーにあげている人が多いと気づきました。これまでインスタ上では、まとめて曲を知ることができるものがなかったので、プレイリストにしたらおもしろいんじゃないかと思って作りました。
「PLAYLIST」では邦楽ロックを中心に、テーマ別のプレイリストを投稿している。「JKの心にささる共感ソング」「ラムネを飲みながら聴きたい曲」「好きな人からの返信待ちソング」など、バラエティに富んだプレイリストがある。このアイディアはどのように決めているのか。PLAYLIST編集部のひとり、金武さんにも話を伺った。
あっこゴリラ:選曲はどのようにしてるんですか?
金武:毎週ストーリーズでフォロワーにアンケートを取っています。そこから音楽好きの若者の意見を直接取り入れながら、PLAYLIST編集部で選曲しています。
あっこゴリラ:基本邦ロックで、新旧織り交ぜてるって感じですけど、これもアンケートで?
金武:そうですね。フォロワーさんたちが音楽にめちゃめちゃ詳しいので、その力も借りながら一緒に作っていってるって感じですね。
あっこゴリラ:イラストもすごくブランディングされているなって思います。これは誰が書いてるんですか?
金武:それもPLAYLISTのチームメンバーのひとりが担当しています。
あっこゴリラ:インスタ見てみると、フレデリックやCHAI、eillなど、アーティストがプレイリスターとして登場していますね。このアーティストとのコラボはどういう風にされてるんですか?
金武:PLAYLIST編集部から、特にユーザーさんに人気のアーティストさんに直接お声掛けさせていただいています。めちゃめちゃ反響が大きくて、ユーザーさんから盛り上がったコメントをいただきます。
ジェイ:海外だと、音楽メディアの人がプレイリストを活用しています。次に来そうなインディーズアーティストを早く見つけたり。海外の音楽業界の人はよくやってますね。
あっこゴリラ:一般のリスナーはどうですか?
ジェイ:最近だと自宅で聴きやすいプレイリスト、在宅や勉強するときに聴いやすいプレイリスト、チル系のプレイリスト、ローファイ・ヒップホップなどが人気あります。
プレイリスターだけではなく、誰でもオリジナルを作ることができるプレイリスト。最後にジェイに「人気のプレイリストを作るコツ」を訊いてみると、「やっぱりコンスタントに更新していくのが人気に繋がるヒント。週一で更新とか、本当に頻度が大事」と回答した。
『SONAR MUSIC』は月曜~木曜の21時から24時までオンエア。
J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。10月12日(月)のオンエアでは、デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミと、ちゃんみなをゲストに迎え、音楽サブスクサービスのプレイリストに着目した。
新人はメディア露出するより「プレイリスト」がリスナーにリーチできる
Apple MusicやSpotifyなどのサブスクの登場により、プレイリストは「〇〇のときに聴きたいリスト」といった形で生活に溶け込んだ印象がある。プレイリストがもたらす影響力について、ジェイ・コウガミに訊いた。ジェイ:海外だと2012年頃には、もうプレイリスト文化がありました。日本だと特にこの1~2年で盛り上がっている印象で、プレイリストで曲を聴こうっていうのが根付いてきた感じがします。音楽業界の人も、プレイリスト意識する人が増えた気がしますね。
ちゃんみな:確かに私も「プレイリスト提出してください」ってよく言われます。
あっこゴリラ:やっぱりメインで聴かれているのは、SpotifyやApple Musicなんですか?
ジェイ:Spotifyの方が多いと思います。Spotifyにあるプレイリストの数は、個人も公式も合わせて40億以上らしいです。
あっこゴリラ:すごい! ちなみに今、Spotifyで人気のプレイリストは?
ジェイ:やっぱり、ジャンルの中で今一番ヒットみたいな、ヒット系のプレイリストは人気ですね。あとはHIP HOP、最近だとラテンミュージックも人気です。コロナ禍で、家でのワークアウト、リラックスとかも強いですね。
あっこゴリラ:Apple Musicで人気のプレイリストはどうですか?
ジェイ:R&BやHIP HOP、ラテンポップスなどが人気です。どちらのサービスも独自のプレイリストがあるので、使い分けている人も多いと思います。
実際「プレイリスト」に入ることで、曲の聴かれ方にどれほど影響するのだろうか。
ジェイ:アーティストさんにもよりますし、プレイリストに入るだけがすべてではないのが大前提ですが、新曲が出たときにプレイリストに入ると、その再生数やリスナーの数が一気に広がります。例えば、今まで日本でしか聴かれなかったけれど、アジアでも聴かれるようになった、ということもあります。世界のもっと違う地域で聴かれるようになって、どんどんリスナーが増えていったのは、プレイリストの影響力の一つだと思います。一方で、外されると再生数が一気に落ちるという現象もありますね。
新人アーティストが新譜をリリースした際、プレイリスト入りすることでどのくらいの効果があるのか。
ジェイ:かなりの影響力があると思います。メジャーのアーティストが入るようなプレイリストにも新人が入ったり、インディーズアーティストも入る可能性もあります。その分のリスナーへの露出やリーチを考えると、インディーズアーティストや新人にとっては、今までのマスメディアへの露出よりもはるかに影響力や可能性が広がっていると思います。
ジェイ・コウガミがプレイリストで見つけたおすすめの一曲、Internet Money & Gunna『Lemonade(feat. Don Toliver & NAV)』
10代、20代の音楽ファンがプレイリストを作るサービスも
超人気のプレイリストの裏側に迫るべく、ここからはインスタメディア「PLAYLIST」の運営会社「blowout」の代表・一ノ宮 佑貴さんも登場。「PLAYLIST」は、インスタグラムでシーンに合わせたオリジナルプレイリストを投稿する話題のアカウント。フォロワー数は20万人を超える。あっこゴリラ:始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
一ノ宮:音楽の流行を作り出すような10代、20代の女性に対して新しい音楽の流行を作れないかと考えていたときに、自分の聴いてる音楽のスクショをインスタのストーリーにあげている人が多いと気づきました。これまでインスタ上では、まとめて曲を知ることができるものがなかったので、プレイリストにしたらおもしろいんじゃないかと思って作りました。
「PLAYLIST」では邦楽ロックを中心に、テーマ別のプレイリストを投稿している。「JKの心にささる共感ソング」「ラムネを飲みながら聴きたい曲」「好きな人からの返信待ちソング」など、バラエティに富んだプレイリストがある。このアイディアはどのように決めているのか。PLAYLIST編集部のひとり、金武さんにも話を伺った。
あっこゴリラ:選曲はどのようにしてるんですか?
金武:毎週ストーリーズでフォロワーにアンケートを取っています。そこから音楽好きの若者の意見を直接取り入れながら、PLAYLIST編集部で選曲しています。
あっこゴリラ:基本邦ロックで、新旧織り交ぜてるって感じですけど、これもアンケートで?
金武:そうですね。フォロワーさんたちが音楽にめちゃめちゃ詳しいので、その力も借りながら一緒に作っていってるって感じですね。
あっこゴリラ:イラストもすごくブランディングされているなって思います。これは誰が書いてるんですか?
金武:それもPLAYLISTのチームメンバーのひとりが担当しています。
金武:PLAYLIST編集部から、特にユーザーさんに人気のアーティストさんに直接お声掛けさせていただいています。めちゃめちゃ反響が大きくて、ユーザーさんから盛り上がったコメントをいただきます。
この投稿をInstagramで見るPLAYLIST -プレイリスト-(@playlist_of)がシェアした投稿 -
海外でのプレイリストの使われ方とは
今後の音楽業界でもプレイリストを中心に、楽曲に広がりを持たせていくことがスタンダードになっていきそうだ。なお、海外ではどんな形でプレイリストが使用されているのだろうか。ジェイ:海外だと、音楽メディアの人がプレイリストを活用しています。次に来そうなインディーズアーティストを早く見つけたり。海外の音楽業界の人はよくやってますね。
あっこゴリラ:一般のリスナーはどうですか?
ジェイ:最近だと自宅で聴きやすいプレイリスト、在宅や勉強するときに聴いやすいプレイリスト、チル系のプレイリスト、ローファイ・ヒップホップなどが人気あります。
プレイリスターだけではなく、誰でもオリジナルを作ることができるプレイリスト。最後にジェイに「人気のプレイリストを作るコツ」を訊いてみると、「やっぱりコンスタントに更新していくのが人気に繋がるヒント。週一で更新とか、本当に頻度が大事」と回答した。
『SONAR MUSIC』は月曜~木曜の21時から24時までオンエア。
radikoで聴く
2020年10月19日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SONAR MUSIC
-
月・火・水・木曜21:00-24:00