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オルタナティヴ・シティ・サイケバンド Group2、新アルバムで緻密に計算し体現したこと

オルタナティヴ・シティ・サイケバンド Group2、新アルバムで緻密に計算し体現したこと

【J-WAVE『SONAR MUSIC』から最新音楽情報をお届け】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)のワンコーナー「SONAR TRAX」。J-WAVE がプッシュしている楽曲の中から毎日1曲をピックアップして掘り下げ、今聴くべきアーティストを紹介。9月7日(月)のオンエアでは、Group2の『Easy feat. BUGS』をピックアップ!

持ち味はジャンルレス、様々なシーンを横断している

東京を拠点に活動する4人組オルタナティヴ・シティ・サイケバンド、Group2。メンバーは、山口風花(Vo./Syn.)、石井優樹(Dr.)、上田真平(Ba.)、熊谷太起(Gt.)の4人。そんなGroup2は、9月2日(水)にニューアルバム『Group2 Ⅱ』をリリース。そこに収録されたナンバー『Easy feat. BUGS』が、J-WAVE SONAR TRAXに選ばれている。

番組では、シンセボーカルの山口風花からのコメントを紹介。番組には初登場ということで、まずはプロフィールから教えてもらった。

山口:これが初ラジオ出演になります。Group2は、6年くらい前、大学生のときに結成しました。私とドラムの石井が同じ大学、同じサークルで、就職活動が終わったころに「バンドやるか~」となり、石井が就職活動中に最終面接で一緒になったギターの熊谷と意気投合し、最終的に私と同じ大学の専門だった上田を引き込みました。今思うと、奇跡的に出会ったメンバーです。当初は、すでに決まっていたライブ1回のために集まったバンドでしたが、試しにMVを公開したら反響が大きかったので今に至る次第です。

さらに、ルーツに関して山口は「いいと思う音楽は共通してはいるもののルーツはバラバラなので、それが今のGroup2の持ち味であるジャンルレスであり、様々なシーンを横断していると評される所以でもあると思う」と述べた。

Group2が常に意識しているテーマ

続いて、9月2日(水)にリリースされたニューアルバム『Group2 Ⅱ』について教えてもらった。

山口:このアルバムも、一つのジャンルにおさまらない、私たちが普段聴いている音楽の好きな部分を少しずつ詰め込んで落とし込んだ作品になっていると思います。Group2が常に意識しているのは、「一筋縄ではいかない、ちょっと心に引っかかるようなときに、心地よい、不快とも感じる瞬間もありつつ、しかし踊れるポップ」というちょっと欲張りすぎているテーマがあります。今回は特に緻密に計算された「気持ち悪いけど気持ちいい、複雑だけど踊れちゃう」というのを体現した楽曲が詰まっています。

今回SONAR TRAXになっている『Easy feat. BUGS』は、どんな曲になっているのだろうか。

山口:この曲は、週末CITY PLAY BOYZの一人、BUGSさんを客演に招いたチルでサイケなポップサウンドになっています。実は、BUGSさんとの制作は完全オンラインで行いました。Group2の中でトラック制作を行い、歌は私の部分のみ録音し、ラフミックスされた段階でBUGSさんに音源をお送りして、そこにのせてもらう形で録音しました。入って欲しい場所をざっくり指定するという、若干雑な依頼をしてしまったんですけど、期待以上のリリックをのせてくれて、グッと引き締まりました。

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