J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。8月24日(月)のオンエアでは、サンボマスターのボーカル、山口 隆が出演をしてトークを展開した。サンボマスターは9月9日(水)、新作EP『はじまっていく たかまっていく E.P.』をリリースする。
西沢:電話でこうやってしゃべると、故郷のおじちゃんとつながったみたいな感じだね。
山口:めちゃくちゃほっとしてるじゃないですか(笑)。
西沢:「今年帰らないからごめんな」みたいな(笑)。
山口:ありがとうございます……? ありがとうございます。
西沢:僕はサンボマスターのファンとしてはっきり言いますけど、あなたたちはライブをやれない状況で、ライブをやらないと普通に将来を親戚から心配されちゃう兄ちゃんだから、なんとかしないとダメだね。
山口:ツアーも全部中止になっちゃって。
西沢:まったく武器もなにも持たない、戦闘力が全然ない人になっちゃうじゃん?
山口:ライブができないんですからね。
西沢:音楽がやれなかったら、サンボマスターの山口 隆はどうなっちゃうんだ?みたいな。
山口:ゼロ以上のゼロですよ。
西沢:マイナスでしょ。3か月以上バンドでライブをやっていないのは、結成して20年間で初めてだって言いますもんね。
山口:そうなんです。3か月以上やっていなかったんですよね。
西沢:メンバー間はどうしているんですか?
山口:オンラインで話をしたりとか、全然会ってないということはなかったんです。だけど「それにしてもライブないな~」って思ってましたけど。これはもうしょうがないですけどね、そういう状況でしたので。いまはちょっとずつ再開の動きもありますけれども。
西沢:YouTubeでフジロックフェスの配信ライブに出たんでしょ?
山口:はい、参加させてもらってやらせてもらいました。
西沢:どうですか、お客さんがいないライブは?
山口:もちろんお客さんにいてほしいな、というのはあります。だけどやっぱり楽器を持ってしまうと、そこに入り込みますね。
西沢:中高生が待ちに待ったバンドの練習で貸しスタジオでお金を払って、最初に音を出した感じになっちゃうの?
山口:そうです。だからよく冗談で、高校生のころに「アリーナ!」とか言ってたじゃないですか。フジロックでやらせてもらっているときも「この向こうには、どのくらいのみなさんがいらっしゃるんだ」と思って、ありありと目に浮かんでやったみたいな。
西沢:こう言っちゃなんだけど、恵まれない環境が長かったバンドはこういうときに強いね。
山口:本当に(笑)。
西沢:やっぱりサラブレッドで育てられて、事務所が守って大舞台しか経験していない人とは違うよね。
山口:僕らが初めてフジロックのルーキーステージに出させてもらったとき、なんとホテルを用意してくださったんですよ!
西沢:「ホテルなんて……車で寝るんだと思ってました」って?
山口:そうです。だから近藤(洋一)くんと木内(泰史)くんは「慣れてるから」って本当に車で寝たんですから。
西沢:(笑)。ホテルに泊まらないで?
山口:僕らは本当にそうですから。
西沢:新幹線移動なんて言われたら「3人で車で行きますから」って?
山口:車か、鈍行のやつ(電車)を探してみたいな、そういうのには慣れてますよ。
西沢:自分で機材車とか運転しちゃうんでしょ?
山口:木内くんの機材車でずっと、車中泊も全部木内くんの車で。僕は免許持ってなくて、木内くんが疲れてくるじゃないですか? だから大変にならないようにずっと隣で怖い話をするっていうことを(笑)。
西沢:(笑)。
山口:そういうのでやってきたんです。
西沢:苦労をしながらきてるから、こういう試練があっても乗り越えられるよね。
山口:ライブハウスのみなさんとかスタッフ、カルチャーを支えてくれている方々と一緒に前進できないかな? とは思っているんですけどね。
西沢:来年1月に横浜アリーナでライブを予定されていて、1月9日(土)に「ラブ フロム サンボマスターat横浜アリーナ」。これはものすごく盛り上がるだろうね。
山口:お客さんもガイドラインに沿って入っていただいて、オンラインでも配信させてもらおうと思って。
西沢:この段階ではまだ、満杯にしていいかわからないんだもんね。
山口:そうです。状況が状況だし、やっぱり安全に観てもらうことが一番ですから。そういうのはしっかり遵守しながらおこなう方向で頑張るという感じですね。
西沢:このサンボのしつこさがね。『忘れないで 忘れないで』のような絡みついてくるしつこさが、配信で伝わるのかな。
山口:(配信の)フジロックをやらせていただいて、僕も観たんだけど……まあ、画面の中でもしつこかったですよ(笑)。
西沢:(笑)。じゃあもう、じゅうぶん伝わるね。
山口:あのしつこさはいけるんじゃないかなと思っているんですけど。
西沢:元気が出ますよ、サンボマスターは。
サンボマスターの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
コロナ禍でライブができず「ゼロ以上のゼロ」
西沢はリモートでの出演となった山口をイジりながらも、コロナ禍での厳しいライブ事情についても尋ねた。西沢:電話でこうやってしゃべると、故郷のおじちゃんとつながったみたいな感じだね。
山口:めちゃくちゃほっとしてるじゃないですか(笑)。
西沢:「今年帰らないからごめんな」みたいな(笑)。
山口:ありがとうございます……? ありがとうございます。
西沢:僕はサンボマスターのファンとしてはっきり言いますけど、あなたたちはライブをやれない状況で、ライブをやらないと普通に将来を親戚から心配されちゃう兄ちゃんだから、なんとかしないとダメだね。
山口:ツアーも全部中止になっちゃって。
西沢:まったく武器もなにも持たない、戦闘力が全然ない人になっちゃうじゃん?
山口:ライブができないんですからね。
西沢:音楽がやれなかったら、サンボマスターの山口 隆はどうなっちゃうんだ?みたいな。
山口:ゼロ以上のゼロですよ。
西沢:マイナスでしょ。3か月以上バンドでライブをやっていないのは、結成して20年間で初めてだって言いますもんね。
山口:そうなんです。3か月以上やっていなかったんですよね。
西沢:メンバー間はどうしているんですか?
山口:オンラインで話をしたりとか、全然会ってないということはなかったんです。だけど「それにしてもライブないな~」って思ってましたけど。これはもうしょうがないですけどね、そういう状況でしたので。いまはちょっとずつ再開の動きもありますけれども。
観客が目の前にいなくても「楽器を持てば入り込める」
新型コロナウイルスの感染拡大により『FUJI ROCK FESTIVAL '20』は延期に。本来同イベントが開催されるはずだった8月21日から23日の3日間『FUJI ROCK FESTIVAL '20 LIVE ON YOUTUBE』が配信され、サンボマスターも出演した。西沢:YouTubeでフジロックフェスの配信ライブに出たんでしょ?
山口:はい、参加させてもらってやらせてもらいました。
西沢:どうですか、お客さんがいないライブは?
山口:もちろんお客さんにいてほしいな、というのはあります。だけどやっぱり楽器を持ってしまうと、そこに入り込みますね。
西沢:中高生が待ちに待ったバンドの練習で貸しスタジオでお金を払って、最初に音を出した感じになっちゃうの?
山口:そうです。だからよく冗談で、高校生のころに「アリーナ!」とか言ってたじゃないですか。フジロックでやらせてもらっているときも「この向こうには、どのくらいのみなさんがいらっしゃるんだ」と思って、ありありと目に浮かんでやったみたいな。
西沢:こう言っちゃなんだけど、恵まれない環境が長かったバンドはこういうときに強いね。
山口:本当に(笑)。
西沢:やっぱりサラブレッドで育てられて、事務所が守って大舞台しか経験していない人とは違うよね。
山口:僕らが初めてフジロックのルーキーステージに出させてもらったとき、なんとホテルを用意してくださったんですよ!
西沢:「ホテルなんて……車で寝るんだと思ってました」って?
山口:そうです。だから近藤(洋一)くんと木内(泰史)くんは「慣れてるから」って本当に車で寝たんですから。
西沢:(笑)。ホテルに泊まらないで?
山口:僕らは本当にそうですから。
西沢:新幹線移動なんて言われたら「3人で車で行きますから」って?
山口:車か、鈍行のやつ(電車)を探してみたいな、そういうのには慣れてますよ。
西沢:自分で機材車とか運転しちゃうんでしょ?
山口:木内くんの機材車でずっと、車中泊も全部木内くんの車で。僕は免許持ってなくて、木内くんが疲れてくるじゃないですか? だから大変にならないようにずっと隣で怖い話をするっていうことを(笑)。
西沢:(笑)。
山口:そういうのでやってきたんです。
サンボマスターの“しつこさ”は届く!
いままでも逆境を乗り越えてきたサンボマスター。配信ライブという状況でも、西沢は彼らの“しつこさ”がカギになるのではないかと期待を寄せた。西沢:苦労をしながらきてるから、こういう試練があっても乗り越えられるよね。
山口:ライブハウスのみなさんとかスタッフ、カルチャーを支えてくれている方々と一緒に前進できないかな? とは思っているんですけどね。
西沢:来年1月に横浜アリーナでライブを予定されていて、1月9日(土)に「ラブ フロム サンボマスターat横浜アリーナ」。これはものすごく盛り上がるだろうね。
山口:お客さんもガイドラインに沿って入っていただいて、オンラインでも配信させてもらおうと思って。
山口:そうです。状況が状況だし、やっぱり安全に観てもらうことが一番ですから。そういうのはしっかり遵守しながらおこなう方向で頑張るという感じですね。
西沢:このサンボのしつこさがね。『忘れないで 忘れないで』のような絡みついてくるしつこさが、配信で伝わるのかな。
山口:(配信の)フジロックをやらせていただいて、僕も観たんだけど……まあ、画面の中でもしつこかったですよ(笑)。
西沢:(笑)。じゃあもう、じゅうぶん伝わるね。
山口:あのしつこさはいけるんじゃないかなと思っているんですけど。
西沢:元気が出ますよ、サンボマスターは。
サンボマスターの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
番組情報
- GROOVE LIVE
-
月・火・水・木曜16:30-19:00