『ドラえもん』ひみつ道具で“頼ってはいけない”のは? 声優・水田わさびが紹介

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。8月17日(月)のオンエアでは、声優・水田わさびがリモート出演。ドラえもん作品の魅力や新作映画の見どころを語った。

国民的キャラクター、ドラえもんの声を15年間担当!

2020年で『ドラえもん』(小学館)はコミック掲載50周年を迎えた。8月7日より劇場公開40作目となる映画『ドラえもん のび太の新恐竜』が公開され、夏休み中の子どもたちが作品を楽しんでいる。この日の放送では、2005年からドラえもん役を務める水田わさびが、作品の魅力を語った。

水田:ドラちゃんって、毎年劇場版でいろんなところへ冒険に行くじゃないですか。だけど、それって常に日常と繋がっているんですよね。のび太君たちって、冒険が終わったら必ず日常に戻ってくるんですよ。それが、観ているお子さんたちからの共感を得ているのかなと思いますね。あと、ドラえもんは基本的にコメディなんですが、そのなかで恋愛・環境問題・戦争と平和といったことも描いているんですね。漫画『ドラえもん』を読んだら、人生の教科書になるんじゃないかなと思います。

頼ってはいけないひみつ道具トップ3

番組では、水田が「あったら便利だけど持つべきではない、ドラえもんのひみつ道具トップ3」を発表した。

・第1位「アンキパン」

水田:アンキパンは暗記したい箇所を転写させて食べると、内容を即座に理解できるパンですね。私も舞台出身の役者なので食べたいとは思うのですが、なんとこのパンを食べたらお手洗いに行けません。
サッシャ:そっか! 体外に出ちゃうと内容を忘れちゃうんだ(笑)。やっぱり暗記に近道はないですよね。

・第2位「ころばし屋」

水田:10円を道具に入れたら、嫌な奴を3回転ばせることができる道具です。でもね、転ばせる対象を間違えてしまうと、キャンセル料として100円かかっちゃうんですよ。
サッシャ:(笑)。自身の行動をよく考えなさいという、藤子・F・不二雄先生のメッセージですね。

・第3位「まあまあ棒」

水田:最後は「まあまあ棒」ですね。この道具で相手の口を押さえて「まあ、まあ」と言うと、相手の怒りを鎮めることができるんです。だけど、怒り自体は消えていないから、最終的には相手が大爆発しちゃうんですよ。
サッシャ:取り上げていただいた3つの道具から考えてみると、「物事に近道はない」ってことを藤子・F・不二雄先生は伝えたいんでしょうね。
水田:その通りです! のび太君が完璧な人だったら、みんな作品に共感はできないと思うんですよね。いろんな道具を使っても、どうにもなんない部分は変わらないんです。やっぱり自分で頑張らないとダメだし、周りの人たちからの助けに感謝しないといけませんね。

新作『ドラえもん のび太の新恐竜』の見どころ

劇場版作品で恐竜にスポットを当てた作品は『ドラえもん のび太の恐竜』『ドラえもん のび太の恐竜2006』などがある。水田さんが過去作とは一味違う、『ドラえもん のび太の新恐竜』の見どころを紹介した。

『ドラえもん のび太の新恐竜』予告編

水田:映画に登場する双子の恐竜のキューとミューがすごくかわいいんです。また、ゲスト声優として木村拓哉さんと渡辺直美さんが演じてくださっています。主題歌と挿入歌はMr.Childrenなんですよ。泣ける場面も作品にはありますが、笑える場面もたくさんあります。この夏、実家に帰れないとか遠出ができないとか、いろいろあるじゃないですか。こんなときだからこそ、映画館に行って大いに笑って大いに泣いてほしいですね。
サッシャ:感情がいっぱい動かされる映画ですね。
水田:あとね、今までの『ドラえもん のび太の恐竜』を観た方には、かなりゾクゾクするシーンが入っています。
サッシャ:これまでのファンも喜びますね。
水田:スタッフも安全に観られるように頑張ってくださっていますので、ぜひ映画館にお越しください!

映画『ドラえもん のび太の新恐竜』は現在公開中。J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜〜木曜の10時10分頃から。
radikoで聴く
2020年8月24日28時59分まで

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番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-12:30

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