J-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:スガ シカオ)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか―――時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターのスガシカオが旅好き・音楽好きのゲストと共に音楽談義を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。
6月28日(日)のオンエアでは、タレントのIMALUと「2002年のアメリカ~カナダ」を空想ドライブの模様をお届けした。
■「アメリカかぶれ」だった中学時代
スガとIMALUの出会いは2012年。この日、8年ぶりに再会したという。IMALUは、2002年のアメリカとカナダへの空想ドライブを希望した理由を明かす。
スガ:留学をしたのは2002年の後だよね。
IMALU:そうですね。2002年は私がちょうど中学1年生の年だったと思います。海外への憧れがものすごく強くて「英語をしゃべりたい、英語を勉強したい」という感じで、とにかく海外の学生ものの映画とかを観て、そこに憧れてました。普通はお弁当箱を持って行くと思うんですけど、私はサンドイッチバックを買ってサンドイッチを作ってもらって(笑)。
スガ:憧れすぎ(笑)。
IMALU:そうなんですよ、いわゆる“アメリカかぶれ”で、そのぐらい憧れていました。それでのちに高校はカナダのほうに留学をさせてもらって、高校丸々3年をカナダで過ごしたんです。
スガ:いいなあ!
IMALU:(笑)。
■豊かな自然に囲まれたバンクーバー島のビクトリア
IMALUの留学先であるカナダのブリティッシュコロンビアは、どのような場所なのか。スガは「Hi, Mercedes」と話しかけるだけで起動する対話型インフォテイメント・システム「MBUX」に詳細を尋ねた。
MBUX:ブリティッシュコロンビア、通称BCは、太平洋に面したカナダ西海岸に位置するカナダの州です。面積は日本の2.5倍と広く、最大の都市は周辺人口243万のバンクーバー、州都はバンクーバー島のビクトリアにあります。自然豊かな内陸部には、ウインターリゾートとして有名なウィスラーがあり、観光業が盛んな州です。音楽シーンでは、マイケル・ブーブレ、カーリー・レイ・ジェプセンなどがBC出身者です。
スガ:ありがとう、MBUX。
IMALU:私がいたビクトリアは島なので、海も湖も山もあって、そのなかに街があるんです。バンクーバーに住んでいる方が定年して仕事を辞めてから住むような場所なんです。
スガ:なんかちょっと、オシャレな感じなんじゃないの?
IMALU:老人ホームとかがすごくいっぱいあって、ゆっくりのんびりした街なんですよね。
スガ:なるほど、いい感じですね。
■「軽音楽部で青春を謳歌」IMALUの中学生時代にスガも共感
2002年当時、中学生だったIMALUはロックにはまっていたという。「私世代でロックバンドの音楽が好きな人はドンピシャ」というバンド名を挙げて、学生時代の思い出を振り返った。
IMALU:グッド・シャーロットというバンドです。
スガ:グッサー! グッド・シャーロット、マッデン兄弟!
IMALU:そうです! 双子の兄弟がボーカルとギターで。
スガ:そうか、それで自分でもバンドを組んでやっていたわけだ。
IMALU:中学時代に軽音楽部に入って、ガールズバンドを。
スガ:IMALUちゃんはなにをやっていたの?
IMALU:ギターボーカルをやっていました。みんなグッド・シャーロットが大好きで。軽音楽部は、うちの学校ではすごく小さな部活だったんです。部室もちゃんとしたところをくれなくて、吹奏楽部の楽器を入れる倉庫の半分だけ使わせてもらって練習をして(笑)。それで本当に狭いところで、窓の上のほうに小さくあるぐらいで、夏は暑いし冬は寒いし。
スガ:(笑)。
IMALU:そこでみんなで、それこそグッド・シャーロットとかを練習したりして、お菓子を食べて練習をして。ダラダラとガールズトークをしながら、録音をしたままガールズトークが始まっちゃったりして、みたいな。
スガ:(笑)。
IMALU:本当に青春の甘酸っぱい思い出も思い出すバンドですね。
スガ:もう、めちゃくちゃその光景が目に浮かぶね。
IMALU:(笑)。
スガ:俺も軽音楽部だったんだけど、だいたい軽音楽部って力がないからロクな部室を与えてもらえないんですよ。
IMALU:スガさんの時代もそうでした?
スガ:全然そうよ。やっぱりロクな部室を与えてもらえないし、みんな軽音楽部の部員がその倉庫に楽器を置いていくから、もう狭くて入れないわけ!
IMALU:(笑)。
スガ:いやあ、身に覚えのある話ばっかりですよ。
IMALU:共感していただいて嬉しいです。
■スガもIMALUも大好きなリンキン・パーク
2002年の全米チャートではR&B勢の力が強く、TOP 20にはパフ・ダディ、メアリー・J. ブライジ、アッシャー、ジェニファー・ロペス、ネリーなどのアーティストが名を連ねた。しかし、ニッケルバックが首位を獲得し、アヴリル・ラヴィーンがランクインしたりと、「頑張っているロックとUS R&Bとの戦い」といった様相だったという。
スガ:R&Bが圧倒的に強いんだけど、そのなかで7位にこの“クソロックバンド”が入っていたんですよ!
IMALU:(笑)。
スガ:それがIMALUさんが選曲してくれた、このバンドです。21世紀最も売れたロックバンドとも言われてました。
IMALU:このバンドも大好きですね。リンキン・パークで『In The End』。
IMALU:今聴いてもカッコいいですね!
スガ:俺はリンキン大好きなのよ!
IMALU:そうなんですね。
スガ:とにかくチェスター(・ベニントン)の強烈なシャウト。
IMALU:すごいですよね! あんなボーカリストはいないですよね。
スガ:ないよね。どんなメロディーよりも、どんなメッセージよりも、シャウトがとにかくいちばんメッセージ力が強いというか、バーンと心にくる。そこがサビみたいに聴こえちゃうんだよね。これを中学生に聴いてたの?
IMALU:みんな大好きでした。ちょうどグッド・シャーロットとか、ほかもポップなバンドが多かったんですけど、そこにラップとDJもメンバーに入れてスクラッチが入って、シャウトもあって、ミクスチャーの感じがめちゃくちゃカッコよかったので衝撃を受けたんです。中学生のあの当時ってすごく繊細な時期じゃないですか。すごくモヤモヤして毎日孤独を感じたり、いろいろな人間関係があったり、ちょっとしたこともすごく大きくとらえちゃったりとか。そういうときにグッド・シャーロットやリンキンの、それこそ歌っていること、リンキン・パークは孤独な曲がすごく多いので、その悶々とした当時の気持ちを代弁してくれているような感じがしたんです。別に英語もわかっているわけじゃないし、CDの和訳の部分を見ながらなんとなく歌詞の意味をとらえていただけだったんですけど、当時の私や私の友だちの悶々とした気持ちを発散してくれているような感じがしました。
スガ:すばらしいですね。青春の中学生のときにこのバンドを聴いていたら、俺も人生変わったろうな。
IMALU:ちょうどデビューをしてリンキンがグワーっと売れたときに、私もロックに夢中で出会えたのでラッキーでしたね。
IMALUとスガは、リンキン・パークが2003年にテキサス・ダラスで行ったライブ「ライヴ・イン・テキサス」について言及。ふたりとも同ライブを何度も鑑賞しており、チェスターの驚異的なシャウトを賞賛。スガは「本当にすごいライブ」と興奮した様子で語る。チェスターは2017年、41歳の若さで死去。IMALUは「未だに信じられない。もう一度生で聴きたかった」と悔しさを口にした。
スガはIMALUとのドライブを、「こんなにロック愛に溢れるゲストはなかなかいなかったし、よかったですね! 僕も言いたいことをいっぱい言えたし、すごく楽しかったな」と振り返った。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月5日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/experience/
6月28日(日)のオンエアでは、タレントのIMALUと「2002年のアメリカ~カナダ」を空想ドライブの模様をお届けした。
■「アメリカかぶれ」だった中学時代
スガとIMALUの出会いは2012年。この日、8年ぶりに再会したという。IMALUは、2002年のアメリカとカナダへの空想ドライブを希望した理由を明かす。
スガ:留学をしたのは2002年の後だよね。
IMALU:そうですね。2002年は私がちょうど中学1年生の年だったと思います。海外への憧れがものすごく強くて「英語をしゃべりたい、英語を勉強したい」という感じで、とにかく海外の学生ものの映画とかを観て、そこに憧れてました。普通はお弁当箱を持って行くと思うんですけど、私はサンドイッチバックを買ってサンドイッチを作ってもらって(笑)。
スガ:憧れすぎ(笑)。
IMALU:そうなんですよ、いわゆる“アメリカかぶれ”で、そのぐらい憧れていました。それでのちに高校はカナダのほうに留学をさせてもらって、高校丸々3年をカナダで過ごしたんです。
スガ:いいなあ!
IMALU:(笑)。
■豊かな自然に囲まれたバンクーバー島のビクトリア
IMALUの留学先であるカナダのブリティッシュコロンビアは、どのような場所なのか。スガは「Hi, Mercedes」と話しかけるだけで起動する対話型インフォテイメント・システム「MBUX」に詳細を尋ねた。
MBUX:ブリティッシュコロンビア、通称BCは、太平洋に面したカナダ西海岸に位置するカナダの州です。面積は日本の2.5倍と広く、最大の都市は周辺人口243万のバンクーバー、州都はバンクーバー島のビクトリアにあります。自然豊かな内陸部には、ウインターリゾートとして有名なウィスラーがあり、観光業が盛んな州です。音楽シーンでは、マイケル・ブーブレ、カーリー・レイ・ジェプセンなどがBC出身者です。
スガ:ありがとう、MBUX。
IMALU:私がいたビクトリアは島なので、海も湖も山もあって、そのなかに街があるんです。バンクーバーに住んでいる方が定年して仕事を辞めてから住むような場所なんです。
スガ:なんかちょっと、オシャレな感じなんじゃないの?
IMALU:老人ホームとかがすごくいっぱいあって、ゆっくりのんびりした街なんですよね。
スガ:なるほど、いい感じですね。
■「軽音楽部で青春を謳歌」IMALUの中学生時代にスガも共感
2002年当時、中学生だったIMALUはロックにはまっていたという。「私世代でロックバンドの音楽が好きな人はドンピシャ」というバンド名を挙げて、学生時代の思い出を振り返った。
IMALU:グッド・シャーロットというバンドです。
スガ:グッサー! グッド・シャーロット、マッデン兄弟!
IMALU:そうです! 双子の兄弟がボーカルとギターで。
スガ:そうか、それで自分でもバンドを組んでやっていたわけだ。
IMALU:中学時代に軽音楽部に入って、ガールズバンドを。
スガ:IMALUちゃんはなにをやっていたの?
IMALU:ギターボーカルをやっていました。みんなグッド・シャーロットが大好きで。軽音楽部は、うちの学校ではすごく小さな部活だったんです。部室もちゃんとしたところをくれなくて、吹奏楽部の楽器を入れる倉庫の半分だけ使わせてもらって練習をして(笑)。それで本当に狭いところで、窓の上のほうに小さくあるぐらいで、夏は暑いし冬は寒いし。
スガ:(笑)。
IMALU:そこでみんなで、それこそグッド・シャーロットとかを練習したりして、お菓子を食べて練習をして。ダラダラとガールズトークをしながら、録音をしたままガールズトークが始まっちゃったりして、みたいな。
スガ:(笑)。
IMALU:本当に青春の甘酸っぱい思い出も思い出すバンドですね。
スガ:もう、めちゃくちゃその光景が目に浮かぶね。
IMALU:(笑)。
スガ:俺も軽音楽部だったんだけど、だいたい軽音楽部って力がないからロクな部室を与えてもらえないんですよ。
IMALU:スガさんの時代もそうでした?
スガ:全然そうよ。やっぱりロクな部室を与えてもらえないし、みんな軽音楽部の部員がその倉庫に楽器を置いていくから、もう狭くて入れないわけ!
IMALU:(笑)。
スガ:いやあ、身に覚えのある話ばっかりですよ。
IMALU:共感していただいて嬉しいです。
■スガもIMALUも大好きなリンキン・パーク
2002年の全米チャートではR&B勢の力が強く、TOP 20にはパフ・ダディ、メアリー・J. ブライジ、アッシャー、ジェニファー・ロペス、ネリーなどのアーティストが名を連ねた。しかし、ニッケルバックが首位を獲得し、アヴリル・ラヴィーンがランクインしたりと、「頑張っているロックとUS R&Bとの戦い」といった様相だったという。
スガ:R&Bが圧倒的に強いんだけど、そのなかで7位にこの“クソロックバンド”が入っていたんですよ!
IMALU:(笑)。
スガ:それがIMALUさんが選曲してくれた、このバンドです。21世紀最も売れたロックバンドとも言われてました。
IMALU:このバンドも大好きですね。リンキン・パークで『In The End』。
IMALU:今聴いてもカッコいいですね!
スガ:俺はリンキン大好きなのよ!
IMALU:そうなんですね。
スガ:とにかくチェスター(・ベニントン)の強烈なシャウト。
IMALU:すごいですよね! あんなボーカリストはいないですよね。
スガ:ないよね。どんなメロディーよりも、どんなメッセージよりも、シャウトがとにかくいちばんメッセージ力が強いというか、バーンと心にくる。そこがサビみたいに聴こえちゃうんだよね。これを中学生に聴いてたの?
IMALU:みんな大好きでした。ちょうどグッド・シャーロットとか、ほかもポップなバンドが多かったんですけど、そこにラップとDJもメンバーに入れてスクラッチが入って、シャウトもあって、ミクスチャーの感じがめちゃくちゃカッコよかったので衝撃を受けたんです。中学生のあの当時ってすごく繊細な時期じゃないですか。すごくモヤモヤして毎日孤独を感じたり、いろいろな人間関係があったり、ちょっとしたこともすごく大きくとらえちゃったりとか。そういうときにグッド・シャーロットやリンキンの、それこそ歌っていること、リンキン・パークは孤独な曲がすごく多いので、その悶々とした当時の気持ちを代弁してくれているような感じがしたんです。別に英語もわかっているわけじゃないし、CDの和訳の部分を見ながらなんとなく歌詞の意味をとらえていただけだったんですけど、当時の私や私の友だちの悶々とした気持ちを発散してくれているような感じがしました。
スガ:すばらしいですね。青春の中学生のときにこのバンドを聴いていたら、俺も人生変わったろうな。
IMALU:ちょうどデビューをしてリンキンがグワーっと売れたときに、私もロックに夢中で出会えたのでラッキーでしたね。
IMALUとスガは、リンキン・パークが2003年にテキサス・ダラスで行ったライブ「ライヴ・イン・テキサス」について言及。ふたりとも同ライブを何度も鑑賞しており、チェスターの驚異的なシャウトを賞賛。スガは「本当にすごいライブ」と興奮した様子で語る。チェスターは2017年、41歳の若さで死去。IMALUは「未だに信じられない。もう一度生で聴きたかった」と悔しさを口にした。
スガはIMALUとのドライブを、「こんなにロック愛に溢れるゲストはなかなかいなかったし、よかったですね! 僕も言いたいことをいっぱい言えたし、すごく楽しかったな」と振り返った。
スガが空想ドライブをナビゲートする『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』のオンエアは、毎週日曜21時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月5日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/experience/
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