J-WAVEの番組『INNOVATION WORLD ERA』に、“こんまり”こと片づけコンサルタントの近藤麻理恵と、近藤の夫でKonMari Media Inc. CEO、Netflixオリジナル『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』エグゼクティブプロデューサーの川原卓巳が出演。クリエイティブディレクター・小橋賢児とともに、今の時代における「暮らしのイノベーション」について考えた。
両者がトークを展開したのは、6月28日(日)放送のJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「FROM THE NEXT ERA」。小橋は同番組の第4週目のナビゲーターを務める。
■片づけは、人生を変える―海外でも同じだった
近藤は片づけをすることで人生を変える「こんまりメソッド」を考案。著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)は世界40か国以上で翻訳出版され、シリーズ累計で1200万部を超える世界的ベストセラーに。アメリカでは「kondo」が「片づける」という意味で使われているほど、ライフスタイルに大きな革新を起こした。
小橋:Netflixのオリジナルコンテンツも含めて、海外の文化に「こんまりメソッド」が深く浸透していることを、どう感じていますか?
近藤:ここまでみなさんに知っていただけるようになって、本当に驚いています。私は今まで片づけの仕事をしていく中で、その重要性や普遍性をひしひしと感じていました。誰でもモノを持って暮らしていて、そのモノの持ち方自体がみなさんの生き方や考え方につながっています。19歳のときから「片づけコンサルタント」を続ける中で、片づけることによって人生が変わるということを確信していました。片づけが持つ人生への影響力を私自身すごく信じていたので、それが世界でも同じように通用するんだとわかってとても驚きました。
小橋はもともと片づけが苦手だったが、近藤の著書『人生がときめく片づけの魔法』を読み進めるうちに、「モノの片づけと共に心が洗われ、自分の人生がスッと軽くなるような気持ちになった」と感想を述べる。
小橋:実際に本の内容を行動に移すと、まさにそれが体現されていくというか、心と共に家もきれいになっていきました。みんながコロナ禍で、家でどう過ごすかが大切だと感じたと思うんです。そこで近藤さんが提唱する片づける意味が、より深くいろいろな人に伝わっていると思います。
■自分にとって本当に必要なものは? 片づけで明らかになる
Netflixオリジナル『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』では、近藤がアメリカの家庭を訪問し、独自の「こんまりメソッド」を伝授しつつ、ときめく空間作りを手伝う様子が描かれている。
近藤:この番組で、この片づけの効果は本当に普遍性があり、世界共通なんだと感じました。片づけを通して「自分にとって何が必要で、何が必要ではないのか」がどんどんクリアになっていきます。夫婦間の問題が明らかになっていったり、自分のこれからの生き方を変えたいという本音が出てきたりする場面を目の当たりにしました。片づけの仕事をする中でずっと見てきた現象が、海外でも全く同じように現れたことがすごく興味深かったですね。
世界で活躍するようになった近藤だが、夫である川原の目から見て、「何も変わっていない」という。「片づけの変態で(笑)」と愛のあるジョークを飛ばしながら、近藤が片づけを極めていく姿を世界が求めるようになってきたのだろうと所感を述べた。
川原は、片づけは「人類が成長する過程で必要になるもの」だと考えている。資本主義において、働いて豊かになり、モノを買って便利な生活を送ることは、ひとつの幸福の形だった。しかし、都市化が進んで1人当たりの住面積が狭くなり、それでもモノは増えていく……という状態になると、必然的に散らかってしまう。幸福度を高めるためだったはずのモノに苦しめられるというわけだ。
川原:そのときに具体的なメソッドを麻理恵さんが提唱して、なおかつそれが心と向き合うことによって片づけられることができる。だから、これだけ世界的に広まったんだと思います。
小橋:今、世界中でマインドフルネスがムーブメントになりつつありますよね。情報がたくさん取れる時代になったときに、頭も同時に散らかっていると思うんです。その状況で頭を沈めるというか、余計なものを取り去るというマインドフルネスのひとつとして、片づけが行動を伴う一番わかりやすい手法だと思います。
■捨てるモノを選ぶのではなく、残すモノを選ぶ
「こんまりメソッド」の中でも象徴的な考えが、残すものを“ときめくかどうか”の基準で判断することだ。近藤はこの基準に気がついたきっかけを振り返る。
近藤:私は5歳から片づけに興味を持って研究をしていました。母が購読していた主婦向けの雑誌を熟読して、家事全般に興味があったんです。中学生のとき、私にとって片づけは「捨てること」だと思っていたので、学生時代は「何を捨てたらいいんだろう」「片づけるために何かを捨てなくてはいけない」という考えにとらわれてしまい、とにかく「片づけ=捨てる」ことだと考えていました。でも、それをやってもなかなか心が満たされなかったんです。モノを捨てようと思いながらモノを見ると、モノのダメなところを探そうとしてしまうんです。
近藤は「これは古い」「もう流行っていない」「汚れている」など、モノを捨てる理由を探すためにモノを見るように。次第にストレスがたまり、片づけノイローゼで失神してしまったという。
近藤:それがきっかけで、片づけで大切なのは捨てるモノを選ぶのではなく、残すモノを選ぶことだと思いました。今、家の中にあるモノから、自分が好きなモノ、持っていて幸せになるモノ、つまり“ときめくモノ”を選べばいいんだと考え方が変わりました。自分が必要なモノと不必要なモノを選ぶという作業なので、やっていることは同じです、だけど、捨てるモノではなく、残すモノ、ときめくモノのを選ぶというポジティブな面に光を当てたときに「片づけって楽しい」「もっとやりたい」と、片づけは幸せになるためにやるためのものだと気づくことができました。
小橋:気づきのイノベーションですよね。
近藤:そもそも「何のために片づけをするのか」を、まず考えた方がよくて。自分がこの家でどういう暮らし方をしていきたいか、その理想の暮らしを一度考えることをおすすめしています。たとえば朝起きてお気に入りのカップでゆっくりコーヒーを飲む時間がほしいとか、こういうインテリアにしたいとか、片づけをしてやりたいゴールを思い描いておくと「その幸せな暮らしのために、本当にこれは必要なのか」と考えられるようになるんですよね。
小橋:21世紀は心の時代だと思います。その時代に近藤さん含め、これから日本人が伝えていくメソッドが、より必要になると思っています。
■オンラインサロンでときめく人生や毎日の送り方を伝えたい
近藤はオンラインサロン「こんまりサロン〜人生がときめく魔法学校〜」も展開している。
https://konmari-salon.jp/
小橋:これだけ世界的にヒットすると、一側面だけ見て美化されてしまいがちです。オンラインサロンでクローズドのコミュニティになると、両方の側面があることに気づけますよね。
川原:麻理恵さんはもちろん外でやっていることも素晴らしいんですけど、人として日々やっていることにこだわりを持っているんです。外での見られ方以上に、生活の質や子どもとの関わり方、食べるものなど、そういうところが一番伝わった結果、今の状態になっていると思います。
小橋:オンラインサロンに入ってみようかな(笑)。
川原:小橋さんが入ったら、みんなびっくりすると思います(笑)。
近藤:ゲストで小橋さんにトークしてもらえるとすごくうれしいです。私は片づけはもちろん、ときめく人生やときめく毎日の送り方を伝えたいなと思っているので、それも含めてオンラインサロンではけっこうお話させていただいています。
小橋は自身の経験を振り返り、ときめくことの重要性に共感する。
小橋:子どものときは、誰もが「自分がしたい」という衝動で動いています。僕が昔、俳優をやっているとき、「俳優でならなければならない」「俳優だからこうしなければならない」というように、「しなければいけない」という感覚に縛られ、生きながらにしてロボットみたいに過ごしてしまいました。でも、ゼロになってやり直したときに、自分がときめくこと、どんなに些細なことでもいいので、自分の「やりたい」から始め、目の前のことをやっていくと、気づいたら10万人のフェスのディレクターになっていました。人は多くの情報があると、遠くの大きなものをつかもうとしがちです。だけど、実は目の前のときめきの連続からしか本当の未来って広がらないんだろうなと経験したので、そういう経験の中で近藤さんのやってきたことにものすごく共感しています。
近藤:ときめき感度が素晴らしいですね。
■日々の生活をときめかせる方法はたくさんある
コロナ禍で暮らしの価値観が見直されている今、近藤がこれから描きたいビジョンについて語った。
近藤:とにかく家の中の心地よさのときめきをアップさせることが求められると思うので、それについてぜひ提案したいと思っています。大きなことではなく家の中でできること、料理も掃除も、片づけも「もっと素敵な収納を作るにはどうしたらいいのか」など、日々の生活をときめかせる方法はたくさんあると思っています。これからみなさんと一緒にやっていくようなコミュニティが作れたらいいと思っています。一方的に「私はこうしている」と言えるのは片づけの分野だけど、それ以外の分野は私もこれから磨いていきたいと思っているので、それが得意な方の話を私が聞いたりして、みんなで一緒にときめき生活をしていきたいです。
小橋:世界中がときめきの渦になっていくわけですね。
近藤:みなさんが得意なものを交換しながら、ときめく暮らしができたらいいですね。
近藤は9月に『Joy at Work』の日本語版を発売予定。「仕事版人生がときめく魔法」とのことだ。
『INNOVATION WORLD ERA』では、各界のイノベーターが週替りでナビゲート。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。放送は毎週日曜日23時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月6日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD ERA』
放送日時:日曜 23:00-23:54/SPINEAR、Spotify、YouTubeでも配信
オフィシャルサイト:https://www.spinear.com/shows/innovation-world-era/
両者がトークを展開したのは、6月28日(日)放送のJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「FROM THE NEXT ERA」。小橋は同番組の第4週目のナビゲーターを務める。
■片づけは、人生を変える―海外でも同じだった
近藤は片づけをすることで人生を変える「こんまりメソッド」を考案。著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)は世界40か国以上で翻訳出版され、シリーズ累計で1200万部を超える世界的ベストセラーに。アメリカでは「kondo」が「片づける」という意味で使われているほど、ライフスタイルに大きな革新を起こした。
小橋:Netflixのオリジナルコンテンツも含めて、海外の文化に「こんまりメソッド」が深く浸透していることを、どう感じていますか?
近藤:ここまでみなさんに知っていただけるようになって、本当に驚いています。私は今まで片づけの仕事をしていく中で、その重要性や普遍性をひしひしと感じていました。誰でもモノを持って暮らしていて、そのモノの持ち方自体がみなさんの生き方や考え方につながっています。19歳のときから「片づけコンサルタント」を続ける中で、片づけることによって人生が変わるということを確信していました。片づけが持つ人生への影響力を私自身すごく信じていたので、それが世界でも同じように通用するんだとわかってとても驚きました。
小橋はもともと片づけが苦手だったが、近藤の著書『人生がときめく片づけの魔法』を読み進めるうちに、「モノの片づけと共に心が洗われ、自分の人生がスッと軽くなるような気持ちになった」と感想を述べる。
小橋:実際に本の内容を行動に移すと、まさにそれが体現されていくというか、心と共に家もきれいになっていきました。みんながコロナ禍で、家でどう過ごすかが大切だと感じたと思うんです。そこで近藤さんが提唱する片づける意味が、より深くいろいろな人に伝わっていると思います。
■自分にとって本当に必要なものは? 片づけで明らかになる
Netflixオリジナル『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』では、近藤がアメリカの家庭を訪問し、独自の「こんまりメソッド」を伝授しつつ、ときめく空間作りを手伝う様子が描かれている。
片づけ下手な方に朗報
— Netflix Japan (@NetflixJP) January 7, 2019
著書「人生がときめく片づけの魔法」で世界中から注目された片づけコンサルタントの近藤麻理恵が、<こんまりメソッド>を伝授
さぁ、“ときめく”空間づくりを始めよう:びっくり_赤:️
Netflixオリジナル作品『KONMARI~人生がときめく片づけの魔法~』独占配信中!#ネトフリ pic.twitter.com/bQQhRLnuNY
近藤:この番組で、この片づけの効果は本当に普遍性があり、世界共通なんだと感じました。片づけを通して「自分にとって何が必要で、何が必要ではないのか」がどんどんクリアになっていきます。夫婦間の問題が明らかになっていったり、自分のこれからの生き方を変えたいという本音が出てきたりする場面を目の当たりにしました。片づけの仕事をする中でずっと見てきた現象が、海外でも全く同じように現れたことがすごく興味深かったですね。
世界で活躍するようになった近藤だが、夫である川原の目から見て、「何も変わっていない」という。「片づけの変態で(笑)」と愛のあるジョークを飛ばしながら、近藤が片づけを極めていく姿を世界が求めるようになってきたのだろうと所感を述べた。
川原は、片づけは「人類が成長する過程で必要になるもの」だと考えている。資本主義において、働いて豊かになり、モノを買って便利な生活を送ることは、ひとつの幸福の形だった。しかし、都市化が進んで1人当たりの住面積が狭くなり、それでもモノは増えていく……という状態になると、必然的に散らかってしまう。幸福度を高めるためだったはずのモノに苦しめられるというわけだ。
川原:そのときに具体的なメソッドを麻理恵さんが提唱して、なおかつそれが心と向き合うことによって片づけられることができる。だから、これだけ世界的に広まったんだと思います。
小橋:今、世界中でマインドフルネスがムーブメントになりつつありますよね。情報がたくさん取れる時代になったときに、頭も同時に散らかっていると思うんです。その状況で頭を沈めるというか、余計なものを取り去るというマインドフルネスのひとつとして、片づけが行動を伴う一番わかりやすい手法だと思います。
■捨てるモノを選ぶのではなく、残すモノを選ぶ
「こんまりメソッド」の中でも象徴的な考えが、残すものを“ときめくかどうか”の基準で判断することだ。近藤はこの基準に気がついたきっかけを振り返る。
近藤:私は5歳から片づけに興味を持って研究をしていました。母が購読していた主婦向けの雑誌を熟読して、家事全般に興味があったんです。中学生のとき、私にとって片づけは「捨てること」だと思っていたので、学生時代は「何を捨てたらいいんだろう」「片づけるために何かを捨てなくてはいけない」という考えにとらわれてしまい、とにかく「片づけ=捨てる」ことだと考えていました。でも、それをやってもなかなか心が満たされなかったんです。モノを捨てようと思いながらモノを見ると、モノのダメなところを探そうとしてしまうんです。
近藤は「これは古い」「もう流行っていない」「汚れている」など、モノを捨てる理由を探すためにモノを見るように。次第にストレスがたまり、片づけノイローゼで失神してしまったという。
近藤:それがきっかけで、片づけで大切なのは捨てるモノを選ぶのではなく、残すモノを選ぶことだと思いました。今、家の中にあるモノから、自分が好きなモノ、持っていて幸せになるモノ、つまり“ときめくモノ”を選べばいいんだと考え方が変わりました。自分が必要なモノと不必要なモノを選ぶという作業なので、やっていることは同じです、だけど、捨てるモノではなく、残すモノ、ときめくモノのを選ぶというポジティブな面に光を当てたときに「片づけって楽しい」「もっとやりたい」と、片づけは幸せになるためにやるためのものだと気づくことができました。
小橋:気づきのイノベーションですよね。
近藤:そもそも「何のために片づけをするのか」を、まず考えた方がよくて。自分がこの家でどういう暮らし方をしていきたいか、その理想の暮らしを一度考えることをおすすめしています。たとえば朝起きてお気に入りのカップでゆっくりコーヒーを飲む時間がほしいとか、こういうインテリアにしたいとか、片づけをしてやりたいゴールを思い描いておくと「その幸せな暮らしのために、本当にこれは必要なのか」と考えられるようになるんですよね。
小橋:21世紀は心の時代だと思います。その時代に近藤さん含め、これから日本人が伝えていくメソッドが、より必要になると思っています。
■オンラインサロンでときめく人生や毎日の送り方を伝えたい
近藤はオンラインサロン「こんまりサロン〜人生がときめく魔法学校〜」も展開している。
https://konmari-salon.jp/
小橋:これだけ世界的にヒットすると、一側面だけ見て美化されてしまいがちです。オンラインサロンでクローズドのコミュニティになると、両方の側面があることに気づけますよね。
川原:麻理恵さんはもちろん外でやっていることも素晴らしいんですけど、人として日々やっていることにこだわりを持っているんです。外での見られ方以上に、生活の質や子どもとの関わり方、食べるものなど、そういうところが一番伝わった結果、今の状態になっていると思います。
小橋:オンラインサロンに入ってみようかな(笑)。
川原:小橋さんが入ったら、みんなびっくりすると思います(笑)。
近藤:ゲストで小橋さんにトークしてもらえるとすごくうれしいです。私は片づけはもちろん、ときめく人生やときめく毎日の送り方を伝えたいなと思っているので、それも含めてオンラインサロンではけっこうお話させていただいています。
小橋は自身の経験を振り返り、ときめくことの重要性に共感する。
小橋:子どものときは、誰もが「自分がしたい」という衝動で動いています。僕が昔、俳優をやっているとき、「俳優でならなければならない」「俳優だからこうしなければならない」というように、「しなければいけない」という感覚に縛られ、生きながらにしてロボットみたいに過ごしてしまいました。でも、ゼロになってやり直したときに、自分がときめくこと、どんなに些細なことでもいいので、自分の「やりたい」から始め、目の前のことをやっていくと、気づいたら10万人のフェスのディレクターになっていました。人は多くの情報があると、遠くの大きなものをつかもうとしがちです。だけど、実は目の前のときめきの連続からしか本当の未来って広がらないんだろうなと経験したので、そういう経験の中で近藤さんのやってきたことにものすごく共感しています。
近藤:ときめき感度が素晴らしいですね。
■日々の生活をときめかせる方法はたくさんある
コロナ禍で暮らしの価値観が見直されている今、近藤がこれから描きたいビジョンについて語った。
近藤:とにかく家の中の心地よさのときめきをアップさせることが求められると思うので、それについてぜひ提案したいと思っています。大きなことではなく家の中でできること、料理も掃除も、片づけも「もっと素敵な収納を作るにはどうしたらいいのか」など、日々の生活をときめかせる方法はたくさんあると思っています。これからみなさんと一緒にやっていくようなコミュニティが作れたらいいと思っています。一方的に「私はこうしている」と言えるのは片づけの分野だけど、それ以外の分野は私もこれから磨いていきたいと思っているので、それが得意な方の話を私が聞いたりして、みんなで一緒にときめき生活をしていきたいです。
小橋:世界中がときめきの渦になっていくわけですね。
近藤:みなさんが得意なものを交換しながら、ときめく暮らしができたらいいですね。
近藤は9月に『Joy at Work』の日本語版を発売予定。「仕事版人生がときめく魔法」とのことだ。
『INNOVATION WORLD ERA』では、各界のイノベーターが週替りでナビゲート。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。放送は毎週日曜日23時から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年7月6日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD ERA』
放送日時:日曜 23:00-23:54/SPINEAR、Spotify、YouTubeでも配信
オフィシャルサイト:https://www.spinear.com/shows/innovation-world-era/