シンガーソングライターの藤原さくらが、「GREENROOM FESTIVAL」のオーガナイザーを務めるGREENROOM代表の釜萢直起と「ミュージック、アート、そしてライブ……それぞれのカルチャーをどうつなげていくのか?」をテーマに語りあった。
藤原と釜萢がトークを展開したのは、5月31日(日)にオンエアされたJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「LIFE UPDATE」。藤原は5月第5週目のスペシャル・ナビゲーターを務め、リモートで釜萢とトークを繰り広げた。
■「GREENROOM FESTIVAL」の魅力は最高のロケーション!
藤原は2017年と2018年に「GREENROOM FESTIVAL」に出演。2019年には「Local Green Festival」にも出演した。藤原は同フェスティバルの魅力を、「海の見えるロケーション」だと語る。
藤原:最高でした。へべれけな人たちが周りにいて(笑)。お酒を飲みながら、踊って音楽を楽しんでいた印象です。
2018年の「GREENROOM FESTIVAL」には、ヘッドライターとしてジャマイカのレゲエシンガー、ジミー・クリフが出演。2019年には、トム・ミッシュがヘッドライナーを務めた。釜萢は「あのときは最高のタイミングでトム・ミッシュが呼べて、本当に幸せでした」と振り返る。
しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、5月に予定されていた開催を延期。9月5日(土)、6日(日)に、横浜赤レンガ地区野外特設会場で開催予定だ。釜萢は、「どうしても中止にしたくなくて、希望がある延期を選んだという感じです」と、理由を明かす。
2005年にスタートした「GREENROOM FESTIVAL」。藤原は初年度に、無料エリアでnever young beachが演奏をしているのを観て「このラインナップが無料で観られるの!?」と驚いたという。
釜萢:無料エリアがあることによって、フェスとしての可能性が生まれているなと思っているんです。そこからが入り口になって、来年は有料エリアに行きたいと思ってくれたら、最高ですね。
■カルフォルニアのフェスに感動
「GREENROOM FESTIVAL」は、音楽だけでなく、アート、ファッションなどを融合させたカルチャーフェスティバルだ。釜萢の海外での経験を経て、この形になった。
釜萢:もともとは横浜でサーフブランドやストリートブランドを集めた合同展示会をやっていたんです。その最終日に各コミュニティの“ヤバイ人たち”を集めて、でっかいパーティをやりたいなと思っていました。そうこうしているうちに、カルフォルニアのラグナビーチというところで、アートギャラリーのオーナーがすごくかっこいいフェスをやっているという噂を2004年ぐらいに聞きつけまして、すぐにカルフォルニアに観に行ったんです。それが「ムーンシャイン・フェスティバル」というフェスだったんですが、それを観て感動して、すぐに2005年に「GREENROOM FESTIVAL」を開催しました。
釜萢には「GREENROOM FESTIVAL」を「かっこいい集まりにしたい」という想いがあるのだという。藤原は、そんなフェス会場ならではの体験をしたと明かす。
藤原:ファッションスナップとかもやっていたりするじゃないですか。私は出演したのに出演者と思われなくて、「ファッションスナップを撮っていいですか?」って声をかけられたことがあります(笑)。
釜萢:横浜という場所柄もあって、普段通りのオシャレをして遊びに来てほしいんです。「コーチェラ」とか、(海外のフェスは)どこを観に行ってもそういう(ガチガチのフェスの服装の)人はまずいないですからね。やっぱりオシャレをしてテンションも上がって、お酒も飲んで音楽を聴いたりすると、いいですよね。
■フェスとカルチャーを融合させる理由
「GREENROOM FESTIVAL」の無料エリアでは、多くのアートが展示されている。釜萢はフェスとカルチャーを融合させる理由を語った。
釜萢:すごく影響を受けたのは、ベニスビーチのドッグタウンで誕生した、オールドスクールのスケーターたちのカルチャーです。本当にすごくかっこよくて。中学生くらいにスケートボードを始めて、徐々にサーフィンに移っていくという感じなんですが、そのころに本当に影響を受けました。もともとアートとか音楽とか、スケートボードと密接にくっついているというか。そういう本物を間近で見せたいというか、ジミー・クリフやサブライムが来たり、時代を作ってきたレジェンドたちだったり、これからのアップカマーも含めて、本物をちゃんと見せていけたらいいなと思っています。やっぱりそこで、直にその人たちに会えたら、会った子たちの人生も変わっていくと思うので。
■「そのとき、その場所にしかない本物のライブを」
日本ではなかなか観られないアーティストをブッキングしてきた「GREENROOM FESTIVAL」。藤原がジャック・ジョンソンの出演を希望すると、釜萢は毎年オファーをしていることを明かし「いつか来てくれるとは願っています」とコメント。藤原は「9月の『GREENROOM』では、みなさんにどんな体験を持ち帰ってほしいですか」と問いかけた。
釜萢:このコロナの状況のなかで考えると、人が集ってつながることで、人はもっと幸せになれると思うので、コミュニティの重要さはますます増していく。そのとき、その場所にしかない本物のライブを届けていきたいなと思っています。
9月に予定されている「GREENROOM FESTIVAL」について、釜萢は「今年は開催できたら、多分泣いちゃいますね」と語り、「徐々に光が見えてきてはいるので、あきらめずに頑張っていきたいなと思っています」と前向きだった。
「GREENROOM FESTIVAL」チケットは現在発売中。最新情報はオフィシャルウェブサイトをチェック。
デジタル音声コンテンツ配信サービス 「SPINEAR」の他、SpotifyやYouTubeなど各ポッドキャストサービスではノーカット版を配信中。
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SPINEAR
同番組は、各界のイノベーターが週替りでナビゲートする。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD ERA』
放送日時:日曜 23:00-23:54/SPINEAR、Spotify、YouTubeでも配信
オフィシャルサイト: https://www.spinear.com/shows/innovation-world-era/
藤原と釜萢がトークを展開したのは、5月31日(日)にオンエアされたJ-WAVEのPodcast連動プログラム『INNOVATION WORLD ERA』のワンコーナー「LIFE UPDATE」。藤原は5月第5週目のスペシャル・ナビゲーターを務め、リモートで釜萢とトークを繰り広げた。
■「GREENROOM FESTIVAL」の魅力は最高のロケーション!
藤原は2017年と2018年に「GREENROOM FESTIVAL」に出演。2019年には「Local Green Festival」にも出演した。藤原は同フェスティバルの魅力を、「海の見えるロケーション」だと語る。
藤原:最高でした。へべれけな人たちが周りにいて(笑)。お酒を飲みながら、踊って音楽を楽しんでいた印象です。
2018年の「GREENROOM FESTIVAL」には、ヘッドライターとしてジャマイカのレゲエシンガー、ジミー・クリフが出演。2019年には、トム・ミッシュがヘッドライナーを務めた。釜萢は「あのときは最高のタイミングでトム・ミッシュが呼べて、本当に幸せでした」と振り返る。
しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、5月に予定されていた開催を延期。9月5日(土)、6日(日)に、横浜赤レンガ地区野外特設会場で開催予定だ。釜萢は、「どうしても中止にしたくなくて、希望がある延期を選んだという感じです」と、理由を明かす。
2005年にスタートした「GREENROOM FESTIVAL」。藤原は初年度に、無料エリアでnever young beachが演奏をしているのを観て「このラインナップが無料で観られるの!?」と驚いたという。
釜萢:無料エリアがあることによって、フェスとしての可能性が生まれているなと思っているんです。そこからが入り口になって、来年は有料エリアに行きたいと思ってくれたら、最高ですね。
■カルフォルニアのフェスに感動
「GREENROOM FESTIVAL」は、音楽だけでなく、アート、ファッションなどを融合させたカルチャーフェスティバルだ。釜萢の海外での経験を経て、この形になった。
釜萢:もともとは横浜でサーフブランドやストリートブランドを集めた合同展示会をやっていたんです。その最終日に各コミュニティの“ヤバイ人たち”を集めて、でっかいパーティをやりたいなと思っていました。そうこうしているうちに、カルフォルニアのラグナビーチというところで、アートギャラリーのオーナーがすごくかっこいいフェスをやっているという噂を2004年ぐらいに聞きつけまして、すぐにカルフォルニアに観に行ったんです。それが「ムーンシャイン・フェスティバル」というフェスだったんですが、それを観て感動して、すぐに2005年に「GREENROOM FESTIVAL」を開催しました。
釜萢には「GREENROOM FESTIVAL」を「かっこいい集まりにしたい」という想いがあるのだという。藤原は、そんなフェス会場ならではの体験をしたと明かす。
藤原:ファッションスナップとかもやっていたりするじゃないですか。私は出演したのに出演者と思われなくて、「ファッションスナップを撮っていいですか?」って声をかけられたことがあります(笑)。
釜萢:横浜という場所柄もあって、普段通りのオシャレをして遊びに来てほしいんです。「コーチェラ」とか、(海外のフェスは)どこを観に行ってもそういう(ガチガチのフェスの服装の)人はまずいないですからね。やっぱりオシャレをしてテンションも上がって、お酒も飲んで音楽を聴いたりすると、いいですよね。
■フェスとカルチャーを融合させる理由
「GREENROOM FESTIVAL」の無料エリアでは、多くのアートが展示されている。釜萢はフェスとカルチャーを融合させる理由を語った。
釜萢:すごく影響を受けたのは、ベニスビーチのドッグタウンで誕生した、オールドスクールのスケーターたちのカルチャーです。本当にすごくかっこよくて。中学生くらいにスケートボードを始めて、徐々にサーフィンに移っていくという感じなんですが、そのころに本当に影響を受けました。もともとアートとか音楽とか、スケートボードと密接にくっついているというか。そういう本物を間近で見せたいというか、ジミー・クリフやサブライムが来たり、時代を作ってきたレジェンドたちだったり、これからのアップカマーも含めて、本物をちゃんと見せていけたらいいなと思っています。やっぱりそこで、直にその人たちに会えたら、会った子たちの人生も変わっていくと思うので。
■「そのとき、その場所にしかない本物のライブを」
日本ではなかなか観られないアーティストをブッキングしてきた「GREENROOM FESTIVAL」。藤原がジャック・ジョンソンの出演を希望すると、釜萢は毎年オファーをしていることを明かし「いつか来てくれるとは願っています」とコメント。藤原は「9月の『GREENROOM』では、みなさんにどんな体験を持ち帰ってほしいですか」と問いかけた。
釜萢:このコロナの状況のなかで考えると、人が集ってつながることで、人はもっと幸せになれると思うので、コミュニティの重要さはますます増していく。そのとき、その場所にしかない本物のライブを届けていきたいなと思っています。
9月に予定されている「GREENROOM FESTIVAL」について、釜萢は「今年は開催できたら、多分泣いちゃいますね」と語り、「徐々に光が見えてきてはいるので、あきらめずに頑張っていきたいなと思っています」と前向きだった。
「GREENROOM FESTIVAL」チケットは現在発売中。最新情報はオフィシャルウェブサイトをチェック。
デジタル音声コンテンツ配信サービス 「SPINEAR」の他、SpotifyやYouTubeなど各ポッドキャストサービスではノーカット版を配信中。
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同番組は、各界のイノベーターが週替りでナビゲートする。第1週目はライゾマティクスの真鍋大度、第2週目はASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文、第3週目は女優で創作あーちすとの「のん」、第4週目はクリエイティブディレクター・小橋賢児。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年6月7日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『INNOVATION WORLD ERA』
放送日時:日曜 23:00-23:54/SPINEAR、Spotify、YouTubeでも配信
オフィシャルサイト: https://www.spinear.com/shows/innovation-world-era/