J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。4月28日(火)のオンエアでは、「スカッとストレスが吹き飛ぶ映画」3選を、映画コメンテーターの有村 昆が紹介した。
■ディザスタームービーと動物パニックホラーの合わせ技
外出自粛の影響で、家のなかでの楽しみを求めている人は多いのでは? この日のオンエアでは、有村がスカッとストレスが吹き飛ぶおすすめ映画を紹介。1本目に取り上げたのは、サバイバル映画『クロール ―凶暴領域―』。
有村:2019年に公開された新作で、U-NEXTなどで鑑賞することができます。今まで、サメ映画のパニックものってたくさん出ていたんですよ。ずっとサメ映画の時代が巡っていたのですが、いよいよ「次の時代はワニが来るぞ」と。映画の物語は、最大級のハリケーンに見舞われたフロリダが舞台なんですが、動物園からワニが数匹逃げ出してしまいます。作品の登場人物は実家に訪れた娘と、地下室で弱っていた父の2人なんですが、ハリケーンの影響で家の地下室に閉じ込められてしまうんですね。そして、地下室にワニが侵入するわけです。家の地下がハリケーンによって浸水していくなか、ワニも襲ってくる。ディザスタームービーと動物パニックホラーの合わせ技です。最終的にはスカっとする展開なので、観ていると体を動かしたくなってきますよ。
■パリの街をフェラーリで駆け抜けるトンデモ映画
2本目に紹介したのは、1976年のフランス映画『ランデヴー』。本作には、とんでもない制作秘話があるという。
有村:監督は『男と女』のクロード・ルルーシュです。『ランデヴー』は、早朝のパリの街中を車が猛スピードで走り、車から見える景色をワンテイクの長回しで撮影した短編ドキュメンタリーです。登場人物は1人で、早朝にフェラーリに乗るところから物語はスタートします。パリの街中を9分間、信号無視を続けながら爆走するんですよ。これが、とてもスカッとする。
サッシャ:なんだそれ! 面白いですね。
有村:CGもない時代に、よくこれだけのことができたなと思いました。カーアクション映画はたくさんありますが、『ランデヴー』ほどハラハラする作品は観たことがないです。爆走するなか、パリの凱旋門とかエッフェル塔とかが映るのですが、「よく警察に捕まらなかったな」って思いましたよ。
サッシャ:当時の撮影許可は、簡単に出せたんでしょうか?
有村:無許可で撮影したそうですよ。
増井:ガチンコ映画ですね。
有村:今だと絶対に撮れないです。街中には監視カメラもありますからね。ストーリー自体は、「彼女の家にフェラーリで迎えにいく」というシンプルさです。
サッシャ:撮影後、監督は捕まらなかったのかな?
有村:監督は「昔のフランスだったから許された」とコメントしていましたね。
■名作ボクシング映画のスピンオフ
最後に有村が紹介したのは、『ロッキー4』のその後を描くスピンオフ『クリード 炎の宿敵』。
有村:2019年に公開された映画で、『ロッキー』のスピンオフ作品である『クリード チャンプを継ぐ男』の続編ですね。亡くなったボクシング世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリードには隠し子がいて、親友だったロッキーがトレーナーとなり、その子をボクサーとして育てていくというストーリーです。なんと本作は『ロッキー4/炎の友情』とも繋がりがあり、アポロが亡くなった原因であるイワン・ドラゴが登場します。イワンの息子が、ボクシングの対戦相手なんですよ。
サッシャ:戦いの物語が、次の世代に行くんですよね。
有村:そうなんです。『ロッキー』のシルベスター・スタローンはもちろん、歴代の登場人物たちも出てきますよ。親から子へ、子から孫へというように、『ロッキー』は100年続くコンテンツなんじゃないかなって思っています。ボクシングシーンは本当に手を汗を握ります。
サッシャ:スカッとするポイントは何でしょうか。
有村:トレーニングシーンですね。『ロッキー』でお馴染みのBGMとともに、それぞれの選手たちが鍛錬を重ねるわけです。映画を観ている側も、鍛えたいなって気持ちが湧いてきますよ。『クリード 炎の宿敵』を観る前に、ロッキー4/炎の友情』だけでも観ておくと、よりストーリーが楽しめるかなと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月5日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone
■ディザスタームービーと動物パニックホラーの合わせ技
外出自粛の影響で、家のなかでの楽しみを求めている人は多いのでは? この日のオンエアでは、有村がスカッとストレスが吹き飛ぶおすすめ映画を紹介。1本目に取り上げたのは、サバイバル映画『クロール ―凶暴領域―』。
有村:2019年に公開された新作で、U-NEXTなどで鑑賞することができます。今まで、サメ映画のパニックものってたくさん出ていたんですよ。ずっとサメ映画の時代が巡っていたのですが、いよいよ「次の時代はワニが来るぞ」と。映画の物語は、最大級のハリケーンに見舞われたフロリダが舞台なんですが、動物園からワニが数匹逃げ出してしまいます。作品の登場人物は実家に訪れた娘と、地下室で弱っていた父の2人なんですが、ハリケーンの影響で家の地下室に閉じ込められてしまうんですね。そして、地下室にワニが侵入するわけです。家の地下がハリケーンによって浸水していくなか、ワニも襲ってくる。ディザスタームービーと動物パニックホラーの合わせ技です。最終的にはスカっとする展開なので、観ていると体を動かしたくなってきますよ。
■パリの街をフェラーリで駆け抜けるトンデモ映画
2本目に紹介したのは、1976年のフランス映画『ランデヴー』。本作には、とんでもない制作秘話があるという。
有村:監督は『男と女』のクロード・ルルーシュです。『ランデヴー』は、早朝のパリの街中を車が猛スピードで走り、車から見える景色をワンテイクの長回しで撮影した短編ドキュメンタリーです。登場人物は1人で、早朝にフェラーリに乗るところから物語はスタートします。パリの街中を9分間、信号無視を続けながら爆走するんですよ。これが、とてもスカッとする。
サッシャ:なんだそれ! 面白いですね。
有村:CGもない時代に、よくこれだけのことができたなと思いました。カーアクション映画はたくさんありますが、『ランデヴー』ほどハラハラする作品は観たことがないです。爆走するなか、パリの凱旋門とかエッフェル塔とかが映るのですが、「よく警察に捕まらなかったな」って思いましたよ。
サッシャ:当時の撮影許可は、簡単に出せたんでしょうか?
有村:無許可で撮影したそうですよ。
増井:ガチンコ映画ですね。
有村:今だと絶対に撮れないです。街中には監視カメラもありますからね。ストーリー自体は、「彼女の家にフェラーリで迎えにいく」というシンプルさです。
サッシャ:撮影後、監督は捕まらなかったのかな?
有村:監督は「昔のフランスだったから許された」とコメントしていましたね。
■名作ボクシング映画のスピンオフ
最後に有村が紹介したのは、『ロッキー4』のその後を描くスピンオフ『クリード 炎の宿敵』。
有村:2019年に公開された映画で、『ロッキー』のスピンオフ作品である『クリード チャンプを継ぐ男』の続編ですね。亡くなったボクシング世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリードには隠し子がいて、親友だったロッキーがトレーナーとなり、その子をボクサーとして育てていくというストーリーです。なんと本作は『ロッキー4/炎の友情』とも繋がりがあり、アポロが亡くなった原因であるイワン・ドラゴが登場します。イワンの息子が、ボクシングの対戦相手なんですよ。
サッシャ:戦いの物語が、次の世代に行くんですよね。
有村:そうなんです。『ロッキー』のシルベスター・スタローンはもちろん、歴代の登場人物たちも出てきますよ。親から子へ、子から孫へというように、『ロッキー』は100年続くコンテンツなんじゃないかなって思っています。ボクシングシーンは本当に手を汗を握ります。
サッシャ:スカッとするポイントは何でしょうか。
有村:トレーニングシーンですね。『ロッキー』でお馴染みのBGMとともに、それぞれの選手たちが鍛錬を重ねるわけです。映画を観ている側も、鍛えたいなって気持ちが湧いてきますよ。『クリード 炎の宿敵』を観る前に、ロッキー4/炎の友情』だけでも観ておくと、よりストーリーが楽しめるかなと思います。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースをその裏側から光を当て、様々な視点から紹介する。放送は月曜~木曜の10時10分頃から。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年5月5日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone