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JUJU、音楽活動に「へこたれそうなこと」も経て…『SWITCH』編集長・新井敏記が聞く

JUJU、音楽活動に「へこたれそうなこと」も経て…『SWITCH』編集長・新井敏記が聞く

J-WAVEで放送中の番組『RADIO SWITCH』。この番組は、カルチャーマガジン『SWITCH』、旅の雑誌『Coyote』、新しい文芸誌『MONKEY』の3つの雑誌とゆるやかに連動している。

4月4日(土)のオンエアでは、4月20日(月)に発売となる『SWITCH』最新号とコラボレーション。『SWITCH』編集長・新井敏記が、ベストアルバム『YOUR STORY』を発表したJUJUとのロングインタビューをお届けした。




■新井の宝物はJUJUのデビュー時に受け取ったサンプル盤CD

2019年の10月10日、デビュー15周年を迎えたJUJUは、全国ツアー「-15th ANNIVERSARY-JUJU HALL TOUR 2019『YOUR REQUEST』」のツアーファイナルを東京国際フォーラム ホールAで開催。会場にいたという新井は「めちゃ感動したんですよ」と振り返り、1枚のCDを取り出した。

新井:(JUJUが)2004年デビューをしたときにCDをいただいたんです。実は僕はこれが宝物なんです。
JUJU:すごい、いちばん最初のサンプル盤。懐かしい!
新井:JUJUさんから直接「聴いてください」と、六本木の飲み屋かなにかでいただいて。それが僕にとっては宝物でずっと持っていたんです。
JUJU:うれしい。私はこのサンプル盤、どこにあるだろう。家のどこかにきっとあるんだと思うんですけど。久しぶりに会いました(笑)。
新井:(収録されている)『光の中へ』もそうなんだけど、それと同時にジャネット・ジャクソンのカバーも含めて何度も聴いて、僕はすごく好きだったの。
JUJU:ありがとうございます。
新井:これが売れなかったのが嫌でしょうがなかった(笑)。
JUJU:(笑)。
新井:「なんで?」という思いとともに、このダンサブルな感じで突き抜けたらどんなにすごいだろう、と。いろいろな変遷をしながら、JUJUさんが今こういう形に至るというのは、東京フォーラムの会場を客席から観ていてジーンときました。本当にブレずに歌を歌うということが大事なのだと、改めて感動したんです。それは僕にとって本当によかったんです。
JUJU:よかったです。「久しぶりに会ってみたら、がっかりした」って言われると怖いじゃないですか(笑)。
新井:全然ガッカリすることはないし、続けていくって大事だなってすごく感じました。


■へこたれそうな時期もあったけど…



JUJUは今日まで続けてきた16年の音楽活動について、「途中でへこたれそうなこともありました」と苦難の時期があったと振り返った。

JUJU:自分自身もへこたれてるし、会社サイドもへこたれるというか、2年間全然リリースがない時期もありました。「2年間リリースのない歌手をどうするんだ」みたいな話にもなったんです。『光の中へ』が全然ダメで、次のシングルも誰にも届かなくて、そこから制作期間には入ったものの2年ぐらいの間、全然OKが出なかったんですよ。

毎週、お題が出され、それに即した楽曲を出しても、すんなりとリリースには至らなかった。

JUJU:「アルバム曲としては最高なんだけど、全然シングル曲じゃないんだよね」って、リード曲が決まらなくて。それで疲れ果てて「もう私、本当にメジャーも向いていないだろうし、やめたほうがいいんじゃないかな」って思うときもあった。でも結局続けていたら、3枚目のシングルからちょっとずつ好転していって15周年を迎え、さらに今年16年でまたベストを出すという。今までの道のりを振り返ると「続けてきてよかったな」しかないです。
新井:そうだよね。オリジナルのアルバムが7枚でカバーが3枚、ジャズアルバムが3枚。1個1個のいろいろな課題みたいなものを自分のなかに課してクリアしてきたという、そのすごみをすごく感じた。
JUJU:必死にやっていたら、あっという間に今になりました(笑)。


■前に出たいタイプではないからこそ…JUJUが見せるさまざまな表情

JUJUは子どもの頃から歌うことが好きだが、人前に出るのは苦手だったという。デビュー当時も、最初はソロではない形を望んだそうだ。

JUJU:デビュー前はニューヨークで、3人で活動していたんです。1人のDJが主体に、私とE-3という人という形で。だからデビューをするときに、「このDJ HIRO nycのユニットの『歌う人』ぐらいじゃダメですか?」「グループの名前でデビューをするのはダメですか?」って思ったけど、会社が「ダメです。JUJUでデビューしてください。じゃなかったら契約できないです」って。そう言われたら、やっぱり歌手になるのがずっと夢だったから。でもJUJUが契約をするとなると、私が完全に矢面じゃないですか。だから嬉しいよりも怖いのほうが勝っていたりしました。
新井:でもさ、本来はサラ・ヴォーンを目指していたわけだから、個で立ちたい、ソロで立ちたいというのはなかったんですか?
JUJU:歌は歌いたいけど、そんなに人目に触れたくなかったという。だからそのころはミュージックビデオの撮影みたいなのはすごく怖かったですし、未だにカメラの前に立つのは苦手なんです。
新井:でも、運動神経というのかな? シャッター音を聞きながら、そのなかでいろいろな形を演じていく。それは本来の自分と同時にもう1個違う形の女優になっていく感じがあって、僕はすごく面白いなと思ったんです。
JUJU:えー(笑)!
新井:それを考えながら『YOUR STORY』を聴いて、52曲入ってますけど、まるで52人の遍歴みたいなものを感じて「すごくいろいろな人と出会ってきたんだな」っていう。
JUJU:確かに、52人分の遍歴と言われたらそうですね。
新井:締め付けられるような切なさと、本当に豊かな歌い上げるようなおおらかさも含めて、JUJUの魅力がいっぱいあるなと思って。すごく欲張りなアルバムですよね。

JUJUの最新情報は、公式サイトまで。

『RADIO SWITCH』では、スイッチ・パブリッシングの紙面に登場する様々な著名人、アーティスト、作家たちのロングインタビューやドキュメント企画をおこなう。放送は毎週土曜日の24時から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年4月11日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『RADIO SWITCH』
放送日時:毎週土曜 24時-25時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radioswitch/

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