J-WAVEで放送中の番組『SEASONS』(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「JUN THE CULTURE」(ナビゲーター:藤原ヒロシ)。3月7日(土)のオンエアでは、藤原が2019年に他界した画家・黒坂麻衣さんについて語った。
■黒坂麻衣への想い
藤原は、3月7日まで開催されていた黒坂さんの展覧会「Retrospective Exhibition by Mai Kurosaka 黒坂 麻衣 展 彼女が見ていた風景 –The Scenery she was looking at -」に足を運んだそうだ。藤原は、黒坂さんとの関係や作品への想いをこう語った。
藤原:前々から僕は彼女の絵がすごく好きで、何回か直接SNS経由で連絡をして買わせてもらったり、僕がキュレーションしているポートレート展をやったときに作品をお借りしたり、やりとりはしていたんです。でも一度も直接お会いしたことがなくて。僕が海外にいるときに納品していただいたり、タイミングが合わなくて、「また今度どこかで会いましょう」みたいな感じで終わってしまっていたんです。そんな彼女が実は2019年に亡くなって。今回、初めてのレトロスペクティブ(振り返り/回顧)というか、そういう展覧会だったんです。家族の方が持っていたものなどを展示・販売して。独特の浮遊感があるというか、フワ~ッとした感じの絵です。僕がすごく好きなダークな部分をはらんでいて、でもすごく美しいという、独特な作品。僕も好きで何枚か買わせてもらっていて、今回の展覧会でも何枚か購入しました。
■著作権への素朴な疑問
藤原は絵画つながりで「映画のワンシーンをモチーフにした作品」への、素朴な疑問を語った。
藤原:映画のシーンを描いたものがあるじゃないですか。有名な作家さんの作品にそういうのがいっぱいあるんです。たとえばアンディ・ウォーホルだとマリリン・モンローだったり。僕は詳しくわからなくて、気になっていることなんですけど、その描いた作品に対する著作権はどうなっているのかな、と思って。
以前に藤原がロンドンのオークションハウスを訪れた際に、画家のリュック・タイマンスが、映画『エクソシスト』のワンシーンをそのまま絵にしていたそうだ。
藤原:その絵が1億だか2億だかのすごい金額になっていて、ほしかったけど全然買えないという状態で見ていたんです。それを売る場合に、映画会社に著作権とかいるのかどうなのか。僕はタイマンスの絵そのものも好きですけど、それが『エクソシスト』だから買いたい衝動に駆られるわけだから、『エクソシスト』の著作権も関係してくるのかな。
藤原はさらに「音楽も、まずは普通に売って、そのあとに中古屋で売られたりするじゃないですか」と続ける。
藤原:レコードだと1000円だったものが1万2000円になったりして、そこの価値に関するものも、きっと著作権は発生しないんですよね。詳しくは僕もわからなくて、実際にこういう現象を考えるのが面白いなというだけで、すごく深く考えてみようとは思っていないんですけど。著作権そのものってわりと不思議だなと思って。今はインターネットやSNSでバンバン著作権を無視してあがったりするから、いろいろと考えていました。
『SEASONS』のワンコーナー「JUN THE CULTURE」は、時代をクロスオーバーする藤原ヒロシの選曲&監修でお届けする、ミュージック、ファッション、カルチャーが有機的に結びつくプログラム。放送は毎週土曜の14時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 14時10分-14時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/
■黒坂麻衣への想い
藤原は、3月7日まで開催されていた黒坂さんの展覧会「Retrospective Exhibition by Mai Kurosaka 黒坂 麻衣 展 彼女が見ていた風景 –The Scenery she was looking at -」に足を運んだそうだ。藤原は、黒坂さんとの関係や作品への想いをこう語った。
— 黒坂麻衣 Mai Kurosaka (@maibou20) February 16, 2020
藤原:前々から僕は彼女の絵がすごく好きで、何回か直接SNS経由で連絡をして買わせてもらったり、僕がキュレーションしているポートレート展をやったときに作品をお借りしたり、やりとりはしていたんです。でも一度も直接お会いしたことがなくて。僕が海外にいるときに納品していただいたり、タイミングが合わなくて、「また今度どこかで会いましょう」みたいな感じで終わってしまっていたんです。そんな彼女が実は2019年に亡くなって。今回、初めてのレトロスペクティブ(振り返り/回顧)というか、そういう展覧会だったんです。家族の方が持っていたものなどを展示・販売して。独特の浮遊感があるというか、フワ~ッとした感じの絵です。僕がすごく好きなダークな部分をはらんでいて、でもすごく美しいという、独特な作品。僕も好きで何枚か買わせてもらっていて、今回の展覧会でも何枚か購入しました。
こっちのが色が近いかなhttps://t.co/DM6oI3RCIN pic.twitter.com/DtJInbCVlh
— 黒坂麻衣 Mai Kurosaka (@maibou20) August 26, 2018
■著作権への素朴な疑問
藤原は絵画つながりで「映画のワンシーンをモチーフにした作品」への、素朴な疑問を語った。
藤原:映画のシーンを描いたものがあるじゃないですか。有名な作家さんの作品にそういうのがいっぱいあるんです。たとえばアンディ・ウォーホルだとマリリン・モンローだったり。僕は詳しくわからなくて、気になっていることなんですけど、その描いた作品に対する著作権はどうなっているのかな、と思って。
以前に藤原がロンドンのオークションハウスを訪れた際に、画家のリュック・タイマンスが、映画『エクソシスト』のワンシーンをそのまま絵にしていたそうだ。
藤原:その絵が1億だか2億だかのすごい金額になっていて、ほしかったけど全然買えないという状態で見ていたんです。それを売る場合に、映画会社に著作権とかいるのかどうなのか。僕はタイマンスの絵そのものも好きですけど、それが『エクソシスト』だから買いたい衝動に駆られるわけだから、『エクソシスト』の著作権も関係してくるのかな。
藤原はさらに「音楽も、まずは普通に売って、そのあとに中古屋で売られたりするじゃないですか」と続ける。
藤原:レコードだと1000円だったものが1万2000円になったりして、そこの価値に関するものも、きっと著作権は発生しないんですよね。詳しくは僕もわからなくて、実際にこういう現象を考えるのが面白いなというだけで、すごく深く考えてみようとは思っていないんですけど。著作権そのものってわりと不思議だなと思って。今はインターネットやSNSでバンバン著作権を無視してあがったりするから、いろいろと考えていました。
『SEASONS』のワンコーナー「JUN THE CULTURE」は、時代をクロスオーバーする藤原ヒロシの選曲&監修でお届けする、ミュージック、ファッション、カルチャーが有機的に結びつくプログラム。放送は毎週土曜の14時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月14日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SEASONS』
放送日時:毎週土曜 14時10分-14時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/