J-WAVEで放送中の番組『MIDNIGHT CHIME』(ナビゲーター:たなかみさき)。3月2日(月)のオンエアでは、ファッションモデル・前田エマがゲストに登場。「女の子」をテーマにトークセッションをおこなった。
■「女の子」という言葉が放つイメージ
前田はモデルをはじめ、エッセイや写真、ナレーションなど、幅広い分野で活動。たなかとは同い年であり、プライベートでも交流があるという。今回はオンエア日の翌日がひな祭りということで、トークテーマを「女の子」に据えた。たなかと前田は、それぞれの「女の子」観を語り合う。
たなか:女の子って言葉から、何をイメージする?
前田:私は“靴下”かな。女の子しか、靴下って似合わない気がするんだよね。
たなか:ああ~。
前田:白いソックスを折って、赤い靴を履いているみたいな。街を歩いている高校生ぐらいの子の靴下とかね。生足で靴下っていうオシャレができるのって、女の子しかできないって思っていて。自分は寒いから、タイツだよって感じ(笑)。
たなか:(笑)。
前田:OLさんはストッキングという武器があるしね。黒い網タイツもいいな。美術予備校に通っていた頃、毎日黒い網タイツを履いている女の子がいて。かっこよかったなあ。ということで、私は女の子から靴下をイメージする。
■「女の子」に耐えられなかった時期
一方のたなかは、ネガティブなイメージがあるようだ。
たなか:私はね、女の子って聞くと“なりたくないもの”ってイメージを持っていて。
前田:そうなんだ。
たなか:私は小学生の頃、女の子に対していいイメージというものがなくて。男の子になりたいわけじゃなかったけれど、「女の子にはなりたくないな」って思っていた。
前田:私も小学生の頃から、「女子校には行きたくないな」って思っていたんだよね。それで、共学に行った。なんでだろうね? 女の子に対して怖いイメージがあるのかな?
たなか:そうだねえ。まあでも、男も女も、どっちも怖い部分はあるんだよね。
前田:私はもう、“ヒト”になりたい。動物っぽい感じになりたい。だけど、エッセイとかを書くときってけっこう女の子に寄りかかって書いちゃったりする。服もね、リボンとかレースが好きだから「自分って女の子だなあ」って思ってしまう。自分が“ヒト”になるにはまだまだ遠い道のりだなあ。
たなか:そうかあ。私は「女の子像」っていう象徴的な役割を持たされたり、「女の子」というカテゴライズをされることに耐えられない時期があったねえ。
前田:性別にまつわる制度みたいなものも、めちゃくちゃ違和感がある。日本って、結婚するイコール女と男だよね。私は結婚って言葉も苦手な単語なんだけど。女の子イコール、みたいな。
たなか:「結婚したら幸せ」みたいなことだよね。
前田:将来の夢さ、幼稚園のときってお姫さまとかお嫁さんとか言うよね。
たなか:それと、リボンとかヒラヒラが好きなのは同一じゃないんだよね。女の子っていうカテゴライズには、受け身であることを強要される印象がある。
前田:女の子って言葉には、好きな部分と疑問に思う部分がギュッと詰まっているね。
たなか:そうだね。男の人の苦労っていうのもわかるけどね。
前田:みんながもっと“ヒト”になっていけたらいいなあ。
たなか:そうだね。ジェンダーとかも、もうすぐなくなるんじゃないかなって思っている。
前田:私も思うよ。
たなか:男も女も、どちらの苦しみも薄くなるといいよね。
■“女の子らしく”ではなく“女の子を楽しむ”
“女の子らしく”という言葉が持つ意味についても語り合った。
前田:女の子として生まれてきたからには、女の子が好きな部分は愛でていきたいよね。
たなか:そうだね。楽しんでいきたいっていうのはある。リボンのフリフリとかロリータファッションとかいいよね。
前田:ロリータファッション、すっごくやりたい。
たなか:私も昔は男の子みたいな恰好をしていたし、リボンとかフリフリとかは、今でもそんなに好きではないんだよね。だけど、最近は憧れの女の子ができるようになって。モデルさんとかアイドルさんとかを見て「かわいい!」って思うようになったのよ。それを真似するかのように、女の部分を意識していて。今日もね、めちゃくちゃ背中が開いた服を着ている。
前田:めちゃくちゃかわいい。とっても色っぽくて、私は大好きよ。
たなか:(笑)。最近は、色気の方面で女を主張しているかなって思う。これも主張の1つというか。女でいることを女が楽しむってことって、すごく重要だよね。
前田:ただ、楽しみたいってだけなんだよね。“女の子らしく”じゃなくて。
たなか:そうそう。人の目を気にする、誰かのための“女の子らしく”じゃなくてね。自分のなかには、女っぽい部分と男っぽい部分があって。どちらも、自分のために出せたらいいよね。
『MIDNIGHT CHIME』では、恋、仕事、家族、そして性の話題をゲストと共にトークしていく。オンエアは毎週月曜26時から。来週も前田エマが出演し、トークテーマの書かれた「カルタ」を引いて、たなかと語り合う。
また、番組のInstagramでは、たなかの描き下ろしイラストも掲載。こちらも要チェック!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月9日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MIDNIGHT CHIME』
放送日時:毎週月曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/chime/
■「女の子」という言葉が放つイメージ
前田はモデルをはじめ、エッセイや写真、ナレーションなど、幅広い分野で活動。たなかとは同い年であり、プライベートでも交流があるという。今回はオンエア日の翌日がひな祭りということで、トークテーマを「女の子」に据えた。たなかと前田は、それぞれの「女の子」観を語り合う。
たなか:女の子って言葉から、何をイメージする?
前田:私は“靴下”かな。女の子しか、靴下って似合わない気がするんだよね。
たなか:ああ~。
前田:白いソックスを折って、赤い靴を履いているみたいな。街を歩いている高校生ぐらいの子の靴下とかね。生足で靴下っていうオシャレができるのって、女の子しかできないって思っていて。自分は寒いから、タイツだよって感じ(笑)。
たなか:(笑)。
前田:OLさんはストッキングという武器があるしね。黒い網タイツもいいな。美術予備校に通っていた頃、毎日黒い網タイツを履いている女の子がいて。かっこよかったなあ。ということで、私は女の子から靴下をイメージする。
■「女の子」に耐えられなかった時期
一方のたなかは、ネガティブなイメージがあるようだ。
たなか:私はね、女の子って聞くと“なりたくないもの”ってイメージを持っていて。
前田:そうなんだ。
たなか:私は小学生の頃、女の子に対していいイメージというものがなくて。男の子になりたいわけじゃなかったけれど、「女の子にはなりたくないな」って思っていた。
前田:私も小学生の頃から、「女子校には行きたくないな」って思っていたんだよね。それで、共学に行った。なんでだろうね? 女の子に対して怖いイメージがあるのかな?
たなか:そうだねえ。まあでも、男も女も、どっちも怖い部分はあるんだよね。
前田:私はもう、“ヒト”になりたい。動物っぽい感じになりたい。だけど、エッセイとかを書くときってけっこう女の子に寄りかかって書いちゃったりする。服もね、リボンとかレースが好きだから「自分って女の子だなあ」って思ってしまう。自分が“ヒト”になるにはまだまだ遠い道のりだなあ。
たなか:そうかあ。私は「女の子像」っていう象徴的な役割を持たされたり、「女の子」というカテゴライズをされることに耐えられない時期があったねえ。
前田:性別にまつわる制度みたいなものも、めちゃくちゃ違和感がある。日本って、結婚するイコール女と男だよね。私は結婚って言葉も苦手な単語なんだけど。女の子イコール、みたいな。
たなか:「結婚したら幸せ」みたいなことだよね。
前田:将来の夢さ、幼稚園のときってお姫さまとかお嫁さんとか言うよね。
たなか:それと、リボンとかヒラヒラが好きなのは同一じゃないんだよね。女の子っていうカテゴライズには、受け身であることを強要される印象がある。
前田:女の子って言葉には、好きな部分と疑問に思う部分がギュッと詰まっているね。
たなか:そうだね。男の人の苦労っていうのもわかるけどね。
前田:みんながもっと“ヒト”になっていけたらいいなあ。
たなか:そうだね。ジェンダーとかも、もうすぐなくなるんじゃないかなって思っている。
前田:私も思うよ。
たなか:男も女も、どちらの苦しみも薄くなるといいよね。
■“女の子らしく”ではなく“女の子を楽しむ”
“女の子らしく”という言葉が持つ意味についても語り合った。
前田:女の子として生まれてきたからには、女の子が好きな部分は愛でていきたいよね。
たなか:そうだね。楽しんでいきたいっていうのはある。リボンのフリフリとかロリータファッションとかいいよね。
前田:ロリータファッション、すっごくやりたい。
たなか:私も昔は男の子みたいな恰好をしていたし、リボンとかフリフリとかは、今でもそんなに好きではないんだよね。だけど、最近は憧れの女の子ができるようになって。モデルさんとかアイドルさんとかを見て「かわいい!」って思うようになったのよ。それを真似するかのように、女の部分を意識していて。今日もね、めちゃくちゃ背中が開いた服を着ている。
前田:めちゃくちゃかわいい。とっても色っぽくて、私は大好きよ。
たなか:(笑)。最近は、色気の方面で女を主張しているかなって思う。これも主張の1つというか。女でいることを女が楽しむってことって、すごく重要だよね。
前田:ただ、楽しみたいってだけなんだよね。“女の子らしく”じゃなくて。
たなか:そうそう。人の目を気にする、誰かのための“女の子らしく”じゃなくてね。自分のなかには、女っぽい部分と男っぽい部分があって。どちらも、自分のために出せたらいいよね。
『MIDNIGHT CHIME』では、恋、仕事、家族、そして性の話題をゲストと共にトークしていく。オンエアは毎週月曜26時から。来週も前田エマが出演し、トークテーマの書かれた「カルタ」を引いて、たなかと語り合う。
また、番組のInstagramでは、たなかの描き下ろしイラストも掲載。こちらも要チェック!
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年3月9日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MIDNIGHT CHIME』
放送日時:毎週月曜 26時-26時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/chime/