J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。
2月18日(火)のオンエアではDYGLの下中洋介、加地洋太郎が登場。 「東京」をテーマに曲を紹介した。
■加地は東京にイライラしている!?
下中は神奈川県の横浜生まれで、加地は東京生まれ。加地は地方などから帰ってきた際に、東京が「自分が住んでいるところ」と認識するのだとか。東京の印象について訊かれた加地と下中は本音トークを展開した。
加地:俺は学生時代から街を歩いているだけで、けっこうイライラするポイントがあったりしたんだけどさ。
下中:(笑)。
加地:たとえば人とぶつかりやすいとかさ。
下中:自転車が近いとか。
加地:そうそう。歩いていてちょっとイラってくるポイント。でもよく考えると、その場その場の個人に怒ったりするのって、変な話だよなって思ったりするんだよ。
下中:「何に踊らされてこんなに怒っているのか?」みたいな感じがあるよね(笑)。俺の東京のイメージは、横浜から東横線で多摩川を渡って「東京入った」みたいな。初めてちゃんと東京に来たのが、たぶん大学に入ってからぐらいだったから。
加地:高校生のときはあまり来なかったって言ってたよね。
下中:行く必要がないもん、横浜で全部済むから。
加地:まあ、完結するものね。
下中:ちょっと恥ずかしいけど「東京に行くってなったら、ちゃんとした服を着なきゃいけないのかな」みたいな気持ちは、いまだにあるから(笑)。
加地:へえー。
下中:だから、東京に完全になじむことはないんじゃないかなって思う。
加地:そうなんだ。
下中:狭くても、ロンドンとかのほうがストレスがなかったかなって感じがするけど。 加地:それは国民性だと思うよ。どちらかと言うと日本の人ってルールを守るじゃない? 「いかにルールに従うか」が、優先されがちな国民性なのかなと。よしあしだとは思うけどね。
下中:それでいいこともあるよね。きちっとしているし。
■2人が選んだ「東京」をテーマにした楽曲は
下中はThe Verve『Bitter Sweet Symphony』を選び、MVの内容に着目をした。
下中:ボーカルのRichard Ashcroftが道を歩いているんですよ。肩を揺らしながらね。前から来る人にすれ違うときにぶつかっていくの。「俺は気にしねえ」って、この音楽に合わせて。
加地:ヤバいやつじゃん(笑)。それでこんなに壮大な音楽が流れちゃってるんでしょう?
下中:シンフォニーだから。それを思い出しながら東京を歩くと、わりとマイルドな気持ちになれなくもない。
加地:下中もぶつかるの?
下中:俺はけっこう安全な感じ(笑)。
加地:それでいいと思うよ(笑)。
加地はMIKADO『Par hasard』を選び、日本と海外のカフェの違いについてトークを展開した。
加地:「何を流したらいいんだ?」って。ちょっと一旦引いた目線で想像をしてみると、90年代の渋谷系ぐらいの時代が押し出した東京間がパッと思い浮かんだ。でも、それとは若干関係がなく、最近は行っていないんだけど、一時期ちょくちょくドトールに行っていたんだけど、ドトールでなぜかこの曲がかかっていることが何度かあって。
下中:ドトールでコーヒーを飲んでいて「知ってる曲が流れてきたな」と思ったらMIKADOだったの?
加地:そう。「いい雰囲気のリズム音が聴こえてきたな」と思ったらMIKADOだった。東京のカフェってさ、「カフェ」って感じがすごくしない? 音楽とか。
下中:パーカッションが鳴ってる感じか。
加地:コードがジャジーな感じで。
下中:オーガニックで「歌もうまいですよ」みたいな歌が入ってきて。
加地:逆に海外に行ったときのカフェって、普通にヒットソングのR&Bが流れたりする。そう思うと、この「おしゃれです」っていう感じが、逆に東京っぽいのかなと。
下中:確かに。
加地:個人的な見解なんだけど、ヨーロッパとかアメリカに追いつけ追い越せの気持ちで経済成長をしてきたさ、戦後の日本の視点としては、こういう「いかにも」な空気感というのが憧れ、豊かさの象徴としてあったのかなと思って。
下中:それは俺もあると思う。
下中は最後にCocteau Twinsの『Heaven Or Las Vegas』を流して「開放感がすごい」と紹介。「東京はシューゲイザーが合う」と持論を展開していた。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
2月18日(火)のオンエアではDYGLの下中洋介、加地洋太郎が登場。 「東京」をテーマに曲を紹介した。
■加地は東京にイライラしている!?
下中は神奈川県の横浜生まれで、加地は東京生まれ。加地は地方などから帰ってきた際に、東京が「自分が住んでいるところ」と認識するのだとか。東京の印象について訊かれた加地と下中は本音トークを展開した。
加地:俺は学生時代から街を歩いているだけで、けっこうイライラするポイントがあったりしたんだけどさ。
下中:(笑)。
加地:たとえば人とぶつかりやすいとかさ。
下中:自転車が近いとか。
加地:そうそう。歩いていてちょっとイラってくるポイント。でもよく考えると、その場その場の個人に怒ったりするのって、変な話だよなって思ったりするんだよ。
下中:「何に踊らされてこんなに怒っているのか?」みたいな感じがあるよね(笑)。俺の東京のイメージは、横浜から東横線で多摩川を渡って「東京入った」みたいな。初めてちゃんと東京に来たのが、たぶん大学に入ってからぐらいだったから。
加地:高校生のときはあまり来なかったって言ってたよね。
下中:行く必要がないもん、横浜で全部済むから。
加地:まあ、完結するものね。
下中:ちょっと恥ずかしいけど「東京に行くってなったら、ちゃんとした服を着なきゃいけないのかな」みたいな気持ちは、いまだにあるから(笑)。
加地:へえー。
下中:だから、東京に完全になじむことはないんじゃないかなって思う。
加地:そうなんだ。
下中:狭くても、ロンドンとかのほうがストレスがなかったかなって感じがするけど。 加地:それは国民性だと思うよ。どちらかと言うと日本の人ってルールを守るじゃない? 「いかにルールに従うか」が、優先されがちな国民性なのかなと。よしあしだとは思うけどね。
下中:それでいいこともあるよね。きちっとしているし。
■2人が選んだ「東京」をテーマにした楽曲は
下中はThe Verve『Bitter Sweet Symphony』を選び、MVの内容に着目をした。
下中:ボーカルのRichard Ashcroftが道を歩いているんですよ。肩を揺らしながらね。前から来る人にすれ違うときにぶつかっていくの。「俺は気にしねえ」って、この音楽に合わせて。
加地:ヤバいやつじゃん(笑)。それでこんなに壮大な音楽が流れちゃってるんでしょう?
下中:シンフォニーだから。それを思い出しながら東京を歩くと、わりとマイルドな気持ちになれなくもない。
加地:下中もぶつかるの?
下中:俺はけっこう安全な感じ(笑)。
加地:それでいいと思うよ(笑)。
加地はMIKADO『Par hasard』を選び、日本と海外のカフェの違いについてトークを展開した。
加地:「何を流したらいいんだ?」って。ちょっと一旦引いた目線で想像をしてみると、90年代の渋谷系ぐらいの時代が押し出した東京間がパッと思い浮かんだ。でも、それとは若干関係がなく、最近は行っていないんだけど、一時期ちょくちょくドトールに行っていたんだけど、ドトールでなぜかこの曲がかかっていることが何度かあって。
下中:ドトールでコーヒーを飲んでいて「知ってる曲が流れてきたな」と思ったらMIKADOだったの?
加地:そう。「いい雰囲気のリズム音が聴こえてきたな」と思ったらMIKADOだった。東京のカフェってさ、「カフェ」って感じがすごくしない? 音楽とか。
下中:パーカッションが鳴ってる感じか。
加地:コードがジャジーな感じで。
下中:オーガニックで「歌もうまいですよ」みたいな歌が入ってきて。
加地:逆に海外に行ったときのカフェって、普通にヒットソングのR&Bが流れたりする。そう思うと、この「おしゃれです」っていう感じが、逆に東京っぽいのかなと。
下中:確かに。
加地:個人的な見解なんだけど、ヨーロッパとかアメリカに追いつけ追い越せの気持ちで経済成長をしてきたさ、戦後の日本の視点としては、こういう「いかにも」な空気感というのが憧れ、豊かさの象徴としてあったのかなと思って。
下中:それは俺もあると思う。
下中は最後にCocteau Twinsの『Heaven Or Las Vegas』を流して「開放感がすごい」と紹介。「東京はシューゲイザーが合う」と持論を展開していた。
J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月25日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/