『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、増井なぎさ)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」の2月17日(月)の放送では「iPhone芸人」「家電芸人」さらには「税理士芸人」の肩書も持つ、かじがや卓哉に具体的な節税対策について話を訊いた。
■確定申告の必要がなくても、お金が返ってくる
かじがやは2008年のNSC在学中に税理士試験に合格し、2016年に税理士登録を行った。お金のプロであるかじがやが、税金を納める上でおさえたほうがいいポイントを解説した。
かじがや:確定申告が必要ない方がいらっしゃると思います。会社勤めをされていて、年末調整をしている方ですね。収入の金額で基準はありますが、確定申告が必要ない方でも、手続きをすれば「お金が返ってくる」制度があります。そのうちの1つが「医療費控除」です。
サッシャ:年間10万円でしたっけ。
かじがや:そうです。家族全員分の合計医療費が年間10万円を超えたら受けられます。条件によっては、10万円より安くても受けられることもあります。10万円はそれなりにまとまった金額がないと受けられないイメージだと思われますが、医療費控除を受けられない方でも「セルフメディケーション税制」(医療費控除の特例)というのがあります。
サッシャ:それはなんですか。
かじがや:日本語訳をすると「自分で治す」みたいなイメージです。薬局などにいって「税控除対象」というマークがあるのは知っていますか?
サッシャ:見たことない! 気にしたことなかった。
かじがや:これも何年か前から始まっているんですが「お医者さんに行くほどではないので自分で治しますよ」という医薬品があるんです。それは年間で1万2,000円を越えたら、申告をするとお金が返ってきます。
サッシャ:えー!
増井:知らなかった。
かじがや:これも家族全員の金額が1万2,000円を越えたらなので、1人でも年間でいくことがあると思いますし、何人か分をまとめたらほぼ越えると思います。ちなみに、このセルフメディケーション税制は、その年に健康診断を受けるなど「健康の保持増進及び疾病の予防」に取り組んでいることを証明する必要があります。
サッシャ:条件があるんですね。
■ふるさと納税の注意点
ふるさと納税についても「ただふるさと納税をして終わりじゃない」とアドバイス。
かじがや:ふるさと納税をしただけで、何も手続きをしなかったらただの寄付になります。お金が1円も返ってこないので、金額としては損をしている状態です。ふるさと納税は大きくわけて2種類あり、「ワンストップ特例」は自治体に申請書を出して向こうで引いてもらうという方法で、確定申告が不要になります。しかし、6自治体以上にふるさと納税をしている方は、自分で確定申告をするしかありません。1枚用紙をなくして金額が一切わからないということになると、その分は丸々損をしてしまうということになりますので、最後まで管理を怠らないようにしましょう。
■今から電子申告の準備を
令和2年に確定申告をする人は、今のうちから準備を。
かじがや:どんなに収入があっても38万円は税金がかからないという基礎控除が、令和2年から実は48万円に増えているんです。その変わり、青色申告の65万円控除が10万円減って55万円控除になります。しかし、e-Tax、電子申告をすると55万円じゃなくて65万円になるよという制度が来年の申告から始まるので、電子申告を今のうちから準備をしておくといいと思います。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月24日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■確定申告の必要がなくても、お金が返ってくる
かじがやは2008年のNSC在学中に税理士試験に合格し、2016年に税理士登録を行った。お金のプロであるかじがやが、税金を納める上でおさえたほうがいいポイントを解説した。
かじがや:確定申告が必要ない方がいらっしゃると思います。会社勤めをされていて、年末調整をしている方ですね。収入の金額で基準はありますが、確定申告が必要ない方でも、手続きをすれば「お金が返ってくる」制度があります。そのうちの1つが「医療費控除」です。
サッシャ:年間10万円でしたっけ。
かじがや:そうです。家族全員分の合計医療費が年間10万円を超えたら受けられます。条件によっては、10万円より安くても受けられることもあります。10万円はそれなりにまとまった金額がないと受けられないイメージだと思われますが、医療費控除を受けられない方でも「セルフメディケーション税制」(医療費控除の特例)というのがあります。
サッシャ:それはなんですか。
かじがや:日本語訳をすると「自分で治す」みたいなイメージです。薬局などにいって「税控除対象」というマークがあるのは知っていますか?
サッシャ:見たことない! 気にしたことなかった。
かじがや:これも何年か前から始まっているんですが「お医者さんに行くほどではないので自分で治しますよ」という医薬品があるんです。それは年間で1万2,000円を越えたら、申告をするとお金が返ってきます。
サッシャ:えー!
増井:知らなかった。
かじがや:これも家族全員の金額が1万2,000円を越えたらなので、1人でも年間でいくことがあると思いますし、何人か分をまとめたらほぼ越えると思います。ちなみに、このセルフメディケーション税制は、その年に健康診断を受けるなど「健康の保持増進及び疾病の予防」に取り組んでいることを証明する必要があります。
サッシャ:条件があるんですね。
■ふるさと納税の注意点
ふるさと納税についても「ただふるさと納税をして終わりじゃない」とアドバイス。
かじがや:ふるさと納税をしただけで、何も手続きをしなかったらただの寄付になります。お金が1円も返ってこないので、金額としては損をしている状態です。ふるさと納税は大きくわけて2種類あり、「ワンストップ特例」は自治体に申請書を出して向こうで引いてもらうという方法で、確定申告が不要になります。しかし、6自治体以上にふるさと納税をしている方は、自分で確定申告をするしかありません。1枚用紙をなくして金額が一切わからないということになると、その分は丸々損をしてしまうということになりますので、最後まで管理を怠らないようにしましょう。
■今から電子申告の準備を
令和2年に確定申告をする人は、今のうちから準備を。
かじがや:どんなに収入があっても38万円は税金がかからないという基礎控除が、令和2年から実は48万円に増えているんです。その変わり、青色申告の65万円控除が10万円減って55万円控除になります。しかし、e-Tax、電子申告をすると55万円じゃなくて65万円になるよという制度が来年の申告から始まるので、電子申告を今のうちから準備をしておくといいと思います。
『STEP ONE』のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」では、気になるニュースの裏側から光を当てる。放送は月曜~木曜の10時10分ごろから。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月24日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/