J-WAVEがいま注目するさまざまなトピックをお届けする日曜夜の番組『J-WAVE SELECTION』(ナビゲーター:山中タイキ)。1月26日(日)のオンエアでは、女優の桜井日奈子をゲストに迎え、音楽と朗読を掛け合わせた「ポエトリーシンギング」という新感覚のエンターテインメントを発信する4ピース覆面バンド「STORY TELLER PROJECT」の魅力を紐解いた。
■自然と頭のなかにその情景が浮かんでくる
音楽でも朗読でもない新感覚のエンターテインメントを発信する「STORY TELLER PROJECT」(以下「STP」)は2019年8月に始動。全8話からなる第1弾作品『MY AOHARU DAYS』を昨年8月から9月に毎週1話ずつiTunes、Apple Music、Spotifyなどの音楽配信サービスで発表している。
番組では『MY AOHARU DAYS』をオンエアしつつ、この作品に出演した桜井とともにSTPの魅力や可能性に迫った。
山中:桜井さんは映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』の日本語吹き替え版で声優をされていますが、音楽と朗読を掛け合わせたSTPの出演は、映画の吹き替えと違いましたか?
桜井:キャラクターの心情のイメージが曲から湧いてくるというか。絵はないんですけど、自然と頭の中にその情景が浮かんでくるような感じですね。絵はないけど映画みたいに自分の中ではちゃんとした世界観がスクリーンに映し出されているみたいな感覚だったので、イメージはしやすかったですね。
■「STORY TELLER PROJECT」は新しいジャンルの開拓
STPのメンバーはキーボードのKAZEKAZE、ボーカルのSORAMARU、DJのDJ UMI、ウッドベースのMORIYAMA-SANの4人で構成。素顔は明かさないため、昨年夏のライブも顔を一切出さずに開催したという。
そんなSTPのメンバーは番組からの質問に書面でコメントを寄せた。
質問:このプロジェクトのスタート時の思いや目指したものは?
STP:新しいジャンルの開拓です。機材がどんどんよくなって、誰でもいい曲を書ける時代になってきました。なので「より言葉が通じるジャンルを作れたら」という僕らの挑戦です。
コメントを聞いた桜井は「私も声を録っているときに映画みたいだなと思ったんですけど、まさに『聴く映画』なんて言われています」とSTPの新しい試みに期待を寄せた。
質問:STPを覆面バンドにしいる狙いは?
STP:見た目や年齢、国籍などの偏見にとらわれず、物語を感じてほしいという狙いです。逆に目立ってしまいそうですが……(笑)。
質問:制作はどのように進行したのですか? エピソードが先行ですか? それとも楽曲が先行ですか?
STP:全部で2年半ほどかかりました。ギターに言葉をのせてメロディーと語りのつながりをスムーズにするために小節数を調節していきました。さらに言葉の響きを引き立てるために高度の調整をしました。作り方はポエトリーリーディングよりはラップをトラックにのせる感じです。
■聴く人がいて初めて完成する作品
主演した連続ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビオンデマンド)で主題歌を歌う桜井。朗読と歌の挑み方に違いはあるのだろうか?
桜井:私は歌を極めている人ではないので、あまり知ったようなことを言えないけど。STPの『MY AOHARU DAYS』も『ヤヌスの鏡』の主題歌も桜井日奈子ではなくて。役として朗読したり歌ったりしているんです。だから、どちらも感覚としては演じているので、挑み方は似ているところがあるかもしれないですね。
STPは桜井を起用したポイントや収録時のエピソードについて、こんなコメントを寄せた。
STP:声の表情に振り幅がある人を探していました。高校生から20代後半までを声だけで表現しないといけない役のなか、桜井さんは低い声も若い声も、落ち着いた声も持っているので。初の試みのなか、よく頑張ってくれたと思います。1話から8話までレコーディングしていくなかで、どんどん慣れていくのが逆に歳を重ねていくように聴こえてよかったです。
桜井はこのコメントを聞いて「うれしい」とホッとした様子。
山中:『MY AOHARU DAYS』で桜井さんは高校生役と社会人役で声を変えているような感覚がありました。
桜井:私はもともと声が低いんですよ。だからラジオドラマとかを録るときに、地声だと「今日、何かあったの?」「気分が落ちてるみたいだけど上げて」とか言われることが多かったんです。だから、若々しい声を出すときは「よし、やるぞ!」って気持ちが自分のなかにないとできなくて。
山中:今、桜井さんの声を聴いて「あれ、あの子の声だよね」ってくらい一気に雰囲気が変わるからドキッとします。
桜井:そんないい風に言っていただけて、ありがとうございます(笑)。
最後にSTPがリスナーにメッセージを送った。
STP:1話から8話でひとつの作品です。ぜひフルで届いてくれればと思っています。応援してくれる人が増えたら、次の作品が作れます。もっともっと作品を生み出したいと思っていますので、応援お願いします。
続けて桜井は「STPのポエトリーシンギングは新しいエンターテインメントのかたちだと思うので、参加していてワクワクした」と振り返り、「『聴く映画』と言われるように聴く人がいて初めて完成する作品であり、聴く人それぞれの頭のなかで進む物語なのでひとつとして同じ作品にはならずに、それぞれの物語だと思った」と語った。
番組で1話~6話をオンエアした『MY AOHARU DAYS』は、全8話をインターネットサービス「ラジオクラウド」で配信中。STPの新感覚エンターテインメントを体感してほしい。
ラジオクラウド Twitter:https://twitter.com/radio__cloud
『J-WAVE SELECTION』では、いま注目するさまざまなトピックをお届け。放送は毎週日曜日の22時から。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月2日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE SELECTION』
放送日時:毎週日曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/
■自然と頭のなかにその情景が浮かんでくる
音楽でも朗読でもない新感覚のエンターテインメントを発信する「STORY TELLER PROJECT」(以下「STP」)は2019年8月に始動。全8話からなる第1弾作品『MY AOHARU DAYS』を昨年8月から9月に毎週1話ずつiTunes、Apple Music、Spotifyなどの音楽配信サービスで発表している。
番組では『MY AOHARU DAYS』をオンエアしつつ、この作品に出演した桜井とともにSTPの魅力や可能性に迫った。
山中:桜井さんは映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』の日本語吹き替え版で声優をされていますが、音楽と朗読を掛け合わせたSTPの出演は、映画の吹き替えと違いましたか?
桜井:キャラクターの心情のイメージが曲から湧いてくるというか。絵はないんですけど、自然と頭の中にその情景が浮かんでくるような感じですね。絵はないけど映画みたいに自分の中ではちゃんとした世界観がスクリーンに映し出されているみたいな感覚だったので、イメージはしやすかったですね。
■「STORY TELLER PROJECT」は新しいジャンルの開拓
STPのメンバーはキーボードのKAZEKAZE、ボーカルのSORAMARU、DJのDJ UMI、ウッドベースのMORIYAMA-SANの4人で構成。素顔は明かさないため、昨年夏のライブも顔を一切出さずに開催したという。
そんなSTPのメンバーは番組からの質問に書面でコメントを寄せた。
質問:このプロジェクトのスタート時の思いや目指したものは?
STP:新しいジャンルの開拓です。機材がどんどんよくなって、誰でもいい曲を書ける時代になってきました。なので「より言葉が通じるジャンルを作れたら」という僕らの挑戦です。
コメントを聞いた桜井は「私も声を録っているときに映画みたいだなと思ったんですけど、まさに『聴く映画』なんて言われています」とSTPの新しい試みに期待を寄せた。
質問:STPを覆面バンドにしいる狙いは?
STP:見た目や年齢、国籍などの偏見にとらわれず、物語を感じてほしいという狙いです。逆に目立ってしまいそうですが……(笑)。
質問:制作はどのように進行したのですか? エピソードが先行ですか? それとも楽曲が先行ですか?
STP:全部で2年半ほどかかりました。ギターに言葉をのせてメロディーと語りのつながりをスムーズにするために小節数を調節していきました。さらに言葉の響きを引き立てるために高度の調整をしました。作り方はポエトリーリーディングよりはラップをトラックにのせる感じです。
■聴く人がいて初めて完成する作品
主演した連続ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビオンデマンド)で主題歌を歌う桜井。朗読と歌の挑み方に違いはあるのだろうか?
桜井:私は歌を極めている人ではないので、あまり知ったようなことを言えないけど。STPの『MY AOHARU DAYS』も『ヤヌスの鏡』の主題歌も桜井日奈子ではなくて。役として朗読したり歌ったりしているんです。だから、どちらも感覚としては演じているので、挑み方は似ているところがあるかもしれないですね。
STPは桜井を起用したポイントや収録時のエピソードについて、こんなコメントを寄せた。
STP:声の表情に振り幅がある人を探していました。高校生から20代後半までを声だけで表現しないといけない役のなか、桜井さんは低い声も若い声も、落ち着いた声も持っているので。初の試みのなか、よく頑張ってくれたと思います。1話から8話までレコーディングしていくなかで、どんどん慣れていくのが逆に歳を重ねていくように聴こえてよかったです。
桜井はこのコメントを聞いて「うれしい」とホッとした様子。
山中:『MY AOHARU DAYS』で桜井さんは高校生役と社会人役で声を変えているような感覚がありました。
桜井:私はもともと声が低いんですよ。だからラジオドラマとかを録るときに、地声だと「今日、何かあったの?」「気分が落ちてるみたいだけど上げて」とか言われることが多かったんです。だから、若々しい声を出すときは「よし、やるぞ!」って気持ちが自分のなかにないとできなくて。
山中:今、桜井さんの声を聴いて「あれ、あの子の声だよね」ってくらい一気に雰囲気が変わるからドキッとします。
桜井:そんないい風に言っていただけて、ありがとうございます(笑)。
最後にSTPがリスナーにメッセージを送った。
STP:1話から8話でひとつの作品です。ぜひフルで届いてくれればと思っています。応援してくれる人が増えたら、次の作品が作れます。もっともっと作品を生み出したいと思っていますので、応援お願いします。
続けて桜井は「STPのポエトリーシンギングは新しいエンターテインメントのかたちだと思うので、参加していてワクワクした」と振り返り、「『聴く映画』と言われるように聴く人がいて初めて完成する作品であり、聴く人それぞれの頭のなかで進む物語なのでひとつとして同じ作品にはならずに、それぞれの物語だと思った」と語った。
番組で1話~6話をオンエアした『MY AOHARU DAYS』は、全8話をインターネットサービス「ラジオクラウド」で配信中。STPの新感覚エンターテインメントを体感してほしい。
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『J-WAVE SELECTION』では、いま注目するさまざまなトピックをお届け。放送は毎週日曜日の22時から。お聴き逃しなく。
【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年2月2日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『J-WAVE SELECTION』
放送日時:毎週日曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jwaveplus/
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