野村訓市、受験勉強のときにガブガブ飲んだ「甘い飲み物」とは?

J-WAVEで放送中の番組『TRAVELLING WITHOUT MOVING』(ナビゲーター:野村訓市)。1月19日(日)のオンエアでは、野村が大学受験を経験したときの訓市流勉強法を伝授。さらに受験を控えた学生やすべての若者にエールを送った。


■勉強に疲れたらフォーク音楽、そして甘い特製ドリンク

受験シーズン真っただ中ということで、野村は勉強に励む若者にエールを送った。大学は学びだけではなく、一生の友人と出会う場としても重要だ。

野村:今は大変だと思いますが、そういう節目を感じられるのは40代の僕には羨ましくもあります。このくらいの年だと「離婚した」とか「会社が傾いてきた」とか「体の具合が悪い」とか、聞こえてくるのはあまり香しくないものばかり。現状がどんなにつらいと思っていても、未来があるということはどれほど恵まれていることか。きっと今苦労している若い皆さんは絶対気づかないことだと思うんですけども。

野村が受験勉強を始めたのは、受ける1カ月半ほど前からだったという。偏差値は50未満で、どの大学もD判定だったものの、最終的に慶應義塾大学総合政策学部に進学した。フォークを聴いたり甘いコーヒーを飲んだりして「死ぬ気でやったらなんとかなった」のだそう。

野村:冬の夜中って、耳元でキーンという音が聴こえるくらい寒くて静かじゃないですか。英単語を覚えるときに音楽を聴いてしまうと気が散ってしまうので聴かないんですが、ちょっとやって疲れるとヘッドフォンを付けて、アコースティックな、フォーク上がりの人たちの音楽をよく聴いていました。今でもこういう音楽を聴くと、冬の夜中に一人で勉強して聴いていた音と風景が思い起こされます。

さらに、受験勉強中にガブガブ飲みまくった、とあるお手製ドリンクがあるそうだ。

野村:めちゃくちゃ甘く作った“ネスコフィ”と言うのでしょうか。ネスカフェの粉末コーヒーをミルクで作り、砂糖を大量に入れていました。頭を使うと疲れるじゃないですか。だからすごく甘いものを欲するというか、それだけを飲んで受験を終わらせたような気がします。勉強していてもなかなか言葉や文字が頭に入ってこない人は、甘い“ネスコフィ”を作って、ガブガブ飲みながら頑張ってください。


■今の若者はポテンシャルとおもしろさ、伸びしろがある

野村は今年新成人を迎えた人や学生など、未来を担うすべての若者に向けて熱いメッセージを送った。

野村:学生時代になるべくいろいろなところに旅に行ってください。よくテレビで「海外ではこれが普通なのに、日本ではなんでこれがこうなんだろう」みたいに批判的なことを言うと、「ここは日本だ、嫌なら外に行け」という声があがる心の狭い社会になったと思うんですが、やはり自分の目で見て聞いて感じるのが一番大事。東京に住んでいると地方の問題がどこか人ごとに聞こえるように、海外のこともそう捉えている人が多いのでしょう。でもすべてはつながっている。外で見たいろいろなものから、自分の意見が少しずつ固まっていくのだと思います。

「若者の○○離れ」という言葉が聞かれるようになって久しい。まるで、「最近の若者はダメだ」とでも言わんばかりの表現に、野村は憤りを感じている。

野村:僕はおじさんのわりに若い友だちとたくさん触れているので、今の若者にとても期待しています。ポテンシャルがあっておもしろいし、なにより伸びしろがある。メディアでは若者と接触しないおじさんやおばさんたちが、自分の物差しで勝手なことを書いているだけです。「若者の新聞離れ」、「若者の海外旅行離れ」と言いますが、そもそも僕らの頃と人口が違う。むしろ、海外に行く若者の数は人口に対する割合では増えているとも聞きます。今の若者は過去の数字と照らし合わせてネガティブなことを言われることが多いですが、もっとポジティブなことを伝えていけば人の意識も変わっていくはず。僕の年齢でも紙の新聞を読む人は減っているけど、ニュースはインターネットで読んでいるわけですから何も知らないことにはならない。メディアは僕らのような年上が牛耳って都合のいい話しか流しませんし、政治家もその人たちに向けた施策しかしません。この番組を聞いている若い皆さんはぜひ頑張って日本だけではなく世界的な流れをよくしてください。あなたたちにはそれができると思います。

受験生に向けて「まだまだ時間は残っているので絶対に諦めないように」とエールを送っていた。

『TRAVELLING WITHOUT MOVING』では、他にも野村がリスナーからの質問に答えていき、自身のエピソードを披露した一幕も。放送は毎週日曜日20時から。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2020年1月26日28時59分まで)
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『TRAVELLING WITHOUT MOVING』
放送日時:毎週日曜 20時-21時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/travelling/

関連記事